~憂の部屋~

唯「よいしょ……」

唯「ふう……」

憂「すーすー……」

唯「あはは、よく眠ってる」

唯「可愛い寝顔しちゃって~」

唯「ありがとうね憂」

唯「おやすみ……」



一旦CM!

憂「お姉ちゃん一人で、私を運べるの?」
唯「解んないけど……こっちのほうが雰囲気出るよね」
憂「そういうものかなぁ」




唯「夏休み~……だけど」

憂「お姉ちゃん」

唯「あ~~つ~~い~~」

憂「暑いの苦手だからって、ずっとだらけてるのはよくないよ」

唯「だってぇ~」

憂「スイカあるから一緒に食べよう」

唯「おお~スイカ!」

唯「しゃくしゃく……そういえば」

憂「何?」

唯「どうしてスイカに塩なのかなぁ?」

憂「あれは、逆の味を少量入れて、その味を引き立ててるんだよ」

憂「だからスイカに塩かけると、甘みが引き立つんだって」

唯「へぇ~」

唯「最初に考えた人は凄いなぁ」

憂「そうだね~」

唯「うう~……」

憂「どうしたの、お姉ちゃん?」

唯「宿題終わんなくて~」

憂「ええっ、もうすぐ夏休み終わっちゃうよ」

唯「こうなったら、最後の手段……」

憂「最後の手段って……?」

唯「みんなに手伝ってもらおう!」

憂「まあ、やらないよりはいいのかな……」

澪「そんな訳で、唯の家に来た訳だけど……」

唯「手伝って~」

律「手伝って~」

澪「律……お前もか……」

紬「あらあら」

憂「みなさん、わざわざすいません」

澪「ああ、いいんだ。憂ちゃんが気にすることは無いよ」

憂「後で何か冷たいものでも、持って来ますね」

澪「ああ、ありがとう」

紬「本当に良い子ね」

律「唯には勿体無いくらいだな」

唯「えっへん!」

澪「はいはい、始めるぞ」


唯「冬休み!」

唯「冬休みは短いから、あんまり休んでる感じしないな~」

憂「そうかもね」

唯「あ~……こたつ幸せ」

憂「あ、みかんあるよ。お姉ちゃん食べる?」

唯「食べるー!」

憂「はい、どうぞ」

唯「こたつにみかんっていいねぇ」

憂「なんでか解らないけど、冬って感じがするよね」

唯「これが風物詩ってやつですな」

唯「う~ん……むにゃむにゃ」

憂「あ、お姉ちゃんこたつで寝たら風邪引いちゃうよ」

憂「寝るなら自分の部屋で寝ないと」

唯「ごめんごめん、解ってるよ~」

憂「ならいいんだけど」


憂「お姉ちゃん?」

唯「くーくー」

憂「だからこたつで寝ちゃ駄目だってば!」

唯「はぁ~冬にこたつは最高~」

唯「そういえば、こういう時期って、大抵やってるテレビって特番だよね」

憂「うん」

唯「一度でいいから、24時間テレビを寝ずに全部見てみたいと思わない?」

憂「う~ん……私はあんまり思わないけど」

唯「全部ちゃんと見たら、感動できるかな~って思ったんだけど」

憂「そ、それはどうかなぁ?」

唯「出てる人も24時間よく起きてられるね~」

唯「私ならどう頑張っても、絶対寝ちゃうよ」


唯「春休み!」

唯「といっても、これまた短い休みです」

唯「しかも、終わったら学年が上がっちゃいます」

憂「不安もあるけど、やっぱり期待もしちゃうね~」

唯「みんなとまた同じクラスになれるかな~?」

憂「私も、梓ちゃんと同じクラスになれるといいな」

唯「軽音部に新入部員来るといいなぁ」

唯「憂も入ればいいのに~」

憂「か、考えとくね」

唯「美味しいお茶とお菓子もあるのにさ~」

憂「あ、あはは」



一旦CM!

唯「作者一人だと色々と大変なんだよ~」
憂「他の人も書いちゃっていいんですよ」
唯「ほのぼの以外でもいいと思うんだ~……多分」




唯「お正月!」

唯「うい~みかん~」

憂「はい」

唯「うい~おもち~」

憂「何個食べる?」

唯「うい~おぞうに~」

憂「今年は白味噌のお雑煮だよ」

唯「うい~おせち~」

憂「頑張って作ったんだ。一杯食べてね」

唯「しあわせ~」

憂「ふふ、私もお姉ちゃんの嬉しそうな顔が見れて、幸せだよ」


唯「バレンタイン!」

憂「はいお姉ちゃん。チョコだよ」

唯「わ~い。いただきま~す」

唯「ぱくっ!もぐもぐ……」

憂「ど、どうかな?」

唯「美味しいよ~。憂は天才だね~!」

憂「大袈裟だよ~お姉ちゃんは」

唯「こりゃあ、お返しが大変ですな」

憂「そんな、気にしなくていいよ」

唯「そういう訳にはいきません!」

唯「それじゃ、憂がして欲しいことしてあげるよ!」

憂「えっ、えっと……」

唯「何でもいいよ!」

憂「そ、それじゃ……今日は一緒に寝て欲しいな、お姉ちゃん……」

唯「おっけー!」


唯「お花見!」

唯「憂、桜が満開だよ~」

憂「そうだね、天気もいいし」

唯「綺麗だね~。近場にこんないい場所があるなんてラッキーだよね~」

憂「気が向いたらすぐいけるもんね」

唯「憂のお弁当も美味しかったし、ぽかぽかしてて」

憂「なんだか眠くなってきちゃった……」

唯「憂は早起きしてお弁当作ってたもんね」

唯「膝枕してあげるから、寝てもいいよ」

憂「うん……ありがとうお姉ちゃん……」

憂「ん……」

唯「おやすみ憂」

憂「すーすー……」


唯「梅雨!」

唯「雨ばっかで嫌だな~」

憂「お洗濯物も乾かないから困っちゃう」

唯「よーし、ここは……」

憂「どうしたのお姉ちゃん?」

唯「てるてる坊主を作ろう!」

憂「えっ」

唯「ほら!憂も、憂も!」

憂「しかたないなぁ、もう」

唯「てるてるぼうず~てるぼうず~」

憂「あ~したてんきにしておくれ~」

唯「楽しいね~」

憂「うん!」


唯「夏!」

唯「あ~つ~い~」

憂「お姉ちゃんプール行かない?」

唯「おお~、行く~」

唯「というわけで、やって来ました」

憂「お姉ちゃん、早く泳ごうよ」

唯「むむ~……」

憂「ど、どうしたのこっちをじっと見て?何か変かな?」

唯「いや~、さわちゃんが私と憂の胸のサイズが、全然違うって言ったから」

憂「あぁ、私がお姉ちゃんになりすまして、行った時に……」

唯「一目でわかるほど違うかな~、う~ん……」

憂「も、もういいでしょ?恥ずかしいよお姉ちゃん……」


唯「夏は続く!」

憂「お姉ちゃん、花火買って来たよ」

唯「わ~い、早速やろう!」

憂「うん!」

唯「綺麗だね~」

唯「ねえねえ憂、どっちの花火が長く燃えてるか勝負しよう!」

憂「いいよ~」

唯「よーい、すたーと!」

唯「勝つのは私だよ~」

憂「負けないからね~」

唯「あ……終わっちゃった」

憂「私も……」

唯「引き分け、かな?」

憂「そうだね、一緒に終わっちゃったね」

唯「ん~、こっちの方がなんか嬉しいね!」


唯「秋といえば!」

唯「食欲の秋だね!」

憂「お姉ちゃん、食べてばっかりだよ太っちゃうよ?」

唯「大丈夫!私いくら食べても太らない体質だもん!」

憂「ほんと羨ましいなぁ」

唯「という訳で、憂アイス頂戴!」

憂「あんまり食べるとお腹壊しちゃうよ?」

唯「そしたら、憂がなんとかしてくれるよね」

憂「も、もちろんだよ、お姉ちゃん!」

唯「じゃあ、大丈夫だよ~」


唯「11月27日は!」

憂「ハッピーバースデー、お姉ちゃん!」

憂「お誕生日おめでとう~」

唯「わ~い!」

憂「はいケーキ。腕によりをかけて作ったよ!」

唯「凄いね~、お料理も美味しそうだし~」

憂「お姉ちゃんのためならこのくらい……!」

唯「これからもずーっと、憂にお祝いしてもらお~っと」

憂「任せてお姉ちゃん!」


唯「クリスマス!」

唯「雪降ってるよ~」

憂「本当、ホワイトクリスマスだね」

唯「ロマンチックだね~」

唯「今年も、憂と一緒のクリスマスで嬉しいよ~」

憂「ふふ、ありがとう。軽音部のみなさんもいたらもっと良かったのにね」

唯「仕方ないよ~。都合の合わない人がいちゃったら」

憂「でも、二人きりのクリスマスも悪くないね……」

唯「そうだね~」

唯憂「メリークリスマス!」



一旦CM!

唯「私達ってこんな一年間を過ごしてるのかなぁ」
憂「お姉ちゃんと一緒なら、なんでも楽しいよ」
唯「うい~、嬉しいこと言ってくれちゃって~」


おわり



最終更新:2010年01月07日 04:27