つぎのひ!
昼休み

3年教室

澪「さあ、和、お弁当食べよっ!」ニコッ

和「そ、そうね」(うまく、それとなく、伝えなきゃ…)

澪「あのさ、昨日な、律のやつg」

和「じ、実はね、澪」ドキドキ

澪「んっ!?どうかした?」

和「澪は、律のこと、好きなのよね?」ドキドキ

澪「!っっと、突然何を言い出すんだっ////!!」カァァ

和「ご、ごめん… それでね、、」ドキドキ

澪「//」ドキドキ

和「なんか、そ、その、ね、ゆ、唯も、実は…」

澪「!!!」

澪「ゆ、唯が、どうかしたのかっ!!??」

和「唯も、り、り、律のことが…、、好きだって、相談を受けたの…」

澪「」

和「そ、それでね、こ、告白をs」

澪「こ、ここ、コクハクーーーーーーっっっっっ!!!!????」ガバッ

和「み、澪、声が大きいわ、落ち着いて」

澪「…」

澪「アッ…リッ…」パクパク

和「だ、だから、わたしは澪を応援するって約束してるから… 
  その、それだけは伝えようと思って…」

澪「ノッ…アッ」パクパク

和「澪、落ち着いて、ほら、深呼吸」

澪「ハァー、フゥー」

和「…大丈夫?」

澪「…あ、ああ…」

澪「…やっぱり、あの2人、そういう…」ウルウル

和「ま、まだ律がyesの返事をするとはわからないわ!」

澪「絶対するもんっ!」ウルウル

和「ねぇ、聞いて、澪、前も言ったけど、わたしは、あなたと律ってホントにお似合いだと思うの。それはね、お互いがお互いを思いあってるから。」

澪「うぅぅぅ」ウルウル


和「もっと自信をもっていいのよ、澪は!だから、後悔しないようにしなさいねっ、澪」

澪「うぅぅぅ、でも、わ、わたし、律を、な、殴ったリ、知らんぷりしたり…」ウルウル

和「ウフフッ、それはね、お互いがわかりあってるからこそのものでしょ?」

澪「うぅぅぅぅ」ウルウル

和「自信を持ちなさいっ!澪!」

澪「うぅぅ、がんばる…」ウルウル

和(これでよかったのかしら?うん、よかったと思うわ。
  「それとなく」なかったけど… だから澪、最後はあなたが勇気を振り絞るのよ!)



2年教室

梓「憂、お弁当食べよっ」

憂「…」

梓「憂?」

憂「! そ、そうだね!」

梓「憂、なんか眠そうだね」(目の下にクマできてるし…)

憂「えっ、そんなことないよ、いつもと同じだよ!」

梓「憂、、、、なんか無理してない?」

憂「ええっ!?無理って?わたしは大丈夫だよ~~!ほらっ!こんなにっ!」ワンツー

梓「そ、そう… わたしはいつでも話聞くからね、…わたしってそんなに頼りない?」

憂「そ、そんなことないよ!も~、梓ちゃんったら、何でもないって~!」

梓「…そう」

梓(憂…見てるこっちがつらいよ…)



ほうかご!
音楽室

紬「あっ、澪ちゃん来たわ」

唯「おいっす!澪ちゃん!」

澪「! おっ、おおっ、ゆ、唯じゃないか!」

律「何をそんなにびっくりしてんだ?」

澪「な、なんでもないっ!」ゴチンッ

律「アタッ!な、なんでーー!?」

澪(ハッ!)

澪「あ、ああ、り、り、りっちゃん、ご、ごめん、ね」

一同(りっちゃん…?)

澪「り、りっちゃんは、きょ、今日も、か、かわいいな!アハハッ」

一同(…)

梓「澪先輩… 何かありました?」

澪「なっ!何もないよっ!」

紬(あの様子だと、和さんが、唯ちゃんのこと、伝えたみたいね…)

律「み、澪?べ、別に殴られたこと、そんなに気にしてないから、だ、大丈夫だぞ?」

澪「おおーそうか、よかったよ!ありがとう!」ナデナデ

律「!!!」

唯「わーい!みんな仲良しだね!」(わたしもりっちゃんナデナデしたい!)

律「な、な、///」

澪「よ、よしよし///」

梓(いったい何が…)


_________


唯「今日はモンブランだっ!いっただっきま~す!」

紬「ウフフ」

律「うめーーーー!」

梓「お、おいしい!」

唯「あっ、そうだ、忘れるとこだった」

律「どうした?」

唯「りっちゃん、あさっての土曜日、2人で映画見に行かない?」

澪(!!!!!!)

律「ん?別にいいぞ!澪も行くか?」

澪「あ、あの、わ、わ、わたしも、行く!!」

唯(!)


唯「ご、ごめんね、澪ちゃん、えっと、その、映画、ちょ~こわいホラーなんだよ!」

澪「ヒィィッ!」

律「そうなのか?じゃあ、澪は無理だな、、あとの2人は?」

梓「わたしは、用事が」(唯先輩にしては、うまく2人きりにしたな)

紬「…わたしも、その日は…」(澪ちゃん…)

律「そうか、じゃあ、2人で行こうぜ、唯!」

唯「うん!!」ドキドキ

澪(やっ、やっ、やばいよっ、和~、わたしどうすれば…)アセアセ

澪(…和「自信を持ちなさい」…)

澪(よしっ!)

澪「な、なあ、律、今日久々に私んち来ないか!?」

律「おっ!珍しいな!行く行くっ!」

紬(澪ちゃんも唯ちゃんも…がんばって!)



帰り道

「じゃあねー」

律「それにしても急にどうしたんだ、家にお誘いなんて?」ウキウキ

澪「べ、別に何でもないけど、その、り、律と…」

律「えぇ?律と、なんだってぇ?」ニヤニヤ

澪「う、うるs」(ハッ!ここで殴ると嫌われる!)

律(あれっ?)

澪「り、律と、、、一緒に話したかったんだっ///!」

律「えっ!?あ…そ、そうか///」

テクテク

「こんばんわ!」

律「あっ!憂ちゃん!」

澪「こんばんわ、今帰り?」

憂「いえっ、ちょっとスーパーまで買い物に…」(…律先輩)

律「相変わらず、憂ちゃんはできた妹だな!」

憂「そ、そんなことないです!」(おねえちゃんの好きな人…)

澪「謙遜しなくてもいいんだぞー」

憂「い、いえっ//  …先輩方は2人ですか?」

澪「うん、唯ならもう帰ったぞ」


律「憂ちゃん、聞いてよ、さっきな、澪が『律と一緒に話したいんだっ!!』って」

澪「わああああぁ!!!!バカ!!!言うな!う、嘘だぞ、憂ちゃん!!」

律「あれーっっ?何照れてるのかなーっ?」ニヤニヤ

澪「う、うるさい!」ゴチンッ

律「アイテッ!」(ようやく、いつもの澪にもどったか♪)

澪(しまった!)

憂「ウフフッ、じゃあわたし、帰りますね」

律「おう、じゃあね!」

澪「あっ、うん、じゃあね」




憂(…)

憂(今の、どう見ても…)

憂「澪さんって、、、、律さんのことを…」

憂(わたしのしていることって、あの2人まで引き裂こうとしてるの?)

憂(あんなに…楽しそうにしてるのに…)

憂(で、でも、)

憂(わたしは、おねえちゃんが…)ポロポロ

憂(…)ポロポロ

憂(わたし…  どうすればいいの…  誰か…  助けて…)ポロポロ




澪(唯が律を2人きりのお出かけに誘った… ということは、告白を…)

律「おっ、澪の部屋、ひっさびさー!」

澪「久々って、たかだか1ヶ月だろ?」

律「1ヶ月!?そりゃ、ものすっごい久々だ!!」

澪「クスッ」

律「ヘヘッ」

澪「…」

律「…」

澪「なあ、律…」

律「ん?」

澪「わ、わたしな…」

律「うん」

澪「わたし、その、」ドキドキ

律「澪?」

澪「わたし、り、律が…」ドキドキ

律「っ!」ドキッ

澪「り、律、、、に会えてホントによかったっ////!!」ドキドキ

律「!」

澪「わ、わたし、こんなんだけど//、り、律がいてくれて、おかげで、、
  ベース弾けて、その、毎日が、たのしくて//、
  な、なんていうか、その、あ、、、、ありがとうっ/////!!」ドキドキ


律「澪…」

澪「ハァ、ハァ、//」ドキドキ

律「み、澪//」

澪「…だ、だから、きょ、今日は、、、//」

律「きょっ、今日は//////!?」(み、澪!)

澪「今日は…  か、帰れーーーー////!」

律「…へっ!?な、なんd」

澪「いいからっ//恥ずかしいんだからっ//帰れーーー///」ウルウル


バタンッ

律(家から押し出されてしまった…)

律(クスッ)

律(かわいい奴め…)

律(そんなこと言わなくたって、わたしたちは…)

律(わたしは…//)


澪(あぁぁぁぁぁ、何をやってるんだわたしはぁぁぁぁぁぁ)

澪(精一杯勇気出してこれか!?わたしのバカッ!)ウルウル

澪(で、でも、これで、少しは、少しは思い、通じたかな…?)



つぎのひ!

2年教室

憂「…」

梓「あっ、憂、おはよう、今日は遅いんだねっ?」

憂「…うん」

梓「珍しいね」(憂、昨日よりクマひどくなってる…)

憂「…ヘヘッ、ちょっとね…」

梓「そ、そう…  何かあった?」(それに、目の周りが、赤く腫れてる…)

憂「…ナイ」

梓「えっ?何?」

憂「なんでもないっ!」

梓「っ!あっ、そ、その、 …ごめん」(う、憂がこんな大声を出すなんて…)

憂(いっ、いけない!)

憂「な、な~んちゃって~、、、」

梓「…」

梓「な、なんだ、冗談か、も、もう、憂ったらー」

憂「そう、冗談だよ!ご、ごめんね、びっくりさせて!」

梓「う、うん、大丈夫!」

梓(わたし、わたし、もう、見てられないよ!!)

キーンコーンカーンコーン

梓「憂、昼休み、話があるの」

憂「わ、わかったよ!ウフフッ、話って何かな!?ドキドキしちゃうよ!」



3年教室

〔今日は、学校お休みします。熱があるんだ。
 一応言っておくが、律のこと考えすぎてとかそんなことはないからな。〕

和(何かしら、この恥ずかしいメール)クスッ

和(これ、熱が引いた後、本人に見せたら悶絶するでしょうね)


昼休み

梓「憂、お弁当食べちゃって、その後、どかか場所変えて話そう」

憂「わ、わかったよ」

梓「あれっ、憂、お弁当は?」

憂「今日は、ないの…」

梓「えっ、そうなの?珍しいね?」

憂「…うん」

梓「っていうことは、唯先輩の分も?」

憂「ううん、おねえちゃんの分はちゃんと作ったの」

梓「えっ?」

憂「ただ、その、ちょっと懲りすぎちゃって…」

憂「それに、うっかりしててね、お肉もお野菜も、おねえちゃんの分しかなくて…」

憂「だ、だから、今日はないの!エヘヘッ、わたしのうっかりさん!」

梓「……うっかりじゃないでしょ?」

憂「えっ?」

梓「憂、もっと自分のこと大事にしてよ!!」

憂「あ、梓ちゃん、急にどうしたの!?」

梓「最近の、憂、おかしいよ!」

憂「! おっ、おかしくなんかないもんっ!!」

梓「おかしいよっ!!」

憂「おかしくないっ!!」

梓「じゃあ、そのクマは何!?憂、寝てないんでしょ!?それに、目の周りも赤く腫れてるじゃない!毎晩毎晩、泣いてるんじゃないの!?」

憂「…ち、ちがうよ…」

梓「憂、辛いんなら、話してよ!!」

憂「ち、ちがうの…」

梓「もっと、自分のこと大事にしてよ!唯先輩のことで、憂が何でも犠牲になる必要はないんだよっ!!」

憂(!)

憂「わたしはおねえちゃんが幸せならそれでいいのッ!!!!!」

憂「わたしのことなんて、どうでもいいのッ!!!!!!!」ダッ

ダダダダダ


梓「…………う、うい………」


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最終更新:2010年01月07日 22:35