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学園ちかなりちか7


机の上に何冊もカー雑誌が広がっている。どれも誰もが耳にしたことのあるブランドばかりだ。

「これはなんだ」

元就が指し示す雑誌に埋もれていたのは元親。かなり機嫌がよさそうだ。元々機械が好きな質だからこうしたものを見ていると顔が緩むらしい。

「次の休みに車の免許とるからな、今から車選び」
「…誰がだ」
「俺が」
「無免許運転じゃないのか」
「手前ぇ失礼なこと言うなよな。捕まるへまはしてねえぞ」

叩いたら埃の出る身ではあるらしい。

「一組の竜のさ、お目付け役ってえのか?渋い兄ちゃんが乗ってた車がBM○でなあ」

セレクトも心憎い!と言う元親はガサガサ雑誌を漁る。

「…身の丈にあった車選びをすることだな」
「悩んでるんだよなあ、イタ車かアメ車…」
「……土佐で走るにはどちらも不似合いだな」
「うるせ!じゃあ、おまえだったらどこの車にするんだよ!」
「マ○ダ」
「は?」
「マツ○にしろ、元親」

元就は大まじめに言い切った。






ヒロシマリアン元就。二人でデ○オかRX8かで大ゲンカすればいい。
最終更新:2007年03月15日 00:27