唯『あずにゃん探偵』
梓「あーなにか難しいことないかなー」
梓「何か難しいことは……」
梓「お、これは難しそうだぞ」カチャカチャカチャ
唯「あ~ずにゃんっ!」ダキッ
梓「わ、唯先輩? 助手の唯先輩だ!」
唯「あずにゃん、なにしてるの~?」
梓「この部室にあった知恵の輪が難しいんです」
唯「へー! やらしてやらして~」
梓「いいですけど、むずかしいですよ~」
唯「おー!ぜんぜんわかんない!」カチャカチャカチャ
唯「あ……」チャリン
梓「あ」
唯「お~……」
梓「え、これ、やったことあるんですか?」
唯「ううん。てきとーにやってたらできちゃった」
梓「も~、せっかく難しかったのに……」
唯「ごめんね!」
梓「別にいいですけど、その代わりの難しいことを見つけてきてくださいよ」
唯「すっごく難しいのがあるよ!」
梓「え、なに? なんですか!」
唯「わたしをあずにゃんにぞっこんにさせること!」
梓「助手~」
唯「わっ、Tシャツの首のところをひっぱらないで!」
唯「シルク20パーセントなんだから!」
梓「はぁ~あ」
唯「わたしがいるじゃん!」
梓「ああ、何か難しいことは……」
唯「なにさ!わたしは簡単だって言うのかー!わたしはそんなにやすい女じゃないもん!」
梓「なんかのど乾いちゃったな、自販機でジュースでも買おう」
ピピピピピ……ピ
唯「ああ!おしい~」
梓「これ、難しそう……」
ピピピピピ……ピ
梓「ああ……」
ピピピピピ……ピ
梓「むむ……」
ピピピピピ……ピ
梓「あ!これ難しい!ぜんぜん当たらない!」
唯「わたしもやる~!」
ピピピピピ……ピッピピーモウイッポン
梓「あ」
唯「あはは……」
梓「……で、でも唯先輩は30歳くらいで死んじゃうし」
唯「え?」
梓「唯先輩は大天才だから、なんでもできて、別に努力とかしなくてもなにもかもうまくいって、だから音楽もすぐプロデビューとかして、もちろん放課後ティータイムなんかには収まる器じゃないし、大スターになって、アメリカに行って、お薬とかやって、30歳くらいに死んで、伝説になる……」
唯「そ、そんなことにならないよ!」
梓「でも天才じゃん……」
唯「それに、わたし将来は奥さんになるの! もう相手も決まってて……」
梓「唯先輩は誰とも結婚できないですよ」
唯「なんでさ!」
梓「唯先輩みたいな天才と一緒に暮らすなんて気詰まりだもん……」
唯「あ、あずにゃんだって……」
唯「天才探偵じゃん……」
梓「…………」
梓「」チラリ
梓「……ほんとですか?」
唯「そ、そうだよっ!あずにゃんの周りに難しいことがなにもないのはあずにゃんが天才探偵だからだよ!」
梓「そうですか?わたし天才探偵ですか?どんな難事件もにょろっと解決!ですか?シャーロックホームズの生まれ変わりですか?」
唯「うん!まさに言うならば、あずにゃんは現代の、ニャーロック・ホームズだねっ!」
梓「助手~」
唯「わ、わ、だからぁ!引っ張らないで!Tシャツを!高いんだからっ!」
最終更新:2016年11月08日 21:08