増15

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増15

起点 経由 終点 新設・変更 廃止・変更 担当営業所 備考
(1) 成増駅入口 和光市役所・原新田・朝霞警察署・膝折坂下・水道道路入口 朝霞台駅 1984年4月28日新設 1998年11月16日廃止 練馬営業所
(2) 成増駅入口 和光市役所・原新田・朝霞警察署・末無川・桜ヶ丘 朝霞駅南口 2003年11月16日新設 2009年4月1日廃止 西浦和営業所 土曜・休日運休

路線解説

成増駅(成増駅入口)から和光市役所を経由して朝霞方面へ向かう路線だが、運行経路がほぼ似ていながら初代・2代で担当営業所が異なる珍しい路線。

初代は朝霞警察署から膝折坂下経由で朝霞台駅へ向かう路線で、担当は当時朝霞地区に多数の路線を持っていた練馬営業所だった。当時の練馬営業所は、朝霞駅を貫通して湯~ぐうじょうまで向かう長距離路線の練97(練馬北町車庫-朝霞駅南口-湯~ぐうじょう)を筆頭に、朝霞駅周辺を西浦和営業所と共に担当していた。初代は下赤02(下赤塚駅-朝霞駅南口-花の木)の代替として1984年4月28日の再編時に新設され、1998年に実施された埼玉地区大規模再編の第二弾で廃止された。ほぼ全線で前述の練97と並走するが、出入庫だったため残存している。

初代廃止からちょうど5年後、2003年11月16日の大規模再編で練馬営業所が朝霞地区から完全撤退、朝霞地区は全て西浦和営業所の担当となった。それと同時に、以前から問題となっていた花の木交差点での渋滞による遅延を解消させるため、湯~ぐうじょうでの食入と西浦和営業所への出入庫を除いて、朝霞駅を貫く路線を朝霞駅南口で分断させた。これによって練馬営業所の最後の朝霞地区乗り入れ路線だった練97は廃止されたが、成増~和光市~朝霞地区の輸送確保のために路線を残す必要性が生じたため、増15(2)が西浦和営業所担当として新設された。これによって西浦和営業所管内では唯一の都区内乗り入れ路線となったが、平日午前に1往復するのみの免許維持路線で利用価値はほとんど無く、和光市駅周辺の独自区間を有しているだけで細々と運行を続けていた。2009年4月1日付けでついに廃止され、成増~朝霞間から国際興業バスが撤退、和光市駅周辺でも国際興業バスが姿を消した。

初代・2代とも成増駅は南口ロータリー内を発着せず、川越街道上(西武バスでいう「成増町」停留所)から発着する。南口ロータリー内で発着する停留所が確保できなかったためと思われる。

最終更新:2023年10月04日 11:50