ラダトーム城下町 武器屋2F
憂「金の縁の扉だね。純ちゃん、この部屋に何かあるの?」
純「この部屋の中にラダトームの王様が隠れているの。それで、私の記憶が正しければなんだけど、
…ちょっと実験してみたいの。ねぇ梓、ちょっと耳かして…」
梓「何?」
純「………」
梓「なっ!そんなことできるわけないでしょ!!」
純「でも、ムーンブルクの王女の担当なんだけどな…。じゃあ憂、ちょっと耳を…」
憂「なぁに?」
純「………」
憂「純ちゃん、そういうのは止そうよ。ほんとにできるかどうか分からないんだし」
純「うーん、しょうがない。じゃあ私が人柱になってみよう!」
梓「ちょっ!純、本気なの!?」
純「開発者さんに遊び心があれば、あり得るかもだし。梓、これ代わりに持ってて。憂はこれを」
直「鈴木先輩、道具を平沢先輩や中野先輩に渡しはじめましたね」
菫「……え!?純先輩が服を脱ぎはじめた。ど、どうしたんでしょ?」
SE「おぉ!まさかこれを知っているとは!」
さわ子「知っているって、何かあるんですか?」
SE「プレイヤーの真ん中の子なので、二人に挟まれてよく見えないのが残念…」
菫「残念じゃありません!何を言ってるんですか…」
梓「純、ほんとに脱いじゃったんだね…」
純「私もほんとは恥かしいんだから、さっさと済ませるよ!梓は私の後ろをピッタリガードして!
私は憂の真後ろにピッタリくっついて、前から見えないようにするから!」
憂「純ちゃん、なにもそこまでしなくても…」
純「憂、鍵開けて!」
憂「う、うん…」
ガチャ
梓「確かに王様って感じの人がいるね」
純「憂、王様に話しかけて!」
憂「もぅ…」
ラダトーム王
「何と、後ろのお嬢さんは布の服さえ持っていないではないか!こんなにカワイイのに着る
物もないとは可哀想じゃ。私の宝物を差し上げよう。ささ、このハイレグの水着を着なされ」
憂「何でこんなの持ってるんですか?」
純「予想通り、やっぱり出てきたね。憂、梓、私は壁の角で着るから、できるだけ見えないように
ガードしておいて!にしても、この水着際どいね~!やばいね~!」
純は恥かしそうにハイレグの水着を身に着けた。
純「OK。着終わったから二人とも退いていいよ」
憂「わー、純ちゃん…」
梓「純、それ…ほとんど裸と変わらないよ…」
ローレシア王「ああ…、この歳まで生きててよかったわい!」
純「///……そんなに見ないで。わたし…恥かしい…」
梓「純、自分から脱いで自分から着たのに、何を言ってるのよ」
純「いいじゃん、このセリフ言ってみたかったんだから。っていうか、やっぱりこのイベントも仕掛け
られていたんだね」
さわ子「純ちゃん、グッジョブ!」
SE「ここで女子高生の裸と水着姿が見られるとは…あー、この仕事しててよかったわい!」
菫「二人とも、何を言っているんですか…」
直「でも、鈴木先輩がこういうイベントがあるのを知っているのが、逆にすごいんですけど」
SE「これは、MSX版のドラクエⅡにあるイベントなんです。元々はムーンブルクの王女に道具を
装備も含め一切持たせないようにすると、水着姿のムーンブルク王女のグラフィックとともに、
王女にあぶない水着が装備されるんです」
さわ子「そんなイベントまでわざわざ盛り込むなんて、相当考えられてるんですね。素晴らしいわ」
SE「ありがとうございます」
菫「いや、こういうのはさすがにどうかと…」
梓「ここが竜王のひ孫が言ってた島なんだね」
純「そうなの。ここにある塔が大灯台。ハーゴンのいるロンダルキアまで見えるって話だよ」
…
大灯台
兵士「誰に聞いたかは知らぬが、そなた達も紋章を見つけに来たのか?」
憂「そうです」
兵士「紋章は物ではなく、心の印。己の強さの中にその印が刻まれると聞いている。いったいこれ
はどういうことなのだろうか」
梓「ねえ純、これって結局どういう意味」
純「己の強さの中に刻まれるってことで、簡単に言うと自分の強さの項目に印が表示されるのよ。
ここに、この兵士さんがいるってことは、ここには紋章が間違いなくあるね」
憂「そうなんだ。じゃあ、山彦の笛を吹いてみるね」
憂は山彦の笛を吹いた。
梓「…山彦は返ってこないよ。ほんとにここにあるの?」
純「紋章のある場所は塔の2階。そのフロアで山彦が返らないんだったら、ここには無いと思う」
憂「じゃあ2階に上がったらまた吹いてみるね」
大灯台 7F
梓「うわーっ、高い…。なんでここの塔も、こう壁際の端っこで狭い場所ばかりなのよ」
純「梓、もう少しだから」
憂「あっ!ルプガナにもいたグレムリンがいる!あれれ?向こうに隠れていったよ」
純「あのグレムリンが道案内してくれるんだよ」
…
憂「あれっ?グレムリンがいなくなった。そのかわり、お爺さんがいるよ」
老人「いやいや何も言わなくても、じじいには分かっておりますとも、旅の人!ほっほっほっ…。
ついて来なされ。紋章のある場所へ案内して差し上げましょう!」
純「さぁ、ついて行こう」
梓「純、あのお爺さんって…」
純「もちろんグレムリンだよ。むこうは罠のつもりなんだろうけど、こっちには道案内でしかないのよ」
大灯台 2F
老人「さあ、あの宝箱を開けなされ」
梓「これって、まさかミミックとかじゃないよね」
純「Ⅱには人食い箱もミミックも出てこないし、せいぜい毒のワナくらいだから大丈夫だよ」
憂は宝箱を開けた。中は空っぽだった。
グレムリン「ケケケ…!ひっかかったな!ここがお前達の墓場になるのさ!」
梓「わっ!四隅にグレムリンが…」
純「グレムリン4匹だから大したこと無いよ。ラダトーム周辺では普通に出くわすしね」
…
グレムリンをやっつけた!
なんと!グレムリンたちは紋章の一つを隠し持っていた!
憂は星の紋章を手に入れた!
梓「えっ?星の形のホログラフみたいなのが、私たちの体に入っていった。何これ?」
純「紋章はホログラフみたいなんだね。確かに物じゃないね」
憂「ねえねえ梓ちゃん純ちゃん、自分の強さを見てみて!経験地の下に★印がついてるよ」
梓「ほんとだ。己の強さの中にその印が刻まれるって、こんな感じなんだね」
ムーンブルク南のほこら
純「さて、太陽の紋章を探しに行こう。私の見立てだと、どこかのほこらだと思う。憂、山彦の笛を」
憂は山彦の笛を吹いた。
梓「山彦が返らない。ここは違うみたいだね」
…
ベラヌール北のほこら
憂は山彦の笛を吹いた。
憂「山彦が返らないから、ここでもないみたいだね」
…
太陽のほこら
憂は山彦の笛を吹いた。
純「ここも山彦が返らないね。ここが本来ある場所なんだけど、ここにもやっぱり無いのか」
…
聖なるほこら
憂は山彦の笛を吹いた。
梓「山彦はやっぱり返らないね。そもそもここはなさそうだよ。ここはロトの兜の場所だし」
純「ここは1階もあるから、階段上がってから、また吹いてみようよ」
ローラの門
憂は山彦の笛を吹いた。
梓「山彦返らないね。純、さっきからほこらにこだわってるけど、ほこらには無いんじゃないの?」
純「う~ん、そうかも。とりあえず太陽の紋章はパスして、先に月の紋章を取りに行こうか」
憂「ねえ純ちゃん、ここのお爺さんの弟さんのいる、ローレシア南のほこらがあやしい気がする」
純「そこかもしれないね。デルコンダル城に行く途中に、立ち寄ってみようか」
…
ローレシア南のほこら
憂は山彦の笛を吹いた。
純「山彦が…返ったよ!ここだよここ!やっぱり憂はすごいよ!」
梓「憂、なんでここだとわかったの?」
憂「お爺さんが炎の前いるから。太陽が炎と関係するなら、ひょっとしたらここかなって思ったの」
純「さすが憂だね。とりあえずここを調べまっくって紋章を探そう」
…
憂は足元を調べた。なんと!太陽の紋章を見つけた!
憂「梓ちゃん、純ちゃん、あったよ!この部屋の隅っこだったよ!」
菫「先輩方、ようやく太陽の紋章も手に入れられましたね」
さわ子「純ちゃん、ベラヌールの町に行ってヒントを聞けば早かったのに」
SE「確かにベラヌールの町では太陽の紋章と月の紋章の場所が聞きだせますが、紋章の場所が
変更されている設定の場合、聞きだせる情報も、ずばりここの場所というのではなく、ぼかした
表現にしてあります。太陽の紋章の場合、炎があるほこらにあるとか、水の紋章の場合、街中の
水に囲まれた場所にあるとか、命の紋章の場合、多くの命が失われた場所にあるとか、そんな
感じです。星の紋章と月の紋章は、ストーリの関係上、現在のプログラムでは変更されません」
直「なるほど。微妙なヒントだけだして、プレイヤーに探させるわけですね」
菫「でも、憂先輩はひらめきで場所を当ててしまってますね。相変わらずスゴイ人です」
SE「ところで、このプレイを見ている限りは、エンカウントが多めなのに、サクサクと進んでいますね。
ドラクエⅡに詳しい人がいるとは言え、ここまで誰も一度も死亡していないなのが驚きです」
デルコンダル城
憂は山彦の笛を吹いた。
純「うん、ちゃんと山彦が返ってきてる。ここにも間違いなく紋章があるね」
男性「お前も格闘試合に出るのか?くれぐれも命を粗末にするなよっ」
梓「格闘試合?Ⅱにもそんなのがあるんだね。武術大会みたいな、5人勝ち抜きとかなの?」
純「そういうのとはちょっと違うのよ。単なる王様への見せ物なんだけどね」
兵士「まったく、王様の格闘好きには困ったものです。この前も、旅の戦士をサーベルウルフと
戦わせて…、その戦士は大怪我をしてしまったんですよ」
憂「サーベルウルフなら、大灯台で何回も戦っているから大丈夫。一撃で仕留められるよ!」
純「私達が戦うモンスターは、それより強いキラータイガーなのよ。じゃあ、王様のところに行こう」
…
デルコンダル王
「はるばるデルコンダルの城によくぞ来た!わしがこの城の王じゃ。もし、わしを楽しませてくれ
たら、そちたちに褒美を取らせよう。どうじゃ?」
梓「やります!」
純「おっ!梓、やる気満々だね」
デルコンダル王
「なら、このスタジアムの真ん中まで進むがよい!」
梓「これって、スタジアムなの。ただの広場じゃないの?」
純「いちいち突っ込まなくていいから。さあ、向かいの牢が開いたら戦闘開始だよ」
ガチャン!!
キラータイガー「ガルルルルー!」
…
キラータイガーをやっつけた!
純「憂ってさぁ、こういうときは必ず会心の一撃が出るよね。つくづくスゴイと思うわ」
憂「偶然だよ、偶然」
デルコンダル王
「あっぱれ!あっぱれ!みごとな戦いぶりであった!わしからの褒美じゃ。月の紋章を与えよう!
そちたちの活躍を期待しておるぞ!」
憂「これで紋章が3つそろったね」
純「これでここでもセーブができるようになったから。とりあえずここでセーブをしておこう。
ゴールドもだいぶ貯まってきたし、今度はアイテム入手のためにペルポイに行こうよ」
デルコンダルよりはるか南西の海上
梓「島々が点々と続いてるね。列島のようになってるんだね。あれっ?あの島だけ岩山だ」
純「たぶんあの島に世界樹の葉があるはず。憂、あの島の西側に接岸できる?」
憂「待っててね。えーっと…あった!接岸できる場所があったよ!」
…
世界樹のある島
梓「岩山に囲まれた砂地の真ん中に大きな木が一本。ひょっとしてⅡの世界樹ってこれのこと?」
純「そうなのよ。もちろん、世界樹の葉は拾っておこう。ペルポイはこの近くだよ」
…
ペルポイの町 地上
男性「みんな私だけを残してどこかに行ってしまった……。うえ~ん、寂しいよおっ」
犬「きゃいん!きゃいん!」
梓「男性一人と犬一匹だけ。町のBGMが流れてるけど、ここってほんとに町なの?」
純「あの小さな建物が、町への入り口なんだよ。町自体は地下にあるのよ。ここも金の鍵がないと
入れない場所なの」
憂「あの金縁の扉の奥に、町への階段があるってことなんだね」
ペルポイの町 地下
女性「ようこそペルポイの町に。ここはロンダルキアのふもとの南。ハーゴンの呪いが降りかからぬ
よう、町を地下に作ったのです」
憂「そういうことなんだ。それなら、上にいた人もワンちゃんも呼んであげればいいのにね」
純「そうだよね。さーて、ここでは牢屋の鍵と水門の鍵と、新しい装備を手に入れるのが目的だよ。
まずは牢屋の鍵を買わないとね」
梓「買うって、牢屋の鍵って売り物なの?」
純「とある道具屋で、こっそり売っているのよ」
…
道具屋「いらっしゃいませ!ここは道具屋です。どんなご用でしょう?」
憂「あれっ!?商品名も値段も書いてないのがある」
純「これがそうなのよ。すいません、これを下さい」
道具屋「おっと姉さん、誰から聞きました?これはちょっと値が張りますよ。いいですか?」
純「いいですよ」
道具屋「ではお売りしましょう。でも、誰にも言わないで下さいよ」
純「といった感じで、牢屋の鍵を買うのよ。そして、この町ですぐに使うの」
…
ペルポイの町 牢屋
兵士「私はラゴスという盗っ人を牢獄に入れておいた。しかし、ラゴスは逃げ出してしまったのだ!
いったいどこからどうやって……。うーむ、不思議だ……」
憂「純ちゃん、逃げたんだったら探さなきゃいけないってことだよね」
純「それがね、逃げたんじゃなくって隠れているだけなのよ。ラゴスが入っているはずの牢獄に
入ってみるとね、ほらここ…」
梓「あっ、暗くてわかんなかったけど、奥があるんだね。そこに人もいる」
ラゴス「あは、見つかっちゃった!僕がウワサのラゴスだよ。水門の鍵を返すから、もう許してね。
ごめんね」
純「という具合なのさ」
梓「盗っ人って言うから盗賊みたいな感じと思ってたけど、イメージとちょっと違うかなって感じだね。
ところで、この水門の鍵ってどこの水門のなの?」
純「テパの水門なの。満月の塔に行くのに必要なのよ。さてさて、買物が終わったら、牢屋の
鍵が無いと入れないところに、アイテム回収に行ってみようかな」
ムーンペタ 地下の牢屋
梓「えっ!?池の下にこんなのがあったの?ムーンペタにしばらくいたけど、全然知らなかったよ」
憂「池の下がこんなになってるなんて…なんか、水族館みたいな感じだね。でもお魚はいないね。
牢屋の中に、色違いの赤いグレムリンが2匹いるね」
純「このモンスターはべビルっていって、結構強いのよ。憂、山彦の笛を吹いてくれない?」
憂は山彦の笛を吹いた。
純「山彦返ってきた!ここも正解だね。それじゃあ今からべビルと対戦だよ。憂、牢屋を開けて!」
べビル「キイ!キイ!」
べビルがあらわれた!べビルがあらわれた!
純「ちょっと強いから気をつけてね!ベギラマが2回来たらアウトだから!仲間を呼ぶかもだし!」
梓「憂、純、一匹をお願い!私はラリホーでもう一匹を封じるから!」
…
べビルをやっつけた!
梓「あれ?べビルが紋章を隠し持っているわけじゃないの?」
純「べビルのいた場所に紋章が隠されているのよ。…あった!水の紋章発見!」
漁師町ザハン
シスター「お引き返しあそばせ。神殿を荒らす者には、災いが降りかかりましょう」
純「しかーし、ここを通過しないと聖なる織機が取れないのでーす。じゃあ行こう。まずは目的物の
ある左側からだね。トラマナ!」
梓「竜王の城も、トラマナ使えるようになってから行けば楽だったよね」
純「そうだけど、船を取ったらすぐに地図を取る方がいろいろと進めやすいのよ」
憂「地図がなかったら海の上で現在位置が分からないから、早くに地図があって助かってるよ」
純「さぁ、これだ」
憂は宝箱を開けた。なんと!聖なる織機を見つけた!
憂「これで、水の羽衣の材料がそろったね」
純「テパの村に行く前に、これと水門の鍵は取っておきたかったのよ。テパって行くのが面倒だし」
梓「純、反対側の牢屋には何があるの?」
純「あっちは祈りの指輪。もちろん回収するよ。トラマナ!」
ローレシア城 地下
兵士「ここは牢屋。王女様のような方がいらっしゃる所ではありませぬぞ!」
純「アーアー聞こえない聞こえない…っていうか、ここに来ないと後の戦いが楽にならないのよね」
男性「おいっ!牢屋の鍵は持ってるか?」
憂「えっ?も、持ってますけど…」
男性「ここを開けてくれたら、いい事を教えてやるぜっ」
純「その人は放っておこう。知ってる情報し…いやいや、命の紋章の場所が変わってるかもだから、
開けてあげて話を聞こう」
男性「うひょ~、ありがてえ!牢を開けてくれたお礼にいいことを教えてやろう。ロンダルキアに通じ
る洞窟に、命の紋章があるらしいぜっ」
純「命の紋章の場所は同じなんだ。じゃあ開けてあげただけ損だったね」
憂「純ちゃん、そう言わないでよ。命の紋章の場所がハッキリしたんだし、よかったんじゃないかな」
梓「純、今からバリアの床が張ってある牢屋の奥に入るの?」
純「そうなの。この奥の牢屋の中に悪魔神官がいて、やっぱり戦うことになるんだけどね。ハーゴン
の神殿に出てくるモンスターで、メチャクチャ強いんだよ。今の私達でも全滅するかもだけど」
梓「全滅するかも?それならもっと後の方がよくない?」
憂「純ちゃん、無理な挑戦はよそうよ」
純「ここの戦いはどっちにしろ運なんだし。それに、こっちには会心の憂がついているからね」
…
悪魔神官「ほっほっほっ。私をここから出してくれるのですか?ありがたいことです。
貴女達の亡骸を、ハーゴン様への手土産にしてあげましょう」
悪魔神官があらわれた!
純「先制のイオナズンに注意して!梓はルカナンで私はマホトーン。これが効けば勝機がみえるよ」
…
悪魔神官は宝箱を落としていった!憂は宝箱を開けた!
なんと、いかずちの杖を見つけた!
憂「いきなりイオナズンが来てどうなるかと思ったけど、ギリギリ勝てたね」
梓「イオナズンの衝撃はすごかったね。にしても、残りHPが3人とも一ケタ台ってどうなのよ…」
純「勝ってしまえばこっちのものだよ。憂は期待通りに会心の一撃を出してくれたし、呪文も一回で
効いたし、イオナズンは喰らったけど誰一人死ななかったし、いかずちの杖も手に入ったし」
さわ子「悪魔神官戦は運次第のワンチャンス。運も実力のうちだけど、2ターン撃破とはさすがね」
直「イオナズンで危なかったですけど、ちゃんと勝っちゃいましたね」
SE「うーん…プレイが進むにつれて、ローレシアの会心の一撃の発生率が確実に上昇している。
プログラム上では、こんなに高確率で会心の一撃が出ることは考えられないのに。これでは、
ドラクエⅣのアリーナ以上だ。設定や乱数表のプログラムにミスでもあったのかな?」
菫「高確率なのは憂先輩だからです。その一言で片付くんです。もう理屈を超えているんです」
直「新システムのプログラムをも上回るなんて、平沢先輩は恐ろしすぎる…」
菫「あれ?もう3時間もたってる…。すいません、ちょっと失礼します…。直ちゃん、先輩方が…」
テパの村西方
梓「ここって川だからか、さっきから地上のモンスターがどんどん出てくるね」
憂「川岸から飛び乗ってきたみたいな感じじゃないかなぁ。…あっ、川はここで行き止まりだね」
純「ここからは陸路でテパの村を目指すよ。そんなに長い道でもないんだけど、山道を通るから
モンスターに出会いやすいのが面倒なのよね」
梓「この辺のモンスターって、攻撃力がかなり強いよね。ラリホーが効きやすいから良いけど、回復
もしてるとMPがジワジワと減っていくね」
純「だから、さっきいかずちの杖を取りに行ったのよ。いかずちの杖を振れば、バギに使うMPが
節約できるしね。私も、戦闘中の自分の回復の時には力の盾を使ってるし」
憂「力の盾は回復もできるから便利だよね」
梓「賢者の石とかハッスルダンスとかがあると、もっと便利なんだけどね」
純「Ⅱの頃はそこまで考えられていなかったからね。ベホマラーもベホマズンもないし」
憂「そう言えば、呪文の数ってⅡはだいぶ少ないんだね」
純「うん。数はⅠよりは多いけど、ヒャド系もデイン系もないし。呪文はⅢで一気に増えるからね。
Ⅱでもルカニやスカラ、フバーハやバイキルトがあると良いなって思うんだけどね」
最終更新:2013年02月23日 22:09