梓「にゃん!」

唯「お~ゴロゴロゴロゴロ」コチョコチョ

唯「ふふっ。こちょこちょ」

梓「にゃぁん……」ウットリ

唯「あいかわらずあずにゃんは可愛いねぇ」

梓「にゃあ……」ゴロン

唯「えへへ」ナデナデ


        *

唯「あずにゃん!今日は猫の日だってさ」

梓「はぁそうなんですか。よくわかりませんが」

唯「あずにゃん、にゃんって言ってよぉ~」

梓「な、なんでそんなこと言わなきゃいけないんですか!」

唯「いいじゃん~可愛いしさぁ」

ダキッ

ギュー…

梓「はうぅ……」

唯「ねぇねぇ、言ってよあずにゃん」ギュー

梓「ちょ、ちょっとだけですからね」

唯「いいよ~、さあどーぞ!」

梓「うぅ……、にゃ、にゃん……!」ギュッ

唯「はぅうう……!!」

唯「か、可愛い……!」

梓「そ、そんな」カァァ…


唯「やっぱりあずにゃんは猫が似合うねぇ」ギュー

梓「そ、そんなこと、ないですよ」ポー

唯「もっとにゃんって言ってよ」

梓「にゃ、にゃん!」

唯「もっともっと~」

梓「にゃん!にゃん!」

唯「もうひとこえ~」



唯「うぅぅ……可愛い!」ギューー!

梓「にゃふん……」トロン…

唯「も、持ち帰りたい……!」

梓「……ふぇ」

唯「あずにゃん、今日おうちにおいで~」


梓「きょ、今日ですか」

唯「そうだよ~ダメかな……?」ウルル…

梓「え……と、だ、大丈夫ですよ」

唯「ホント?!」

唯「じゃあ早速おもちかえり~」ルンルン

梓「にゃぁ……」


――平沢家!

唯「ただいま~憂!」

憂「おかえりお姉ちゃん」

梓「おじゃまするね、憂」

憂「あ、梓ちゃんいらっしゃい」

唯「今日は猫の日だからあずにゃんつれて帰っちゃった!」

憂「え?そうなの?よくわからないけど、ゆっくりしていってね」ニコ

梓「う、うん」

唯「あずにゃんあがってあがって」エヘヘ

梓「し、失礼します……」

唯「リビングだよ~」

梓「そうですね」

唯「コタツであったまろうよ!」

梓「はい」

唯「猫はやっぱりコタツで丸くなるもんだよね」

梓「そうかもしれませんね」

唯「あったかい?あずにゃん?」

梓「はい、十分過ぎるほどあったかいです」

唯「よかったぁ」ニコ

梓「う……」カァァ…

唯「あずにゃん、もっとこっちよってもいいんだよ~」グイグイ

梓「で、では……少しだけ……」

ズイズイ…

唯「ふふ」ワクワク

梓「こ、これくらいですかね」

唯「もーー、もっとだよ」グイーン

梓「ニャっ!?」

唯「これくらいピッタリじゃなきゃ!」ギュ!

梓「そ、そうですか」ドキドキ…

唯「あずにゃんあつい~?」キョトン?

梓「いえ……そんなことありませんが」

唯「顔が赤いもん~あついんじゃないかな??」

梓「し、しょうですか?!」アセ

唯「ん~オデコぴた~……」ピッタリ!

梓「 」

唯「おぉ~いい感触……」スリスリ

梓「うううぅ……」カァァ…

唯「ムムム……あずにゃんの体温は……36,5度だ!」

梓「そんなに正確に測れるんですか」

唯「わたしの体内時計がそう言っているよ!あずにゃん!」

梓「体内時計の意味が違いますが、まあすごいですね……」

唯「ああん!あずにゃんもっと喜んでよ!!すごいのに」ギュー

梓「ニャッ!」

唯「おお??」

梓「ぁ……」ポー…

唯「ニヤリ」

ぎゅっ!

梓「にゃっ!」

唯「ぎゅぎゅ」

梓「にゃにゃ」アワワ…

唯「……えへへ~」ニコ

梓「あは……あはは」


ぎゅ~~~


梓「にゃぁわ~~……」

唯「はぅぅ……か、かわいい……!!」

梓「そ、そんな……」

唯「え~可愛いって」

梓「そんな……ことありません……」

唯「可愛いよぉ。ね、ね、もう一回言って!このとおり!」ナムナム

梓「え……と……」コホン

梓「にゃん……?」

唯「ドッキーン!」

唯「やっぱりあずにゃんは猫が似合う~~!!!」ギュー

梓「はぅ」

唯「そうだ!あずにゃん!」

梓「どうしたんですか?」

唯「新しいネコ耳もらったんだ!つけてみて??」

梓「ま、またですか?!」

唯「絶対似合ってるからぁ」

梓「しょうがないですね……」

唯「わくわく」フフ

梓(見られてると……余計に恥ずかしい……)

梓「こほん!」

唯「はい」パチパチ

梓「拍手は不要です!」

唯「はやくはやく!」

梓「もう…………え~っと」

すぃ~

そうちゃく!

チャキーン!

梓「どうでしょうか……??」

唯「うぉぉおお………………」

梓「ドキドキ」

唯「あずにゃんすごい!可愛い!抱きつきたい!」ギュー

梓「にゃー!言う前から抱きついてるじゃないですか!!」

唯「なんであずにゃんこんなにネコ耳似合うのお??」グリグリ スリスリ

梓「し、知りませんよ……!」

憂「二人してはしゃいじゃって、どうしたの?」

唯「あ、ういー!」

憂「ふふ、あ、梓ちゃん新しいネコ耳!」

梓「あ、これは、唯先輩に……」

唯「ねえ憂。あずにゃん似合ってると思わない??」

憂「うんうん、すっごく似合ってるよ!可愛い!」フフッ

唯「ほらほら!憂もこー言ってるよ!」

梓「そ、そんなにですか?」

唯「そうだよ!鏡見てみて!」サッ

梓「」ジーー…

梓「……」

梓「…………」

梓「………………」

梓「……………………」フフッ

唯「あ!笑った!!」

憂「梓ちゃんもそれ気に入ったのかな」


梓「は!」

梓「違う違う!」

唯「も~あずにゃんったら照れなくてもいいのに」ギュー

梓「照れてません!」

憂「はい、梓ちゃん。ジュースあるよ」

梓「ん~ごくごくごく」

梓「ぷはっ」フー

唯「良い飲みっぷりだね」

梓「美味しかったです」

唯「えへへ~」ナデナデ

梓「んん~」ポカポカ

憂「ふふ」ニコニコ

唯「あずにゃん、かゆいところなーい?」

梓「ありませんよ」

唯「寒いところは~?」

梓「えっと……背中?」

唯「それーーー」

だきっ ぎゅ~~

梓「あっ」ドキン

唯「あずにゃんの背中は小さくて可愛いねぇ」

梓「唯先輩の体は……じんわりあったかいですね」

唯「じゃあ、めいっぱい温めてあげるね」ギュウウーー

梓「ふふっ……」イタタ…

憂「そろそろご飯の時間だけど……梓ちゃんどうする?」

唯「あずにゃーん食べてくよね?」

梓「明日も学校ですよ。帰らないと行けません」

唯「えーーー!」

梓「えーーー!じゃありません!」

唯「あぅ」シュン…

憂「学校あるから仕方ないね」

梓「うん」

唯「うぅぅ……さみしい……」

梓「……ぁ」

唯「わーんわーーん」メソメソ

憂「明日また会えるよお姉ちゃん」ナデナデ

梓「…………」


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最終更新:2011年02月25日 22:26