梓「卒業しちゃたなあ~」

梓「来年からは大学生か」

梓「唯先輩と一緒の大学…じゃなくて軽音部の先輩たちみんなと一緒だ」

梓「一人暮らしするんだよね」

梓「部屋みつけなきゃ」

梓「唯先輩とルームシェアしたら楽かな」

梓「なんで唯先輩なんだろ…澪先輩とかのほうがしっかりしてていいよね」

憂「梓ちゃん」

梓「唯先輩とじゃ逆に大変だよ」

憂「梓ちゃん」

梓「唯先輩の部屋汚かったもんね」

憂「梓ちゃん!!!」

梓「わわっ憂!いるなら言ってよ」

憂「三回も呼んだのに…」

憂「それより、何ブツブツ言ってたの?」

梓「ブツブツ?えっ…もしかして声に出てた?」

憂「うん」

憂「心のなかで独り言いうときには()をつかわかなきゃ」

梓「そっかあ~」

梓「ってど、どこまで聞いたの?」

憂「全然聞いてないよー。梓ちゃんがお姉ちゃんを好きすぎて同棲したいってとこだけだよー」

梓「それって一番ダメなところじゃない……というより私そんなこと全然思ってないしっ」カァァ//

憂「じゃあちょうどよかったね。実はお姉ちゃん彼氏できたんだって」

梓(な、なんだと)

憂「でも梓ちゃんなんか悔しそうだよ」ニヤニヤ

梓「ち、ちがうもん。この悔しさは唯先輩をとられたとかそういうんじゃなくて……」

憂「なくてぇ?」

梓「えと…そう、さ、先こされたぁーってかんじだよ。うん、そうだよ、そうにちがいない」

憂「冗談でしたー」

梓「ほっ」

憂「ごめんね、梓ちゃん?」

梓「なぁーんだ、だまされちゃったなぁ。まったく憂はもう!」

憂(梓ちゃんうれしそうだね!)




唯のアパート!電話!

律「でさーそれでな澪のやつがさー」

唯「あははーそれは澪ちゃんらしいね」

律「まったく、さよならいおんのどこがかわいいんだか」

律「そういえば、そろそろ入学式だな。やっといとしのあずにゃんに会えるぞー」ニシシ
唯「もぉりっちゃんー//」

唯「あっ、もうこんな時間だからきるねー」

律「おう!じゃあなー」ガチャ

唯(あずにゃんが入学すれば、毎日会えるんだよね!)

唯(あずにゃん近くに住まないかなー)

唯(そしたら毎日一緒に大学行ける!いや、いっそのこと同棲すれば!)

唯(そんなこと言ったらあずにゃん怒っちゃうかな)

梓(唯)「もう、唯先輩!」プンプン

唯「可愛いいいいぃぃ////」

唯「…」

唯「寝よ…」





数日後!

梓「ありがとうございます唯先輩。物件探し手伝ってもらって」

唯「そんなー私から言い出したことなんだからさ!」

唯「感謝の気持ちはあずにゃん分で!」

ダキッ

唯「あずにゃあん」ギュウー

梓「唯先輩~みんなこっちみてますよ////」

唯「ひさびさのあずにゃん分だったんだもん」

梓「やれやれ//」

梓(唯先輩やっぱり気持ちよさがあがってるよ~)

唯「じゃあ物件見に行こうか?」バッ

梓(あっもすこしぃ)

テクテク

唯「あっ和ちゃん」

和「唯!珍しいわねこんなところで会うなんて」

梓「和さん、こんにちは」

和「こんにちは、梓ちゃん」

和「今日は二人してお出掛けかしら?」

唯「恋人どうしのデートだよ!」

和(わざわざ聞くまでもなかったかしら)

梓「違いますよ和さん。物件さがしです//」
和「そう?じゃあわたし生徒会いくわね」

梓「…和さん?」

唯「…和ちゃん心配事があるならわたしでよければ相談にのるよ」

和「………ジョークよジョーク//////」

唯「なぁんだわたしてっきり和ちゃんが……」

和「コホン…いい物件が見つかるといいわね////」

唯「じゃあねー和ちゃん!」

スタスタ

梓「…和さんって冗談とかいうんですね」

唯「うん!だいたいあんな感じになっちゃうけどね!」

梓「…なんとなくわかります。ていうか恋人ってなんですか//」

唯「あずにゃん恋人も知らないんだ?無学だねー」

梓「違います!!そーゆー意味じゃないです!!」

唯「わたしとあずにゃんは恋人じゃないの?もしかして身体だけの関係だったんだ……あずにゃんひどい!!!」

梓「あーはいはい。あっ不動産見えてきましたよ!」

唯「あずにゃぁぁあん……」





不動産!

不動産の人(以下人)「えーとご希望の条件にそえる部屋は…」

人「これなんてどうでしょう?」

梓「うーんどうでしょう唯先輩?」

唯「えーとね…ちょっと小さいんじゃない」
梓「そうですかね?」

唯「う、うん!あずにゃんはもっとビッグな子だよ!!!」アセアセ

梓「じゃあ他のありますか?」

人「ではこれは?」

梓(唯先輩のアパートから遠い…)

梓「ち、近くにコンビニがなさそうですよね…」

唯「だ、だよねー」

人「あっでもすぐ近くにスーパーがありますよ」

梓「で、でも夜…」

人「大丈夫二十四時間営業ですよ」ニコ

梓「大丈夫じゃないんだよ!」

唯「あずにゃん?」

梓(あっかっこ間違えた)

梓「わ、わたし根っからのコンビニっ子なんです!!!だ、だから大丈夫じゃないんです////」アワワ

人(コンビニっ子?この子は大丈夫なんだろうか?)

人「あとは難しいですね~」

唯梓「ありがとうございました!!!」ダッ
人「」




不動産!!

人2「こんなのはどうですか?」

唯「あずにゃん駅から遠いよ!!!」

梓「そうですね!!!」

人2「ではこちらは?」

梓「高い!!!」

人2「あとはこれですかね?」

唯梓「コンビニから遠い!!!」




不動産!!!

人3「らっしゃいませ~www」

唯梓「対応が悪い!!!」バタン

人3「」




不動産!!!!

人4「これしかないんですよねー」

唯梓(なんという完璧な物件……)

唯「えーとあずにゃん?」

梓(ここまできたら唯先輩と…なあんて無理かな)

梓「…よさそうですよね」

唯(あっあぁ…あずにゃんと同棲の夢ついえたり)

唯「こ、コンビニは?」

人4「近くにローソン、ファミマ、セブンがありますが…」

梓「な、なんか悪いところはないんですか?」

人4(買いたくなさそう?)

人4「うーん、これは僕がその近くに住んでいて思ったんですけど…」

唯梓「何ですか!!!」

人4「女の子が1人で住むには少し不安かもしれませんね」

人4(我ながらなんとテキトーな理由…)

唯「そ、そ、それは危ないよあずにゃん!!!」

梓「で、ですよね!!!危険ですよね!!!」

人4「…」

唯「うん!!!あずにゃんかわいいからね!!!」

梓「そうですよね!!!唯先輩かわいいですもんね////」

人4「……」

唯「危険すぎてお湯がわかせるよ!!!」

梓「お湯どころか温泉でますよ!!!」

人4「………」

人4「今回はご縁がなかったということで」

唯梓「はい!!!」

人4「…」





帰り道!

梓「結局みつかりませんでしたね」

梓(言うんだ!言うんだ梓!!)

唯(今しかない!!!)

唯「あずにゃん!!!」
梓「唯先輩!!!」

唯梓「…」

唯「あ、あずにゃんから言っていいよ!」

梓「こ、ここは先輩である唯先輩から…」

唯「…」ピコーン

唯「わたしゆーよ!!!」ニヤ

梓「お願いします」

唯「えっ…そこはダチョウ倶楽部の流れでしょ!」

梓「残念ですけどダチョウ倶楽部は3人以上いないとダメです」

唯「ううっあずにゃんのいじわる!!!」

梓「どうぞ」

唯「えっとえっとね///」

唯「あずにゃんといっしょに住みたいなあなんて////」…アハハ

唯「いや…かな?」

梓(そんな顔されたら断れるわけないじゃないですか////)

梓「実はわたしも今同じこと言おうとしてたんですよ」

唯「つまり…それって?」

梓「唯先輩と一緒にくらしたいってことですよ!!!!////」

唯「あずにゃぁぁあん!!!」ダキッ

梓「にゃあ////」

唯「これでわたしたちも晴れて恋人どうしだねー!!!」ギュゥゥウ

梓「な、な、な、なんでそうなるんですかっ////」

唯「じゃあわたしたちってなんなのさ!」

梓「…ルームメートです!!!」

唯「ルーム…メート?」

唯「なんかカッコいいよー」

唯「じゃあ、わたしたちは恋人兼ルームメートだねっ!!!」

梓「だからなんでそうなるんですかーー////」


2
最終更新:2011年04月13日 02:14