点数:17P 票数:8票 (2023-02-24) 枕
1-38■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■+2 SC H3 2307
7年と4か月ぶりですねコノヤロウ。待ちに待たされたサクラノ詩続編、今回も結構な問題児である。
Ⅰ章からキャラと相関図と時系列は当然憶えてるよね?と言わんばかりのサブキャラ過去編、
Ⅱ章で触れ合う生徒たちは全員攻略不可。というか攻略キャラと言えるは3人のみ。お前エロゲを何だと思うとるんや。
何より癪なのは、でも面白かっただろ?と聞かれたらそうですねクソが!としか答えようがないこと。
Ⅲ章の中村家との確執の精算は、伏線回収も芸術系人間ドラマとしても非常に見ごたえがあった。
心鈴は予想以上に可愛くて頼りになるいい子だったし、真琴は結ばれなかった前作ヒロインとの10年越しの別ルートという希少なものが見られたし、
麗華に至ってはあの三下ヒールがこんな味わい深いキャラになるとか想像だにせんかった。
Ⅳ章で描かれる圭の過去も圧巻。
詩ではアホキャラとしか思ってなかった彼がどれだけの想いを抱き、直哉にとってもどれほど大きな存在だったのかと。
重要すぎてこれ詩の時点で入れとくべきだったのではという気はするが。
そして草薙直哉の物語の集大成となるⅤ章。
誰かのためにだけその筆を振るった幸福の王子のため、10年を費やした仲間達との再会だ。
特に好きなシーンが長山の絵画対決。ここだけ空気とBGMが少年漫画である。
無能力者が必死に食らいついて一矢報いるとか嫌いなやつ居ないじゃん?
誰よりも真剣に美と向き合い、そして絶望してきた彼女もまた、報われて本当に良かったなと。
最後の稟との決着は勢いで強引に押し切られた感はあったが、
それでも直哉が描いた絵には演出込みで容赦なく感動させられてしまった。くそぅ。
まぁ比重が圭に偏りすぎてて前作キャラの扱いが全体的にぞんざいとか、
後半生徒たちが全く出てこねえとか、てかルリヲ攻略させろとか、色々物申したいことはあるのだが、
ずっと失い続け、そして救い続けた直哉がようやく報われた、幸福の先のⅥ章を見られただけでも、待った甲斐はあったなと。
正直ここまで綺麗に終わった以上、サクラノ響ではこれ以上何すんだという気もしますが
(すかぢがただの非攻略キャラ詰め合わせFDなんて出すわけないという無駄にイヤな信頼がある)、
なんだかんだ半端なものは作らんと信用はしてるのでまた待ちますさ。今度は5年くらいで出るかのう。
エロは心鈴が稟に負けず劣らずのドスケベ小娘だったのでH3で。
ただなんだ、疑似ふたなりは奴の性癖なので今更動揺しないけど、
わざわざ立ち絵でチンピクさせるとかすかぢはバカなの??抜いたけどさ。
g-49■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■-- SM H4 1122
他の方にも散々言われていることだが、Ⅳ章が素晴らしかった。
前作でもやっとした圭の扱いもこれで納得できた。
その前のⅢ章の個別もⅣ章には劣るがとても良かった。
真琴ルートは暴力系ツンデレ女が処女拗らせたままアラサーになったらどうなるかという
普通メインヒロインとしては扱われないような題材を描いていて面白かったし、
心鈴ルートは初々しい2人の関係とライターの性癖が露骨に反映された
濃いエッチシーンのギャップが最高だった。
あと心鈴ルートの寧と心鈴の関係が尊い。
だがⅤ章以降がつまらないわけではないがいまいちだった。
絵画バトルもそうだが個人的には最後の最後に
あの外人が出しゃばってきたのが何ともいえない気持ちになった。
凡人云々を描きたいなら長山が十二分に頑張ってくれたし、かっこいい男枠なら明石先輩がいるし、
何がしたかったのかいまいちわからない。
あと直哉。前作に比べ攻略ヒロインも減ったので、
あれだけたくさんの女に支えられてるのに見向きもしないで
圭のことばっかり見てたら
そりゃ男色疑惑もでるなと思った。
そんな私も文句を垂れながらもⅣ章の出来を評価して投票しているので圭に狂わせられた1人である。
サクラノ響では生存ifやらないかな……
1-14■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■+1 SM H3 1022
2023を語る上では外せない作品
単に作品のクォリティだけなら文句なしの作品だが・・・問題はこれが続編・完結編であること
前作サクラノ詩も体験版やコミカライズ版から設定変わりまくって魔改造されてお出しされたものだったが、
まあこれが正式版です!と言われたら黙らざるを得ない訳だし
春ノ雪やって櫻目当てだった人にはご愁傷様としか言えんけど
でも続編でこれやっちゃダメだろ
特に桜子、鈴菜は√あったのを消してるだろふざけんなよ・・・
俺詩時代から鈴菜狙いやったんやぞ・・・
シナリオも健一郎をどんどん無駄に超人化させたせいで過去に戻るほどインフレするからどんどん最後の方がしょぼくなってしまった
圭も変に設定いじくるから詩の雫みたいな設定のキメラに
結論:推敲すると改稿してるすかぢに続編書かせるな
サクラノ響も、続きモノとしては期待はしてない
単品としての評価だと、Ⅲ章からの心鈴ちゃん√は毛色が違い過ぎて逆にハマる
Ⅴ章の謎補正とファンタジーがどうにも合わない勢としては心鈴ちゃん√が癒しすぎる
あと心鈴ちゃんすかぢの変態補正受け過ぎ問題
この娘いなかったらHは1だった
1-25■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■+1 SC H2 1016
サクラノ詩がテーマを描いた作品ならば、今作サクラノ刻は物語を描いた作品だと言えると思います。
徹頭徹尾見せ場だらけで、前作でテーマをとことん掘り下げたからこその密度の高さだったように感じました。
作中には天才・才人・凡人と色々な立場の人が登場しますが、それぞれの人生が、感情や想いと共に描かれていて非常に読み応えがありました。
特に印象深かったのがⅣ章。
美とは何か、芸術とは何か、直哉への想い等、圭の人生が彼自身の視点で描かれるのですが、その壮絶さと切実さにとても心を揺さぶられました。
彼の生き様が直哉、ひいてはその周りの人生に与えた影響の大きさ、その重さの理由をここでより深く沁みました。
また、共感を強く覚えたという点で香奈の存在も印象深い物でした。
前作でも凡人としての苦悩や努力は描かれていましたが、今作ではその行く先まで描かれました。
決して天才とは相容れないその生き様もまた一つの芸術であり、高潔さすら感じさせるその想いには、眩しさや憧れを覚える程美しかった。
天才から凡人まで、全ての人に贈る人間賛歌のような作品でした。
幸福の先への物語、しかと見届けたぞ。
1-30■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■+2 SM H3 839
サクラノ詩が
2004年発売予定、最終的には
2015年発売。しかし続編があり…ようやく2023年に発売。
物語が結末するまで約20年待たされた者としては、どうしても思い出補正がかかってしまいます。
4章の圭の過去編、そして直哉が再び筆を取るあたりがピークで、ここまでは先が気になるし非常に面白かったです。
圭の過去編を経た上でサクラノ詩をもう一度プレイし直したくなりました。
ただ最終決戦となるライブペイントは、回が進むごとに盛り下がっていった印象です。
凛との決着の鍵は一度きりのファンタジー要素だったのが…過程も含め自分はいまいち盛り上がらなかったですが、
大円団で締められたことで満足してしまいました。。
桜子ルートが無かったり、寧ルートが無かったり…そもそも新美術部員のルートがないのが残念でしたが…。
サクラノシリーズは実は三部作で、サクラノ響が出るとか…いったい発売はいつになるのでしょうか。いつまでも待ちます。
1-16■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■+2 SM H3 811
与えて続けた幸福な王子のために各々がやり方は違えど描き続けた物語は素晴らしい。
圭の人生そのものの4章もまた非常に印象深く、
特に「だからその先で--たぶん、俺はお前に追いついたよ。」というセリフは圭が直哉に対しての今までの想いが溢れ出ている。
5章以降は香奈の芸術と直哉に対する想いで涙ドバドバでるし、行けよヒーローで感情滅茶苦茶になるし、
直哉の絵画は正に櫻の芸術家ならではで咲き乱れる桜の演出は素晴らしかったしどこをとっても最高でした。
新ヒロインである心鈴もクールっぽいと思っていたら意外にも表情豊かで可愛らしいのですが、Hシーンがライターの影響をもろにうけてましたね…ふたなりとか。
発売前は正直そこまでには至らないだろうと高を括っていたが、ここまでの出来だとは思わなかった。完璧と言わざるを得ない。
プレイしてどれだけ心に突き刺さったか…それほどまでに素晴らしいゲームでした。
1-54■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■-- SM H2 394
単純なクオリティでいえば、間違いなく昨年で最高だったと思う。
個人的に好きだったのは中村麗華周りの話で、静流との関係性や展開は◎。
あとは寧と心鈴の関係性も凄く好き(ただしグランドルートはちょっと微妙)。
一方で、今作で最も期待していた稟との対決が、ふにゃっとした感じで終わったのが、大きな減点要素でもあったかなと。
ただまあ、最後に稟の笑顔が見れたので総合的な評価は「傑作」。
1-13■サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-■+1 SC -- 320
読みたかった内容がほぼ網羅された完結作。個人的にはここまで「全部盛り」サービスは求めてなかったのでにやや困惑したのも本音。
稟との決着はあれで良かったと思うが、その前のトーナメント必要だったのかなとは思う。里奈が単なるかませ要員だったのも悲しいし。
個別ルートでは真琴がよかった。ツンデレ少女の10年後がツボすぎた
最終更新:2024年01月29日 01:36