唯の家にて-
梓「はぁ…そうですか?」
唯「うん!」
梓「……」
唯「……ショック?」
梓「…いえ、特には。…そもそも
自分のことを猫みたいだと思ったこともないので…」
唯「そーなの!?意外!!」
梓「…そうですか」
唯「いやー…いつも言ってるけど、あずにゃんはそーとー猫だよ?」
梓「ねずみじゃないんですか?」
唯「あっ、そーだったそーだった。ねずみだったぁ」エヘヘ
梓「私がねずみみたいだったら、『あずにゃん』じゃなくなっちゃいますね」
唯「あー…そうだねぇ……あず…あず……」ウーン…
梓「……あずちゅう……とか」
唯「え?ヤク中?」
梓「いや、あずちゅうですよ!なんで『あずちゅう』と『ヤク中』を聞き間違えるんですか!」
唯「いやぁー、私、ヤク中だからさ。クスリのことしか頭になくて
……」テレテレ
梓「まったく唯せんぱ……てっえっ!ゆ、唯先輩ヤク中だったんですか?」
唯「実はね!」ドヤ
梓「えー!!……えー……。まぁ、普段の奇行を思い返すと、わからなくもないですが…えー……」
唯「……ショック?」
梓「さすがに身近にヤク中の人がいたらショックです……。が、」
唯「が?」
梓「世界的なギタリストは薬物やってる人が結構います。私のジミ・ヘンドリックスもそうでした」
唯「ジミヘンはあずにゃんのじゃないけどね」
梓「だから、唯先輩も世界的なギタリストになれるかもしれませんね」
梓「将来、ギターで食べていくのもいいんじゃないですか?」
唯「そのつもりだよ」
梓「そのつもりだったんですか!?」
唯「うん。私、ギタリストになるためにわざわざヤク中になったんだから!」フンス!
梓「順番が逆ですよ!」
唯「逆にロックだね」
梓「意味不明です!?」ガーン
唯「YUIみたいな感じになりたいんだよねー。唯だけにね!!」
梓「っ!……そのセリフは予想できました……」
唯「予想問題集に載ってた?」
梓「なんのですか!?」
唯「私の☆」キラン
梓「そんなの売ってないですよ!!!」
『ヤクにゃん』end
最終更新:2013年01月30日 22:42