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*権力に飢えた扇動家 ◆Np4MBmIELw ---- 1941年はスターリンにとって焦りの年であった。モスクワ到達は免れるも次々に領土の陥落が続いた。だが、相手側もこちらの焦土作戦により疲弊していた。 翌年。これを過大評価したスターリンは大攻勢をしかけるように軍へ命令をだした。はずだった。 (ファシストめ……まさか誘拐して実験に使うとはな) 一国の主はため息をついた。 (そして、日本は参戦はしないが協力はすると) 主催者の顔を浮かべながら思う。シベリア方面は安全と見越して西部に注力させたが誤りだったようだ。帰ったら日本に宣戦布告しなければ。 その後歩きながらスターリンはこの「実験」で生き残る術を考えていた。 結論をだすと、対主催パルチザンを組織し自分は最終的にトップに座る。20年前と同じ手口をやろうとしていた。 そのための人を探していたのだが、いた。のんきにもサボタージュのつもりか、この緊急時にぐっすりと寝ている中華風の男が。 孔明は変な夢をみた。馬謖を斬る瞬間に躊躇して悔し涙を流し続けた夢を。 どれくらい経ったろうか、孔明ははっと目覚めた どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した 「やれやれ、帰って策をねらなくては」孔明は苦笑しながら呟いた 立ち上がって伸びをした時、孔明はふと気付いた 「ん・・・?軍がいるだと・・・?」 ベンチから飛び出した内川が目にしたのは、地平線まで埋めつくさんばかりの蜀軍だった 千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように軍靴の音が響いていた どういうことか分からずに呆然とする内川の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた 「孔明、戦いだ、早く指示を出せ」声の方に振り返った内川は目を疑った 「か・・・関羽殿?」 「なんだヒゲ、居眠りでもしてたのか?」 「げ・・・玄徳殿?死んだはずでは」 「なんだ孔明、かってに殿を死なせやがって」 「張飛殿・・・」 内川は半分パニックになりながら配置図を見た 1軍:関羽 2軍:馬超 3軍:黄忠 4軍:張飛 5軍:劉備 6軍:諸葛亮 7軍:趙雲 8軍:馬岱 9軍:魏延 暫時、唖然としていた孔明だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった 「勝てる・・・勝てるんだ!」 姜維から羽扇を受け取り、戦場へ全力疾走する孔明 そこで破裂したような音を聞き本当に目を覚ました。 「貴様の名前を名乗れ」 「諸葛孔明。漢の後継である、蜀の軍師」 「ソビエト連邦書記長ヨシフ・スターリン」 スターリンは上に向かって撃ったトカレフを下ろし、畳み掛けるように言った。 「ファシストに立ち向かう勇気はあるか」 「はて、ファシストとは?」 「私達をここに連れてきた連中だ」 聞いたことのない名だが、我らにとっての魏のような存在であると直感した。 「なければ、軍師などやってない」 「軍師と言ったな?なら、対ファシストの戦略を頼みたい。できるな?」 彼の目を見た。思ったことは必ずやり遂げる目だ。かつての劉備の目を思い返した。 「ええ。我が策お使いください」 なら、私が今つくのはこの人だ。そう信じ孔明は策士にもどった。 その信念があたってるかは別の話だが。 【A-1 学校前バス停のベンチ/一日目・深夜】 【孔明@三国志・戦国】 [状態]:健康 すこし眠たい [装備]:iPod@現実 [道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本:蜀に帰る 1:スターリンに従い、対主催の策を練る 【スターリン@軍事】 [状態]:健康 [装備]:トカレフ(7/8) [道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本:ファシストを倒す集団のトップに立つ 1:疑わしきものは粛清する。 ※1942年初めあたりの参戦です。日本人はファシストとみなされる可能性があります |sm27:[[【髪は】バトロワ内でした悪行を懺悔する絵師【言っている…】]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm29:[[葛藤は時として人を毒蛇に変えてゆく]]| |sm27:[[【髪は】バトロワ内でした悪行を懺悔する絵師【言っている…】]]|[[投下順>00~50]]|sm29:[[葛藤は時として人を毒蛇に変えてゆく]]| ||スターリン|sm:| |sm16:[[思えば遠くへ来たもんだ]]|孔明|sm:|
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