2巻乙ノススメ @ まんがタイムきらら
となりの魔法少女
最終更新:
2otu_kirara
-
view
作品情報
作品名 | となりの魔法少女 |
作者名 | 七葉なば |
掲載誌 | まんがタイムきららミラク |
掲載期間 | vol.3~vol.5 2012年3月号(創刊号)~2014年11月号 (奇数月隔月連載) |
単行本発売日 | 1巻:2013年5月27日 2巻:2014年10月27日 |
他作品 | |
備考 | 電子書籍なし |
あらすじ
昔、人の心を操って友達を作った。だから今、友達を作ってはいけない。高校二年生、一人ぼっちの魔法少女はそう思う。友達になろうとする普通少女と、調査を重ねる理屈少女。魔法が生み出す罪は、時に心をえぐる。それでも優しく繋がる少女たち。少し変わった、でもきっと誰もが抱える傷と希望の物語。
管理者レビュー
ジャンル
評価点
- 「魔法少女」の独自解釈。
- タイトルに「魔法少女」とあるが、本作は「魔法少女モノ」ではない。倒すべき悪、華やかな変身シーン、熱いバトルなどは一切存在しない。願いを込めて指を振れば魔法が使える、そんなな力をもったごく普通の少女の物語。
- 心動かされるシーンの数々。
- キャラの心情描写に力が入っており、感動間違いなし。
- 特に「人間をなめるな 魔法使い」のシーン(単行本1巻107p)は有名。植物状態の弟を思う宇佐神茜(うさみあかね)と、魔法で茜の弟を治そうとする羽根井あき(はねい-)、二人の思いがすれ違いが描写されている。
- キャラの心情描写に力が入っており、感動間違いなし。
- 完成度の高いストーリー。
- 2巻乙では珍しく、「最初から最後まで話が決まっていた」と明言されている作品。「2巻乙」より「2巻完結」のほうが正しいかもしれない。
問題点
- 電子書籍がない。
- これだけの名作を読む手段が少ないことが惜しまれる。
総評
「魔法少女」というモノを日常にうまく落とし込んだ作品。日常と感動を詰め込んだ、心温まる一作。