7章


コガネシティ

律「やーっと抜けたぜ」

唯「ここはコガネシティだね!」

律「にしてもスゲーよな、このビルの数…マサラタウンとは雲泥の差だな」

唯「うわ~!デパートあるよ、デパート!」きゃぴきゃぴ

律「…はあ」

唯「ねえ、りっちゃん!デパートデパート!!デパートいこう!」

律「今からジム行こうとしたんだぞ」

唯「え~?」

律「んじゃあ、私ジム行ってくるよ。すぐに済ましてくる」

唯「うー、わかった~」

律「ポケモンセンター集合な~」


―――――――――――――――――
カントー地方

ヤマブキシティ病院

ぱたん…

梓「大丈夫ですか、ムギ先輩?」

紬「うん、お父様元気そうで良かったわ♪」

梓「それにしても…カントー最大の企業であるシルフカンパニーがロケット団に…」

紬「……」

梓「有名だからこそ、狙われたんですね」

紬「梓ちゃん」

梓「はい」

紬「前にも言ったと思うけど、私はシルフカンパニーを…お父様をこんな目に遭わせたロケッ

ト団を許せないわ。ロケット団を追いかけたいの」

梓「はい」

紬「…付き合ってくれる?梓ちゃん」

梓「もちろんです!」

紬「うふ、ありがとう♪」

梓「はい!」

紬「あ…和ちゃんを待たせてるんだったわ、早く行かないと…」

梓「じゃあ行きましょう!」


――――――――――――――――――
コガネシティポケモンセンター

律「…」うぃーん

律「ジムに行く前にやることがあったな、そういや」

ぴぴぴっ

律「唯がいると駄目だし…」

ぴっ

律「おっ、通じた……もしもし憂ちゃん?」

憂『はい』


―――――――――――――――――
コガネジム

律「ふー、ここかコガネジム。とにかく入るか」うぃーん

ごんっ

律「いだっ!」

律「な…なんだ?なんでこんなところに木が……」

アカネ「あー、ごめんごめん!ウソッキー、邪魔やで!」

ウソッキー「ウソ」すくっ

律「えっ」

ウソッキー「ウソウソー」たたっ

律「ぽ、ポケモン!?」

アカネ「そや、ウソッキーは木に擬態する能力持つポケモンや」

律「そんなポケモンがいたのか…」

アカネ「それはそうと…あんた、ジムに挑戦しに来たんやろ?」

律「え?じゃあ…」

アカネ「あたしがコガネシティジムジムリーダーのアカネや!」

律「おお、あんたが!そうと分かったら、早速始めようぜ!!」

アカネ「ええで!」

アカネ「4対4で勝負や!」

律「オッケー!よし、まずは…ヒート頼むぜ!」ぽん!

ヒート(ポニータ)「ヒヒーン!」

アカネ「ミルタンク!」ぽん!

ミルタンク「ミルミル!」

律「!」ぴっ

ポケモン図鑑『ミルタンク、ちちうしポケモン
ミルクは栄養満点。お年寄りや病気の人にとって最高の飲み物』

律「ふうん…ミルタンクか」

アカネ「そや!あたしのミルタンクは強いでえ!」

律「へっ!こっちも負けちゃいねえぜ?ヒート、オーバーヒート!!」

ヒート「ヒヒーン!」ごああああああ!!

ミルタンク「!」

ぼわああああ!

律「どうだ!」

ミルタンク「ミル!」しゃきっ

律「ぜ、全然きいてない!?」

アカネ「勉強が足りへんな~。あたしのミルタンクの特性はあついしぼう!炎タイプの攻撃は

食らわんで!!」

律「ぐっ…」

アカネ「それくらい覚えとき!さあ、ミルタンク!ころがるや!!」

ミルタンク「ミル!」ぎゅるっ

ごごっ どおん!!

ヒート「!?」ばあああん!

どしゃあっ

律「ヒート!」

ヒート「ヒヒーン…」ばたっ

ヒートは倒れた

律「……!」

アカネ「ふふ…」


―――――――――――――――――
デパート


唯「やっぱり一人じゃつまんないよ~。りっちゃんのところ行こっかな~」ぽん!

唯「!」

ピッ太「ピッ」

唯「どうしたの、ピッ太?」

ピッ太「ピッピッ!」たたっ

唯「ふぇ?そっちになにかあ…」ごん!

唯「いだっ!」

???「つつ…」

唯「あ、すみませ……」

???「ああ、こっちも不注意で……」

唯「ま、マサキさん!?」

マサキ「唯はんやないか!!」

唯「久しぶり~!」

マサキ「なんや、もうコガネに来てたんかいな」

唯「うん!バッジは二個だよ!」

マサキ「バッジ……あ、そうや!」

唯「?」

マサキ「唯はん達、カントーの方でもバッジ集めてたんやろ?」

唯「そうだよ?」

マサキ「そんなあんたらに朗報や!今、ヤマブキシティのジムリーダーが帰ってきとるねん!


唯「ええ!」

マサキ「ポケモンリーグに二人とも出場するんやろ?ならカントー・ジョウト、どちらも手に

入れておいた方がええやろ。行ってき」

唯「でも…また飛んでいくの?」

マサキ「そんなことしなくてええで。今度はちゃんと用意したったわ」がさがさ

マサキ「ほら、リニアパスや!」すっ

唯「おお、これが!」

マサキ「これでリニアに乗って、ヤマブキシティまで行けるで」

唯「ありがとう、マサキさん!」

マサキ「かまへんよ。それじゃわいも用があるさかい、ここで別れるとしようや」

唯「うん!またね!!」

マサキ「ああ!」

唯「よおーっし…まずはりっちゃんのところへ行こう!」


―――――――――――――――――
コガネジム

うぃーん

唯「お邪魔しまー…」

唯「……!!」

アカネ「ミルタンク、ころがるや!!」

ミルタンク「ミルー!」ごろっ

ランス(ニドリーノ)「!?」

どがああん!!

ランス「」がくっ

ランスは倒れた

アカネ「これで四体戦闘不能で、あんたの負けや」

律「うっ……そんな馬鹿な……全員ミルタンクに…」

唯「り、りっちゃん!」

律「!…唯」

唯「りっちゃ…」

律「くっ!」だっ

唯「あ…」

アカネ「んまあ…気持ちの整理がつかんってトコやろな」

唯「…りっちゃん」


―――――――――――――――――
律「くそ…!」

唯「りっちゃん」

律「…唯か」ぐすっ

律「悪いけど一人に…」

唯「りっちゃん、私ヤマブキシティに行くよ!」

律「は?なに言って…」

唯「今ヤマブキシティのジムリーダーさんが帰ってきてるんだって!ジム戦やるなら今しかな

いよ!」

律「……」

唯「でも私一人で行くの!」

律「!」

唯「りっちゃん、私絶対絶対ぜ~ったい!ヤマブキシティのジムバッジもらってくるから!!

りっちゃんも頑張って!」

律「……馬鹿だなー私。前にも初めて負けた時、唯に励まされたっけな…」

律「よし!私も頑張るぜ!!唯はヤマブキへ気兼ねなく行ってこい!」

唯「うん!」

律「絶対に二人とも、バッジゲットしてまた会おう!」

唯「了解です、りっちゃん隊長!!」

律「へへっ、頑張れよ」

唯「うん!ばいば~い!」たたっ

律「……」

律「さて、どうするか。ああは言ったものの、ミルタンクは相当強い…。並の特訓をしただけ

で勝てるかどうか…」

???「それならば心配はない!」

律「ん?……ってお前は!!」

???「どこからか困った女性の声がするから来てみたら…律、お前だったか」

律「み、ミナキ!?」

ミナキ「そう、私の名はミナキ!この世の女性、全てを愛し尊敬する紳士であり…そして、ス

イクンハンターだ!」

律「な、なんでお前がここに…?」

ミナキ「運命に導かれてな」

律(気持ち悪っ)

ミナキ「…紳士たるもの、女性の頼みはちゃんと聞かなくてはいけなくてな」

律「頼み?」

ミナキ「前に私に頼んだではないか。私のバトルスタイルを教えてくれとな」

律「でもあんたあの時断ったじゃねえか」

ミナキ「ふ…運命の導く通り」

律「ん?」

ミナキ「今回の返事はYESということだ。さあ、ついてこい!」

ミナキ「私の戦法全てを伝授してやろう!」


――――――――――――――――――
ヤマブキシティ

ぷしゅー!

唯「ほいっと!流石はムギちゃんの会社がつくったリニア!すぐに着いたよ」

唯「さあ、早速ジムにレッツゴー!」

唯「あ、あそこがジムだね…」たたっ

梓「ここに和先輩がいるんですか?」

紬「ええ、中で待ってるはずよ」

唯「あずにゃん!ムギちゃん!」

梓紬「へっ?」

唯「やっほー!」

紬「ゆ、唯ちゃん!?」

梓「唯先輩!?」

唯「ムギちゃん達もジム戦?」

紬「ううん…違うけど」

梓「なんでそんな平然としてるんですか。久しぶりに会ったのに」

唯「まあこの前澪ちゃんにも再会したばっかりだし~」

梓「澪先輩にも会ったんですか?」

紬「澪ちゃん、頑張ってた?」

唯「うん!ホウエンでチャンピオンも倒したらしいよ」

梓「さすが澪先輩」

紬「唯ちゃんはどうなの?ていうかりっちゃんは?」

唯「りっちゃんとは今は別行動をとってるんだ!」

梓「喧嘩したんですか」

唯「ぶー、喧嘩なんかしないよ~」

唯(って前に一回だけしたっけ…)

紬「まあよくは分からないけど、元気にやってるみたいね」

唯「うん!…あ、さっき和ちゃんがどうとか言ってたけど?」

紬「そうそう。和ちゃんなら中で待ってるわ。唯ちゃんも来て?和ちゃん喜ぶと思うから」

唯「もっちろん!」

梓「じゃあ入りましょうか」

うぃーん

唯「和ちゃあーん!」ばっ

ぴたっ

唯「あれ…?だれもいない…」

???「ようこそ、ヤマブキジムへ」

唯「ひい!?う、後ろ!?」

紬「相変わらず神出鬼没ですねえ、ナツメさん」

ナツメ「紬と梓か…待っていたわよ」

唯「あずにゃん、この人は?」

梓「このヤマブキジムのジムリーダーのナツメさんです」

唯「ほお!なるほど…ふむふむ」

ナツメ「?」

唯「ジム戦やってください!」

梓「ええ!?」

唯「だって、ここに来たのもそのためだし…」

ナツメ「私は別に構わないわよ」

唯「やったあ!」

紬「でも和ちゃ…」

和「じゃあ審判は私がやるわ」

紬梓「!!」

唯「和ちゃん!」

和「唯、久しぶりね」

唯「うんー!!」

唯「……」

和「なに?」

唯「あんまり驚かないんだね」

和「まあね」

ナツメ「さあ、試合場はこっちよ」

唯「ほいっ!」


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最終更新:2011年03月07日 23:13