澪「どうだった?」

律「はぁ…はぁ…」

澪「大丈夫?」

律「はぁ…はぁ…キス魔…」

澪「えー…」

律「…」

澪「…」

律「…あっ」

澪「ふふ」

律「なんでカチューシャとるんだよー」

澪「ずれてたから」

律「かえして」

澪「やだよ」

そういって澪は私の物を手の届かない場所へ置いてしまう
乱れた私の前髪をじっと見つめながら
澪は私の髪を丁寧に整え始める

澪「昔はよく見せてくれたのに」

律「恥ずかしいんだもん…」

澪「…」

律「…」

澪「…チュ」

律「んむ…」

髪を整えながら近づく澪に
私の唇を差し出す
普段は恥ずかしがり屋な癖に

澪「はむ…はぁむ…」

律「はっ…はあぁ…」

こういう時はすごく積極的
今度は目を開けたままキスするんだ
きれいな澪の顔を眺めていたいから

律「み…澪…」

澪「なに」

ぱっと唇と唇が離れる
名残惜しいけれど
私は…
私は…もう…

律「…」

澪「?」

律「やっぱりなんでもない」

澪「なんだよそれー」

律「…」

澪「言って?」

澪に壊されちゃった
普通じゃない
こんな事恥ずかしくて
言えるわけない

律「…いい」

澪「…」

律「…」

澪「なにか私にして欲しいんでしょ?」

律「……うん」

澪「言ってみて?」

律「…」

澪「…」

律「み…澪の…」

澪「うん」

律「澪の…唾が欲しい……」

言ってしまった
こんな事を澪に求めてしまうなんて

澪「私の…」

律「…」

澪「つ…唾?」

律「…うん」

澪「飲みたいの?」

律「…」

澪「…」

律「…うん」

澪「変なやつ」

お互い様だよ
澪だって少なくとも普通じゃない

澪「口…開けて?」

律「はい…」

澪「…」

律「…」

澪「……いくよ」

律「…うん」

澪「…ぴちゃ…」

律「ん…はむ…」

とろっとした温かな液体が
澪の舌を通じて私の口内に流し込まれる
澪の舌が私の舌へ唾液を絡ませ
優しく包み込む

澪「おいしい?」

律「…うん」

澪「…そ」

律「…」

澪「…」

律「…」ぎゅ

澪「…?」

その液体は柔らかくて温かくて甘美な味で
これが…これが澪の味なんだ
澪の唾…
もっと…
もっと…

律「もっと…ください」

澪「へ?」

律「もっと…」

澪「…」

律「もっと…澪が欲しい…」

澪「…」

律「…」

澪「心配しなくても私は律のものだよ」

律「…」

澪「…」

律「…うん」

澪「…」

律「…」

澪「…ピチャ…とろぉ…」

律「はぁん……チュ…」

さっきよりも量の多いその蜜を
私は澪の舌を吸って必死に求めてしまう
澪が欲しくてたまらなく切なくなる
ぎゅっと澪の背中に回した手に力をいれる
澪の長く手触りの良い後ろ髪と
澪の背中を通る下着のホックを手のひらの中で握りしめる

澪「はぁ…!ん…」

律「チュ…ジュルル…はぁ…はぁ…」

私の口内へ唾を流し込む澪の口から
悩ましい声がこぼれ落ちた
私の気持ち、わかるでしょ澪
強引に求められると
そういう反応しちゃうんだよ

澪「律…脱がすね?」

律「…」

澪「ピチャ…ピチャ…」

律「…っっ!」

澪「れろぉ…」

律「はぁ…!」

下へ移動した澪の唇は私の首筋を舌先でなぞる様に舐めまわす
なんだろうこの気持ち
澪にめちゃめちゃにされたい
まるで私の体がそれを望んでいるよう

その証拠に私の首は澪が舐めやすい様に
意識とは反して首を傾け澪に全てを差し出してしまう

澪「胸…舐めるよ…?」

律「…うん」

澪も壊れちゃったんだね
強引だよ澪
でも…
今の私にしたら

澪「ちゅぅ…」

律「…ひあ!」

澪「ちゅ…ちゅぅ…」

律「やっ…!あぁ…!!」

それが私の一番求めている事
いいよ澪
好きにして
澪になら何をされたっていい

澪「すっごい固くなってる…」

律「い…言わないでぇ」

澪「ちろちろ…」

律「ひっ!くぅぅ…」

私の両手が澪の髪を乱暴に握りしめてしまう
澪はそれに動じる事なく舌の動きを早める
これは澪に対する抵抗なんかじゃない
澪に襲われてしまう事を望む私の体が
澪を余計に求めてしまったからとった行動だ

澪「…カミ…」

律「はぁっ!」

澪「…カミ…カミ…」

律「やっ!…はぁぁ…それ…だめ…」

澪が私の突起を甘噛みしてくる
ぞくぞくとした感覚が体中を駆け巡り
秘部がじゅんと湿るのが自分自身で解った

律「澪…みおぉ…やさしく…して…」

澪「ごめんね律…でも…」

律「はぁ…はぁ…」

澪「わかるよ律…ちゅうぅ…」

律「ひぃ…はぁ…」

澪「口ではそう言っても…ほんとはもっとして欲しいんだよね?」

カミ…カミ…

律「いやぁぁ…!!」ゾクゾク

澪に嘘はつけない
澪は私の一番の理解者
私の心の中なんて全て見透かされてるんだ

澪「律…舐めるね?」

律「…はぁ…はぁ…」

澪「足…開いて…」

律「はぁ…下は…」

澪「…」

律「…だめ」

澪「なんで?」

律「…」

澪「…」

律「きっと…臭い…から」

ここまで理性を失っていても
不思議と羞恥心は失われずに保たれている
こればっかりは本当の気持ちだった
まだお風呂も入ってないし
澪のせいでひどい事になっているだろうから

澪「気にしない」

律「…でも…」

澪「…」

律「きっと澪に嫌われちゃう…」

澪「ないよ」

律「…」

澪「私は律をもっと好きになりたいの」

律「…」

澪「お願い…足…開いて…?」

律「…」

澪「…」

律「…」

澪「…よくできました」

恥ずかしすぎて手で顔を覆ってしまう
澪に私の全てを見せつけてしまう

澪「…」

律「…」

澪「すごいよ律…」

律「…」

澪「びっちょびちょ…だよ?」

律「…うぅ」

わざわざ言わないで
そんなの私が一番解ってるって

澪「えっちな気分になっちゃったんだ?」

律「…知らない」

澪「…」

律「…」

澪「…」

律「…」

澪「チロ…チュッ…」

律「はっ…」

澪「ちゅ…れろぉ…」

律「やぁ…あっ…!」

澪「おいしいよ…律のここ…じゅるぅ…」

律「くぅ…!」

あの柔らかくて、甘美な澪の舌が
私の一番汚い部分を愛撫してくれている
それを思うとまた…

恥ずかしい…
澪に全て見られてるのに

澪「きもちいいの?ちゅうぅ…」

律「はぁ…はぁん…!」

澪「どんどん…でてくる…ピチャ…ビチャ…」

律「ひあぁぁ…!だ…だめぇ…!」

澪「かわいいよ律…その声…れろれろ…」

律「んくぅ……はぁ…はぁ…」

怖い…
またやってくるの
あれが私に
襲いかかってくるの
怖いよ澪

律「はぁ…はぁ…みおっ…!」

澪「…じゅる…ん?」

律「怖い…手……つないで…」

澪「…ふふ」

律「絶対…離さないで……」

澪「あぁ…絶対離さない」

律「はぁ…はぁ…」

澪「…」

律「…」

澪「いくよ…」

律「…うん」

澪「ちゅうぅぅ…!じゅる…!」

律「はあぁぁ……!やっ…!」

澪の舌と唇は激しく私の秘部を攻め立てる
快感で意識が途切れそうになる
私の口から出るなんて思いたくもない
いやらしい声が室内に響きわたる

澪「じゅる…律…律は誰のもの?」

律「わ…わたしはぁ…!」

澪「じゅ…!じゅうぅるる…!」

律「みおの…!あぁ…!」

澪「れろぉ…れろれろ…!」

律「…あっ…!…澪のものです…!」

澪「じゅううぅぅぅ…!!」ぎゅ

律「いやぁぁぁ…!…はあぁぁ…!!」ぎゅ

ビクッ!ビクンッ…!

かすれた意識の中
澪の体に包まれたまま理性を取り戻す

律「みお…」

澪「んー?」

律「私…おかしくなっちゃったかも」

澪「なんで?」

律「だって…あんなえっちな声だして…」

澪「かわいかったよ」

律「…ばか」

澪「でも…きもちよかったでしょ?」

律「…」

律「…うん」

澪「きっと…」

律「…」

澪「す…好きでもない人とこんな事しても…」

澪「きもちよくならないと思う…」

律「…うん」

なんの事はなかった
本当に煩わしかったのは
私が澪との間に勝手に作っていた壁

自分の気持ちに素直になれば
ほらこんなに…

律「しあわせ…だった」

澪「…ふふ」

律「今もすっごくしあわせ…」

澪「私もだよ…律」

澪「それに…」

律「…?」

澪「り…律だっていつかは一生って決めた男の人とこういう事するんだから…」

律「…」

澪「律は肝心なとこでダメだからなっ!こ…これで大丈夫…」

そんな切ない顔
しないでよ

律「そんなの必要無い」

澪「え?」

律「私の一生の人は澪だから」

澪「…」

律「…」

澪「ふふ…」

律「なんだよー」

澪「ば…ばか…」

澪の柔らかな胸に顔を埋める
澪の手が優しく私の頭を撫でる
私の大好きなこの甘ったるい澪の匂い
その匂いと温かな澪の感触に包まれながら
眠気に誘われるまま私はゆっくりとまぶたを閉じた

終わり



最終更新:2011年03月25日 23:38