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バトルロワイアル?サバンナでは日常茶飯事だぜ! - (2013/03/11 (月) 21:03:01) の1つ前との変更点
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* バトルロワイアル?サバンナでは日常茶飯事だぜ! ◆SurbT57X9w
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「どうしてこんなことになってしまったんだモナ・・・」
学校の一室で一人の男が途方に暮れていた。
男の名はモナー。とあるホテル会社の社長で、新しく始めるレジャーランド事業の発案者でもある。
旅客船を改造して作られたホテル「HOTEL・ASSAYE」内のレストランで
モナーは完成祝賀会の乾杯の音頭をとっていたが突然停電し、気づいたら見知らぬ場所に変わっており、
突然殺し合いを強いられたと思ったら気絶して再び気づいたらここに居た。
状況が一変に変わりすぎて一体全体なにがどうなっているのかさっぱりわからない。
何かの悪戯だろうか?そうであってほしい。
しかしいつの間にか自分の首に付けられていた首輪がそのような現実逃避を許してはくれなかった。
それにしてもここはどこだろう?事務机が沢山あるがオフィスか何かだろうか?
一度部屋から出てみるとドアの近くに職員室と書いたプレートがある。
そうか、ここは職員室。つまり学校の中なのか。だからといってどうしようもないのだが・・・
一旦職員室に戻ったモナーは取り敢えず近くに置いてある椅子に腰掛ける。
「そうだ、荷物の確認をしとくモナ・・・」
身を守るものがあれば少しでも安心できるだろう。
心に巣食ってきた恐怖を打ち消すようにモナーは机の上に置いてあったデイバックを開き支給品を確認するが
中に入っていたものはとてもじゃないが殺し合いに使えそうなものではなかった。
これでは殺し合いに乗っている人に見つかったら終わりだ。恐怖は一気に加速する。
モナーは自分を鼓舞するように声を上げた。
「大丈夫、いきなり殺し合いをしろなんて言われてホイホイ殺し合う人なんて少ないモナ!
きっと他の人たちも殺しあわなくても済む方法を考えたり、怖くて動けてないモナ!」
絶望的な状態だがここで諦めてはいけない。
支給品だって他の人もこんなものを支給されてるかもしれなじゃないか。
第一、自分と同じく突然殺し合いに巻き込まれたのなら誰しも混乱するだろう。
直様殺し合いだー!ヒャッハー!なんてする奴はいるはずない。
少し希望が出てきた。不安でいっぱいだったモナーの心にも少し余裕がでてくる。
しかしその小さな希望は突然の来訪者により早くも打ち壊されることになる。
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_,,;' '" '' ゛''" ゛' ';;,,
(rヽ,;''"""''゛゛゛'';, ノr)
,;'゛ i _ 、_ iヽ゛';, お前それサバンナでも同じ事言えんの?
,;'" ''| ヽ・〉 〈・ノ |゙゛ `';,
,;'' "| ▼ |゙゛ `';,
,;'' ヽ_人_ / ,;'_
/シ、 ヽ⌒⌒ / リ \
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| リ、 ,リ |
| i ゛r、ノ,,r" i _|
| `ー――----┴ ⌒´ )
(ヽ ______ ,, _´)
(_⌒ ______ ,, ィ
丁 |
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}}}
目を向けた先に職員室の入口に腕を組んだライオンがモナーを見据え立っていた。
恐れていたことが早くも現実になってしまった・・・。
よりによって最初に遭遇する参加者がライオンとは、肉食獣とは。
声なんて出さなければよかった。
心臓バクバク、手汗もびっしょり、血の気の失せて今にも倒れそうになる。
「お前あれだわ、どこかで見たことあると思ったらあれだわ。草食動物だわ。
お前サバンナじゃ確実に食われる側だな・・・。殺し合いでも真っ先に死ぬタイプだよな。」
そういいつつモナーに近づいてくるサバンナ。
落ち着け、完全に捕食者の目をしているが彼が殺し合いに乗っているとは限らないじゃないか。
錯乱した心を懸命に落ち着かせてモナーは目の前のライオンに対話を試みる。
「き、君は殺し合いに乗ってるのか?私はこんな殺し合いには乗ってないモナ。
殺し合いに乗ってるのだったら考え直してほしいモナ。
ひろゆきが言ってた願いが叶うなんて・・・そんなのありえないモナ。
それに優勝しても帰れる保証はどこにもないモナ。
ここは協力して脱出できる方法を一緒に模索しようモナ・・・」
モナーは懸命にライオンに訴えかけたが返ってきた言葉は予想はしていたが非情なものだった。
「サバンナじゃ命の奪い合いが日常なんだけど、これってこのバトルロワイアルと似てね?
あー久しぶりに狩りたくなってきたわー最近ご無沙汰だからなー」
目の前のライオンは悩むことなくあっさりと言い放った。
シャドーボクシングのように軽くジャブを放ちながらモナーに近づいてくるサバンナ。
それにしてもこのライオン、ノリノリである。確実に殺し合いに乗っている。
そうだよね、サバンナ暮らしのライオンなら殺し合いに巻き込まれても葛藤なんてないよね。
自分の認識が甘かった。けどまさか野生のライオンも殺し合いに参加してるなんて想像できないだろjk・・・
「ま、待つモナ、殺しあわなくても済む方法がきっとあるはずモナ・・・」
「サバンナじゃお前の延命嘆願なんて誰も誰も聞いちゃくれねーゼ?
弱肉強食がサバンナのルールだからな。常識だよ?コレ。」
モナーの話に耳を傾けることなくじわりじわりと獲物を追い詰めるように迫っていくサバンナ。
逃げ場は無い。部屋の隅に追い込まれたモナーは半ばヤケクソでデイバックの中のあるものを取り出した。
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'、;: ...: ,:. :.、.∩.. .:: _;.;;.∩‐'゙  ̄  ̄
`"゙' ''`゙ //゙`´´ | |
//Λ_Λ | |
| |( ´Д`)// <こっちに来るなモナ!エビフライぶつけんぞ!
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}}}
モナーが取り出したのは巨大なエビフライだった。どうみても悪あがきです。本当にありがとうございました。
ライオンに対しエビフライで応戦しようとしてる姿は傍から見ても滑稽である。
モナー自身も何をやっているのか分からなかったが、もうどうしようもなかったので仕方ない。
誰がどう見ても詰んでいる状況だったがモナーはあることに気づいた。
サバンナの動きが止まって口からヨダレが垂れていたのだ。目線も完全にエビフライに釘付けだ。
もしかしたら逃げられるかもしれない。そう思ったモナーは
「モナっ!!」
僅かな希望に賭けてエビフライを遠くに投げた。
目の前のライオンがエビフライに注目してくれれば逃げられる。
駄目ならば本当に終わりだ。
するとサバンナはモナーの思惑通りに投げられたエビフライに向かって走り出した。成功だ!
サバンナがエビフライに気を取られている隙にモナーは急いで職員室から出ると、がむしゃらに走り学校から脱出した。
ライオンになんか勝てるはずがない、確実に殺される。ここにいるのはこんな危ない奴らばかりなのだろうか。
しかしモナーにはここで殺られるわけにはいかない理由があった。
あの日、私が犯した取り返しのつかない罪。
あの後打ち明けるはずだったことを彼に何一つ言えていない。
私にはまだやるべきことがある。こんなところでは死ねない、まだ死ぬことはできないのだ。
【A-1・校門前 /1日目・深夜】
【モナー@AA(FLASHゲーム「密室船」)】
[状態]:健康、疲労(小)
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ランダム支給品1~2(確認済み)
基本:殺し合いはしたくない。脱出する
1:サバンナから逃げる
2:生きて帰って謝罪する
※残りの支給品は武器ではない、もしくは武器には見えないものです
「チッ、逃げられたか。食べ物は何よりも重要というサバンナで生きる奴の習性を利用するとはあいつ中々やるな・・・」
サバンナは一瞬モナーを追おうと考えたが直ぐに諦めた。
ライオンのオスは基本的に狩りをしない。メスが苦戦している時に力を貸すぐらいだ。
なのでサバンナは実はあまり狩りを得意としていなかった。
なので彼を無理に追うのを諦めたのだ。
まだ慌てるような時間じゃない、今は体力を温存する時だ。
とりあえずは弱そうなヤツ、疲弊しているヤツを狙って殺していけばいいのだ。
狩りは少し苦手でも俺にはサバンナで生き残ってきた野生の勘と力がある。
俺は百獣の王、ライオンだ。こんな殺し合いで程度で負けるはずがない。
「辛いわー、百獣の王って称号を背負ってるとマジ辛いわー」
いつもの軽口を叩きながら自分の支給品を確認していなかったことに気づいたサバンナは
投げつけられた巨大エビフライを回収、それを食べつつ支給品を確認するのだった。
サバンナじゃ道具なんて使わずに生きたけど、まぁ無いよりある方がいいからな。
【A-1・学校内 /1日目・深夜】
【サバンナ@AA】
[状態]:健康
[装備]:巨大エビフライ@AA
[道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ランダム支給品1~3
基本:生き残る
1:支給品の確認
2:確実に倒せそうなヤツを探す
<<支給品紹介>>
【巨大エビフライ@AA】
八頭身がエビフライを投げつけようとしているAAのエビフライ。デカい。
エビフライの部分はマサラタウン、ネーデルガンダム等、色々なものに改変される
<<出典詳細>>
【FLASHゲーム「密室船」 】
アキト氏によって制作された脱出謎解きFLASHゲーム。
海上レストランの完成祝賀会に招待されたギコとしぃが脱出不可能な船上で起こる
連続殺人事件に挑む。モナーは第一の犠牲者。
|No.17:[[やっぱ母艦かな]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|No.19:[[ありのままに今起こった事を書くぜ……]]|
|No.17:[[やっぱ母艦かな]]|[[投下順>00~50]]|No.19:[[ありのままに今起こった事を書くぜ……]]|
||モナー|No.45:[[カルネアデスの板]]|
||サバンナ|No.:[[]]|
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