1-007■Monkeys!!■+1 SC H2 1901
前作ノラとと2より4年振りのはと先生の新作は女装主人公が子供にスカート捲りされるシーンから始まりました
最近は一般でアニメやゲームを出していたので、もうエロゲは出さないのかと思ってました
ノラとと5周年記念サイトで3の告知と同時に新作フルプライスPCゲームの制作発表もされた時は喜びましたが、こっちが先だとは意外でした
そんな新作、あらすじをざっくり書いてしまうと廃校危機にある2つの学校を合併しようと主人公とヒロインが奮闘する話です
このあらすじだとよくありがちな内容ですが、はと氏がそんな普通の話にするわけないじゃないですが
番長である主人公が通う学校は日本でもトップクラスのヤンキー男子校
かたや学院代表であるヒロインが通う学校は日本でもトップクラスの超お嬢様学校
そんなピンからキリまでの「ピン」と「キリ」を共学化させようとするわけです
しかも主人公は女装してお嬢様学校に、ヒロインは男装してヤンキー男子校にそれぞれ通う
そして2人ともが「自分たちの学校が普通で、相手の学校が異常」と認識しているので、見事にダブルボケダブルツッコミが成立していると言う
まぁ我々、普通の一般人からみたらどっちも異常なわけですが
そんな笑いあり、熱血あり、ギャグあり、感動あり、笑いありと、ちゃんとはと先生のシナリオです
またシナリオだけではなくグラフィックもかなり拘っていて斬新でした
1枚のCGなのにセリフの流れに沿う形で1コマづつ表示されていき、まるで漫画を見ているかのような演出でとても面白かったです
それとヒロインに1人、恐ろしい特殊能力者が居まして、硝子ノ宮硝子と言うヒロインでして
何と抱きしめておっぱいで包み込んだ相手の個人情報を抜き取ることができると言う「おっぱいスキミング」と言う技をですね
そうオススメのおっぱいは硝子ノ宮硝子ちゃんだああああああああああ!!
硝子お姉様俺にもおっぱいスキミングしてえええええええええええええええ!!
なんなら先に個人情報渡すからあああああああああああああ!!
え、硝子お姉様が抱きしめるのは学院に通う妹達だけ?
俺、女の子おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
1-081■Monkeys!!■-- SC H3 1581
チンコアハムートがクセになったぞどうしてくれる。
HARUKAZEの新作は男の娘ゲー、の皮を被った…何この…何…?
軽妙にして無軌道、それでいてポエミィ、そんな感じのはとテキストだが、今回は輪をかけてフリーダム。
予備動作なしでギャグを飛ばす、息をするようにポエムを吐く、そして何事もなかったように平常運転に。
カラスルートはそれが顕著で、ジャンルもテンションも時系列もあっちいったりこっちいったり。
だけどテンポだけは抜群に良い。イベントの掛かりだけ見せたら飛ばせるとこは飛ばし、行間読んでね?と言わんばかり。
シナリオの6割くらいは行間で進行してるんじゃなかろうか。全編そんな感じだからダレたり飽きたりする間もなく、
この劇物のようなテキストが最初から最後まで堪能できます。
ふと思ったことは、はと氏の本質は詩人なのかなと。
物語ではなく文章や情感を紡ぎたいタイプ、掘り下げとか整合性とかそういうのいいから
テキストを読ませるために物語の形で出力している、そんなことを考えました。
思えば氏の作品は既存の枠からはみ出した表現ばかり。ヤギ然りカートゥーン然り。
今回もマンガのコマ割りのような一枚絵を多用し、型にはまった創作なんてつまんないじゃん?とばかりに自由にエロゲー作ってます。
それが受け入れられるかはさておき、多様性こそを是とするエロゲにおいて
氏のような表現者がのびのびと活動してくれることを幸運に思います。
キャラは猿吉とカラスがツートップ。
健康優良不良少年とひねくれ者のお嬢様という定番コンビですが、どちらも互いの流儀を尊重し歩み寄ろうとする好人物。
「男と女が一緒になると楽しいんだ」というセリフの通り、この二人のボーイミーツガールが一貫して作品の根幹にあったのが実に心地よかった。
1-012■Monkeys!!■+1 CG H1 1384
何だこれは、全然描写足りてねーじゃねーか!
勢いがあるのですっと読めてはしまうのですが、はっきり言って説明が全然足りません。ブランド前作のノラととも不足気味でしたが、本作は輪をかけて足りません。
下手すれば良くも悪くも勢い全ツッパだったブランド処女作のらぶおぶより足りないまである。
場面転換や話の流れの雑さは慣れればまあ…って思えますが、キャラはもっと掘り下げて欲しかった(特にカラス)
とまあ唯一にして最大の欠点を挙げたところで、何故この作品を押すのかという話ですが、単純にマイナスを補って余りあるほどプラスが強いという事なんですよね。
とにかくテキストセンスが素晴らしい。
コメディパートにおけるキャラ単発の発言や掛け合いから、シリアスパートのポエミーなワードチョイスに至るまで、
どうやったらそんなテキスト書けるのかマジで分からないけどめっちゃ魅力的なんだこれが。
カワイイ子の形容で「美人界のプテラノドン」は天才が過ぎるし、これが最序盤でパフォーマンスが落ちる事無く続いていくから恐ろしい。永遠に読んでいたかった。
センスが合えば最高だけど、合わなければクソゲー。ピーキーでとにかく人を選ぶ、実にはとさんだなという作品でした。
近年では平均値が高い反面、個性が弱い作品が多くなってきているように感じます。
商業である以上それが一概に悪いとは思いませんが、エロゲというコンテンツはもっと自由な作品が許容されていいジャンルだという思いもあります。
本作のような尖りに尖った唯一性のある作品が今後も供給されていくことを願います。
1-021■Monkeys!!■+1 -- -- 792
家族、仲間。
そういった話に弱い自分に、まんまと刺さってしまいました(日本語変だな)。
しかし、個別に入るまで正直微妙だなと思っていました。
テンポがいい・簡潔といえば聞こえはいいですが、このあえて薄味で割り切ったテキストが自分には合いませんでした。
ギャグもツボに入らず苦痛。
しかしながら、共通が終わってから登場人物のバックボーンが見え始めてきたあたりで、完全にハマりました。
僕が共通で切らずに最後までプレイできたのは、メインヒロインである月島カラスの存在が大きかったですね、可愛い。
自分の語彙力や表現力ではどう書いていいかわからないのですが、一言でいえばダウナー系。
でも、そんな端的な言葉で表せるキャラクター性ではないんですよね、様々な魅力があります。
個人的ナンバーワン作品はこれではありませんが、2021のナンバーワンヒロインは月島カラスです。
1-095■Monkeys!!■-- CG H2 234
重い話の多い作品でしたが、コマ割り演出や軽快なかけあいもあり、終わってみると優しい気持ちになるお話でした。
ヒロインたちとの掛け合いも楽しく、特に硝子はお姉様キャラ、母性、ハイテンションなギャグなど好きな要素が多くて良かったです。
1-066■Monkeys!!■+1 -- -- 130
終盤に置いてけぼりにされた感があったものの、会話劇の面白さはピカイチだなと思いました。また漫画的演出も他ではとても面白かったです。
最終更新:2022年01月24日 01:22