【真犯人】

唯「(どうしてみんな私のことは気にかけないんだろう)」

唯「(りっちゃんの顔に触れて、そっともとの席に戻る。ふふふ、これが完全犯罪だよっ)」

唯「(それにしても……)」

唯「(大事になりすぎて本当のことをいいだせない……)」

唯「ま、いっか」

律「ん?唯なにかいったか?」

唯「なんにも言ってないよ?」



【他所でやれ】


――澪の部屋

律「どうだ澪、少しはマシになったか?」

澪「うん……ごめんな律、唯。私のために学校まで休ませて……ゲホッゲホッ」

唯「学校より澪ちゃんのほうが大事だよ!!」

澪「唯……」

律「とりあえず、もっかい熱測っとくか。唯、体温計」

唯「はい、ドクター!」

律「うむ、ご苦労。唯君」

澪「ああ、いいよ。自分で計れるから」

律「駄目だ、病人は大人しくしていなさい。」

唯「はい、澪ちゃん服はだけますねー」

澪「いいってばー……ゲホッゲホッゲホッ」

唯「はっ、先生、患者の容態が急変しました」

律「なんてことだ………私の無力のせいで……」

唯「先生!先生のせいじゃありません。先生は必死で助けようとしたじゃないですか」

律「……唯君」ウルウル

唯「先生……」キラキラ

澪「やっぱり唯と律は学校行っていいよ……ゲホッ」



【良心】


――澪の部屋

紬「どう、澪ちゃん?」

澪「ムギもごめんな」

紬「ふふ、学校より澪ちゃんのほうが大事よ」

澪「あはは、唯と同じことを言うんだな」

紬「それだけ澪ちゃんが愛されてるってことよ」

澪「……あいつら病人の前で三文芝居疲労していったぞ」

紬「うふふっ、きっと澪ちゃん元気づけようとしたのね」

澪「……ありがたいな」

紬「今も唯ちゃんなんか「澪ちゃんの晩御飯は任せてよっ!」って言ってはりきってるわ」

澪「………大丈夫だよな?」

紬「うん、きっとだいじょうb……」


『うわあああ、りっちゃんお鍋が噴いたよ!!』

『うおお、フタだ。鍋のふたを取るんだー。唯』


紬「………」

澪「ありがたい……よな?」



【アダルト】


――リビング (深夜)

律「あれ? 珍しいな。唯、こんな時間に唯がテレビの前にいるなんて」

唯「りっちゃん。見て見て、ちょっと眠れなくてリビングに来てテレビをつけたらアニメがやってるよ」


TV『その必要はないわ』


律「なんだこれ? 魔法少女?」

唯「うん、このマスコットみたいなのがかわいくてねっ、それで……」

律「あー、はいはいわかった」

唯「むむ、りっちゃんあんまり興味なさげだね」

律「はは、私は唯と違ってもうアニメを見るお子様じゃないんだよ」

唯「むっ……。私だって子供じゃないから、もう見ないよーだ」

ドタバタ

律「あ……たく、せめてテレビは消していけよな。ん?」


TV『……返してよ……返せよ……それは……」


律「………」


――翌日

唯「ふっふっふ、もう私も子供じゃないもんね」

唯「じゃじゃーん、だから大人なものを買ってきたよ」

唯「ふふ、後はりっちゃんが帰ってくるのを待つだけだね」

………

『ただいまー』

唯「(きたああああ。準備準備っと)」

バタバタ

ガチャ

律「いやぁー、やっぱ借りる時の店員の目の恥ずかしさはあるよなぁ……って唯なにやってんだ……」

唯「ふふん、私は今日から大人だよっ」

律「………いや、お菓子タバコくわえて威張られても……」

唯「むむ、ならこれならどうだっ」ジャジャーン

律「………子供ビール……」

唯「ふっふっふ!」

律「唯………これにアルコールは入ってないんだぞ……」

唯「!?」

律「ぷははは、やっぱり唯はまだまだ子供だな!」

唯「ぶーぶー、りっちゃんがいじめるよー……って、りっちゃんそれなに持ってるの?」

律「………えっとこれか………あぁ、ノート切れてたから買ってきたんだよ」ギクリ

唯「りっちゃん、額に汗が浮いてるよ?」

律「あはは……走って帰ってきたからかな」

唯「?」

律「それじゃ私、部屋に荷物置いてくるな」クルリ

澪「へぇー、ずいぶん慌ててるじゃないか律」

律「なっ、澪!! いたのか」

澪「下が騒がしいから、降りてきたんだよっ!……で、律はなにを隠したんだ?」

律「なっ、なんのこと?」

澪「隠しても長い付き合いだからすぐにわかるぞ、律」

唯「澪ちゃん、そのりっちゃんの持ってるものが怪しいよ!!」

澪「ふーん、あ、これか」ヒョイ

律「うわああああ」

澪「ん……?DVD?」

律「………」

澪「しかもなんだこれ? まほう……しょうじょ?」

唯「!!」

律「くぅ~。ばれたらしょうがない! そうだよ、昨日みてちょっと面白そうだなとかおもったんだよっ!チクショー」

唯「ふふふ、りっちゃん」ニヤニヤ

律「……なんだよ」

唯「りっちゃんもまだまだ子供だね」ニヤニヤ

律「なにをっー!」

澪「?」



【イタズラ心】


唯「りっちゃーん、お風呂空いたよー」

律「おう……すぐ入る」

澪「あ、律。次でたら呼んでくれ」

律「了解」

…………
………
……

――脱衣所

律「ふぅ……いいお湯だったな」

律「おっ、体重計か……久々に計ってみるかな」

………

律「おお、ちょっとやせたかな」

律「………」

律「はっ!!」ピコーン

律「(次は澪が入るって言ってたな。くくく、いたずらしといてやる)」

律「えっと、メモリは5kgは……やりすぎか……2kgくらいにしとくか」

律「よっし、これでよし」

ガチャリ

律「澪ー、風呂あいたぞー」

――脱衣所

澪「ふう……いいお湯だった」

澪「……うっ、体重計か……」

澪「増えてないよな…………?」ソーッ

澪「!!」

――リビング

澪「………もう……なんにも食べない……」

唯「えっ? どうしたの澪ちゃんっ、お風呂でなにがあったの!?」

澪「うふふふふ……」

唯「なんでそんな虚ろな笑いを浮かべてるの!?」

律「クスクス……」

澪「律?」

律「なんだ澪ー?もしかして体重増えてたのかー?2kgくらい」

澪「なんでそんな正確な数字が……律……まさか!?」

律「さてと、私ももう寝るかなー」

澪「待ちなさいっ、律! そしてちょっとこっちにくる!」ガシッ

律「うわあああ」

澪「……なにか言うことは?」

律「……ごめんなさい」

澪「よろしい」

ガチャ

紬「あ、澪ちゃんお風呂空いたのねー」

澪「あぁ、悪いムギ。先にもらったよ」

紬「それじゃ私入るね♪」

………
……

『きゃああああああ』

唯「えっ?なに今度はムギちゃん?」

澪「うん、たしかにムギの声だけど……珍しいなムギの悲鳴なんて」

律「(あっ、やばっ……体重計元に戻し忘れた)」

澪「あっ……そうか…!」

律「さてと、今度こそ私は寝るかなぁっと」

澪「待ちなさい」

律「……やっぱり駄目?」

澪「駄目」

律「……」

澪「謝ってきなさい」

律「………はい」



【私怒ってます】


紬「なんだ、りっちゃんのいたずらだったのね」

律「ごめんなさい」

澪「ったく……律は……」

律「本当にすいませんでした。でも澪!」

澪「ん?」

律「ムギはこころが広いから、こんないたずらしても怒らなかったぞ!!」

澪「なっ、律が悪いんだろ!」

紬「うふふ、それにりっちゃん。私別におこってないわけじゃないわよ?」

律「………」

紬「りっちゃん、次はやっていいいたずらを選ぼうね?」

律「ごめんなさい!!」



【他人事】


唯「でも、澪ちゃんもムギちゃんも体重気にしなくてもいいと思うよ」

唯「無理にダイエットもあんまり体にいいことじゃないし……」

紬「(……分かってるわ、唯ちゃんは心配してくれてるだけよ……でも……)」

澪「(……少し嫌味に聞こえるのは私の心がよごれてるからだろうか?)」

唯「?」




ネタ切れぽぽぽぽーん
ごめんね、私そろそろ生徒会室いかなきゃ



最終更新:2011年04月08日 01:07