感想21-09

アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS

点数:10P 票数:7票 (2021-09-24) GLOVETY




1-036■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■+2 SG H1 2304
『アインシュタインより愛を込めて』のアペンドという名の続編。
無料配布で単体起動も可能なため容易に手を出せるが、そう思い試しにやってみると内容的に前作プレイ必須という罠が待ち構えている。
かといって前作をやった人からは『わざわざファンディスクまでやらなくても……』と放置されてしまう立場にある。
だが実際やると前作の評価までもが跳ね上がる本編グランドルートという三段階構え。
つまり、これこそが今までの集大成であり終着点であり真価である。動物園にいるパンダもササ食ってる場合じゃねぇ。

「え、なんでこれ本編に入れなかったの?」
大多数が最初にいだく感想はこれだろう。驚くことに、本作をプレイすると妙な体験をすることになる。
ふなっしーの中から美少女が出てきたみたいな衝撃と混乱を巻き起こすのだ。
まず、おぼろだった前作の輪郭がプレイ中に明確になり始め「え、前作ってこんなすごい話だったの?」と幻覚を見始める。
さらに登場人物の過去もちゃんと描かれているので立体感が与えられ、感動とともに物語が締めくくられる。
驚きと感動、そしてその余韻でしばらく画面を見つめ感情の整理がついたところで、やはりこう思うのだ。「え、なんでこれ本編に入れなかったの?」
声優のインタビューに書かれていたが、無印収録の時に声優の人はこういったそうだね……
「台本外の設定を新島先生にいっぱい質問して『その設定が表に出ないなんてもったいなさすぎる!!!』『続編希望です!!!』と何度も言いました」
私はね新島君、君の思想には深い共感を覚えるけど君の人間性は心底理解できないのさ。珍獣をながめている気分といえる。
仮にこれがぽっと出の話、いわゆる書かないのではなくその時は書けなかったのなら理解もできる。だけど、君の場合は違うだろ?
自分の中では最後までできていて、主人公とヒロインの行く末も考えてあるのにその物語を語らずに自分だけで楽しみ、舞台に来た客には見せないで終わらせる。
確かにあれもこれもと語るのはスマートではないし、生きた物語を書きたいならあれもこれも説明があるのは不自然だという気持ちはわかる。
あくまで主人公の話で他を語るのは蛇足という気持ちもわかる。
だけど納得はできない。それがきみの良さであり、そのおかげで刺さる人には深く刺さるというのも理解できるけど、
実力ある人が過小評価されて、また本人もそれでいいと思ってとどまり続けるのは外から見ると悔しい。
洸太郎君のその星奏への透明な思いはちゃんと聴衆にも評価されてほしいと思うのが人間のさがだと思う。
君の良さが崩れない程度に、もう少し挑戦してみてもいいんじゃないかな。

A-011■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■+1 CM H1 478
「エキスマキナ。物語を終局に導く都合の良い神様。お前は俺に何を求める。救世の機関彗星機構の頭領が」

キャラシナリオ系よりもギャグが強め。会話が面白いのでサクっとプレイできる。

後付け設定でも面白ければいいと開き直って設定を大幅変更した無料アペンド。
未完成シナリオだった本編の欠点はほぼ解消されロミの物語は綺麗に終わる。これを本編に入れとけよと誰もが思う内容。
立ち絵が追加されたミコと野上さんが魅力的。ミコはロミよりもずっとメインヒロインしている。

1-060■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■-- G- H1 386
え?前作でもうやりたいこと俺はやったけど説明不足?
じゃあそんな不出来な頭のプレイヤー君たちのためにやってやんよとでも言いたげなほど説明と完璧なハッピーエンドを入れた完結編。
新島夕の作品で最も素直に面白いと思えた作品でしたが、まあ正直最初っからこれを無印のTrueにいれとけやという話でもあります。

ただ、あの茜の一枚絵は反則としか……。あの一枚絵にこの一票を捧げます。

1-034■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■-- SC H1 312
前作のアイこめ完結編であり周太の物語の完結でもある。
かつて敵対していた機構と組み、かつて救ってくれたΣと対峙する…シンプルながら熱い展開もさることながら、
ロミは最期まで周太のためという行動していたという所から周太への愛情が本当に深く伝わってくる。
最初のタイトル画面の人物が周太だったとは…驚き。

1-101■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■-- SM H2 250
前作の消化不良だったラストを見事にまとめ、
盛り上がりが、とてもよくできていた。
もし前作にこのシナリオが組み込まれていたら、覇権争いに加われていたと思う作品。
絵も音楽も変わらずよくできており、物語を良い引き立て役となっていたと感じる。

1-030■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■-- G- H2 158
全く消化不良だった前作をきちんと補完しなんとか読めるシナリオにまで完成された。
もしこれが本編に組み込まれていればまた違った評価を下していたかもしれない。

1-072■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■-- SC H2 141
まー思うことはみんな一緒だよね
"アペンドで出すくらいなら最初から本編に入れとけよ"と
これ本編に入ってたら普通に加点2枠だわ




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最終更新:2022年01月26日 01:45
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