アロエ「……!!」
アロエ「…負けたよ。まさかバッジをバトルに使うなんて…」
アロエ「…ん?」
唯「チー太ぁ、ムー太ぁ、よくやったよぉ~! よーしよし~!」
チー太「チー!」 ムー太「ムー!」
アロエ「……」
アロエ(ポケモンが頑張った後は褒める…。
バトルの勝敗なんて関係ない。これがトレーナー…いや、人間とポケモンの関わり方の“真実”なのかもしれないね…)
アロエ「……フフ」
キイチ「…?」
アロエ「いいバトルだった! あんたの実力を認め、ジムバッジを授けるよ。“ベーシックバッジ”だ!!」
唯「わあい♪」
アロエ「……フフ」
キイチ「どうしたんですか? アロエさん。
さっきからニヤついて…」
アロエ「…いや、なんでもないさ」
キイチ「?」
唯「あ、そうだ…りっちゃんを探さないと…」
ダダダッ!!
受付「アロエさん! キイチさん! 大変です~!!」
アロエキイチ唯「…!!」
………
……
…
梓「すみませんすみません…」ギュウウッ
律「んで、唯を見なかったか?」
紬「唯ちゃん?」
律「ああ、ここに来てるはずなんだけど…」
梓「そ、そうです! 律先輩!」バッ!
律「?」
梓「律先輩達に伝えることが…」
紬「あ! そうだったわ! あのね、りっちゃん…」
ドオオオオオン!!!!
律梓紬「!!?」
下っ端男女「プラーズマー!!」
下っ端女「ここが博物館ね!」
下っ端男「ドラゴンポケモンの骨! 貰いにきたぜー!!」
律「プラズマ団!!」
Episode.15 fin
Episode.16
アロエ「何事だい!?」
唯「ああっ! あの人たちは…」
律「唯!」
唯「りっちゃん! あずにゃんにムギちゃんまで!?」
アロエ「知り合いかい?」
唯「は、はい! 同じトレーナーズスクールの友達で…」
律「…唯、この人は?」
唯「ジムリーダーのアロエさんだよ!」
律「! この人が…。
ジム戦はしたのか?」
唯「うん、見事に勝ちました!」キラッ
紬「すごい、唯ちゃん!」
唯「えへへ…」
アロエ「…お喋りはそこら辺にしておきな。
奴らがもしかして…?」
律「あいつらがプラズマ団です」
アロエ「やっぱりか…。アーティの話通りなら、ここに来たのも、なにか悪さをするためか?」
梓「『ドラゴンポケモンの骨を貰いにきた』って言ってました!」
アロエ「……。まあ直接奴らに聞いた方が早いな」
アロエ「おい! プラズマ団とやら!!」
下っ端男女「!」
アロエ「お前ら、ここに何しに来たんだい!?
なにか悪さをするつもりなら、この私が許さないよ!!」
下っ端男女「……」
下っ端男「ふふ…悪さ、ねえ……」
下っ端女「私達はポケモンのために行動をしているだけよ」
アロエ「……」
下っ端男「いいだろう。我らが本気だということを示すため、あえてジムリーダーであるお前の前で…この、ドラゴンポケモンの骨を奪ってみせよう!!」
アロエ「なに…?」
モクモク……
律「! また煙幕か!?」
唯「な、なにも見えないよ…」
紬「まずいわ…」
梓「奴らは…プラズマ団はなにをして……」
シュウウ……
アロエ・キイチ「!!?」
キイチ「そ、そんな…!
ドラゴンの頭の骨が……ない!!」
アロエ「! 奴らだ!!」
下っ端男「ふふふ、骨は貰ったぜ」
下っ端女「ここに用はないわ! じゃあね!」
アロエ「待て!!」
下っ端男「早く澪様のところへ持って行くぞ!」ダッ!
唯律梓紬「!!」
律「み、澪…!?」
唯「今、澪って…!」
紬「追いましょう!!」
梓「そうです! いずれにせよ、プラズマ団を捕まえないと!!」
………
……
…
《はくぶつかん外》
アロエ「……」
キイチ「……」
唯「アロエさん! キイチさん!」
アロエ「!」
律「奴らは…?」
アロエ「…逃げられちまったよ」
梓「…プラズマ団はどこへ?」
アロエ「逃げた方向は“ヤグルマのもり”の方さ」
紬「“ヤグルマのもり”…」
アロエ「く…、追いかけたいが、またプラズマ団が来るかもしれない…。今博物館から離れるわけには…」
唯「私たちが行きます!」
アロエ「…!」
唯「絶対に盗まれた骨を取り返してきます!!
…ね?」
律「ああ!」
梓「はい!」
紬「ええ!」
アロエ「……。そうかい、頼んだよ。お前たち!」
…………
………
……
…
《ヤグルマのもり》
梓「…分かれ道ですけど……」
紬「プラズマ団がどっちへ逃げたか分からないわね…」
唯「二手に分かれよう!」
律「そうだな。その方が早く見つかる!
じゃあ、私と唯は左の道! ムギと梓はまっすぐの道を探してくれ!!」
梓「わかりました!」
紬「じゃあ、見つけたらここで合流しよう?」
唯「うん!」
律「…場合によっては戦闘になると思う。みんな、頑張ってくれ!」
唯「うん!」 梓「はい!」 紬「ええ!」
………
……
…
《まっすぐの道》
「だぁー、クソッ!!」
「なんで俺達があいつの言いなりにならなくちゃいけないんだ!!」
「まったくだよなあ、デント…」
デント「ああともさ、ポッド!
ゲーチス様はなんであんな小娘を……。どういうつもりなんだ!!」
ポッド「さあなあ…。どう思う? コーン」
コーン「ふむ…。でも確かに我ら“ダークトリニティ”がゲーチス様の親衛隊から外されたのは解せませんね」
デント「だろう!?
なんであんな新米どもに俺たちの地位を…!!」
ポッド「まあでも、こうやって任務をやっていけているわけだし。まだいい方かなー…」
コーン「下っ端扱いですがねえ…」
ポッド「…」
デント「クッソォ…!!」
タッ…タッ…
コーン「…?」
ポッド「誰か来るッ?」
デント「…!!」
梓「あっ!」
紬「あなたたちは…!」
デント「……ククッ、これはこれは…楽しい料理(バトル)になりそうだね」
………
……
…
《左の道》
唯「うう~…迷ったあ……」
律「前にアーティさんが言ってた通り、こっちは凄く迷いやすい道だな…」
唯「プラズマ団の人達もこんな道は通らないかな…?」
「あーん、もうっ! なんなのよ、この森は!!」
唯律「!」
唯「あーっ!」
律「プラズマ団!!」
下っ端女「あら! まずい…! もう追いついたの!?」
律「ドラゴンの骨を返せ!!」
下っ端女「返せと言われて返すなんて馬鹿のやることね!
ズルッグ!」ボム!
ズルッグ「ズルー!」
律「ボルト!!」ボム!
ボルト「シマー!!」
律「“じゅうでん”して“でんげきは”!!」
ボルト「シマァァ…!!」ビリリ…
ズルッグ「!?」
ピシャアアアアン!!!
ズルッグ「」ガクッ
下っ端女「!!」
律「どうする? 骨を返すか、ボルトの電撃を喰らうか!!」
下っ端女「く…、私は持ってないわよ…」
律「なに…」
唯「りっちゃん! 男の人がいないよ!」
律「!」
下っ端女「そうよ。下っ端男が今、澪様へ渡しに行ったのよ」
律「また澪って…、お前ら…澪を知ってるのか!?」
下っ端女「…。さあね、自分たちの目で確かめてみたら?」
唯「行こう、りっちゃん!」
律「…ああ!」
………
……
…
《ヤグルマのもり最深部》
下っ端男「はっはっ…」タッタッタ…
下っ端男「下っ端女が追っ手の足止めをしてるはずだが…大丈夫かな?」
下っ端男「はっはっ…もうすぐ着くはずだ…」タッタッタ…
下っ端男「!!」ピタッ
下っ端男「澪様ァ!!」
澪「…!」
澪「どうだった?」
下っ端男「はい! 任務完了です!
しかし…、我々を追ってくる者が…」
ザッ!!
唯律「見つけた!!」
下っ端男「ゲッ…」
唯律「…!!?」
律「み、澪!!」 唯「澪ちゃん!!」
澪「……」
律「良かった…。無事だったんだな!」
唯「私達、ずっと探してたんだよ?
また会えてよかったぁ~。
あとはシルベル君だけだねえ」
律「シルバーな?」
唯「えへへ…そうでした」
律「でも本当良かったよ!
まったく、心配させんなよな。澪!」
澪「……」
唯「…?」
律「ど、どうしたんだ…? 澪…。
『わ~ん! りつぅ~!!』とか言って泣いてもいいんだぜ?」
澪「……」スッ
澪「…早速、ドラゴンの骨を見せてみろ」
下っ端男「はっ!」サッ
澪「ふうん…。これがか……」
唯「え……?」
律「み、澪?」
澪「……気安く呼ぶな。お前たち下等なトレーナーになど、名を呼ばれたくはない」
律「どうしたんだ…? 澪……?」
澪「私は
秋山澪。
プラズマ団…、ゲーチス様直属の親衛隊“ダークトリニティ《改》”の秋山澪だ」
唯律「…!?」
………
……
…
《まっすぐの道》
デント「ヤナップ!」ボム!
ヤナップ「ナップ!」
紬「ネル!」ボム!
ネル(ネイティオ)「トゥートゥー!」
紬「“エアカッター”!!」
ネル「」シュッ!
ザキイイッ!!!
ヤナップ「ナップ…!!」
デント「力強いテイストじゃないか!
でも…」
ポッド「焼き加減がなってないぜッ!!
バオップ、“はじけるほのお”!!」
バオップ「バオッ!」ボワアアアアアッ!!!
ネル「!?」
ボオオオオオオオ!!!!
ポッド「ハッハーッ!! ウェルダン通り越しちまって、まる焦げかァッ!!?」
シュウウッ…
梓「またこの手にやられましたね」
デント・ポッド「!!」
デビちゃん(デルビル)「ウオオン!!」
紬「梓ちゃん!」
ポッド「グッッ…!!」
デント「“もらいび”か!!」
梓「焼くならこっちが最適ですよ!
“オーバーヒート”!!」
デビちゃん「ウオ…」
コーン「させませんよ!!」
ヒヤップ「ヒヤッ!」プシャアッ!!
デビちゃん「…!?」
コーン「火の扱いには気をつけませんと…、あまり強火にしても焦げるばかりです」
梓「この前とは違って、もう一人…!」
紬「この三人のコンビネーション!!」
梓「なんにしても、2対3じゃあ不利です!!」
紬「三人といえば…、シンオウの事件の最後には純ちゃんがいてくれたわね…」
梓「純でもいないよりはマシですね…」
ガサガサッ!!
梓紬「…?」
「なんだってんだよーっ!!!」
梓紬「!!?」
梓「こ、この雑音は…!! まさか…!」
紬「純ちゃ…」
ガサッ!
「なんだかなー、この森迷いやすいなぁ…。あ、やっと大きい道に出られた…」
梓紬「あれ…?」
「…ん?」
Episode.16 fin
最終更新:2011年04月05日 23:07