3900番台(KC-LV832L・KL-LV834L1)は、2000年から2003年にかけて導入された大型CNGノンステップバス。
埼玉地区において3000番台(LV832L・KC-LV832L・KL-LV834L1)の導入が進められる中、2000年に初の大型CNGノンステップバス(キュービック)が浦和へ納車された。社番はCNGノンステップバスであることを示すために、3900番台が新たに付与された。同年末には増備車である3902が川口へ納車されたが、こちらは同年行われた東京モーターショーで展示されたサンプルカー(エルガ)を塗装変更してそのまま導入したため、3901は唯一のキュービックCNGノンステップバスとなった。
2000年10月16日の浦和・大宮営業所閉所以降は、2003年の増備車(3903~3914)を含めて全車が川口または西浦和への配置となった。2012年までにCNGノンステップ車の完全淘汰が進められて全廃となり、一部は山梨交通(山交タウンコーチ)へ移籍したほか、神戸空港関連として神戸バス、さらに高松港ジャンボフェリーの無料送迎を担うアドバンストレーディングへ1台ずつが移籍したが、ガスボンベの耐用期限の関係から移籍先でも除籍され、全車が姿を消している。
3901はキュービック、3902以降はエルガの車体で、最大の特徴は何といっても屋根上のCNGタンクで、3000番台と区別するために3000番台+900が追加されている。
東京モーターショーへの出展車をそのまま国際興業へ納車させた3902のみ、座席モケットが従来車と異なっていた。
登場当初は川口への配置分が川07(川口駅東口-サンテピア)を中心に最混雑路線などで使用していたが、最末期は川口・西浦和ともに通常のノンステップバスと同様に管内全路線で使用されていた。
社番 | 最終配置 | 登録番号 | 転属履歴 | 摘要 | 出入口表示 | 車検月 | 移籍先 |
3901 | 西浦和 | 大宮200か・213 | ←浦 | CNG | S | 3 | 山梨交通(除籍) |
社番 | 最終配置 | 登録番号 | 転属履歴 | 摘要 | 出入口表示 | 車検月 | 移籍先 |
3902 | 川口 | 大宮200か・403 | CNG | S | 1 | 山交タウンコーチ(除籍) |
社番 | 最終配置 | 登録番号 | 転属履歴 | 摘要 | 出入口表示 | 車検月 | 移籍先 |
3903 | 川口 | 大宮200か・793 | CNG | SE | 1 | アドバンストレーディング(除籍) | |
3904 | 川口 | 大宮200か・794 | CNG | SE | 1 | 山梨交通(除籍) | |
3905 | 川口 | 大宮200か・799 | CNG | SE | 1 | 山梨交通(除籍) | |
3906 | 川口 | 大宮200か・800 | CNG | SE | 1 | 解体 | |
3907 | 西浦和 | 大宮200か・775 | CNG | SE | 3 | 山梨交通(除籍) | |
3908 | 西浦和 | 大宮200か・776 | CNG | SE | 3 | 山梨交通(除籍) | |
3909 | 西浦和 | 大宮200か・781 | CNG | SE | 3 | 山梨交通(除籍) | |
3910 | 西浦和 | 大宮200か・782 | CNG | SE | 3 | 山梨交通(除籍) | |
3911 | 西浦和 | 大宮200か・797 | CNG | SE | 3 | 解体 | |
3912 | 西浦和 | 大宮200か・798 | CNG | SE | 3 | 神戸バス(除籍) | |
3913 | 西浦和 | 大宮200か・803 | CNG | SE | 3 | 解体 | |
3914 | 西浦和 | 大宮200か・804 | CNG | SE | 3 | 山梨交通(除籍) |