二次キャラ聖杯戦争@ ウィキ内検索 / 「絆物語(後編)」で検索した結果

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  • 絆物語(後編)
     「ペルソナ」  再びあらわれた世界のアルカナ———伊邪那岐禍津大神———  ある種の禍々しさを纏ったソレは、不気味に名無とリインフォースを見つめる。  (なんだ……この感じ………まるで透明の水に墨汁を垂らしたかのようなドス黒い魔力の感じは……!?)  吐き気を催すような魔力を感じ取ったリインフォースだったが、悠長に考えている時間はないようだ。  獲物を見定めた鷹のように、低空飛行で一直線に名無に向かって襲い掛かる。  そうさせまいとリインフォースは貫通力と速度重視の魔力弾の弾幕を展開する。  さすがに危険を感じたのか、手に持った矛を回転させ防御する伊邪那岐。  その隙に名無は、悠の方へ踊りかかるが、慌てることなく日本刀で受け止め、返す刃で名無の首 目掛けて刃を走らすが——————  「うひょおう!?」  珍妙な掛け声とともに身体...
  • 絆物語(前編)
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  • 51~100話まで
    ...63 絆物語(前編)絆物語(後編) 花村陽介&ランサー名無鉄之介&キャスター鳴上悠&ランサー 冬木大橋住宅街 朝 ◆2shK8TpqBI No.064 嘘つきたちの狂宴 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアセイバー(アルトリア・ペンドラゴン)天海陸&セイバー泉こなた&ライダー 深山町 午前 ◆wYNGIse9i6 No.065 一寸先は闇だけど 鹿目まどか 新都・ハイアットホテル 朝 ◆2shK8TpqBI No.066 下準備 花村陽介&ランサー名無鉄之介&キャスターアサシン(ファニー・ヴァレンタイン) 深山町・月海原学園 午前 ◆2shK8TpqBI No.067 消えない想いーLuminis 鹿目まどか&アーチャー園崎詩音&バーサーカー 新都・蝉名マンション 朝 ◆FTrPA9Zlak No.068 割れる円卓 衛宮士郎&セイバールルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー金田一一&ライダー...
  • 本編目次時系列順
    ...63 絆物語(前編)絆物語(後編) 花村陽介&ランサー名無鉄之介&キャスター鳴上悠&ランサー 冬木大橋住宅街 朝 ◆2shK8TpqBI No.065 一寸先は闇だけど 鹿目まどか 新都・ハイアットホテル 朝 ◆2shK8TpqBI No.067 消えない想いーLuminis 鹿目まどか&アーチャー園崎詩音&バーサーカー 新都・蝉名マンション 朝 ◆FTrPA9Zlak ■午前(8~10時) 投下順 タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.055 絶望への反抗!柳洞寺に集う超頭脳派たち 衛宮士郎&セイバールルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー金田一一&ライダーキャスター(蘇妲己) 深山町・柳洞寺 午前 ◆3gGiI31R5A No.064 嘘つきたちの狂宴 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアセイバー(アルトリア・ペンドラゴン)天海陸&セイバー泉こなた&ライダー 深山町 ...
  • 初日での死亡者
    時間 場所 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 未明 新都・冬木教会 天野雪輝 “壊刃”サブラク 033 全てを呑み込んで熱を帯びていく(前編)033 全てを呑み込んで熱を帯びていく(後編) 焼死 剣と炎の津波 新都・冬木教会 タマモ “壊刃”サブラク 焼死 剣と炎の津波 新都・冬木教会 我妻由乃 “壊刃”サブラク 焼死 剣と炎の津波 新都・冬木教会 ジョン=ドゥ “壊刃”サブラク 焼死 剣と炎の津波 新都・蝉菜マンション近辺 ヴァレンタイン(1人目) ヴァレンタイン(2人目) 037 La Danse Macabre(前編)037 La Danse Macabre(後編) 射殺 拳銃 黎明 深山町・柳洞寺 本多忠勝 鳴上悠 042 FINAL DEAD LANCER(前編)042 FINAL DEAD LANCER(中編)042 FINAL DEAD LANCER(後編) ...
  • ◆.OpF6wOgZ2
    ◆.OpF6wOgZ2氏 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 000 OP~導入 言峰綺礼 001 No.1 003 No.3 004 No.4 010 No.10 Interlude Cannibal Corpse 043 Interlude 026 Night of The Round 029 初期不良 031 I m a liar 035 父と娘もしくは仇か宝 037 La Danse Macabre(前編)La Danse Macabre(後編)
  • OP~50話まで
    敬称略 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.000 OP~導入 言峰綺礼 新都・冬木教会 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.001 No.1 天野雪輝&キャスター 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.002 No.2 ゼフィール&ライダー 不明 不明 ◆YFw4OxIuOI No.003 No.3 衛宮士郎&セイバー 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.004 No.4 鳴上悠&ランサー 不明 不明 ◆.OpF6wOgZ2 No.005 No.5 天海陸&セイバー 不明 不明 ◆2TIcBhEgoU No.006 No.6 枢木スザク&バーサーカー 不明 不明 ◆gsySw7SywU No.007 No.7 花村陽介&ランサー 不明 不明 ◆GIjwvg4JCY No.008 No.8 遠坂凛&キャスター 不明 不明 ◆BKUvL3qgtY N...
  • 全てを呑み込んで熱を帯びていく(後編)
    全てを呑み込んで熱を帯びていく(後編) こちらを挑発するかのような言葉とともに、これまで防御と回避に徹していたアレックスが反撃を開始した。 「ハッ!全然攻撃してこねえから、ただの木偶かと思ったぜ!」 不敵な笑みを浮かべ、挑発を返してアレックスを迎撃するアーチャーだったが、その余裕はすぐに崩れ去ることになった。 アレックスはアーチャーの予想を大きく上回る速さで金属を纏った拳を叩きつけてきた。 無論、アーチャーも全身の血液を筋力と敏捷の向上に回し、同じく徒手空拳で応戦するのだが、その悉くが躱され、いなされる。逆に、アレックスの攻撃は面白いようにアーチャーを打ちのめす。それは最早、戦闘ではなくアレックスによる一方的な蹂躙となっていた。 単純なステータスだけならば両者の間にさほど決定的な差はない。むしろ、パワーだけなら宝具「化外の心臓」によるステータス向上と、蛮勇のスキ...
  • 完結編での死亡者
    時間 場所 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 夜 深山町・柳洞寺 “壊刃”サブラク 特定不能※1 082 Memento mori(後編) 消滅 特定不能 深山町・住宅街 匂宮出夢 なし※2 消滅 なし 夜中 深山町・民家 羽瀬川小鳩 ゾルフ・J・キンブリー 086 夢見るように眠りたい 石化※3 なし 黎明2巡目 深山町 ファニー・ヴァレンタイン(5人目) アレックス 094 開幕、聖杯大戦 消滅 ブリューナクの槍 深山町・遠坂邸地下室 衛宮士郎 なし※2 消滅 なし 深山町 アルトリア・ペンドラゴン なし※2 消滅 なし 深山町 門矢士 アルトリア・ペンドラゴン 刺殺 エクスカリバー 深山町 鹿目まどか 衛宮切嗣 094 開幕、聖杯大戦 頭部破壊 狙撃銃 深山町 名無鉄之介 なし※2 095 零れ落ちる砂のように誰も時間止められない 消滅 なし 深山町 リインフ...
  • Memento mori(後編)
    4 集う者達 時を暫く遡る。 遠坂邸の居間にてサーチャーを介して哨戒を行なっていたリインフォースだったが突如異変に襲われた。 「サーチャーが……!?」 ルルーシュの頼みで柳洞寺周辺に飛ばしていたサーチャーの悉くが一瞬にして破壊されたのだ。 ステルス性能を高めていたはずのそれらを見抜き、一瞬で破壊し尽くす。 そんな事が可能なのは自分と同じキャスターかあるいは間諜に長けたアサシン、若しくは視野と射撃能力に秀でたアーチャーか。 「どうした、キャスター?」 ふと横で書斎にあった地上の聖杯戦争に関する資料を読んでいたルルーシュが声を掛けてきた。 それにリインフォースも今起こった異変を正直に話した。柳洞寺にいるマスターはルルーシュの仲間なのだから当然のことだ。 「何だと…?」 話を聞いたルルーシュは携帯電話を開いたが―――着信はゼロ。 ...
  • 友と絆と這いよる絶望(後編)
    ライダー対アーチャーの戦いは佳境に入ろうとしていた。 スタンドとの同時攻撃を繰り出すアーチャーに対し、ライダーはトラクローソリッドとメダジャリバーを使い分け捌いていく。 高いステータスとスタンドによる数の有利をもつアーチャーだが、全てのステータスを底上げし傷を癒したライダー相手に決定打を与えられずにいた。 ライダーは決して自分からは踏み込まず防戦に徹している。 捌き、逸らし、時に大きく跳躍して距離をとるライダー。猛攻を仕掛けるアーチャーは次第に焦りが生まれた。 「どうしたライダー、逃げてばかりでは勝てんぞっ!」 「そういうあなたは…っ、余裕がなさそうです…ねっ!」 お互い一旦距離をおこうと思い跳躍し離れる両者。 「いいのかライダーよ。お前たちのマスターが危険だぞ?」 「皆のこと信じてるんで…それに危ないのは切嗣さんの方じゃないんですか?」 痛いと...
  • DECIDE THE FATE(後編)
    ◆ トキは北斗神拳の使い手であり、同時に人を救うことにも長けた医者でもある。 世紀末の世界では多くの怪我に、病に苦しむ人間を救い、奇跡の人と呼ばれたこともある。 マスターである雁夜の体の状態も、大まかであるが把握していた。そしてその肉体が恐らくは長くないということも。 だからこそ、トキは先に雁夜の血を止めた際、また別の効果も表す秘孔を突いていた。 彼自身からの魔力供給を最低限にする秘孔。これからの自身の激しい戦いにも耐え切ることができるように。そしてもう一つ、僅かでも体力を回復させ、歩くことができるよう。 (この場から離れるのだ、マスター) (が…、アサ、シン?) (おそらく私はあのサーヴァントの相手で精一杯だろう。せめて地の利を生かしてなるべく見つからない場所まで逃げてくれ) (…そうか。すまないな、全てお前に押し付けて) (気にするな) そんな短...
  • 去り行く者と残された絆(後編)
    1赤い魔術師と雪の少女 「お前たち、なんで・・・だってイリヤは俺の目の前で・・・え・・・?」 混乱する頭で思い当った可能性―――彼らは実は死んでいなかった可能性――― 「みんな、本当は生きて―――」 「いいえ違うわ士郎、私たちは確かに死んだわ。死んでムーンセルに分解されて、消え去るだけの運命だった。今ここにいるのはキャスターのおかげなの」 「それって、どういう・・・」 未だ働かない思考で答えを出す前に遠坂凛が前にでる 「キャスターが分解されてただのデータになった私たちを再構築したのよ。といってもムーンセルは管理の怪物。不正データは消去される。だからあまり時間が残されてないわ」 だから早く済ませましょ そういって凛は泉とライダーに近付いていく 「凛ちゃん・・・」 「泉さん。よかった、無事だったのね それとごめんなさい。あなたの所に危険な参加者を残すことになってしまって...
  • La Danse Macabre(後編)
    「無事か、まどか!!」 霊体から実体に戻ったDIOが部屋へ飛び込む。 彼女が居た部屋は不用心に扉が開け放たれており、 室内に飛び込んだDIOの眼に映ったのは比較的に落ち着いているとはいえ、 明らかに荒らされた形跡のある部屋。 「クソッ、何という事だ!!」 苛立ち紛れにDIOが拳をテーブルに叩きつける。 その音に反応するように傍のクローゼットからガタリと物音がする。 それに呼応するように微かに感じる魔力。 「……アーチャーさん?」 クローゼットから怯えた少女の声が聞こえる、 DIOがクローゼットを開けるとビクリと一瞬、 身を強ばらせたものの無傷な様子のまどかの姿がそこにはあった。 「何があった、まどか!」 DIOの言葉にまどかが視線を彷徨わせる。 明らかに恐怖で困惑している。 「大丈夫だ、落ち着いてくれ。  私...
  • FINAL DEAD LANCER(後編)
    騎士王と光の御子。 いつかと同じ二人の激突は、しかし以前とは全く違う様相を呈していた。 「ぐっ……!」 セイバーから苦悶の声が漏れる。だが、手を止めることは許されない。 そんなことをすれば、たちまちのうちにランサーの朱槍の餌食になるだけだ。 ランサーの槍さばきは、前回対峙した時とは別人ではないかとさえ思えるほど強壮にして苛烈だった。 以前は容易く捌き、反撃に転じる余裕さえあった攻撃が、今は防ぐだけで精一杯。 以前は容易に相手の守りを突き崩したこちらの攻撃を今はあっさりと防がれる。 以前は追いつけた敵のスピードに、今は追いすがることすらできない。 「その見えない剣はもう通用せんぞ、セイバー!」 そして、今のランサーには何故か“風王結界(インビジブルエア)”による剣の隠蔽が通じていない。 刀身の長さを正確に把握しているとしか考えられない的確な攻めに...
  • Assault of Dreadnoughts(後編)
    空飛ぶバカ、アストレアは目の前の異形がバランスを崩した事など気にも留めない。 剣を構え……クリュサオルで両断する。 ライダーとセイバー、空を飛ぶ2つのサーヴァントを相手に善戦し続けたテレサはついに大きなダメージを受けた。 「ガハァッ!」 足場のない空中で戦っていたため、当然地面まで自由落下する事になる。 空中で錐揉み回転しながらも、たった今自分を奇襲した魔術の使い手が誰か確認する。 (あ…あいつか!?) アシュヒトが乱入者相手に戦闘しているその近くに4人の新たな参加者を視認する。 うち二人は既に見たことのあるバーサーカーの主従、もう片方はセイバーと思われる主従。 キャスターには見えず、恐らくは魔術を使えるセイバーが自分に魔法を放った形跡がある。 今の状況は、非常にマズい。 「セイバー!?」 自分の従者が大ダメージを受け、つい...
  • Beautiful dreamer?
    『お・ま・え・は!! なにをやっているんだ!』 「だってこのカードがあれば何でも買えるんだぜ!?   ならエロ本たくさん買い放題じゃん! おかずにも困らない! 思わずあったの全部買っちゃったよ!  イヤッホオオオオオオオオウウウ聖杯戦争さいっっっこおおおおおおおう!」 深夜の街にバカが一人いた。 少年――名無鉄之介は両手にビニール袋をぶら下げながらくるくると回っていた。 彼が思わず回ってしまうくらいに浮かれる理由? そんなのはわかりきったことだ。 「帰ったら何からよっもうかな~。うひゃひゃひゃ!」 その理由にはビニール袋の中身が大きく関わっていた。 中身は――エロ本である。そう、全てエロ本なのだ。 鉄之介は、物資調達用にと渡されたクレジットカードを使って、コンビニにあったエロ本を全て買い占めたのだ。 その後も、何件かのコンビニをはしごして、エロ本を...
  • La Danse Macabre(前編)
    「――世界(ザ・ワールド)!!」 アーチャー、つまりはDIOがその能力(スタンド)の真名を解放した時、 世界はカチリと時を刻むのを止めた。 ありとあらゆる生物が、いや水や空気のような無機物ですら まるで空間に固定された様に静止した世界。 その世界の中で唯一人、DIOのみが君臨する事を許される。 それは最早、大規模固有結界とでも呼ぶべき神秘。 その世界の中でDIOは自分の前で静止するバーサーカーを見据える。 無論、サーヴァントといえどもこの静止した空間では そのルールには従わざるを得ない。 自分の眼前に迫る兇刃を軽く退かし、DIOは鼻で笑う。 「フン、よくやってくれたものだ。  ほんのちょっぴりだが、私を焦らせたのだからな」 狂気に歪む少女のサーヴァントの顎を腕でつぃと上げて、 その顔を一度覗き込んだ後にすぐに手を離して軽く距離を取り直す。 ...
  • 全てを呑み込んで熱を帯びていく(前編)
    全てを呑み込んで熱を帯びていく(前編) 「おっ、あったあった」 アレックスとの自己紹介を終えた後、陽介とアレックスは突然夜の街の路地裏と思しき場所に跳ばされた。(テレビの中の世界で似たような現象を何度も経験したので、驚きはしても慌てはしなかったが) アレックスが言うには、これはムーンセルによる強制移動で、自分たちが今いる場所は冬木市の新都という所らしい。また、それらに関する知識も、気がついたら頭の中に入っていたらしい。 ムーンセルという聞き慣れない単語や、テレビの中の世界でもないのに何度もワープするという不可思議な現象について聞きたい事、知りたい事はいくらでもあったが、まずは戦いに向けた準備と、具体的な戦略を練るために行動を開始した。 そして最初に立ち寄ったのが今、陽介の目の前にあるコンビニである。 『なるほどな。時間的に殆どの店は閉まっているが、確かにここなら...
  • FINAL DEAD LANCER(中編)
    「シロウはどこに行ったのー!?」 時間は士郎とルルーシュが柳洞寺に到着したところまで遡る。 謎のサーヴァントとの戦闘の後、イリヤスフィールとランサーは、再度の襲撃を警戒して大きく回り道をしてから衛宮邸に向かった。 あの正体不明のサーヴァントを士郎に近づけたくなかったが故の行動だったが、そのためにまっすぐ柳洞寺へ向かった士郎らと入れ違いになってしまった。 セイバー二人もランサーもサーヴァントとしては索敵範囲が狭いため、お互いの接近に気付けなかったのだ。 士郎の不在に一度は憤慨したイリヤスフィールだったが、深呼吸して落ち着くと、すぐに士郎が向いそうな場所を導き出した。 「多分柳洞寺ね。前もキャスターが居座ってたし、リンを探してから行くなんて回りくどいことをシロウがするとも思えないし」 あの場に遠坂凛がいたかどうかは覚えていないが、彼女はこの冬木のセカンドオーナー...
  • DECIDE THE FATE(前編)
    薄汚れた空気、鼻を突くほどの腐臭。 もしこの空間を色で表現することがあれば、恐らく緑色といえるだろう。自然からくる色ではなく、汚れた毒々しい色として。 そこはマンホールの下、下水管の中。街の汚水が流れ込む、誰もが寄り付かないであろう空間。 その空間を、体を引きずるように歩く者がいた。 間桐雁夜。 この薄汚れた空気も、誰もが入ることを躊躇うであろう不潔さも、彼にとっては慣れたものだった。 聖杯戦争が始まって以来、彼はずっとこの空間で過ごしてきたのだから。 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト。アインツベルンの魔術師。そして遠坂時臣。 彼等と比べたとき、自分の魔術などどうということのないものだという自覚はあった。 加えてこのボロボロの体。戦うことなどできるはずもない。 だからこそバーサーカーを戦わせる間、身を隠すことで己の安全を確保し確実に生存できるようにしてきたのだ。...
  • Assault of Dreadnoughts(中編)
    覇王ゼフィールはこの状況が内心気に入らなかった。 騎竜の上から巨大な妖気探知の主と相対する。 早々に片付けねばならぬ相手であることは間違いない。 だが、彼とて目立ちたくはなかったのだ。 NPC達は未だ夜空の闇に紛れる自分たちに気付かない。 しかし数秒後にはゼフィールの好む静寂とは真逆の状況になるだろう。 だが何より——混沌を好む、自分の従者が愉しそうなのが一層気に入らない。 狂王アシュナードは内心狂喜していた。 己が主人の内心など表情を読まなくても解る。 仕方がないと踏まえた上で全てが気に入らないのだろう。 相手のマスターの刺すような視線も、セイバーと思しき敵英霊の微笑も、 狂王アシュナードの悦びを増すばかりであった。 眼下に蠢くNPC達がこの瞬間から上げる悲鳴もまた、心地よい。 微笑みのテレサは迷わない。 敵の索敵能力の謎も、自分より更に上のス...
  • 友と絆と這いよる絶望(前編)
    キャスターの転移魔術により陽介・こなたの二人は柳洞寺の地下大空洞へと移動した。 あたりを見渡し敵影がないのを確認すると緊張を解く。 「ルルーシュ君大丈夫かな、それに鉄之介くんも…」 「きっと大丈夫だよ、名無のやつは馬鹿だが強えやつだ。俺なんかよりもずっとな。ルルーシュもきっと無事に帰ってくる」 暗い顔で心配するこなたを慰めるように陽介は明るく振舞う。 けれど内心では陽介も二人の心配はしているし何より先の士郎の死が大きく後を引いていた。 あの状況では自分にできることはなかった。しかし何も感じなかったわけではない。 寧ろ大切な仲間を失う辛さを陽介は誰よりも知っている。 (落ち込むのは…後悔するのは全部終わってからだ) 暗くなりそうな思考を振り払い集中する。今この場に戦えるのは自分しかいないのだ。 アレックスたちが戻るまでこなたを守らなけれ...
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    今日 - 昨日 - 総合 - 検索 メニュー トップページ メニュー 本編 本編目次投下順 本編目次時系列順 キャラ別SS表 死亡者詳細 死亡者名鑑 死亡者名鑑(完結編) 死亡者リスト(虎) 生還者名鑑 各種設定 参加者名簿 参加者名簿(死者表示) マップ 現在位置 ルール その他 没SS置き場 用語集 小ネタ リンク 2chパロロワ事典@wiki 俺ロワ・トキワ荘(本スレ) 二次聖杯したらば(雑談、議論スレ等) 二次キャラ聖杯戦争専用チャット 第二次二次キャラ聖杯戦争 @wiki @wikiご利用ガイド 更新履歴 取得中です。
  • 終わりに向かう物語
    日は落ちた。三度目の夜。 紛れもなくこれが最後の夜であると、誰もが確信している。 時は、午前零時。 暗闇の中にあってなお、太陽の如き輝きを放つ一人の男――名をギルガメッシュ。 金の髪、赤い瞳、黄金の鎧。只人が見れば無意識に頭を垂れる、圧倒的な存在感を放っている。 彼こそは人の歴史に燦然と名を刻む、万夫不当の英雄王だ。 そしてその側には、英雄王とは対照的に漆黒の礼服に身を包む長身痩躯の男が一人。 言峰綺礼。神父のNPCにして、ギルガメッシュのマスターとしてこの聖杯戦争に参戦したイレギュラー要素である。 彼らは、敵を待っている。 もうすぐここに――西と東の街を結ぶ冬木市の要所、冬木大橋へと、敵がやってくる。 「英雄王よ、一つ質問がある」 綺礼の問いに、ギルガメッシュは目線で先を促す。 この決戦の地に着いて、ギルガメッシュはただの一言も発していない...
  • FINAL DEAD LANCER(前編)
    「…………………」 金田一には今、自分の目の前に広がる光景が信じられなかった。 否、信じたくなかった。 目を凝らし、もう一度だけ確認する。 だが、現実は何ひとつ変わらない。 「………なんてこった」 まるで数年前に二週間だけ過ごした田舎の村の懐かしい旧友に会いに行った矢先に、その村で起こった連続殺人事件の犯人が旧友の一人だったかのようなやるせない表情で呟いた。 「肉が、無い……」 由緒正しい寺の冷蔵庫に肉類など入っている筈がない。 それが、金田一が直面している(少なくとも本人にとっては)極めて切実な問題だった。 「そりゃあおぬし、寺に肉などあるわけなかろう。 というか一晩ぐらい我慢できんのか?」 ライダーの痛烈なツッコミに項垂れる金田一。 彼は食べ盛りの高校生。腹持ちの良くない和菓子だけで一晩過ごすなどとてもではないが出...
  • OP~導入
    OP~導入 聖堂の様な場所で『貴方』は目を覚ます。 見覚えが有る様な無い様な、 そんな印象をくらくらとする頭で感じ取る。 辺りには似たような人間が何人も倒れており、 『彼』、『彼女』らは『貴方』と同じ様に 頭を抱えながら起き上がり始めている。 不意にコツコツと靴音が響き渡り、 『貴方』を含む全ての人間がそちらに目を向ける。 其処には聖堂ならば居ても当然の者、 だが妙に似つかわしくない雰囲気を醸し出す 神父が厳かに立っていた。 「ようこそ、新たな召喚者達よ。  お前達は聖杯によって選ばれた。  己の願望を叶えたいと欲する者は  己の右腕を見てみろ」 静かに告げる神父の言葉に『貴方』は 思わず自分の右手に視線を遣る。 覚えの無い刻印が手の甲に刻まれている。 「それは令呪。  それを刻みし者は聖杯の力の一端である  サーヴァントを使役...
  • Assault of Dreadnoughts(前編)
    何ともタイミングの悪い。 内心で悪態を吐くが、こうなってしまってはどうしようもない。 アシュヒト・リヒターに落ち度はない、あるとすれば相棒たるセイバーの方。 戦闘や能力の落ち度ではなく、ただ、彼女には『現代の知識』というこのチーム最大の難問をどうにもできなかった。 聖杯から必要な知識を与えていられたハズ———にも関わらず、彼女は全くそれを咀嚼できず、主人たるアシュヒトに伝えられない。 『アシュヒトの知識』は、『現代の知識』に比べて遥かに時代遅れである。 アシュヒトはこれが大きくチームの足を引っ張ると予測し、そして実際に引っ張った。 時を巻き戻す。    ◇ 見たこともない機械が街に溢れ、魔法と見紛う怪奇なものが人々の日常に溶け込んでいる。 道行く人達が、顔の側面に箱を当てて会話するように独り言を吹き込む。あの箱は何なのか? 推測で、あれは...
  • Memento mori(前編)
    1 魔術師殺しは策謀を巡らせ蠢動する 「――――――っ!?」 新都をトラックで走り回っている最中、衛宮切嗣は突然訪れた痛覚に顔を顰めた。 マスターの些細な様子の変化を鋭敏に感じ取ったのであろう、傍らで霊体化しているライダーが怪訝そうな声音で声を掛けた。 「おい、どうしたマスター?何かあったのか?」 「…僕は大丈夫だ、それよりも一瞬で良い。ペガサスフォームを使ってくれ。 探る場所は深山町の大橋前だ、説明している時間が惜しい」 ライダーとしては今はディケイドライバーの修復に全力を注ぎたいのだが、切嗣は恐らくそれを踏まえた上で言っているのだろう。 ともかく指示に従ってペガサスフォームで索敵を行なったところ、今までは見られなかった異常を発見した。 「こいつは…何かが飛び回っているな。何かまでは分からないがどうも“見られている”、そんな気がするな。 ...
  • 生きているのなら英雄だって殺してみせる
    生きているのなら英雄だって殺してみせる 狐耳のキャスターらとの戦闘の後、下水道で暫くの間休憩を取った鳴上悠とランサーは、そのまま下水道の中を進んでいた。(キャスターから受けた傷は、ランサーの治癒のルーンによって既に治っている) 但し、その足取りは尋常でなく速かった。ランサーが悠をおぶる形で、下水道をサーヴァントのスピードで突っ走っているためだ。 地上と違い、地下ならば人目を気にする必要は無い。 「んで?次はどこに行くんだよ?」 「学校に行こう。あそこで、さっきのキャスターの情報を探しておきたいからな」 「へいへい。ったく、サーヴァントをタクシー扱いするマスターがいるとは思わなかったぜ」 「サーヴァントタクシー……。そうか、これがサーヴァントの本当の力か………!」 「ちげーよ!振り落とすぞ!」 このように、時折漫才を繰り広げながら二人...
  • 去り行く者と残された絆(前編)
    「はあっ……」 遠坂邸の与えられた一室に、リインフォースはサーチャーで索敵を行いながらもどこか上の空だった。 同じ部屋に名無がソファーに寝そべりながらエロ本を読みふけっていても怒るどころか気にも留めない様子は、二人の関係を知るものがいれば目を疑うような光景だった。 「さっきからどったのリインちゃん?お腹すいた?」 気になったのか一旦エロ本を置き近づく名無。 真名で呼ぶなと注意するがその声はいつものように覇気がない。 「ほんとにどうしたんだよリ…キャスター。まだ調子がもどんねえの?令呪もう一個使う?」 「やめろ、魔力は十分に回復した。・・・お前のおかげでな。―――それとは別の事情だよ」 「別の事情って?・・・はっ!?もしやついに俺に惚れたか!いやっほう!!」 「ねーよ。」 荒れた口調で即答するがやはり元気...
  • No.25
    No.25 そこは何もない空間。 巨大なステンドグラスと人形の他は何もない、ガラスで囲われた深海の様な空間。 そこで我妻由乃は死にかけていた。 止めを刺そうと、人形は仰向けに倒れた由乃に近づく。 天野雪輝を追い扉を潜った先で人形に襲われ、朦朧とする意識の中で由乃が考えていたのは、自分の心配ではなく、雪輝の安否だけだった。 「大丈夫かな、ユッキーもこいつに襲われてないかな……。  私、絶対ユッキーを守るよ。何を犠牲にしても……」 混濁した意識は、これから自分の命が失われることにも気付けない。 傍から見れば滑稽極まる姿だ。その呟きは狂人の様な、だが聖人の様な矛盾する声色だった。 『それは自分も含めてか?』 「うん……。私はユッキーが生き残ればそれでいい」 『誰を殺そうともか?』 「そうよ……。ユッキーは私を利用し...
  • No.17
    No.17 ――――――『試練』には必ず「戦い」があり、「流される血」がある。 ―――――― ――――――『試練』は供え物。 立派であるほど良い。―――――― ◆ 「聖杯は我々が手に入れなくてはならない」 冬木市に建つホテルの一室。 椅子に腰掛けたサーヴァントは、小型のテーブルを隔てて向こう側の席に座る己のマスターに向けてそう言った。 宣言した彼の眼光は鋭く、そこからは彼のした覚悟が見て取れるだろう。 一方のマスターは、サーヴァントの言葉をさながらクラシックでも聞くかのような表情で聞いている。 「私は民の為に聖杯に願いを託す……"市長"、あなたもそうだろう?」 「当然だとも。ああいうものは、より多くの者に有益に働くように使わなくてはならない」 "市長"と呼ばれたマスターはそう言うと、...
  • 101~最終話まで
    小見出し 敬称略 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 No.101 over soul ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー泉こなた&ライダー花村陽介 精神世界深山町・柳洞寺 日中2巡目 ◆2shK8TpqBI No.102 裏側の真実 魔王ゼロ言峰綺礼&ギルガメッシュ 月の裏新都・冬月教会地下 日中2巡目 ◆XL.nOGsA4g No.103 Shadow of Memories ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー泉こなた&ライダー花村陽介魔王ゼロ言峰綺礼&ギルガメッシュ 深山町・柳洞寺新都・冬月教会地下月の裏 夕方2巡目 ◆wYNGIse9i6 No.104 終わりに向かう物語 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア&セイバー泉こなた&ライダー花村陽介魔王ゼロ言峰綺礼&ギルガメッシュ 冬木大橋月の裏 ??? ◆l3N27G/bJU THE FINAL Re;Ze...
  • Cyclone
    「さて、と。これからどうしましょうか」  新都の一角、蝉菜マンション付近のビル街。そこに一組の少女がいた。  一人は緑の髪をしたポニーテールの少女。名を園崎詩音。この聖杯戦争のマスターの一人。  もう一人は狂気に満ち、歪み切った表情をした少女。名を美樹さやか。詩音に付き従うバーサーカーのサーヴァント。  この聖杯戦争で勝ち残るため、願いを叶えるために契約した者達である。  聖杯戦争に乗り、他の参加者を全滅させて願いを叶える。それ自体は決定事項だ。  だが、これからどう動くかはまだ決まっていない。  他の参加者を積極的に駆逐するか、一時的に手を結んで戦力を増やすか。それともある程度減るまで待つか。 「あなたはどうしたい? バーサーカー……って、答えるわけないか」  バーサーカーに問いかけるも、真っ当な返事など返って来るはずもない。  そうなれば、ど...
  • Night of The Round
    Night of The Round ガウェインとの契約を交わし、今後の行動を決めようと思案していた時、 ルルーシュは不意に眩暈を覚える。 「……ッ!?」 不意に襲われた不快感に頭を抱え、 もう一度頭を上げた時、 そこには思いもよらない光景が目に入る。 「なっ…!?」 先程までの宮殿のような光景は消滅し、 窓から月の光が差し込む長い廊下の真ん中に いつの間にか自分は立っている。 『ムーンセルによる移動が行われたようですね』 傍から白銀の騎士の声だけが響く。 「ガウェインか? 何処にいる?」 ルルーシュの声に反応するように光が集約し、 人の形を成していく。 ものの数秒で始めからそこに居たかのように ルルーシュの傍らに白銀の騎士が現れる。 「常にお傍に」 サーヴァントの霊体からの実体化を初めて目...
  • 太公望
    人物背景 呂 尚(りょ しょう)は、紀元前11世紀ごろに活躍した周の軍師、後に斉の始祖。 姓は姜、氏は呂、名は尚または望、字は子牙または牙。謚は太公。 斉太公、姜太公とも呼ばれる。一般的には、太公望(たいこうぼう)という呼び名でも知られる。 歴史上重要な人物にも拘らず、数々の伝説に包まれて実態がつかめない存在である。 周に仕えるようになった経緯については、伝承における呂尚像の節で後述するもの以外にも諸説ある。 また羌の出身とも言われているが、実際のところは不明である。 周の軍師となり、文王の子武王を補佐し、殷の帝辛(受王)を牧野の戦いで打ち破る。 後に斉に封ぜられる。兵法書『六韜』の著者とされたがこれは全くの創作(後代の戦略家による著作)である。 唐の粛宗からは武成王がおくられ、文宣王孔子とともに文武廟に祭祀された。 太公望という別名は、一般的には渭水で釣りをしていたと...
  • No.5
    No.5 『この物語は皆がハッピーエンドを迎える王道なんだ』 『だから、誰も死なないし不幸になんてならないよ』 ### 大切な人を取り戻す。その願いはオレには何よりも代えがたい強いものだ。 例え、仲間を欺いても。 例え、友達が自分の吐いた嘘で死んでしまったとしても。 例え、心が軋みを上げてもう逃げ出したいと声を張り上げようとも。 オレには、諦めることなんてできやしない。 受け継いだ。こんなウソ吐きでしかないオレを助ける為に命を散らした洋兄からは力と命をもらった。 力と命は一方的に押し付けられたものだったけど、受け継がなければならかった。 そうしなければ、洋兄の意志が、犠牲が無駄になってしまうから。 手を差し伸べ、行くなと言ってくれた洋兄。誓った、オレは忘れない。 何が起ころうとも武部洋平という人間がオレのかけがえのない日常に...
  • No.19
    No.19 「運命とは、誠に数奇なものと思わぬか、愛しい蝶よ 紅世の徒の願望を叶える神より依頼を受け、かの神を護っていたこの俺が 今度は、願いを叶えるために他者を殺せと依頼を受けた いや依頼を受けたというのは過ちか 今一度お前に会うことを望んだのはこの俺の方 聖杯とやらはその願望を汲み取ったに過ぎぬ 言うなれば俺のほうが聖杯に依頼したということか であるなら最後の一組になるまで殺しあうというのは、俺にとっては願いを叶える条件ではなく、聖杯に手渡す報酬だ 俺にとっての刀剣類のように、聖杯は命を喰らう これも、我ら“紅世の徒”の生の因業か 人を殺して存在の力を奪い、それをもって我らが望むことをなす なるほどな、そう考えればこの地に俺が呼ばれたのも納得だというもの 願いを叶える聖杯とは正しく“祭礼の蛇”であり、願いを叶えるために殺しあう我らは皆等しくして“紅世の徒”と...
  • No.7
    No.7  無数の死を振り撒いた末に迎えた、最期の時。  いかなる物体をも焼き尽くす恒星じみた灼熱のなか。  自分自身のエネルギーを抑えきれず、身体が崩壊していく寸前。  己が積み上げた屍の山の頂で、魔獣の爪を受けた――あの瞬間。  戦いの神に、心残りなど存在しなかった。  地獄からの使者は、自らの意思で力を欲した。  急激すぎる進化と理解しながら、戦闘生命の生を全うしたのである。  ――ゆえに、死してなお胸に抱く願望なぞ、持ち合わせている道理がない。  たしかに、そうであったはずだ。  本人が、誰よりよく分かっている。  にもかかわらず、機会を与えられてしまった。  聖杯によって、『槍兵』のクラスをあてがわれたのである。  それがどうにも腑に落ちず、ランサーのサーヴァントは行動方針を決めかねていた。  サーヴァントとして招集されたということ...
  • 蘇 妲己
    人物背景 金鰲島出身の仙女であり、中国殷王朝末期の殷の皇后。 義理の妹に胡喜媚、王貴人が存在する。 紂王に寵愛され、妲己のいうことなら、紂王は何でも聞いたという。 男女を裸にして互いに追いかけさせ、長夜の飲をなし。 酒をそそいで池とし、肉を掛けて林とするなど贅沢三昧の生活を送り紂王を堕落させた。 それを咎める者は炮烙、蟇盆を持って処刑し民を苦しめ、最終的には殷王朝を滅ぼす原因となった。 殷王朝崩壊と共に捕らえられたとあるが、処刑される直前まで処刑執行人や諸侯、 仙人であるナタクや楊ゼンまでもがその美貌に参って首を落とすことが出来なかったという。 伝承は諸説あるが、この妲己はそのいずれとも異なる結末を辿ったらしい。 【ステータス】 筋力D 耐久D 敏捷E 魔力A+ 幸運A+ 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 陣地作成:A  魔術...
  • No.20
    No.20 一人の少女が死んだとき、彼の心もまた死んだ。 彼の家は人造人間(フランケンシュタイン)創造の名門だった。 フランケンシュタイン。最初の創造主と最初に生み出された怪物の名前が混同されたその存在は、死体と電気の力を用いて創造される。 だが、人造人間は本人の死体を全て使って創造しても、生前とは必ず異なる。 記憶の障害か人格の変貌、またはその両方を起こし、生前とは別の存在になる。 人造人間として蘇った少女も例に漏れなかった。 彼は少女を人間に戻すと誓い、人造人間の研究を続け、欧州を駆け回り十年。 だが、いまだに解決の糸口さえ見えなかった。 そんな折、唐突に召喚された先での神父の言葉は、彼には新しい希望に思えた。 人造人間創造の技術では、もしかしたら死者蘇生は不可能かもしれない。 ならば、人造人間創造以外の技術なら? 自分をこの場に召喚した力なら? 死し...
  • あ行の用語
    【天海春香】 「プロデューサーさん!聖杯戦争ですよ、聖杯戦争!」 アイドルマスターに登場するヒロインの1人にして、二次聖杯戦争の26人目の参加者。使役サーヴァントは不明。 ・・・というのは冗談で、本編には彼女の影も形も無い。では何故、彼女の記事があるのか。その答えは参加者の1人、天海陸にある。 そう、この2人は苗字が完全に一致しているのだ(ただし、中身は月とスッポン並みのぐう聖とぐう畜だったりする)。 本来ならその一発ネタで終わるのだが、一部でその事がネタにされ、陸が脱落した際にはAAが見つからなかったとは言え、彼女のAAが貼られた。 その時のAAの台詞は「ち・・・ち○こしまえ!そして寝ろ!」とアイドルどころかメインヒロインの立場が揺らぎかねないものだった。 流石に不味かったのか、別のAAに変更されたが、それは某所で猛威を振るったSRカードだった(しかもそのAAが、二次聖杯を...
  • I'm a liar
    I m a liar これはほんの少し前の出来事。 謂わば、本番前の準備運動。 本来ならば、そうなる筈だった。 実際にはそんな生温いものではなかったけれど。 オレのサーヴァント、真名(こいつらは自分の本名の事をこう言うらしい) 『イスラ・レヴィノス』。 第一印象はハッキリ言ってしまえば同族嫌悪。 俺と同じ『嘘吐き』の空気を自然と感じ取れた。 こいつはその顔にへばり付いたかのような作り笑いでオレに尋ねて来た。 「……で、君はどうするの?」 「で……って何が?」 言葉の意味を図りかねて不審そうに尋ね返すオレをこれ見よがしなまでに 馬鹿にするような顔をして大袈裟なほどに大きく溜息を吐き、 芝居めいた調子のまま俺の従者は口を開く。 「行動方針の事だよ。  今後の方針も決めないで君は如何する気だったんだい?」 いちいち癪に障る...
  • 初期不良
    初期不良 「…………ハッ!?」 勢い良くベッドから上半身を起こす。 魘された所為か、身体は冷や汗を掻いている。 その所為か、少し冷える。 「あ、あれ? ゆ、夢……だったの?」 先程の出来事も夢だったのなら可笑しなものを見たものだと自嘲し、 もう一度ベッドに潜ろうとして、 「……って、ここ何処!?」 今度はハッキリと目を覚ます。 「僕の部屋? いや、でも……」 周囲に目をやり、自分の置かれている環境を理解しようとして、 逆に意味が分からなくなる。 今、自分が居る場所は間違いなく自分の家の自分の部屋だ。 でも、細部が異なる。 『物が多すぎる』のである。 「……このジャケット?」 ハンガーに架けられたジャケット。 「こっちにはシャフトとフライト」 ダーツの道具。 「飼いたかった九官...
  • No.1
    扉を潜った先は幻想的な世界だった。 まるで深海にでも居る様な気にさせる不思議な光景。 巨大な魚類と思われる生物の骸が辺りには散乱し、 回遊する深海魚はただその場を泳いでいるだけ。 「うわっぷ!?」 少年、天野雪輝は思わず口を塞いで息を止める。 自分が海の中に放り込まれたと勘違いしたからである。 すぐにそれが間違いだったとは気づくのではあるが。 「…ぷはぁ~!!  あ、あれ? 息が出来る?」 辺りをきょろきょろと慌ただしく見回し、 自分が巨大なガラスのような物の内部に居るのだと理解する。 「な、何であそこからこんな所に?」 近くのガラス壁を叩いてみながら状況を整理する。 自分がいつの間にこんなところに 連れてこられたのかは憶えてはいない。 気づいた時には先ほどの教会の様な場所に居た。 そしてあの神父としては怖すぎる印象の男...
  • Imagine Bleaker
    Imagine Bleaker 羽瀬川小鳩は、夢を見ていた。 それはとても幸せな夢で、聖杯戦争という現実を忘れてしまいそうなくらいの、優しい夢。 ―――そもそも彼女は、あまりに不純な動機で聖杯に選ばれた稀有な存在である。 普段から吸血鬼を自称し、奇抜な衣装に身を包んで様々な設定を自らに課して生きている。 別にやらなければ誰かが死んでしまうとか、彼女が本当に吸血鬼だとか、そういった設定はない。 とあるアニメにどっぷり嵌まってしまい、それで思春期によくある病を発症してしまっただけである。 ……厨二病という、特効薬の存在しない病を。 それまでは馬鹿馬鹿しいことに情熱を燃やす、ちょっとばかし頭の足りない美少女だった。 それでも心まで吸血鬼になりきれてはおらず、内面はあくまで年相応の少女に過ぎない。 少々友達が少ない、ある少年の残念な妹。 それが、本来羽瀬川小鳩...
  • №.16
    No.16 あ……ありのまま、今起こった事を話すぜ!! 私は「いつものようにネトゲをしている途中で寝落ちしてしまい 目が覚めたと思ったらバトルロワイアルに参加させられていた」!! 何を言ってるのか分からないと思うけど、私にも何を言ってるのかわからねー…… 頭がどうにかなりそうだった…… 明晰夢だとかドッキリカメラだとか、そんなチャチなもんじゃ断じてない… もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ…… まるで吸血鬼に時間停止を仕掛けられたフランス人のような台詞を漏らしながら、 少女――――泉こなたは自分の身に起きた状況を整理していた。 先の独白の通りPCを前にして眠りに落ちてしまい、気が付いてみればこの有様。 はっきり言って普通ではありえない状況である。 自他ともに認める生粋のオタクであるこなたにとってもこのようなシチュエーションはアニ...
  • ナイト・オブ・ナイツ
    結果こそが全て。 そう理解したはずだった。 だけど本当に理解していたのだろうか。 自分は、未だに甘さを捨てきれていなかったのではないか。 そうだ、甘かった。 何もかもを甘く考えすぎていた。 枢木スザクは現実を現状を省みる。 マスター相手に片腕を持って行かれた――これはまだいい。 右腕が使えないのは大きなハンデだが、万全の状態でも完敗を喫したのだ。 匂宮出夢がマスターの中でも特別強かったとも考えられるが、それこそ甘い考えだと切って捨てる。 たとえ出夢がマスター中最強だったとしても、この地に召喚されたあらゆるサーヴァントはそんな彼女よりももっと強いのだ。 マスター一人にすら勝てない自分が、況やサーヴァントに勝てるはずもない。 やはり聖杯戦争にて勝利のカギを握るのはサーヴァント……。 今更ながらにそう思い至ったからこそ、マスターとサーヴァントとの繋がりを辿りバーサ...
  • 父と娘もしくは仇か宝
    父と娘もしくは仇か宝 夜空を翔る一陣の光。 それは小型の飛行機か、 はたまた一瞬の輝きを魅せる流れ星か、 それともUFO? しかし、その実態は!! 「キャハハハ!! イケイケ~、ランサー!!」 空飛ぶ機動武者with幼女である。 事実だから仕方が無い。 最初こそランサーの規格外ぶりに驚かされてばかりいたイリヤだが、 そこは子供特有の順応性ですぐに受けいれた。 それに加え、寡黙ではあるがランサーも決して無感情と言う訳ではなく、 むしろイリヤに対して好意的な印象を与えさせる。 イリヤの指示に眉一つ変えずに素直に従い、 口元には穏やかな笑みすら浮かべる。 それはバーサーカーとのやり取りの中では存在しなかった感情を伴ったやり取り。 彼女の中での一番がバーサーカーである事は変わりはないのだが、 この大英雄に負けず劣らずの無骨な鉄巨人に心を許す...
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