梓「……え、私ですか」

律「なんかやったのか梓」
唯「やっちゃったねあずにゃん」

梓「何もしてません!……何もしてませんよね?」
和「ええ特に」

澪「じゃあ何で……」

和「愛でたいでしょう?」
梓「めでたい?」

律「なんかあったのか梓」
唯「おめでとうあずにゃん」

梓「何か……ありましたっけ私?」


――――

和「適当に座って」
梓「は、はい」

和「……」
梓「あ、あの……」

和「何?」

梓「全部の机になにかしらの耳が置いてあるんですが……」

和「気付いた?」
梓「はい……」

和「どうぞ?」

梓「……はい?」

和「猫以外もいろいろ用意したから」
梓「……これ何ですか?」

和「プーアル」
梓「プーアル?」

和「ドラゴンボールの」
梓「あぁ……。この黄色いのは?」

和「清水エスパルスの謎の生き物の耳」

梓「あぁ……」

和「どうぞ?」
梓「……猫で」

和「……」
梓「……?」

――カシャッ

梓「!?」
和「良いのが撮れたわ」

梓「ど、どうも」
和「いいえ」

梓「……あ、あの」
和「何?」


梓「ご用件は……?」


和「ちょっとそこにある箱開けてみて」

梓「?これですか?」
和「そう」

梓「大量のメガネが入ってますけど……」

和「度は入ってないわ」
梓「はぁ」


和「どうぞ?」

梓「……はい?」


和「色・形雑種多様に用意したから」
梓「かけたらまた写真撮るんですか?」

和「撮るわね。3枚撮るわね」

梓「……」
和「……」

梓「の、和先輩のしてるメガネがいいなぁ!」
和「!」

梓「……」
和「私に……メガネを外せ、って言うの?」

梓「はい」
和「……」


梓「どうぞ?」


和「……仕方ないわね。はい」

――カシャッ

和「!?」
梓「良い写真が取れました」

和「よかったわ。じゃあ梓ちゃんも……、――っ!!」

梓「もう掛けてますよ?可愛く撮ってください、3枚」

和(な、なんてことなの……)
梓「和先輩も耳どうですか?狼耳とか似合いそう」


和(メガネが無いから見えない!!)

和「あ、梓ちゃん……本当に私のメガネ掛けてる?」
梓「掛けてますよ。メガネなし和先輩すごくかっこいいです。コンタクトにしてみたらどうですか?」

和「……ありがとう」
梓「いえいえ」

和「その度の強いメガネ越しでもかっこいいなら、私相当かっこいいみたいね」

梓「――!」

和「……ふふ、」
梓「……」

――カシャッ


和「……何で撮ったの今」

梓「いえ、何となく……」


梓「ないと全然見えないんですか?」
和「梓ちゃんがレディ・ガガに摩り替わっていても全く気付かないわ」

梓「ごめんなさい返します」
和「ええありがとう。ついでに抱きついて良いかしら、唯みたいに」

梓「……」
和「唯だけ好きに抱きつくの不公平でしょう」

梓「……ま、まぁいいです」
和「ありがとう」

梓「代わりに狼耳付けてもらっていいですか」

和「……」
梓「……」

和「そういう趣味なの?」

梓「私だけ耳付けてるの不公平でしょう」


和「あずにゃんって呼んだほうがいいのかしら」
梓「それは……まぁ好きにしてください」

和「じゃあ、いくわね」
梓「ど、どうぞ……」

和「あぁ……こんな感じなのね」
梓「……唯先輩に抱きつかれたりした事ありますか?」

和「すがりつかれた事ならあるわ」
梓「あぁ……」

――

律「あれ、梓は?まだ話終わんないの?」
唯「……」

澪「唯?生徒会室行ったんだろ?」
唯「狼と……猫が……」

紬「?」


唯「寝取られって……こういう事を言うんだね……」





※消灯時間来たから寝るわ



最終更新:2011年03月22日 04:25