ガライの墓 B4F
律「よーし、あと少しで銀のたて琴だ。ここを無事通過して、上の階だ。
ん?床石に女性の絵が彫刻みたいに彫ってあるな。あっ、この太眉!」
唯「澪ちゃん、この床の女性の絵、ムギちゃんみたいだよね」
紬「えぇっ!」
澪「ほんとだ。律の目線が床に向いているからよく分かるけど、ムギそっくりだな」
ムギをモデルにしているのは間違いなさそうだな。
紬「もーっ、なんでこういうことするの?やめてって言ってるのにぃ!
床の女性の絵を他の絵に変えてって、レポートに書いておかなきゃ!」
唯「えーっ?ムギちゃんかわいいんだし、別にいいと思うよ」
澪「ムギの気持ちも分からなくもない。ある意味公私混同っていうか、
身内贔屓みたいな感じだからな」
ガライの墓 B3F
なんと!銀のたて琴を見つけた!
りつは銀のたて琴を手に入れた!
律「よーし、任務完了。あとは退散するだけだな。まだMPも半分ぐらい残っているし、
大丈夫そうだ」
澪「ダンジョンの奥にお墓があって、そこにたて琴がおいてあるんだな」
唯「わざわざこんな奥にお墓を作るって、不思議だよね。
こんなところにお墓参りする人っていないよね」
紬「ま、まぁそうよねぇ…」
しりょうの騎士があらわれた!コマンド?
律「ガーン!一番出会いたくないモンスターが出やがった。攻撃力は高いし、ホイミで回復もする。
とりあえず、逃がしてくれぃ!」
りつは逃げ出した。
律「ふぅ、無事逃げれたな。もうちょっと、こっちのレベルが上がらないうちだと、
下手するとやられてしまうから。さっ、早く戻るぞ」
唯「あれっ?りっちゃん戦わずに逃げたよ」
澪「(うわわわ、ま、また、こ、この手のモンスターだ…)
り、律が逃げるくらいだから、そ、相当強いんじゃないかなぁ?たぶんたぶん!」
唯「澪ちゃん、まだがいこつ画像に慣れないんだね」
紬「でも、見た感じ強そうだし、今は戦わない方がいいのかしらね。
それに、無事に逃げられたからいいんじゃないかしら」
ガライの町
律「ガライの墓攻略完了!だいぶゴールドも貯まったし、途中で死亡もしなかったし、
我ながら上出来だ!」
唯「りっちゃん隊長、応答願います、ドーゾ!」
律「唯か?銀のたて琴をゲットしたぜ!」
澪「律、それは何に使うものなんだ?竜王を倒すために必要なのか?」
律「いや、これは雨雲の杖と交換するの必要なのさ」
唯「雨雲の杖?」
律「そうだ、雨雲の杖と太陽の石、そしてロトの印が竜王の島に渡るために必要なんだ。
虹の雫をゲットするためにな」
紬「りっちゃん、まだプレイ続けられる?唯ちゃんと交代する?」
律「んーまだまだ大丈夫だ。そのまま続けるぜ」
ラダトーム城
王「そなたが次のレベルになるには、あと325ポイントの経験が必要じゃ。
そなたのこれまでの旅を、冒険の書に記録してよいな?」
律「うーん、そのくらいか。ならガライかリムルダールでちょっと戦えばレベル12だな。
このくらいになればドラゴン戦はいけるかな?」
リムルダール周辺
律「さーって、鍵も補充したし、レベル上げだ!」
りつは銀のたて琴をかなでた。
ポロポロポロポロポロポロポロポロ、ポロロロロロローン♪
リカントマムルがあらわれた!コマンド?
律「出た出た。さあいくぞ!ラリホー!」
唯「銀のたて琴って、口笛と同じ効果なんだね。敵を呼び出すんだね」
紬「そう見たいね。魔物を呼び出す音色なのかしらね」
澪「にしても、律はたて琴が似合わないよな。
律のやつ、わざと優雅そうに目を閉じて弾いてるけど、何かおかしくってしょうがないんだよな」
唯「ムギちゃんはたて琴似合いそうだよね」
澪「そうだな。私たちの中でたて琴が一番似合うのは、ムギだろうな」
紬「そうかしら?」
パパパパッパッパッパーン♪
りつはレベル12に上がった!
力が8ポイントがった!素早さが5ポイント上がった!みのまもりが3ポイント上がった!
最大HPが1ポイント増えた!最大MPが7ポイント増えた!
リレミトの呪文を覚えた!
62ゴールドを手に入れた!
律「おっ、ここでリレミトを覚えたか。それならドラゴン征伐にもちょうどいい頃だな。
さーて、一大イベントのローラ姫救出に出かけるか」
唯「りっちゃん隊長、応答願います、ドーゾ!」
律「唯か?今度はローラ姫を救出しに行くぞ」
唯「ローラ姫ってどこにいるの?」
律「さっき通った沼地の洞窟の中だ」
澪「真っ暗のまま通ったあの洞窟か?」
律「そうなのさ。じつはあそこにローラ姫が閉じ込められているんだ」
紬「あの道の東側にいるってことなのね」
律「そのとおり。所持金預けてセーブしたら、行ってみるぜ」
沼地の洞窟
りつはレミーラを唱えた。
律「えーっと、まっすぐの道の真ん中辺の角を曲がるんだったよな。おっここだな」
澪「律が初めてこの洞窟でリレミトを唱えた。中はこんな作りだったんだな」
紬「入り口の東側あたりは少しくねくねしてるけど、西側の道はまっすぐなのね」
唯「長い道の壁越しに、別の道も見えるね」
律「よっし、扉が見えた。扉を開けて、門番のドラゴンと勝負だ!」
唯「扉の横に、赤じゅうたんを敷いた部屋と、お姫様ベッドが見えるね」
澪「中にいる黒髪の女性がローラ姫なのか」
紬「そうなのー。ローラ姫の容姿は変更されているんだけど、今回黒髪になったのねー」
唯「なんか、ムギちゃんうれしそうだね。何かあったの?」
紬「うんうん、何でもないわ」
澪「部屋の前にドラゴンが寝ているな。けっこう大きいな」
唯「あっ!ドラゴンが立ち上がった!」
ドラゴンがあらわれた!コマンド?
律「まずは攻撃だ!」
りつのこうげき!
ドラゴンに15ポイントのダメージ!!
ドラゴンのこうげき!
りつは17ポイントのダメージをうけた!コマンド?
律「さすがにドラゴンだとけっこうダメージを喰うな。残りのHPは…41か。もう一撃いけるな」
ドラゴンは火の息を吐き出した!
りつは16ポイントのダメージをうけた!
りつのこうげき!
ドラゴンに14ポイントのダメージ!!コマンド?
律「あちちちっ!HPは残り25か。もう回復しないとな」
ドラゴンのこうげき!
りつは19ポイントのダメージをうけた!
りつはホイミを唱えた!りつの傷が回復した!コマンド?
律「危ねえ危ねえ。HPは33。もう一度ホイミだな」
りつはホイミを唱えた!りつの傷が回復した!
ドラゴンのこうげき!
りつは19ポイントのダメージをうけた!コマンド?
律「HPは39。一撃いけるか。よし!」
唯「りっちゃん、ホイミばっかり使っているね」
澪「ドラゴンからのダメージが15~20ぐらいだから、HPが40以下になったら
ホイミで回復させるてる感じだな」
紬「そうね。あれっ?ドラゴンの向こう側にローラ姫がちらっと見えてるわ。うふっ」
澪「そうだな。ハッキリは見えないけど、戦っているプレイヤーを心配しているって感じだな。
こういう演出もあるんだな」
律「まずいな、MPはあと4か。今どのくらいダメージ与えたかな?もう一か八かだ.。
ホイミで回復したら、ひたすら攻撃だな」
ドラゴンのこうげき!
りつは15ポイントのダメージをうけた!
りつはホイミを唱えた!りつの傷が回復した!
りつのこうげき!
ドラゴンに14ポイントのダメージ!!
ドラゴンは火の息を吐き出した!
りつは16ポイントのダメージをうけた!
律「くっ、あとは攻撃あるのみだな。倒せるか微妙だな。やるしかない!」
りつのこうげき!
ドラゴンに15ポイントのダメージ!!
ドラゴンのこうげき!
りつは15ポイントのダメージをうけた!
りつのこうげき!
ドラゴンに14ポイントのダメージ!!
ドラゴンを倒した!
律「よっしゃー!」
唯「おぉー!りっちゃんすごい!」
澪「熾烈な戦いだったな」
紬「さぁ、いよいよローラ姫ね」
ドラゴンをやっつけた。
950ポイントの経験値をかくとく、250ゴールドを手に入れた。
律「ようやくドラゴン征伐完了!さて、ローラ姫はと……な!!」
澪「え……えぇぇぇぇぇ!?」
唯「澪ちゃん、このローラ姫って澪ちゃんそっくりだよ。ねぇムギちゃん、そう思わない?」
紬「確かに澪ちゃんそっくりよね。黒髪ロング姫カット。設定の中にこんなビジュアルもあったのね。
顔の表情も、なんだか澪ちゃんそっくりだわ!(うふふ、想定通りだわ♪)」
澪「む、ムギぃ!なな、なんでローラ姫が私そっくりなんだぁ?」
紬「おまかせ設定でそうなっていたのよ。(というのは嘘で、本当はちょっと変更したの♪)
マニュアルには、タイプKは『かぐや姫』のようなビジュアルになりますって書いてあるの」
律「…澪!?」
ローラ「ああ!私を助け出してくださる方がいらっしゃるなんて!
私はラダトームの王女、ローラと申します。もしあなたがおいでにならなければ
私はいずれ竜王の妻に…。ああ、考えただけでもおそろしいですわ…。
りつ様、私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」
律「(ローラ姫が澪なのか。声もどことなく澪に似ている気がするし。よーし、それなら…)いいえ!」
ローラ「そんな、ひどい…。
りつ様、私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」
律「もちろん答えはNoだ!」
ローラ「そんな、ひどい…。
りつ様、私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」
律「断る!」
ローラ「そんな、ひどい…。
りつ様、私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」
唯「いいえと言われて困ってる澪ちゃん…じゃなかったローラ姫の表情、すごくカワイイ!」
紬「あぁ、いいわぁ…ハァハァ…
ふ、二人が映るように画面調整しなきゃ!
澪「///////…こ、こら!バカ律!いい加減にしろ!」
律「まぁ、お約束はこのくらいにしようかな。いいぜ、澪!一緒に帰ろう!」
りつはローラ姫を抱き上げた。
ローラ「まあ、りつ様。うれしゅうございます。ぽっ…」
律「抱きかかえてる感覚もあるなんてすげーよな。でも、全然重たくないし。
(実際の澪の方が、はるかに重いよな)」
澪「///////…プシュー」
唯「澪ちゃん!顔真っ赤だよ!ローラ姫よりはるかに真っ赤だよ!」
紬「あぁ、すごくいいわぁ。素敵だわぁ…ハァハァ…」
澪「…ムギ、ゴメン。わ、私ちょっとトイレに行ってくる!」
唯「澪ちゃん、ものすごく動揺してる…」
唯「りっちゃん隊長、応答願います、ドーゾ!」
律「唯か?無事ローラ姫を救出したし、これからラダトームに戻るぞ」
唯「澪ちゃんが顔を真っ赤にしてトイレに行っちゃいました」
律「ちょっとやりすぎたかなぁ?ローラ姫が、あまりにも澪そっくりだったからな。
おーいムギぃ。ローラ姫が澪そっくりなのは、お前のしわざだろ?」
紬「おまかせ設定の結果よ。マニュアルには、タイプKは『かぐや姫』のようなビジュアルに
なりますって書いてあるのよ(私が勝手に変えたけど)。それにしても、すごくいいわぁその姿。
りっちゃんにお姫様抱っこされてる澪ちゃん、素敵だわぁ。このバイトしてよかったわぁ」
律「おい、テストプレイが目的だろ…」
澪「ただいま。ゴメンな唯、ムギ。急にお腹が痛くなってな…」
唯「澪ちゃん、お帰りー(まだ顔赤いから、動揺は治まってなさそうだね…)」
紬「大丈夫よ、今りっちゃんにドラゴン戦の感想を聞いて、レポートに書き込んでいたから。
りっちゃん、ありがとう。澪ちゃんも帰ってきたから、プレイを続けて」
律「OK!じゃあ、ラダトーム城に戻るぜ。ってその前に、HPもMPも使い果たしたから、
先にラダトームの町の宿屋に泊まってからにするからな。お約束がまだ残ってるしな…」
澪「なんか、嫌な予感…」
ラダトームの町
宿屋「旅人の宿屋へようこそ。ひと晩3ゴールドですが、お泊りになりますか?」
律「はい」
宿屋「それでは、お部屋にご案内します。ごゆっくりお休みください」
律「さーて、澪…じゃなくてローラ姫をベッドにおろして…寝かせて…
ルパンダイブ!みーおちゅわーん!」
チャララララッチャッチャーン♪
宿屋「おはようございます。ゆうべはお楽しみでしたね。
では、いってらっしゃいませ」
紬「キマシタワー!!」
澪「///////…プシュー」
紬「ゆうべはお楽しみ…あぁ…どんなことひたのかひら…タラー…」
唯「ム、ムギちゃん!鼻血でてるよ!」
澪「りりりりり、りつー!わ、私に何をしたぁ!」
唯「澪ちゃん、これローラ姫だよー」
紬「ほうよ。ほれに、これはケームなんらし…」
唯「ムギちゃん、ティッシュ替える?はい」
澪「だってさぁ、律のやつ、わざと私の名前で…それに…お楽しみって…
…ゴメン、私ちょっとトイレに行ってくる…」
最終更新:2013年01月16日 23:52