>916 :本当にあった怖い名無し:2013/03/08(金) 20:32:42.64 ID:78XW4XTG0本来、
帝になるべきは空っぽで善いのです。
帝に相応しい徳が備わるよう強い自我なくして世に出るのが第一の皇子の定めです。
その真逆ともいえる存在だった第二の皇子は、強い自我を持ち我が儘で自由奔放でした。
無責任と無自覚に俗世の欲にまみれた青年期を過ごしました。
それが長い時間をかけて両者は逆さになりました。
第一の皇子の空に邪と欲が入り込み己の身にしか興味を持たなくなり、怠惰に墜ちていきました。
それを憂いた第二の皇子が初めは無意識に、やがては己を律して俗悪を一つ一つ削ぎ落としていきました。
徳を忘れて自欲に走る第一の皇子。
自欲を捨て徳を積み上げていく第二の皇子。
その姿に多くの民が未来の帝に憂いを感じるようになりますが、事を動かすのは民ではなく天です。
第一の皇子には暴れる姫がいますが、正しく導かれることなく薬で魂を抜かれ虚飾の姫となりました。
暴れる姫の母君は、もともと俗世の権化でしたが、姫が虚飾の身となる頃には狂人となり果てていました。
第一の皇子は、その現実を直視することなく高等に進めぬ姫を失います。
そこで初めて我が身の愚かしさに気が付きます。
一心不乱に祭祀を行うも時すでに遅し。
その翌年に第一の皇子は薨御されます。
皇統は第二の皇子へと受け継がれていきます。
ただ第一の皇子がもたらすのは禍だけではありません。
第一の皇子の堕落こそが、現代社会を俗されかねない帝に古来からの祭祀の重大性を改めて知らしめる結果となるからです。
血の定めから帝になるのではなく、帝たる者の在り方を帝自身が再考される起因となるのです。
第一の皇子の怠惰も、ある意味では天の導きかもしれません。
>962 :本当にあった怖い名無し:2013/03/09(土) 14:07:05.21 ID:xxHfk6ehO
>>916 の追記が遅くなり申し訳ないです。
約30年前に親所有の賃貸に台湾からの女子留学生が住んでおり、親しく交流した時期があります。
彼女は、ある国の未来のビジョンが視えると話してくれたのですが、どこの国かは明かしませんでした。
非常に印象的な話だったので内容は覚えていましたが、特に気に留めることなく過ごしていました。
正直、長らく皇室への関心が低かったのですが、そんな私ですら現東宮一家に対しては違和感を覚えるようになり、彼女の話を思い出し気になっているのです。
2chは移動時などの暇潰しに携帯からニュースを覗く程度ですし、オカルト的なものには眉唾感を持ってしまう質なのですが・・・
何の気なしに「皇太子」で検索したら、このスレが見つかったので書き込んでみました。
なお彼女の言葉を王→帝、王子→皇子、国のためのお祈り→祭祀等に変え要約していますので、彼女自身が伝えたかったニュアンスに違いが生じているかもしれません。
二人の王子がいるのは日本だけではありませんので何ともいえませんが、個人的には気になっています。