ウオオオォオオォ

王「皆の者、今日は集まってくれて感謝する。まだ始めて間もないが…聞いてくれ」

オオオオォ!!

クルッ
王「お主ら、準備は良いか?」

護衛軍、コムギ「はい!」

王「それではまず一曲目…カレーのちライス!」

ユピー「いくぜ!1、2、1234!」

プフ「」チャッチャッチャッチャッチャーらーラーラー♪

王「君にーときめき恋かもねアワアワー♪」

唯律澪紬梓「う、うまい!」

王「カーレーちょっぴりライス♪」

王コムギ護衛軍「た・あ・ぷ・りぃ!」

わああああああ

チーター「おおー!プフ殿のキーボードかっけー!」

王「OH!NONONONONO-NONONO…!!!」

王「カーレーちょっぴりライス」

会場の全員「た・あ・ぷ・りぃ!」

ウオオォオオォ

そして王たちは続けてホッチキス、ふでぺんを演奏していった!
会場は熱気に包まれた!


王「それでは…次が最後の曲だ…聞いてくれ…ふわふわ時間!」

ジャージャジャジャッジャッジャージャー♪

王「君を見てるといつもハートDOKIDOKI♪」

王「揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ」

王「いーつも頑張る♪」

ピトー「いーつも頑張る♪」

王「きーみの横顔♪」

ピトー「きーみの横顔♪」

王「ずーっと見てーても♪気付かないよねー♪」

王「夢の中なーら♪」

ピトー「夢の中なーら♪」

王「ふーたりの距離♪縮められるのになー♪」

王「ああカミサマお願い2人だけの♪ドリームタイム下さい♪」

王「お気に入りのうさちゃん抱いてーぇ♪今夜もオヤスミ♪」

王「ふわふわ時間♪」

ピトー「ふわふわ時間♪」

王「ふわふわ時間♪」

ピトー「ふわふわ時間♪」

王「ふわふわ時間♪」

ピトー「ふわふわ時間♪」

ワアアアアアア!

王「だけどそれが一番難しいのよ!話のキッカケとかどうしよ!」
王「てか段取り考えてる時点で!全然!自然じゃないよね?」
王「ああ!もういいや!寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃおー!」

ピトー「そう!寝ちゃおー!」

王「ああカミサマお願い一度だけの♪ミラクルタイム下さい♪」
王「もしすんなり♪話せれば♪その後は♪どうにかなるよね♪」

王「ふわふわ時間♪」

ピトー「ふわふわ時間♪」

王「ふわふわ時間♪」

ピトー、唯律澪紬梓「ふわふわ時間♪」

王「ふわふわ時間♪」

会場の全員「ふわふわ時間♪」

ジャジャっジャジャっジャーん♪

ウオオォオオ!
ワアアアアアア!!


ワアアアアヒューヒュー!パチパチパチパチ!

王「ー!」
(なんだ…この胸の奥からこみ上げてくる感情は…)

ワーワー!ヒューヒュー!

王(これが…音楽…)

プフ「」チャーチャーチャーチャー♪チャー♪チャー♪

王ピトーユピーコムギ「!!!!」

王「プフ!?」

ユピー「フッ…へへ」ドン!チャ!ドドチャ!ドン!チャ!ドドチャ!

王「ユピー!?」

コムギ「」ボボボベンべべべんベンベンべん♪

王「コムギ!?」

ピトー「」チャッチャッチャッチャッチャッチャッ♪

王「ピトー!?」

王(お主たち…)

王「ふっ」にや

ジャららジャージャじゃじゃッジャッじゃーじゃー♪

王コムギピトーユピープフ「」
じゃららじゃーらららんららーらー♪
じゃーらららーらーらーらー♪

今まさに!王たちはひとつになった瞬間であった!

ダン!ダン!ダダ!

クルッ
王「もう一度だ!」

王「ああカミサマお願い2人だけの♪」

王、唯律澪紬梓「ドリームタイム下さい♪」

王「お気に入りのうさちゃん抱いてーぇ♪」

全員「今夜もオヤスミ♪」

王「ふわふわ時間♪」

全員「ふわふわ時間♪」

王「ふわふわ時間♪」

全員「ふわふわ時間♪」

王「ふわふわ時間♪」

全員「ふわふわ時間♪」

ジャじゃッジャジャッジャーん♪


[その日の夜]

王「唯たちの出発の準備は…出来ているか?」

プフ「はい。いつでも」

王「…もっといろんな曲を教わりたいところなのだがな」

プフ「はい。しかし明日は…」

王「分かっておる。[選別]は唯たちには見せたくはない」

プフ「はい…」

王「…」

王「プフ」

プフ「はい」

王「例えば…唯たちに何らかの念能力を取り憑けたとして…」
王「その効果は向こうの世界でも継続されるのか?」

プフ「…分かりません。彼女たちの世界に到着した瞬間、念が消滅するかも知れませんし」
プフ「そのまま誰に気付かれるとなく残り続けるかもしれません」

王「…ふむ」

プフ「…?」

ユピー「…?」

王「ピトー」

ピトー「はっ!」

王「お主の能力のひとつに…テレプシコーラなるものがあったな…?」

ピトー「はい」

王「そのテレプシコーラを…もう五体増やすことは出来るか…?」

ピトー「…はい。可能ですが…」

王「ならばもう五体増やし…唯たち全員に一体ずつ取り憑かせろ」

ピトー「!」

王「そして憑かせる時に…それぞれのテレプシコーラにこう念を込めろ」

ピトー「」

王「彼女たちと…彼女たちが大切にしている者たちを守れと」

ピトープフユピー「!!」

王「この世のあらゆる残酷さから…守り続けろと」

王「出来るか…?」

ピトプフユピー(王…!!なんと…!お優しくなられて…!)うるうる

ピトー「はっ!仰せのままに!」

プフ(ああ!王!強さと優しさを兼ねそろえた我が王!私はあなたに仕えることが出来て…!本当に…!)ポロポロ

王「ふっ…少し前までの余では考えられぬ台詞だな」

プフ「い、いえ」

王「なぜかは分からぬが…唯たちが悲しむ姿は見たくないのだ」
王「ずっと平穏で幸せでいてくれと…なぜか願ってしまう」

護衛軍「私もです」

王「あのような人間の持つ癒しのオーラが…」
王「もしかしたらこの世で一番強い存在かもしれぬな」

プフ「はい」

王「ふむ。そろそろいくか。見送りに」

唯「元気でね!王様!ライブ…すっごく良かったよ!」

王「ああ。其方も元気でな。そして心から礼を言う」
王「余たちに音楽の楽しさを教えてくれて…蟻がとう」

唯「えへへ~。あ、そうだ!記念にこれあげるね!はい!私のピック!」

王「これは…大事なものではないのか?」

唯「大事だけど…いいよ!私たちのこと忘れないで欲しいから…あげる!」

王「…ふっ…ありがたく受け取ろう」
(忘れるわけが…ないだろう)

梓「ピトにゃん!元気でね!私ピトにゃんと過ごせて…とっても楽しかった!」

ピトー「ボクもあずにゃんにギター教えてもらえてよかったニャ!楽しかったニャ!」

梓「私も…記念にあげるね!ピックだよ!」

ピトー「あ、あずにゃんありがとうニャ!大切にするニャ!」


コムギ「うわあああああん澪さああああん!!」だきっ

澪「くすっ…ほらほら…泣くな。こっちまで…泣きたくなっちゃうじゃないか」ナデナデ…グス

コムギ「ああああああん!!」

澪「コムギ…これあげるよ。私が使ってるピックだ」

コムギ「!…あ、あ、あじがどうござ、ざ、ああああん!!」

澪「ふふっ…よしよし」ナデナデ


律「元気でな!ユピー!ライブ…上手だったよ!」

ユピー「ま、まぁ…その…なんだ…り…律のおかげというか…その…」ポリポリ

律「なんだぁ~?もしかして私がいなくなって寂しいのかぁ~?」

ユピー「ち、ちげーよばか…!」

律「そうだユピー!記念にこれやるよ!」スチャ…
律「私のカチューシャだ!そのオールバックにカチューシャも良いんじゃないか?」

ユピー「!!!!」
(はうう!ま、前髪を下ろした律…!やべぇ…!!)ずきゅううううん

律「大事にしろよ!」

ユピー「さ…サンキューな…!」ポリポリ

律「へへっ」


紬「プフさん。ライブ…とてもお上手でしたわ。」
紬「特に最後のアンコール…ナイスでした」

プフ「ありがとうございます。紬さんの…おかげです」

紬「ふふ。記念に…このティーセットを差し上げます」

プフ「そんな…よろしいのですか!?こんな…大切なものを…!!」

紬「ええ。プフさんが淹れるお茶は本当に美味しいです」
紬「これで…王様たちのもお茶を淹れてあげてください」にこっ

プフ「ありがとうございます…!紬さん!」ズキ…

紬「ふふ、元気でね!プフさん」

プフ「紬さんも…!どうか…!お元気で…!」ペコリ


唯たちはプフマシンに乗り込んだ!

ピトー(テレプシコーラ!)
ブォン!ブォブォン!

唯「ん?」

律「どした?」

唯「う~ん…な~んか背中側が暖かいような…」

律「みんなでギュウギュウ詰めになってるからじゃないか?」

唯「ん~そっか!そだね!」

プフ「全員…乗りましたね…?」

唯「うん!」

プフ「それでは…出発させます」

唯「みんな!またいつか!迎えに来てね!」

王「ああ」

ピトー「うん!」

ユピー「おう」

プフ「ええ」

コムギ「はい!」

唯「それじゃあね!ばいばい!」

ブォン!

唯たちを乗せたプフマシンが消えた!

~1秒後~

ブォン!

無人のプフマシンが現れた!

プフ「…無事に送り届けたみたいですね」

王「…ふむ。プフ…茶を淹れてくれ」

プフ「!…かしこまりました」

王「余たちも…バンド名を考えねばな」

ピトー「!」

王「唯たちは放課後ティータイムか…」

プフ「王様、お茶が入りました」

王「うむ」ズズ

王「お茶…お茶か…」

王「ふふ…キメラティータイム…とでもしておくか」

プフ「王!素晴らしいです!」

ピトー「賛成です!」

ユピー「決定ですね」

コムギ「良いと…思います」
(キメラ…?)

王「今度唯たちに会ったら…余たちが作った曲を聞かせてやろうではないか」

王「よし…茶を飲んだら…早速練習するか」

「「「はい!」」」

ーーーーーー

この約4時間後

龍の雨が

宮殿を貫いたーーーーー

おしまい
続きはハンターハンターで!



最終更新:2011年05月02日 23:59