澪「……くだらないことはいいから、ムギは何か用事？」
紬「いいえ、ただのお買いものよ♪」
律「こんな商店街でムギは何を買っているのだろう」
澪「暇だったら一緒にブラブラしないか？」
紬「ブラブラ！ なんかいい♪」
律「ブラブラ！」
紬「ブラブラ！」
澪「結局くだらない……」
律「ムギ……」
律澪紬「はっけん！」ﾋﾞｼｯ
律「じゃーそろそろお腹減ったし、３人で食べに行くかー」
澪「ああ、そうしようか」
紬「じゃあファミレスいく？」
律「締め切り近いしな」
澪「何のだよ」
紬「伸ばしてもいいのよ？」
澪「編集さん！？ だから何の締め切りだよ！」
律「お願いします！ 私には妻と夫と弟がいるんです！」
澪「お前は誰だ！」
紬「わかりました、その願い叶えましょう」
律「天使様ー！」
澪「だからお前ら誰なんだー！」
澪「で、なんで結局ハンバーガーなんだよ」
律「だって面倒だし」ﾁﾞｭｰ
紬「ほら、私安売り券持ってるし」
澪「別に怒ってる訳じゃないけどさ……」
律「ポテト食わないんなら食べちゃうぞー」
澪「待てい！」
律「♪」ﾋｮｲﾊﾟｸ
澪「……ほう？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
律「あ……死んだ」
律「」ｸﾞｯﾀﾘ
澪「で、これからどこ行こうか」
紬「私ゲームセンター行きたい♪」
澪「ゲーセンは行ったばっかりだしなー」
紬「うーん、じゃあ遊園地！」
澪「今から遊園地はちょっと……」
紬「映画館とか！」
律「デートコースばっかりだな」ｶﾞﾊﾞｯ
紬「え、あ……ホントだ！」
澪「無意識か！」
律「じゃー映画行こっか」
紬「え！？ いいの！？」ｷﾗｷﾗ
澪「まぁ律さんは今日お金たくさんあるそうで」
律「えー！ 払わない払わない！ ギリギリっすマジで！」
紬「そうよね、そうじゃないと100円バーガー二つ、なんて注文しないわよね」
律「～～～っ！」
澪「確かになー、ポテト食うかー？」ﾆﾔﾆﾔﾁﾗﾁﾗ
律「！」ﾊﾟｸｯ
澪「あ、マジで食べた！」
律「つーん……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
紬「可愛い♪」
律「映画ったってなに見る？」
澪「コナンかしんちゃんがいいな」
律「私は仮面ライダー！」
紬「私は何でもいいわよ」
澪「まとまんないなー」
律「折衷案でコナンライダーでも見るかー」
澪「ないから！」
紬「あ、じゃあこれなんてどう？」
律「映画版……」
澪「けいおん！！」
紬「ど、どう？」
律「いいな！ 見ようぜ！」
澪「うん、私もいいと思う」
紬「じゃあいこっか！」
梓『こんな殺人鬼ばかりのところにいられません！ 私は帰ります！』
律「……」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
唯『あ、あずにゃん！』
さわ子『ここは雪山よ！ 危険だわ！』
律「……」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
梓『殺されるよりマシです！』
ごぉぉぉぉぉぉ！
唯『あずにゃあああああん！！！』
律「……」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
澪「うるさい」
律「だって売ってんだもん」
紬「ちょっと頂戴」
律「ん」
紬「ありがとー」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
澪「……まぁいっか」
律「なんで映画館ってポップコーンなんだろうな」
澪「なんでって？」
律「だってさ、ポップコーンじゃなくて、もっと音でないで食べられる物とかあるじゃん」
紬「例えば？」
律「んー……ふがし！」
澪「考えた結果がそれかよ！」
紬「ふがし？」
律「あ、今の忘れて忘れて……」
澪「ポップコーンは水分奪われるから飲み物欲しくなるだろ、それでポップコーンなんじゃないか？」
律「なるほど」
紬「汚いわさすが映画館汚い」
澪「映画館の飲み物って高いし」
律「じゃあもっと水分欲しくなる食べ物売ればもっと儲かるんじゃないか？」
澪「もっと水分欲しくなる食べ物ってなんだよ」
律「うーん……フランスパンとか？」
澪「ぶっ……フランスパンって……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
紬「想像したんだ」
律「梅干しとか？」
澪「ぶくく……なんで和風……！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
紬「ツボに入ったのねー」
唯『犯人はこの中にいる！』
和『そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね』
唯『あ、ちょっと……』
和『なによ』
唯『和ちゃんが犯人だよ！』
和『なんですって』
さわ子『どういうことなの平沢さん！』
唯『和ちゃんは初めからスパイだったんだよ、スパイ大作戦だよ』
和『……』
唯『正体を現せ！ ショッカー！』
和『ばれてしまっては仕方ないわ』
律「……変な話してたせいで」
澪「……展開が」
紬「……追えない」
唯『事件無事解決！』
さわ子『流石平沢さんだわ！ 一度はけたら頭の回転が急激に早くなることから一度はけ探偵と呼ばれるだけに！』
唯（憂）『……ごめんね、お姉ちゃん』
唯『グースカピー……』
さわ子『……なんてね、次はこうは上手くいかないわよ、
平沢憂！』
和『ねぇ、私もういいかしら』
FIN
――――
紬「おわっちゃったねー」
律「正直あんまり面白くなかったな……」
紬「じゃあ行きましょうか」
澪「待って！」
律「！？」
澪「スタッフロールがまだ終わってない、スタッフロールの後に何かあるかも！」
律「あーあるある」
澪「DVDとかで後で知った時の絶望感と言ったら……」
紬「あ、製作会社まで出たわよ」
律「……スタッフロール短いな」
純『平沢憂、今度こそ憂だけは幸せにしてみせるよ』
【続く】
律「引っ張るんかい！」
―――
律「あー、面白かったな、映画」
紬「うん♪」
澪「……さっきあんまり面白くないって言ってたのは誰ですか」
律「映画自体より見たことが楽しかったんだよ」
紬「みんなでいると楽しいね♪」
律「うっわ、はずいはずい！」
澪「友情と言う日常が、私達の思い出を形成してるんだなぁ」
律「なに言ってるか分かんないし、かゆい！」
澪「……そういえば律、はっけんはもういいのか？」
律「え！？ あ、あー……日常の中の小さな幸せはっけん！」
紬「わぁ、恥ずかし～♪」
律「……///」
律「次どうするー？」
澪「テキトーにブラブラ」
紬「ブラブラ♪」
律「今までと変わらないな」
澪「楽器屋でも行こうか」
律「ありっちゃありだな」
紬「サービスするわよ？」
澪「いや、そういうのいいから」
紬「……」ｼｭﾝ
澪「あ、もし必要があったらお願いするよ！」
紬「ふふふっ♪」
律「……操られてんなー」
律「次どうするー？」
澪「テキトーにブラブラ」
紬「ブラブラ♪」
律「今までと変わらないな」
澪「楽器屋でも行こうか」
律「ありっちゃありだな」
紬「サービスするわよ？」
澪「いや、そういうのいいから」
紬「……」ｼｭﾝ
澪「あ、もし必要があったらお願いするよ！」
紬「ふふふっ♪」
律「……操られてんなー」
律「あっ、唯はっけん」
澪「え、どこどこ？」
律「ほらあそこ、横断歩道の真ん中で何かやってるのそうじゃない？」
紬「ホントだ」
律「行くか」
澪「えっ、声かけないのか！？」
律「冗談冗談！」
律「おーい、唯ー！」
唯「あ、りっちゃん！ それに澪ちゃんとムギちゃんも！」
律「なにしてんだ？ もうすぐ赤になるぞ？」
唯「見て見て、猫さんだよ！」
猫「にゃーお」
律「やっぱり唯は唯だった」
澪「唯は今暇？」
唯「へ？ うん、暇だけど？」
紬「唯ちゃんも私達と一緒にブラブラしない？」
唯「うん、いいよー」
律「じゃあ折角だし梓も呼ぶかー……まず謝んないとだな」
唯「？」
律「……」
～～～
梓「唯梓の同人誌です！」
～～～
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唯『犯人はこの中にいる！』
～～～
律「……唯も大変だよなー」
唯「えっ？」
おわり
ラジオ☆聡美はっけん伝!
超!A&G+で今日の21時から放送です
最終更新：2011年04月30日 22:39
