F「私が怖いかああああ!」ザシュッ

澪「!!(危なっ!イスって全然盾にならないじゃん!)」

F[最初の威勢はどうしたああ]シュッ

梓「うっ・・・(危ない・・・避けるので精一杯・・・)」

F[フハハハハ]シュシュッ

律紬「うわぁっ・・・」

カポンッ フシュッ

F[さあお嬢さん方!私といいことしよう!ハハッハハハh]バキィィィィッ

ドサッ

F[(!?だ、誰がどこから!?)・・・う・・・うぷっ]

カポン

唯「みんな!はやくここから逃げよう!」

律澪紬梓「(夢のアイテムキター)」

唯「もう!何ぼ~っとしてんのみんな!早くここから出ようよ!」

律澪紬梓「賛成~」


ブーン

フ[・・・もうすぐ着くぞ。起きてるか?]

唯律澪梓「う~ん・・・zzzz」

フ[おい全員起きろ!Wake Up!!]ユサッ

唯「・・・いやぁ・・・」

梓「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

律澪「・・・うっ・・・うぅ・・・」

トランク「ガタンッガタンッ」

フ[(夢でうなされている・・・揺らしても起きない・・・これは・・・ヤバイ)]

フ[(映画館に・・・車ごと突っ込む!!)]キキキキュイーーーン

フ[(!!あれか!・・・チケットが光だした・・・間に合うか・・・!)]


唯「ハァ・・・ハァ・・・もう・・・走れない・・・」

梓「ハァ・・・さすがに・・・ハァ・・・疲れましたね」

律「ハァ・・・ちょっと休憩・・・するか・・・」

澪「賛・・・ハァ・・・成・・・」

紬「モシャモシャ」

唯「ってああああああああムギちゃん!何食べてんの!?」

紬「ポップコーンよ!さっきのとこから持ってきたの~」

律「いつのまに」

澪「私も少し貰っていいか?ムギ」

紬「いいわよ~みんなで食べましょ~」

唯「わ~い!いただきま~す!」モシャモシャ

律「私もちょっと貰うわ」モシャモシャ

梓「えっと、じゃあ、私も」モシャモシャ

澪「やっぱキャラメル味美味いな~」

ゴゴゴゴゴゴゴ

律「・・・ん?なんか揺れてないか?」

唯「揺れというより・・・なんか重力が何倍にもなった感じで不思議~」

澪「うん、唯の例えがわかりやすい。ホントなんか不思議な感覚だ」

紬「モシャモシャ」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

律「おいいいいなんかすごいことになってきてねえか!?」

梓「なんか地球が終わりそうな気が・・・」

澪「縁起でもないこと言うな梓ああああああ!」

唯「ムギちゃんもう少しポップコーン頂戴!」

紬「どうぞ~」モシャモシャ

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

唯律澪紬梓「うわああああああああああああああああああああああ」

唯律澪紬梓「はっ!?」

唯「・・・あれ?私たち・・・」

澪「確かロリコンから逃げて・・・きて・・・?ここは・・・」

梓「私たちが最初にいた映画館・・・ですね・・・」

唯「席もそのままだね」

紬「何も変わったところはない・・・わね。映画も終わっちゃってるわ。私たち寝ちゃってたのね・・・」

律「はぁぁぁぁ・・・。結局夢だったってオチ?」

梓「あ、やっぱりみなさんも同じ夢を見たんですか?」

澪「あぁ、不思議な夢だったな」

紬「5人同時に同じ夢みるなんて私たちの絆ってやっぱりすごく強いのね~」モシャモシャ

澪「まぁこんなに近くで寝るっていうのもあんまりないことだしな。同じ夢を見ても不思議じゃないかも」

律「てゆーか映画の中に入るなんてほうが非現実的すぎるだろ」

梓「まぁ、そうですね」

唯「でも私面白かったよ~」

澪「私もだ。夢だから何でもアリって感じだったな」

律「変態と戦ってた私を忘れるなよ唯!」

唯「勿論!あのときのりっちゃんかっこよかったよ~」

律「へへっ照れるじゃねえかコノヤロー!」

梓「まぁでもトドメ刺したのは唯先輩ですけどね」

紬「夢の最初は何だったかしら?」

唯「え~っと確か・・・あっ!」

唯律澪紬梓「筋肉モリモリマッチョマン!」

唯「あはは~みんな覚えてるんだね~」

律「ダイナマイトを唯が手で掴んだときはもう冷や汗もんだったぞ」

梓「夢だからよかったものの現実であんなことするのはやめてくださいよ?」

唯「大丈夫だよ~あずにゃん。私はあのロボットがかっこよかったな~」

澪「あ~新聞にも載ってたな・・・アイアンマンだっけ?」

律「唯は新聞の英語よく読めまちたね~」ヨシヨシ

唯「私だってあのくらいの英語は読めるのです」エッヘン

紬「?なんの話かしら?」

梓「あ~ムギ先輩はトランクの中でしたね・・・」

唯「まあ後でゆっくり話すよ~ムギちゃん!」

紬「うん!楽しみにしてるわ~」

律「上映も終わったことだしそろそろ帰るか(寝てて観てないけど)」


澪「なぁ、結局私たち主演の映画ってどういうことだったんだ?」

律「まぁ~チケットくれたおっさんの嘘だったんだろ。客も私たちだけだし繁盛してないからこんな嘘ついてまで来て欲しかったんじゃないかな~」

梓「確かに潰れそうですよね・・・この映画館」

唯「ま!楽しかったから来てよかったよ!」

律澪「だな」

梓「ですね」

紬「そうね~」モシャモシャ

唯「あ~ムギちゃん私も食べていい?」

紬「いいわよ~。みんなもどうぞ~」

唯「わ~い!はむ」モシャモシャ

律「美味いなー。なんで映画館に来るとポップコーン食べたくなるんだろ~な~」モシャモシャ

澪「なんでだろうな~。美味いからじゃないか?」モシャモシャ

紬「答えになってないわ、澪ちゃん!」モシャモシャ

梓「あ、私と唯先輩こっちですので。今日はありがとうございました先輩方」

律「なんだ~こいつぅ!急に素直になりやがって~」

澪「ああ、また明日な!唯と梓」

紬「気をつけてね~」

唯梓「さようならいおん」

律澪紬「さようならいおん」

律「ふぅ・・・今日は楽しかったけどその分疲れたな~」

澪「そうだな。今日はゆっくり眠れそうだ」

律「まだ寝るつもりかよっ!あ、ムギまたポップコーン頂戴」モシャモシャ

紬「どうぞ~。またこんな体験してみたいわ~」

澪「そうだな。5人同時に同じ夢見るなんて滅多にあるもんじゃないけど・・・またいつか体験したいな(やっぱキャラメル味umeeeee)」モシャモシャ


唯「ふぅ~今日は本当に不思議で楽しかったね!あずにゃんは今日どうだった?」

梓「勿論楽しかったです!」

唯「うんうん、素直でよろしい」ナデナデ

梓「//////」

唯「あれ?」

梓「どうしました?」

唯「なんか雰囲気違くない?」

梓「・・・?」

唯「なんか来る前と何かが違うような・・・」

梓「そりゃ行く時は昼間で帰ってる今は夕方ですからね」

唯「そうじゃないよ、あずにゃん!なんか・・・あ!平日だ!」

梓「今日は日曜ですよ」

唯「違うよ!スーツの人と制服の人の多いんだよ!」

梓「それは休日出勤の人とか部活の人とかもいるからじゃないですか?」

唯「休日なのに会社あるの!?」

梓「今どきそういう会社なんてゴロゴロありますよ」

唯「あずにゃん・・・私働きたくなくなってk」

梓「大人になったらちゃんと働いてください!」

唯「うっ・・・でもあずにゃん。おかしいと思ってても働かなくちゃいけないの?」

梓「え?どういう意味ですか?」

唯「世の中には不公平なことや明らかに間違ってることとかあるのに、ただ黙ってるだけじゃ何も変わらないんじゃない?」

梓「・・・続けてください」

唯「皆がわかってたり感じてても皆、誰かがどうにかするだろうって思ってるだけじゃ結局誰も何もしないし何も変わらないんだよ!」

梓「まぁ・・・そうなりますね」

唯「おかしいって思うことはどういう形であれ正していかないといけないんだよ!あずにゃん!」

梓「言いたいことはわかりました。確かにその通りです。でも唯先輩はまだ社会に出てないので唯先輩が働きたくない理由にはなりませんよそれ」

唯「はうっ」

梓「ふふ・・・帰りましょうか唯先輩」

唯「うん!私たちはまだ高校生だもんね!残りの時間を楽しまないと!」

梓「そうですね。もっともっとずっと一緒にみんなで色んな事を楽しみたいです」

唯「卒業してもそれは終わりじゃないからね!これからもずっと、ずっと仲間だから!」

梓「はい!唯先輩・・・大好き!」

唯「私もあずにゃんが・・・大大好きだよ!」

梓「(/////)・・・あ、あと唯先輩。この借りてたタイツ破けちゃってるんですけど・・・すみません」

唯「いいよ~タイツくらいいっぱい持ってるからあげるよ~」

~完~



最終更新:2011年05月04日 20:50