【蓮】系統に戻る.
起点 | 経由 | 終点 | 新設・変更 | 廃止・変更 | 担当営業所 | 備考 | |
(1) | 岩槻駅 | 岩槻警察署・前原上・下馬込・人間総合科学大学・蓮田駅・人間総合科学大学 | 小児医療センター | 2005年12月16日新設 | 2014年3月16日廃止 | さいたま東営業所 | |
(2) | 蓮田駅 | 根ヶ谷戸公園 | 小児医療センター | 2015年4月16日新設 | 2017年1月1日廃止 | ||
(3) | 蓮田駅 | 下馬込・前原上・岩槻警察署 | 岩槻駅西口 | 2018年4月1日新設 | 2024年4月1日廃止 |
初代は飯能地区と深夜急行バスを除く国際興業バスの一般全路線において、最北端である蓮田駅へ向かう路線で、岩槻から国道122号線を忠実に走りながら蓮田駅を目指すが、2005年に新設された初代は既存の蓮11(岩槻駅-岩槻警察署-蓮田駅)と異なり、人間総合科学大学蓮田キャンパス構内へ乗り入れる。大学構内への乗り入れを行う点で蓮田駅・岩槻駅の両方からアクセスを図るため、ちょっとした工夫が行われる。岩槻駅から来たバスは馬込から蓮田駅に寄らずに直接人間総合科学大学へ乗り入れる。大学で乗降を行った後は再び蓮田駅へ向けて発車、蓮田駅からは終点の小児医療センターへ向かうのだが、ここで再び人間総合科学大学へ向かい、大学から改めて小児医療センターへ向かう。つまり蓮田駅-人間総合科学大学間を往復することで、岩槻・蓮田両駅からアクセス可能な「岩槻駅-人間総合科学大学-蓮田駅-人間総合科学大学-医療センター」という経路が完成した。2014年3月16日のダイヤ改正で、人間総合科学大学への乗り入れを取り止めたことで初代が蓮11へ統合廃止された。国際興業バスにおいてもこのような複雑な経路を持つ路線はそうそう無いが、蓮田・岩槻両駅からのアクセスを忠実に担う姿勢は素晴らしかった。
初代の廃止から僅か1年後、蓮田駅-小児医療センターの折返し路線として復活した。蓮11が不振であることから日中の運行を取り止め、医療センター最寄り駅である蓮田駅とのアクセスをメインに振り替えたものである。人間総合科学大学への乗り入れを2014年に取り止めて以降は、岩槻駅からのアクセスを継続する必要性も薄れてきたためと思われる。しかし、小児医療センターは2016年12月末にさいたま新都心駅・北与野駅近くにある「さいたま赤十字病院」の隣へ移転することが発表された。これにより必要性が無くなり、2代・蓮12は2016年の終わりと同時に運行を終えた。そして2018年4月1日、蓮12は三度新たな路線として系統番号が使用されることとなった。小児医療センター跡地近くにある「蓮田よつば病院」発着の路線を新設することとなり、蓮12は蓮田駅-岩槻駅間の路線として走り出すこととなった。奇しくも、かつて運行していた蓮11とは系統番号、運行区間が逆になった。
利用者減少と2024年4月から施工される時間外労働の上限見直しに伴う運転手不足のため、2024年3月末をもって蓮11とともに廃止される。代替として、平日朝夕に路線バスと同ルートで運行される乗り合いタクシーが新設される。