27. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 04:20:08.14 ID:QftoOVcbO
さわ子「あ〜、癒される…」ズズズ


唯「ねえ、さわちゃんもたまには一緒に演奏しない?」


さわ子「え?う〜ん、そうねぇ…」


澪「いいじゃないですか。やりましょう、先生」


さわ子「そうだねえ…。それじゃあ、久しぶりにやってみようかねえ!」


律「ミュージック!」
28. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 04:29:44.50 ID:QftoOVcbO
ド〜ドラ ド〜ラ ドドドラ ド〜ラ ドドララ ドドララ バンドーラ〜

ド〜ドラ ド〜ラ ドドララ ド〜ラ ドドララ ドドララ バンドーラ〜

遠くに 眺める 地球は青い神秘のサファイア〜

ドーラスコープ覗けば ウジャウジャ汚い ゴミの星だよ〜

地球を 汚して いるのは 馬鹿な 人類一味さ〜

今に私の 子分が グシャグシャ潰して マッシュポテトさ〜

トットパット!ブックパック!グリフォーザー!プリプリカン!ラミイ!行くよ!

ド〜ドラ ド〜ラ ドドララ ド〜ラ…

澪「ちょ、ちょっと待った!」
29. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 04:38:58.71 ID:QftoOVcbO
バンドーラ「どうしたんだい?ラミイ」

澪「ラミイって!?私は澪です!それにさっきの歌、何!?」

バンドーラ「本当に何言ってるんだい?お前はラミイでここはバンドーラパレスじゃないか」

澪「み、みんな!」

アズプリカン「ようし、新しいドーラモンスターができたぞ!」
ユイットパット「行きましょう、バンドーラ様!」

ムッギパック「うん、うん」

澪「…」

リツフォーザー「一体どうしたのだ、ラミイ」

ラミオ「…何でもないよ、ダーリン」

バンドーラ「よ〜し、景気付けにもう一丁いくとしようか!」

ド〜ドラ ド〜ラ ドドララ ド〜ラ…

澪「ハッ!」

澪「ゆ、夢か…」

恐竜戦隊、ジュウレンジャー!
30. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 04:51:57.68 ID:QftoOVcbO
律「皆さんこんにちは!今日は、私田井中律が我ら軽音部が誇る天使、琴吹紬さんの休日に密着したいと思います!」

紬「どうも〜」

律「それでは出発しましょう!」

律「おおっ!ここは、並の金持ちでは入った瞬間自信を喪失し、立ち直れなくなるほどの超高級デパート!」

律「流石は紬さん…。はたして何を買うのか!?」

紬「あれとこれとそれもね。あれとこれとそれもね」

律「何と、値段を見ることなく、歩きながら買い物をしています!はたして総額はいくらになるのか!?」

チーン 199987243555000
律「これは物凄い金額だー!私、気絶しそう…」

紬「お支払いは、カードで」

律「我らが天使は、カードを信じられないくらいに使いこなしてしました…」バタ


星を守るは天使の使命!

天装戦隊!ゴセイジャー!
31. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 04:59:28.58 ID:QftoOVcbO
唯「どうしよう、軽音部に入ったはいいけど、ギターなんてできないよ…」


唯「私、やっぱり断ってくるよ…」


和「ちょっと待って、唯。せっかく入部したんだから、少し続けてみたら?」


唯「でも…」


和「もしかしたら、新しい自分に変われるかもよ?」


唯「そうだね。私も変わらなきゃ…。よーし、退屈とはおさらばだ!」

33. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 05:13:27.22 ID:QftoOVcbO
―数日後

和「あれからしばらくたつけど、ちゃんとやってるかしら…。様子を見に行ってみよう」

和「ここか」ソー


唯「イイイイイイイィィィィイイヤッハァァアアァアアアーーーー!!!!!ウッヒョヒョーーーウゥゥイイィイイ!!!!!WRYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」


和「ゆ、唯!?」

澪「唯の知り合い?」

和「え、ええ」

律「そうか、唯はすごいよ、このハイテンション!私達の100万倍だ!」

澪「こんなすごい奴が来てくれるなんてな…」

唯「ヒャッハー!汚物は消毒だあ〜!」

和「唯…、よかったわね…」グス


電磁戦隊!メガレンジャー!
34. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 05:27:16.74 ID:QftoOVcbO
ハア、ハア…

そういえば、入学式の時も、この道を走った

何かしなきゃって思いながら、何をすればいいんだろうって思いながら

軽音部に入って、音楽を始めて、友達がたくさんできた 毎日がすごく楽しくなった

軽音部に入って本当によかった 音楽って魔法みたい… みんなの心を一つにしてくれる

みんなが待ってる…。急がなきゃ!


魔法 それは聖なる力
魔法 それは未知への冒険

魔法 それは勇気の証

あふれる勇気を魔法に変える!


魔法戦隊!マジレンジャー!
35. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 05:37:39.95 ID:QftoOVcbO
そういえば、入学式の時もこの道を走った

何かしなきゃって思いながら、何をすればいいんだろうって思いながら、このまま大人になっちゃうのかなって思いながら

ねえ、私。あの頃の私

心配しなくていいよ。すぐ見つかるから。私にもできることが

大切な、大切な、大切な場所が…

唯「赤信号…。急いでるのに…。いいよね!」

?「待てい!」

唯「!?」

シグナルマン「暴走行為はつつしみましょう!全宇宙共通!赤は止まれだ!」

唯「」

シグナルマン「私はシグナルマン・ポリス・コバーン!正義の交通ルールを守りましょう!」

唯「あの…、すごく急いでるんですけど…」
シグナルマン「いかん!何があろうと交通ルールは守らねば!」

戦う交通安全!

激走戦隊!カ〜〜〜レンジャー!
36. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 05:50:02.10 ID:QftoOVcbO
今から3000年も昔、太陽系が幾十か、飛行物体が飛来した

デンジ星から送りこまれたデンジランドである

デンジランドはとある炭鉱に着陸した。デンジランドの中には一匹の猫が眠りについていた。そして、長い歳月が流れた…

アズニャー…、アズニャー、起きろ…。時がきた…。ベーダー一族がやってきた…起きろ、アズニャー…

梓「ベーダー一族と戦う戦士を捜しにいくです!」

梓「あっ!いた!」

唯「〜♪」ジャカジャカ

梓「平沢唯!あなたはデンジレッドとなってベーダー一族と戦うです!」

唯「〜♪」ジャカジャカ
38. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 06:00:32.35 ID:QftoOVcbO
梓「あれ…、聞こえなかったかな…。もうちょっと近づいて…」
梓「よし、これくらい近づけば…、って、消えた!?」

梓「い、一体どこに…」

梓「ハッ…!何か後ろに妙な気配が…」フリムクナフリムクナフリムクナ〜

唯「捕まえたー!」ガバッ

梓「にゃー!」

唯「えへへ〜、君、さっきから私のこと見てたでしょ〜?」

梓「にゃー!」ジタバタ

唯「暴れないの!」ムギュー

梓「ふにゃ〜」

唯「よしよし、昨日の残りものだけどマグロのお刺身をあげよう〜」

梓「ふにゃ〜」

39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 06:05:50.52 ID:QftoOVcbO
唯「憂にこの子飼ってもいいか聞いてみよ〜っと」バタン

地球を守るはずの戦士にさらわれたデンジ猫アズニャー

はたしてアズニャー、そして地球の運命は!?

次回「鰹節と猫じゃらし」にご期待下さい!

見よ!

電子戦隊!デンジマン!
40. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 06:19:26.26 ID:QftoOVcbO
憂「先生!」

さわ子「あら、おはよう憂ちゃん。どうかしたの?」

憂「大変なんです!お姉ちゃん達が変なんです!」

さわ子「いつものことじゃない」

純「今日はいつもと違うんです!」

さわ子「小林さん。どういうこと?」

純「鈴木です!とにかく来て下さい!」

―部室

一同「…」

さわ子「特に変わりないようだけど…」

純「全然違います」

さわ子「唯ちゃん?何かあったの?」

唯「山中先生…」

さわ子「!?」

41. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 06:31:24.21 ID:QftoOVcbO
唯「今までの私は間違っていました!ぐうたらで、不真面目で、意気地無しで、ゴミで、クズで…」

唯「これからは、今までの生活を反省し、勉強も部活も真面目にしっかり取り組みます!」

唯「さあ!朝練だー!」

さわ子「確かに変だわ…。こんなことってありえない…」

さわ子「澪ちゃん!?」

澪「チッ…。うっせーな…。何が部活だ、くだらねえ」

さわ子「ムギちゃん!?」

紬「あら…、貧乏人が生意気にこの私に口をきくの?これだからゴミは…」

さわ子「りっちゃん!?」

律「私ね〜、大きくなったらお花屋さんになりたいな〜」

さわ子「梓ちゃん!?」

梓「めんどくさいです〜。一日お昼寝して過ごすです〜」

さわ子「一体なにが…」

憂「朝、変なジュースを飲んでからこうなっちゃったんです…」
42. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 06:48:12.62 ID:QftoOVcbO
さわ子「とりあえず、様子を見ましょう。私はできる限りみんなから目を離さないようにするから、あなたたちは梓ちゃんをお願いね」

憂純「はい…」

―放課後

さわ子「…何とか乗りきったわね」

憂「皆さん、大丈夫でしたか?梓ちゃんは寝てるだけでしたけど…」

さわ子「…まあね。ムギちゃんが校長先生を札束でひっぱたこうとした時は寿命が縮んだけど」

憂「大変でしたね…」

さわ子「いいのよ。さて…」

唯「さあ!みんな、練習しよう!」

澪「けっ何が練習だ。くだらねえ。俺はつるむのは嫌いなんだ」
律「このお菓子おいしいね〜♪」

紬「アア…、庶民にモノを施すって、何て気分がいいのかしら…」

梓「練習なんてめんどくさいです〜」ゴロゴロ
唯「梓ちゃん!ダメだよ、さあ練習しよう!」

43. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 06:55:38.21 ID:QftoOVcbO
律「唯ちゃん、このお茶飲んだら、練習しようか」

唯「流石はりっちゃん…。信じてたよ!」

律「澪ちゃんもやろ?ね?」

澪「だから、こんなくだらねえモンやってられねえって行ってんだろ。俺はフケるぜ」

律「そんなこと言わないで…」グイ

澪「うるせえ!」ドン

律「うわっ…」ドサ

澪「あっ…」

律「う、うう…。澪ちゃん…」シクシク

唯「澪ちゃん!ひどいよ!りっちゃん、大丈夫?」

律「…うん、ありがとう。唯ちゃんは優しいね。好きになっちゃうかも」
44. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 07:01:41.73 ID:QftoOVcbO
澪「…!」

唯「そんな〜//」

澪「ま…、待て!」

澪「私が悪かった…。だから、律…」

澪「俺に惚れろ!」

律「澪ちゃん…//」

紬「あらあら、貧乏人同士仲がいいのね」

紬「ところで、この私があなた方貧乏人のために曲を用意してあげたわ。心して演奏することね」

唯「紬ちゃん…」

唯「よーし!早速練習開始だー!」


46. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/02(月) 07:11:57.56 ID:QftoOVcbO
さわ子「こうやって見ると、これでも悪くないわね」

さわ子「澪ちゃんとりっちゃんは仲良しだし、ムギちゃんはお茶やお菓子を用意してくれてるし、唯ちゃんと梓ちゃんは立場が入れ替わっただけで」

さわ子「性格がちょっと変わったくらいじゃ、みんなの絆は壊れはしないのね」

―その頃、とある採石場

「バードボンバー!」

「ギャアアアアア!!」ドカーン

一同「ハッ!」

さわ子「どうしたの?」

一同「……」

紬「あの、私、さっきまでのは何かの間違いで…」

澪「え〜と、私も…」

憂「元に戻った…?」

さわ子「そうみたい」

しばらく、気まずい時間が流れましたとさ


鳥人戦隊!ジェットマン!


3
最終更新:2011年05月03日 22:31