35. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:12:35.06 ID:lPwWqqJZ0
〜〜〜〜〜
なかのけ!

唯「あずにゃん、晩ごはん作ろっか!」ぎゅーっ

梓「えっと、じゃあいったん離れてくださいよ……」

唯「ええー?やだよお……、今は離れたくないなぁ……」ぎゅっ

梓「全く……、仕方ないですね、今日だけは特別ですよ?」

唯「やったあっ!」

梓「……で、抱きつかれたまま、どうやって料理すればいいんでしょうか……」

唯「あずにゃんの腰の辺りに後ろから抱きつくから、あずにゃん、美味しい料理頼んだよ!」ぎゅっ

梓「ちょちょちょっと!? おしりに顔うずめないでくださいよっ!?///」

唯「でへへ……あずにゃあ〜ん……」すりすり

梓「唯先輩のヘンタイ……」
36. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:15:35.55 ID:lPwWqqJZ0
〜〜〜〜〜〜

憂「!……今なんか、お姉ちゃんが悪いことしたような気配を感じたよ……」

純「エスパーじゃあるまいし……」パカッ

純「憂ー、ごはん炊けたよー」くんくん

純「むはー、炊き立てのご飯って良い匂いだよねー……」

憂「あっ、またお姉ちゃんみたいなことしてるね」

純「えっ、誰でもやるよね?炊き立てのご飯の匂い嗅ぐの」

憂「そのあとの反応がお姉ちゃんっぽくてかわいいんだよお」
38. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:18:36.09 ID:lPwWqqJZ0
純「か、かわいい……?」

憂「うん」

純「……あっ、ごっ、ごはんよそっとくね!//」

憂「純ちゃん照れちゃってぇ」

純「まっ、まぁわたしはアレだからね!美少女だからね!//」ペタペタペタペタペタ

憂「あはは、ごはん盛りすぎだよ?」

純「はっ」
39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:21:36.56 ID:lPwWqqJZ0
純「いっぱい食べるもん!」

憂「無理しないで戻せばいいのに」

純「それはなんか負けた気がするからや!」

憂「何と闘ってるの?」

純「……自分との戦い、かな……」

憂「す、ストイックだね……?」
40. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:24:37.21 ID:lPwWqqJZ0
純「もぐもぐ」

憂「おいしいねー」

純「むしゃむしゃ」

憂「純ちゃん、ほんとに無理しなくていいんだよ?」

純「んぐ。だいじょうぶ……」

憂「もう、ごはんつぶついてるし……」ヒョイパクッ

純「あ、ありがと、憂」

純「……ひょいぱく?」
41. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:27:37.69 ID:lPwWqqJZ0
憂「あっ……ごめん、いつものクセでっ」

純「いや、いいけど……いつものって……」

憂「お姉ちゃんったらいっつもごはんつぶほっぺにひっつけてるんだよー、そのたびに『ういとってー』って……、はぁあ……かわいいよねぇ……」

純「甘やかしすぎだよ……」

憂「そうかなぁ?」

純「うん、梓じゃないけど、憂が甘やかすから、唯先輩がだね……」

憂「純ちゃんもごはんつぶつけてたくせに」

純「ごめんなさい」
43. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:30:38.19 ID:lPwWqqJZ0
憂「ごちそうさまー」

純「うぷっ……ごちそうさま……」

憂「純ちゃんだいじょうぶ?」

純「だいじょうぶ……」

憂「そろそろお風呂の準備しよっか、純ちゃん、着替えとかは……」

純「あっ、そういえば持ってきてなかったね……よしっ、ちょっと腹ごなしにとってくるかな!」

憂「うん、いってらっしゃーいっ」

純「すぐ戻ってくるね!」
46. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:33:38.74 ID:lPwWqqJZ0
憂「さて、お風呂の準備しなきゃ」

憂「お湯加減はどれくらいがいいかなぁ、39度くらいでいっか」

じゃばじゃば

憂「入浴剤は……箱根の温泉風のにしよっと♪」

憂「タオルと着替え用意して……っと」

♪スッキスッキーダッイッスッキー

憂「あ、またお姉ちゃんだ」

憂「なになに……、『あずにゃんが』……『鼻血出しちゃった』……」

憂「『いっしょに』」

憂「……『お風呂入ったら』……『どうしよう』……」
47. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:36:39.22 ID:lPwWqqJZ0
憂「き、きっと、のぼせちゃっただけだよね!!! そうに違いないよ!!!」

憂「えっと、『鼻に詰め物をして、冷やしてあげて、横になってもらって』……と」カチカチ

憂「はぁ、だいじょうぶかなぁ……」

ガチャ

純「取ってきたよー、ついでにコンビニででっかいカスタードプリン買って来ちゃった」

憂「あっ、おかえり純ちゃん」
48. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:39:39.97 ID:lPwWqqJZ0
♪スッキスッキーダッイッスッキー

純「あれ?メール中かな」

憂「うん、実は梓ちゃんが鼻血出しちゃったみたいで……」

純「えっ、大変じゃん!……それで、なんて?」

憂「なんとかなったみたいだよ、……お風呂入ってるときに鼻血出しちゃったんだって」

純「ありゃー、のぼせちゃったかな」

憂「だ、だよねだよね!」


♪ンデンデンデー


憂「あ、梓ちゃんからだ!」

純「どれどれ……」
49. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:41:22.83 ID:lPwWqqJZ0
――――――――――
From  梓ちゃん
件名  
本文
唯せんパイやは
――――――――――

憂「……」

純「えっ」

純「意味がわからないんだけど」

憂「ちょ、ちょっと心配だから梓ちゃん家いってみよっか?ね?純ちゃんいこ?」
50. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:45:23.37 ID:lPwWqqJZ0
純「落ち着きなよ憂、メール出せるくらいだからだいじょうぶだってばっ」

憂「だ、だってお姉ちゃんのことだからきっと裸で梓ちゃんに抱きついたり……梓ちゃんじゃなくても鼻血出しちゃうよ!梓ちゃん死んじゃうよ!」

純「えっ、なに、二人でお風呂入ってたの?梓、ほんとに押しに弱いよね……」

憂「お姉ちゃんにお風呂に誘われて一緒に入らないわけがないよ!純ちゃんだってそうでしょ?」

純「いや、それはおかしいよ憂」
52. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:49:23.92 ID:lPwWqqJZ0
憂「お姉ちゃん、最近お風呂誘ってくれなくなって、寂しかったのに……梓ちゃんとは入るなんて……」

純「ああもう、憂もお風呂入ってきて頭冷やしなよ、高校生にもなっていっしょにお風呂はいる姉妹のほうが珍しいよ」

憂「でも……」

純「どうしても入りたくないってんなら無理やりにでも脱がすよ」ワキワキ

憂「うぅ……入ってくるね……」

純「よろしい」
53. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:53:24.42 ID:lPwWqqJZ0
純「まったく、憂のシスコンもなんとかならないものかな……」

純「さて、暇だなー」

純「……あっ、そうだ。前に泊まったとき途中だった漫画読もっと」

純「……」ペラッ

純「かきーん」ペラッ

純「おーっと二塁ランナー永田、三塁蹴ってホームを狙いに行ったー」ペラッ

純「ライト豊崎、バックホーム!びしゅっ、間に合うかー!ずざざーっ」ペラッ

憂「……」
54. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 12:57:24.91 ID:lPwWqqJZ0
純「クロスプレーだー!判定は……」ペラッ

憂「……」

純「セーフ!!ホームイーン!これで試合は振り出しに戻ったーっ!……」ペラッ

憂「……純ちゃん」

純「うわぉあっ!?」

憂「あはは、なにしてるのー?」

純「うぃぁううぁあ……はずかしくてしにそう……///」ジタバタ
55. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:01:25.44 ID:lPwWqqJZ0
憂「あっ、だいじょうぶっ、純ちゃん、その、上手だったよ?」

純「全くフォローになってないよそれ!はずいぃい……」

憂「ま、まぁまぁ、……お風呂入ってきたら?」

純「うん……お風呂上がるまでに今のこと忘れておいてね……」

憂「どうしよっかなー?梓ちゃんに言っちゃおっかな?」

純「うっ、ごめんってば……」

憂「冗談だよー。あ、今日のお風呂は箱根だからね!」

純「はこね……?」
57. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:05:26.99 ID:lPwWqqJZ0
〜〜〜〜〜〜

純「はぁ、憂ってあんないたずらっぽいこという子だったっけ……」ヌギヌギ

純「まぁいいや、お風呂入って汗といっしょに恥も流そう……」ぷちっ

純「……憂のブラ、でかっ……」

純「えっ、うそっ、中学まではそんなに差ぁなかったよね……?」

「純ちゃん?呼んだー?」

純「あっ、なんでもない!入るね!」ガチャバタン
60. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:09:27.56 ID:lPwWqqJZ0
純「くそー……ずるい」

純「あれでビキニとか着てごらんよ!梓鼻血出しちゃうよ!」

純「……さすがに梓に失礼か……」

純「さっさと体洗おう……」

純「ああ、箱根、って入浴剤のことかー」ざぶー

純「箱根……」バチャバチャ
61. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:13:28.09 ID:lPwWqqJZ0
〜〜〜〜〜〜

純「あがったよー」

憂「純ちゃん、ドライヤーとか使うよね?」

純「もちろん。ていうか使わないと次の日爆発するし……」

憂「じゃあ髪乾かしてあげるねー」

純「お、ありがと」
62. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:17:28.56 ID:lPwWqqJZ0
ぶおおおおっ

純「あっ、アイロンとかある?あったら貸して欲しいんだけど」

憂「え?純ちゃん、いつもアイロン使ってるの?

純「これでも使ってるんですー」

憂「ご、ごめん、気にしてるんだったね」

純「いいよ、今の髪形けっこう気に入ってるしね」

ぶおおおおっ

純「そういえば憂の髪もクセ無いよね、お姉ちゃんはクセっ毛なのに」

憂「うん、だから純ちゃんのクセっ毛ちょっと分けて欲しいなぁ、なんて」

純「あー、二人合わせてちょうどよくなるかもね」

憂「そうだねー」
63. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:21:29.06 ID:lPwWqqJZ0
純「よーし、乾いたー」

憂「アイロンもかけたげよっか?」

純「だいじょうぶ、毎日自分でアイロンかけてるし!」

憂「そう?」

純「こう……、髪の毛を挟んでだね……」

パタッ

シュー・・・

純「どうだっ」

憂「純ちゃん、慣れてるねー」
64. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:25:29.56 ID:lPwWqqJZ0
純「天然パーマの心強い相棒だからね、アイロンは」

パタッジュンッ

純「あっつー!!」

憂「じゅ、純ちゃんだいじょうぶ!?」

純「ゆ、油断したあ……」

憂「やけどしてない?」

純「うん、多分だいじょうぶ……」
65. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:29:30.06 ID:lPwWqqJZ0
憂「純ちゃんはアイロン禁止!」

純「えっ、えーっ?」

憂「わたしがかけてあげるから、じっとしてて」

純「自分で出来るってば……」

憂「はい、かけるよ」

パタッ

シュー…

純「みるみるうちに直毛に!」

憂「わたしもよくお姉ちゃんにかけてあげたりしてるから、腕は確かだよ!」

純「憂、……ほんとにどっちがお姉さんなのよ……」
67. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:33:30.64 ID:lPwWqqJZ0
純「ストレート純ちゃんです!」

憂「純ちゃん可愛い!」

純「レアだよ、憂。ストレート純ちゃん激レアだよ!」

憂「どれくらい?」

純「ゴールデンチョコパンぐらい!」

憂「それは激レアだねー」

純「激レアだよ!」

憂「……ややストレート純ちゃん、激レアだね!」

純「ややってなにさ」
69. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/27(月) 13:37:31.12 ID:lPwWqqJZ0
純「よし!寝る準備も出来たところで!」

憂「うん」

純「買ってきたプリン食べよう!」

憂「あっ、そういえば忘れてたねー」

純「……ぷりん……?」じっ

憂「な、なに?純ちゃん」

純「いやっ、なんでもないよ」じーっ

憂「……//」ばっ

純「なぜ胸を隠す」


最終更新:2011年03月03日 21:37