和「何よりHTTのファン、だから…」テレテレ

紬(和ちゃんかわいいいいい)ムッギュウウウウウウウウウン

紬(なんでこんなにも…いや、待って!)

紬(和ちゃんの服装!)※黄緑のノースリーブにジーンズ

紬(なんてアダルティ…)

紬(そんな娘が『テレテレ』なんて…!)

紬(これがギャップ萌え!!)

紬(それだけじゃない…)チラッ

和「…ふぅ」ムチムチッ

紬(…)ジィー

和「あ、猫ちゃんね。チッチッチッ」プルンプルン

紬(素晴らしい肉体だわ…)ムフー

紬(あとさっきさりげなく、猫『ちゃん』って言ったのも素晴らしいわ…)

紬(こんな娘が…私の掛け布団になったら…)

紬(…)

紬(………)

紬(平沢姉妹の時は丸腰だった…けど、今度の私には武器がある!)

紬(そう、唯ちゃんと憂ちゃんという強力な武器が…!)

紬(や…やるしかないわ…いえ!)

紬(やってやるわ!)

紬(でも、唯ちゃんと憂ちゃんにはどうやって協力してもらえば…)

紬(考えるのよ紬…!勝利の方程式を!)



紬「和ちゃん!」

和「きゃあ!?…どうしたの急に?」

紬「あ、ごめん…」

紬「今から私と唯ちゃんの家へ遊びに行かない?」


和「唯の家に…?分かったわ。私も、行っていいのね?」

紬「ええ。和ちゃんにも見ていてほしいの」

和「そう…じゃあ、行きましょうか」

紬(和ちゃんは私が唯ちゃんとケンカしたと思い込んでる)

紬(だから唯ちゃんの家に行く=仲直りしに行くと思ってる!)

紬(今のうちに唯ちゃんにメールを…)ピロリン



平沢家

唯「いらっしゃい、ムギちゃん、和ちゃん…」

和「突然ごめんね、でもムギが唯に話したいことがあるんだって」

唯「そ、そうなんだ…」

紬「そうなの…私、唯ちゃんにね…」

唯「あ、あの!…中でお茶でも飲もうよ…」

和「…」

紬(良い感じにギクシャクした雰囲気になったわね)

紬(唯ちゃんには本題に入らないように話を引き伸ばさせることをたのんだ…)

紬(『私が解決する』と言ったこともあって和ちゃんが話を進めることは無いわ…)

紬(そして…)

憂「みなさんスイカどうぞ~」コト

唯和紬「ありがと憂(ちゃん)」

  シャクシャク…



………

和「…ごめん、ちょっとトイレ借りるわね」モジモジ

唯「どうぞどうぞ~」

 ガチャ バタン

唯憂紬「…」


紬「ニヤリ」

唯「!」

憂「ニヤリ」

唯(憂まで!?)

 ジャー…
 ガチャバタン

和「お待たせ。話は進んでは…いないようね」

紬「ううん、もういいの」

和「は?」

唯「そうそう。もういいんだよ、和ちゃん」

和「唯まで…ということは、もう仲直りしたの?その…トイレに行ってる間に」

憂「そうみたいだね」

和「それならいいんだけど…どうしたのあんたたち?なんか、挙動不審というか…」

唯「そんなことないよ~…それよりも和ちゃん」

和「な、何?」

唯「あのね、私達、」

憂「和ちゃんと、」

紬「もっと仲良くなりたいなぁって思ってたの~♪」

和「なんなのその連携…それよりも、仲良くなりたいって?私と?…えっと、今も十分仲良いとおもってるんだけど…」

唯「ううん、今よりももっと仲良くなりたいなって思ってるんだ♪」

憂「例えば…




  裸で抱き合えるくらいに!」ヌギヌギ

和唯「!!?」


唯「う、うぃぃ…//」

紬「う、憂ちゃん//」

紬(やっぱりこの娘…かなりの…!)

紬(年下の娘がこんなにがんばってるんだもん!私も…!!)ムギムギ

和「な!ちょ!?な、なにやってるのよ憂!悪い物でも食べたの!?」

憂「えへへ~和ちゃ~ん♪」ギュム

和「ちょっと憂!だ、抱きつかないでよもう!!何考えてるの!//」

紬「和ちゃ~ん」ムギュ

和「わあああ!!な、なんでムギまで裸!!?」

唯「あうあう…///」

紬(唯ちゃん…この期に及んでまだ恥ずかしがっているのね…無理も無いわ)ペロペロ    ノドカチャーン チョットウイヤメ…

紬(今まで長いこと憂ちゃんと二人だけでしてきたのに、ここに来て私と和ちゃんも加わることになるんだから…)ペロペロ   キモチヨクナローヨー ソンナ…ア…

紬(それに、憂ちゃんの乱れっぷりにも戸惑ってるみたい)ペロペロ  ハイ、ヌギヌギシマショウネー ヤ、ヤメテ!

紬(でも…)ペロペロ  チョットムギハサッキカラナニミミバカリナメテルノヨモォー…アン///

唯「んん…!」


唯「わ、私もー!」スッポンポーン


憂「お姉ちゃん!」

和「ふぁぁ…///」


和「あ…あんたたち…あんっ…こんなことして……一体どう…んっ!…するつもりなの、よぉ//」

紬「さっきも言ったでしょ?私達は、」クリクリ

憂「和ちゃんと、」ペロペロ

唯「もっとなかよくなりたいんだぁ~♪」モミモミ

和「そ、んな…!あ、はあああああんっ!!」ビクビクッ!!

憂「あれ?和ちゃんイッチャった?」

唯「和ちゃんのイキ顔可愛かったよぉ~♪」

和「はぁ…はぁ…」

紬「ね?和ちゃん。私達ともっと『仲良く』なりましょう?」

和「…はぁ…はぁ…遠慮して、おくわ…」

紬「そう…残念ね……憂ちゃんっ」

憂「はぁーい」トトト…

和「…?」

憂「お待たせしましたー」ガチャ カチ

 ザザ…


和『…』ガチャ バタン

和「…え、ちょっと、何これ…?」

和『…』ガサゴソ

和『…よ』トス

和『…ん』…チョロチョロ

和『…ふぅ』チョロチョロ

和「あ…ああ…」


紬「わかってもらえたかしら?」

和「と…盗撮した…のよね…」

紬「ええ、さっきのおトイレのシーンよ」

紬「スイカには利尿作用があるの」

和「だからあんたたち、あまり食べなかったのね…」

紬「ごめんね和ちゃん…」

和「何謝ってんのよ!!あんた自分でなにやってるかわかってるの!!?」

紬「そうじゃないの、聞いて和ちゃん。これはただのきっかけなの」

和「はあ!?」

紬「私は和ちゃんともっと仲良くなりたい」

和「それはもう何度も聴いたわ」

紬「違うの。ここから、ここからよ」

紬「裸で抱き合えるほどに!!」

和「…」

紬「でもね、仲良くなりたい。一緒に寝たいっていうだけなのに、なぜかみんな壁を作ってしまうの」

紬「おかしいわよね」

紬「でも私、考えたの」

紬「その壁を壊せばいいんじゃないかなって…!」

和「…まさかあんた、公園の時点ですでにそんなこと考えてたの?」

紬「それは違うわ!」

和「じゃあ一体何が…言っちゃ悪いけど、あんたのそれ、もう末期の思想よ」

紬「全部…和ちゃんが悪いのよ…!」

和「はあ!?」

紬「あなたのそんなわがままボディを前にしたら…オトコはもちろん、私だって…!!」ポロポロ

和「え、ちょ、あんた泣いてるの!?」

唯「たしかに、和ちゃんもムギちゃんもエッチな体だよね」

憂「ここに澪さんがいたらなんかもうすごいことになってそうだよね」

和「あんたたちは久しぶりに喋った台詞がそんなんでいいの!?」

紬「話はまだよ」

和「もう…聞くだけ聞いてあげるわ」

紬「話が逸れたけど、私はその和ちゃんの壁を壊したかった…」

和「厳かな言い方するけど、つまりそれ…」

紬「和ちゃんとエッチしたかったの」

和「今度は身も蓋もないわね…」

和「で、盗撮して、脅そうとしたと…」

紬「そうよ…でも誤解しないで、あなたがさっき快楽に身を任せてくれたら、内々に処分するつもりだったの!」

和「今更そんなこと言われても何の得にもならないわよ!!」

和「はぁ…まったく何が壁よ…くだらない…」

紬「…」




紬「本当に、そう思ってる?」


和「…え?」

紬「これは推測だけどね、和ちゃん…あなた、唯ちゃんと憂ちゃんの関係、知ってたんじゃないの?」

唯憂和「!!?」

紬「図星みたいね」

紬「それを知っててなんで黙ってたのか…もちろん和ちゃんなりの優しさもあったんでしょうけど」

和「…」ドキドキ

紬「あなた」ゴゴゴゴゴゴ

和「…」ドキドキドキ

紬「二人を」ドドドドドドド

和「…ドキドキドキドキ


紬「 オ カ ズ に し て い た わ ね !? 」

和「!!!」ギクギクドッキーン!


唯「そんな…」

憂「和ちゃんが…」

和「な…なんでそんなことまで…!」

紬「認めるのね?」

和「うう…!」

紬「私のムギヴィジョンを甘く見ないで」

紬「さっき憂ちゃんに抱きつかれた時、あなたの目線は唯ちゃんに向いていた」

紬「最初はこう思ったの『和ちゃんは唯ちゃんが好きなのかな』って」

紬「でも違ったわ」

紬「すぐあなたの目線は憂ちゃんに。そしてまた唯ちゃん、また憂ちゃんと交互に…」

紬「それとは別に、あなたは自分の服を脱ぐのは固く拒んだ」

和「それは当たり前だと思うけど…」

紬「もちろん恥ずかしいっていうのも含まれていたんだと思うわ」

紬「でも和ちゃん」

紬「あなた、二人の裸は案外受け入れるのはやかったわね」

和「な…ちゃんと驚いたわよ!?ちゃんとって言い方もおかしいけど」

紬「それは最初の憂ちゃんの時だけね。もちろん私は例外よ」

紬「確かに憂ちゃんが脱いだのは私も予想外だったわ。でも、」

紬「唯ちゃんが脱いだ時は『ふぁぁ…//』なんて悦んでたじゃない」

和「それは…!あんたたちが責めるからで…//」

憂「え、でも…」

和「え?」

紬「唯ちゃんが脱いだ時は 私 達 何 も し て な か っ た わ よ ね ? 」

和「ああ!!う…」

紬「交互に向ける視線、自分の脱衣は拒むが二人の裸を見るのは喜ぶ…」

紬「この二つの符号が意味するものは一つ…!!」

紬「和ちゃんは生粋の唯 憂 厨 なのよ!!」

和「うう…」ガク

紬「どう?エッチだけじゃない。これが本当の壁を壊す。ということよ」

紬「ちなみに、唯ちゃんと憂ちゃんも、壁を壊したことによって今こうしてここにいられるの」

紬「二人ともギリギリの背徳感を楽しむ良い感じの変態だったわ」

唯「えへへ~♪」

憂「あ、そんなひどい…!」ビクビク

紬「それに壁を壊したことによって、二人とも更に進化したわ」

紬「唯ちゃんはソフトSのテクニシャンに」

紬「憂ちゃんは露出したがりのどMに」

憂「も…もっと言ってください…ああ!」ビクビクン!

紬「そして和ちゃん」

和「!」ビク

紬「あなたはどうなのかしら?」

和「わ、私は……――――」


紬(結局和ちゃんは、唯ちゃんと憂ちゃんの関係に『混ざった』)

紬(和ちゃん自身、結構Mよりだったらしく、今日は記念日ということでとことん私達に責められました)

紬(これからは憂ちゃんと仲良く、唯ちゃんに責められたり、唯ちゃんと一緒に憂ちゃんを責めたり。いっぱい性生活を楽しむことでしょう)

紬(そうそう、なんで唯ちゃんと憂ちゃん…特に憂ちゃんが私にあれほどまでに協力的だったのか)

紬(どうやら元々、二人はお互いの関係に踏ん切りをつけたかったんだって)

紬(いつかどこかで終わらせなければならなかった)

紬(けど、写真はともかくとして、私が、)

紬(二人の関係を喜ぶ私が現れたのが嬉しかったみたい)

紬(そして引き込む人が和ちゃんだったっていうのも大きかったようね)

紬(これも推測になるんだけど、もしかしたら二人は和ちゃんが自分達をオカズにしてたことを知ってたのかも…)

紬(とにかく)

紬(こうして、ムギュッと濃厚な一日が終わった…)

紬(今は四人で一緒に寝ています♪)


紬(でも…)

和「クー…」Zzz

唯「カー…」Zzz

憂「スピー…」Zzz




紬(  足   り   な   い   !  )ゲェーン!!


紬(三人とも素晴らしいわ…)

紬(でもたりないの!)

紬(あと…)

紬(あと五人…!)

紬(いったい…)

紬(どうすれ…ば…)

紬(…スー…)Zzz


キートン山田「よ く じ つ」

紬「はい、和ちゃん」

和「…確かに受け取ったわ」

紬「唯ちゃんと憂ちゃんも、おうちに帰ったら写真消しておくね」

唯「あ、そのことなんだけど、ムギちゃん…」

紬「?」

唯「その写真、後でいいから送ってくれないかなぁ」ヒソヒソ

憂「おねえちゃん聴こえてるよ…//」

   アハハーウフフー

紬(後日わかることですが、どうやら和ちゃんもビデオのデータを消さず、というか唯ちゃんに消させてもらえず、それをオカズにしたり、なんてこともあるみたいです)


紬「お邪魔しましたー」




紬(…さて、自分の欲望にしたがった結果。友達をある意味救ってしまったわ…)

紬(唯ちゃんたちは性に対する好奇心も強く)

紬(まだまだ協力してくれるみたい)

紬(もう仲間が三人も…!)

紬(これなら、盗撮とかしなくても、数で押さえ込める…!)


紬(さあ、歩き出すのよ紬!)


平沢唯、憂、真鍋和編 完



最終更新:2011年04月28日 20:43