唯・紬・梓「・・・・・・」

澪「しないよ?」(レイプ目)

唯・紬・梓・澪「・・・・・・」



唯「さ、作戦タイム!」

澪「認める!」



唯「ね、ねぇ。
いきなりどうしたの澪ちゃん?」ヒソヒソ

梓「さあ・・・・・・?
 あ、そういえば、律先輩がお花を摘みに行った辺りから、なんだか様子がおかしくなっていたような・・・・・・?」ヒソヒソ

紬「そう言われればそうかも。練習中はいつも通りだったし、さっきまで普通に休憩してただけだものね」ヒソヒソ

唯「いつも通り・・・・・・?
  …そうだ、きっとムギちゃんのお茶が無いからだよ!」

梓「!? そうですよ! 
  何で今日に限ってC●レモン500mlペットボトルなんですか?
  練習で火照った身体には最高なんですけど!?」

紬「だって昨日飲んでみたら とても美味しくって、みんなと一緒に飲みたかったから・・・・・・まずかったかしら?」

唯「不味くなんかないよ!
  レモンの甘酸っぱさと微炭酸のすっきりとした味わいが暑い夏にピッタリの美味しさだったよ!!」

梓「そうですよ!
  さらに純水使用の保存料無添加!!
  それなのにレモン50個分のビタミンCがたっぷり!!!」

紬「サン●リー!」

紬・唯・梓・澪「♪Cィ~●ィ~レモン!!」(カメラ目線にCCレモ●を添えて)

紬・唯・梓・澪「イエーイ!!」

キャッキャッ…






紬「お●っこC●レモン」ボソッ

梓「それですよ!!」







唯「? あずにゃん、どうかした?」

紬「?」キョトン

梓「何2人してクエスチョンマーク浮かべてるんですか!
  なんですか”おしっこC●レモン”って!? 
  ムギ先輩さっきも澪先輩の隣で呟いてたでしょ、汚いから止めてください!!」

紬「・・・・・・は?
  私のせいで澪ちゃんが今時アイドルでもしないような頭の沸いた妄言を吐いちゃったとでもいうの?


  ん?(威圧)」

梓「っ! 
  そ、そうとしか原因が考えられないです。
  言っときますけど、汚い言葉使いで誤魔化そうったって駄目ですからね、
  ムギ先輩のガラじゃないですから」

紬「てへっ」ペロッ

梓(うう・・・・・・ちょっと●Cレモンを漏らしたなんて死んでも言えないです・・・・・・)シットリ

紬「でも、お●っこC●レモンは関係無いと思うわ。
  私が言うのも何だけど」

唯「うん、私もそう思う。
  ムギちゃんが言うのは本当にどうかと思うけど」

梓「は? どうしてですか? 
  黄色いショワショワを口に含んだ辺りでおしっこCC●モンとか呟かれたら、
  私だったら助走をつけて殴り倒した後に毒霧ぶちまけますよ?」




            \_丶丶 |
             ̄\    ̄|/⌒|
            ⊂二    ./|   J ......



            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー





ギー太(あずにゃんの……っ)

エリザベス(毒霧、だと……っ!?)

むったん(わが主の……甘美なる唾液を含みし物っ……
     是すなわち聖水なり……っ!!)

お前(やれやれ……
   これは飲み干すしかなさそうだな…)ス…

俺「ああ…胃腸の準備は万全か」パンツヌギッ

お前(誰だテメェ)

トンちゃん(俺にもよこせ
      エサと一緒に静かに流すんだ…)




唯「別に澪ちゃんは気にしてないんじゃない? だって澪ちゃん――」





澪「♪」ゴクゴク




唯「――めちゃくちゃ美味しそうに飲んでるじゃん」

梓「嘘っ!?」


澪「うーん、この り●っこは美味しいなぁ」ゴクゴク



梓「イヤやっぱりオカシクなってますってアレ!
  りしっことか言ってますよ! りしっこ!!!」

紬「!?」キュピーン!

紬「お、おかしくねーし!」

唯(言いたかったんだねムギちゃん!)グッ

梓「いやおかしーし!」

紬「おかしくねーし!!」

梓「おかしーし!!!」

唯「りっちゃんは可愛いーし!」

紬「そうよ りっちゃんは可愛いーし!」

梓「おかしくねーし!」

紬「おかしくねーし!」

澪「おかしくねーし!」

唯「おかしくねーし!」

唯・紬・梓・お前・澪「おかしくねーし!
           おかしくねーし!
           おかしくねーし!
           おかしくねーし!
           おかしくねーし!」



唯・紬・梓・澪「」スー

唯・紬・梓・澪「」ハー

唯・紬・梓・澪「」スー

唯・紬・梓・澪「」ハー

唯・紬・梓・澪「」スー...

唯・紬・梓・澪「」ハー...


唯(一体感を…感じる……)

紬(かつてない……ハニースイートティータイッ……)

梓(……あれ? 私 何してたんだっけ……)


唯「……あずにゃん」

梓「……はい」








唯「―― り●っこはね、お●っこじゃないんだよ」キリッ




梓「唯先輩……///」キュン




梓「いや、ちょっと何言ってるかわかんないです」

唯「ですよねぇ…」



唯「まあぶっちゃけ、澪ちゃんがああなったのは、あずにゃんのせいなんだけどね」

梓「」ギクッ

紬「あぁ、そうかも。
  確かあの時、りっちゃんがトイレに行ったまんま中々帰ってこないから、
  梓ちゃんが“ひょっとして大きい方でしょうか?”とか言ったんだっけ」

梓「♪フンフンフンフフフ フーンフーンフーン アワアワー」

唯「そうそう、そしたら急に澪ちゃんから瞳の光が消えて――


   澪「律はウ●コしないよ?」(レイプ目)


   ―― だもんね」


梓「♪オネガイ アーツアーツオサラノー ヌプー」

唯「鼻歌で誤魔化せないよあずにゃん、言ったんだよね?」

紬「そうだ、白状しろー」


取調室のアレ「ピカッ!!」


梓「うぅっ眩しっ…! わ、わたしはヤッテナイです」

紬「っ! まだ認めないのか! このっ――」ブンッ!

梓「!?」ビクッ

――パシッ!

紬「―っ!?」

梓「…………?」オソルオソル

紬「デコ、さん……?」



律「――おお、痛え痛えっと……まあまあ落ち着けタクアン刑事(デカ)。
  力ずくで自白させたって、証拠には出来ねえんだからよ」

唯「デコさん!」

律「ここは私に任せてくれないか?
  梓と2人で話がしたい」

紬「デコさん、私も――」
唯「行くぞ、タクアン」

紬「っ…」

唯「いいから。
  デコさんを信じなさい」

紬「……ユイさんがそういうなら」


ギィ…バタン


律「……ウチの若いのがスマナイね、梓」

梓「いえ……というか律先輩いつの間に戻ってきてたんですか?
  そしてこの茶番は何なんですか」

律「細かいことは良いんだよ。
  つか、“何なんですか”はコッチの台詞だっつーの。

  ドアを開けるや否や梓が鼻歌歌いだしたと思ったらやれ“ウ●コ”だの取り調べだの意味分からん事になっているし、
  澪はブツブツと独り言を呟きながら何かを書いているしで、違う空間に迷い込んだかと焦ったぜ」

梓「澪先輩……?」チラッ




澪「えーっと…
  “自信を持ってウサギさん カバさんと一緒に踊りましょう”
  “ほらライオンさんも笑ったよ 夜はこれから始マンドリル”」カキカキ



梓「…うわぁ……」ヒクッ

律「……見事に動物さんシリーズに嵌っているな……。

  (てか何だよ“始マンドリル”って……)

  アタシらがこうやって馬鹿騒ぎしているのにツッコミの1つもしないだろ?
  澪がああやって、スランプにも関わらず詩を書き続けようとするときは、
  たいてい“何か”から目を背けようとしている時なんだ。
  自分の“内”に閉じこもって、現実逃避しようとしている」




澪「……ハァ」ズーン…




律「状況を見て大体分かったよ。
  梓、お前――

  澪の前で、私のウ●コの話をしただろ」

梓「ヒッ…!」ゾクッ

唯「ね、ねぇりっちゃん?
  何だか、怖い顔してるよ」

紬「ひょっとして、怒ってる……」

律「? 
  いーや、怒ってないよ」

梓「……」ビクビク

律「ただ、“これ”は私と澪にとって、大事なことなんだ。
  だから、真面目に答えてほしいだけ」

紬「りっちゃん……?」


澪「……」カキカキ


梓「……っ」

律「なあ、梓。
  別に私は、犯人捜しがしたい訳じゃないんだ。
  知りたいのは、“誰が言ったか”じゃなくて、
         “何を言ったか”、って事だけなんだ。
  正直に、知っている事を話してほしい」

紬(りっちゃん……っ)

紬「あ、あのね りっちゃん! 私が――
梓「――私が言いました!」

紬「梓ちゃん……」

律「……」

梓「私が言いました!
  律先輩がお花摘みに行ったまま、なかなか帰ってこなかったから、
  私が“ひょっとして大きい方でしょうか?”って澪先輩に言ったんです。
  そしたら急に、澪先輩の様子がオカシクなってしまって。
  だからきっと、私が悪いんです、すみません!」 

律「……うん、そっか」

梓「……私、澪先輩を傷つけてしまったんじゃないか、って怖くなって、それで……」

唯「あずにゃん……」

紬「……ううん、違うわ。
  もとはと言えば、私がC●レモンをお茶代わりにしてしまったから――

律「――それは違うよ、ムギ
  C●レモンに罪はない
  ●Cレモンは、素敵な飲み物だ」

梓(強いて言えば“おしっこ●Cレモン”発言には罪があるだと思うんだけど……
  うう、私の“大きい方”発言が間違いなく重いし何も言えない……)

律「梓も、悪くないよ。
  だって、知るわけないもんな、私と澪の間では“ウ●コ”が禁句になっていることなんてさ」

梓「いえ……私も軽率な発言だったと、反省してます。すみません」

澪「……C●レモン ハ トッテモ オイシク テ キレイ ナ ノミモノ
  ダイジョウブ コワクナイ サン●リー サン オコラナイデ……」ブツブツ

梓(澪先輩……)ズキッ




唯「禁句……?」

紬「一体、りっちゃんと澪ちゃんの間で何があったの……?
  差し支えなければ、教えてくれないかしら?」

唯「そうだよ!
  ひょっとしたら、澪ちゃんを元に戻す方法が分かるかもしれないじゃん!」

律「いや、あの澪は丸一日放っておけば勝手に戻ってるんだが、そうだな……
  あれは、私と澪が小6の頃。
  うだるように暑い夏休み中のことだった――」




ホワンホワンホワン……





幼律「澪ちゃんの家についちゃった……
   もう帰っちゃおうかな…
   ……ううん、“今から行く”って澪ちゃんに電話しちゃったし
   それに、ちゃんと澪ちゃんに会って謝らないと」

幼律「……澪ちゃん、まだ怒ってるかな……」ズキッ


 ――ああそういえばこの時、澪と喧嘩してたんだよ。
 初めての大喧嘩だったなー。
 原因? 
 ……まあ、きっかけは、今思えば些細なことだよ。
 でもお互い意地を張り合って、売り言葉に買い言葉でこじらせちゃっててさ。


幼律「……」オソルオソル


ピンポーン ピンポーン


幼律「……」ドキドキ


ガチャッ


幼澪「……」

幼律「っ!」ビクッ

幼澪「……」

幼律「……
   …あ、あの……!
   ご、!」

幼律・幼澪「「ごめんなさい!!」」ガバッ

幼律・幼澪「「……え?」」








幼澪「今日のおやつは……
   じゃじゃーん!!」

幼律「うわー、スゴイ!
   私の大好きな“たけのこの里”と!」

幼澪「私の大好きな“きのこの山”! 2つのお菓子の盛り合わせだよ!」

幼律「澪ちゃん・・・・・・」

幼澪「ずっと、謝りたかったんだ」

幼澪「”たけのこなんてチョコだらけで持つとこないじゃん、食べにくいよ!”なんて言ってこめんね、りっちゃん」

幼律「ううん、こちらこそ。
   ”たけのこの方が人気あるってテレビで言ってたもん、きのこの人気無いからって僻むなよ!”なんて言ってごめんね、澪ちゃん」

幼澪・幼律「えへへへへ」

幼澪「冷たい麦茶も持って来たし、一緒に食べよ、りっちゃん!」

幼律「うん!」

サクサク・・・・・・
ポリ・・・・・・ポリ・・・・・。



幼律「うん! やっぱりきのこの山も美味しいね! クッキーの所が持ち手になって食べやすいし」サクサク

幼澪「たけのこの里も・・・・・・美味いっ・・・・・・!
   口に運んだ瞬間・・・・・・舌にチョコが・・・・・・
   絡むっ・・・絡むっ・・・・・・!!
   犯罪的っ・・・・! 犯罪的 甘さっ・・・・・・」ざわ・・・ざわ・・・

幼律「み、澪ちゃん? 何だかアゴが尖ってきて・・・・・・!?」グギュルルルル!!

幼律(きゅ、急にお腹の調子が・・・・・・)キュルルン

幼澪「キンキンに冷えてやがる・・・・・・あ、ありがてぇ・・・」麦茶グビッ


幼澪「かぁ~~っ!
   あ、あれ? りっちゃんどうしたの?(なんだか苦しそう・・・・・・)」

幼澪(!?
   ま、まさか私がりっちゃんと仲直りするために温めていたカイジごっこがスベっちゃった!?)ざわっ・・・・!

幼律「ちょ、ちょっとお腹痛くて・・・・・・」(←余裕なくてまともに見てない)

幼澪(あんな事言ってるけど、絶対りっちゃんドン引きしてるよっ・・・・・・
   どうしよう、せっかく仲直り出来たのに、また嫌われちゃう!)ジワッ

幼律「(~~もう限界っ!!)ご、ごめんちょっとトイレ!」ダッ

幼澪「!? ま、待ってりっちゃん!」ガシッ!

幼律「ちょっ!?
   どうして腕を掴むの!?
   離して!
   漏れちゃうよ!」ジタバタ



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最終更新:2016年05月09日 07:31