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先生「このようにして三角関数を利用し…」

梓「………」

梓(全然授業に身が入らないや…もうこのままどうなってしまってもいい…)

トントン

梓「?」

学生B「梓ちゃん、これ平沢さんから…」ヒソヒソ

梓「ありがとう」ヒソヒソ

梓(あの子からの手紙!しかも授業中!なにこの恋愛カップルみたいなやり取り!///)ドキドキドキ

憂「!…」ニコッ

梓「……///」カアァ

梓(中身を…見て返さないと…///)ドキドキドキ


梓ちゃんへ
 今日、部活終わったら時間ある?
梓ちゃんとだけお話したいことがあるの
       憂より

梓(うわぁ…かわいい字…じゃなくてこの紙、あの子の良い匂いがする…でもなくてこの手紙の内容って…)








梓(告白…?///)

梓(いや、私はつい最近あの子にフラレたんだ!そんなわけない!)ブンブン

梓(でも、いったい…あ…)

梓(どうせあの子のことだ…私のお父さんのことを知ってかわいそうに思っているんだよ…)

梓(胸先輩のことだもん…あの子に伝えているはず…)

梓「………」

梓「………」カキカキ

梓「お願いね」ヒソヒソ

学生B「うん」ヒソヒソ

憂「………」ピラッ

憂「………」シュン

キンコンカンコーン

梓(もう昼休みか…)

純「あっずさぁ~!購買に行かないの~?」

梓「あ…待って…」ガソゴサ

憂「………」チラッ

純「ほ~ら早くしないとパンなくなってしまうんだから!」

梓「う…うん…」

憂「あ…純ちゃん、購買の野菜ジュース頼んでもいいかな?」

純「あいよ~!ほら梓、急ぐ!」

梓「ちょっ…ちょっと!」

憂「………」


購買

ガヤガヤガヤ

純「うひゃ~!相変わらずいっぱいだねぇ~!」

梓「はぁ…さすがにこれは諦めた方が良さそうだね…」

純「ふふ…中野君!諦めたらそこで試合終了なのだよ…!」ニヤッ

梓「へ…?」

純「蝶の様に這い!」シュッシュッ

純「蜂の様に指す!おばちゃん!メロンパンとクリームパンに野菜ジュース3つぅ!!」ビシッ

おばちゃん「あいよ」

梓「す…すごい…」

梓(言葉が微妙に違うが…)

純「ふっふっふー!どうだねー私の実力!はい梓の分!」

梓「あ…ありがとう…正直驚いたよ…」

純「まあね!」フフン

梓「すごいな…憧れはしないけど…」

純「コンニャロー!!せっかく人が力を出して…」

梓「でも…私が諦めていたのに…ありがとう…」

純「………」

純「………」テクテク

梓「………」テクテク

純「あのさぁ…梓…」

梓「ん?なに?」

純「私たちにさ…隠し事しているでしょ?」

梓「!?なっ…なっ!何をいっ…言ってるのっ!?」アセアセ

純(うわっ…分かりやすい反応…)

梓「そ…そ、そんな隠し事だなんて…」

梓「………」しゅん

純「あ~…ごめんごめん。無理に私に言わなくても良いよ、梓」

梓「………」

純「ただ、梓のことを一番気にかけている子がいることが分かって欲しくってさぁ…」チラッ

梓「………」チラッ

憂「………」

純「前も言っていたけど、あの子は昔から人の変化に敏感でね~特に困っている人がいたら放っておけないのよ」

梓「………」

純「あと、それに梓!」ビシッ

梓「な…なに…?」

純「簡単に物事に諦めないことっ!諦めた時点でそれで終わっちゃうことだってあるんだから!」

梓「うん…でも…」

純「一人だと困るだけのことじゃない!そのために私らがいるじゃない!」ニカッ

梓「…!」

梓(そっか…)

純「おっまたせぇ~!」
憂「あ!ありがとう、純ちゃん!」

梓(私は…一人じゃないんだ…)

純「梓~!早くしないと梓の分まで食べちゃうぞ~!」

憂「純ちゃん、ダイエット諦めたんだぁ!」

純「笑顔でそういうこと言うなああああ!」

梓(哀れみとかそういう気持ちを抜きに私のことを本当に思ってくれる人がいるんだ!)

憂「ふふっ!梓ちゃん、食べようよ!」


梓(私は…一人じゃない…!)


一方、部室

律「え~、みんなに集まって貰ったのは他でもない!」

澪「おい!梓がいないぞ!」

和「その代わりになんで私が軽音部のミーティングに…」

律「和、細かいことは良いんだよ!まあ、今回話し合う内容は実は梓の耳に入れない方が梓のためになる内容なんだ!」

澪「はぁ?何だよそれ?」

律「名づけて!!」

唯「あずにゃんと一緒作戦!!」

紬「わぁー」パチパチ

澪「………」

和「………」

澪「そう言えば、今日は午後から雨らしいな…」

和「置き傘しておいて良かったわ」

律「待って!これにはちゃんとした理由があるから…本当です!お願いします!」

澪「……で?そのちゃんとした理由は?」

紬「梓ちゃん、今家に帰ったら一人でしょ?」

澪「あ…昨日のこと唯も律も知っているのか…」

紬「梓ちゃんに一人の時間を少しでも減らすようにするのよ、今の梓ちゃんには一人の時間はかえって良くないというか…危険なの…」

和「危険ってどういうことなの?」

紬「昨日ので梓ちゃんには精神的にかなり大きなショックになったと思うの、それに今は不安な気持ちでいっぱいじゃないかしら…」

澪「うん…そうだな…」

紬「このまま放置しておくと…あんまりこういうのを言いたくないけれど、心の病になったりして現実逃避のために学校に来なくなったり心を閉ざしてしまうかもしれないの」

和「そんな…でも、ないとは言い切れないわね…」

紬「少しでもその重荷を軽くできることは何か分かるかしら?それは親しい、信頼の置ける人と一緒にいることで安心感を得ることなの」

澪「そっか…それでその作戦を立てたわけか…」

和「でも、学校にいる間はいいけど、他の時間はどうするの?」

唯「いい質問です!和ちゃん!」

律「うむ!良い質問だな!」

唯「えっと…なんだっけ?律っちゃん」

律「」

澪「は…はは……」

和「唯らしいわね…」

紬「え…えっと…梓ちゃんが私たちの家に泊まるか、その反対のをやったり、合宿をしたりするのよ」

唯「そうだった!そうだった!さっすがムギちゃん!」

紬「うふふ、ありがとう、唯ちゃん」

和(唯、事の重大性を分かっているのかしら…?)

律「それぐらい覚えられるだろ、普通」

唯「だってあずにゃんと一緒にいられるんだもん!憂も喜ぶよきっと!」

律「ったく、唯は単なるお泊まりじゃないんだぞ?」

唯「ぶぅ~!それくらい分かっているよ!」

和「…まぁ…なんとか大丈夫そうじゃない…?唯には私からも後で言っておくし…」

澪「…いや…唯ぐらい自然な方がいいかもな…」

和「へ…?」

澪「梓に内緒にするんだ…なら、唯みたいに自然にむしろお泊まり感覚でやるべきだよ…それに…」


梓『私が…かわいそうに見えて仕方なかったんですね…』

梓『これ以上澪先輩の迷惑にならないよう帰宅の準備をしているんです…』

梓『そんなお世辞いいですよ…失礼いたしましたっ!』ダッ


澪「わざとらしさがあると、かえって傷つけるだけだからな……」

和「……そう…」ニコッ



病院

医師「あなたはもう少し大人らしくできないのですかね…奥さんの方はいいです…まだ療養しないといけないわけですから…」

ベーシスト『すいません…』

医師「謝ることぐらいは誰だってできます」

ベーシスト『………』

医師「いいですか?あなたは奥さんや娘さんから裁判起こされても仕方ないことをやらかしているんですよ?分かっているんですか?」

ベーシスト『はい……』

医師「まぁ、いいです…奥さんには私から伝えておきますよ…」

ベーシスト『あ…ありがとうございます!』

医師「ただ…娘さんにはきちんと伝えないといけませんよ。言葉で。しっかりと」

ベーシスト『はい……』ピッ

医師「はぁ……」



授業中

梓「………」

梓「………」ポチポチ

憂「………」カキカキ

ブー…ブー…

憂「!」

憂「………」キョロキョロ

憂「………」チラッ

from梓ちゃん
さっきのはごめん。
部活後、つき合わせて。
君の助けが欲しい。
助けてほしい!


憂(梓ちゃん…)チラッ

梓「………」フルフルフル


放課後

憂「梓ちゃん、どうせなら今日部活の方、見に行ってもいい?」

梓「あ、うん。その方が良いかもね」

純「!なになに~?二人ともなんかあったの~?」

梓「あ…いや、その…」

憂「純ちゃん…分かっているくせに…もう梓ちゃんに言ったら?」

梓「え…?え!?」

純「あはは…ごめんごめん。二人で取り敢えず話し合うこと!私の力が欲しけりゃ遠慮なくいつでも言うこと!以上!梓…あんたは一人で抱え込みすぎなんだよ」

梓「純…分かっていたんだ…」

純「まあね!私らの仲じゃない!たまにはカッコつけさせてよね」

梓「う…うん…ありがとう…グスッ…私…私…」

純「ちょっ…!も~!泣き虫なんだから~!」

憂「純ちゃん、からかわないの」

純「たはは…悪い…」

梓「二人とも…ありがとう…私なんかのために…気をつかってくれて…グスッ」

純「もう、泣き顔をみんなに見られるよ~!仕方ない!私の胸で隠しなさい!ほら!」サッ

梓「……///」ギュッ

憂「ごめんね、梓ちゃん…前から純ちゃんに梓ちゃんのこと(家庭のこと)話していたの…」

梓「え…?」ピタッ

純「最初はまぁ、びっくりしたけどねぇ~個人的な話だからさぁ、なるべく第三者が口を挟むべきじゃないかと思ってね~」

梓「………」

梓(私のことってお父さんのことだよね…?待てよ、そうなると、私がこの子に告白したことやき…きき、キスまでしたことまでバレているってことじゃ…?)

純「ん?どうしたの梓?」

梓(よく考えたら、この二人…中学の時から知り合いだったはず…私とこの子との間であったことなんて筒抜けになっていてもおかしくないよね…)

憂「どうしたのかな?梓ちゃん」

梓(い…今さらだけど…そのことを知らずに純と接しただなんて…///)カアア

純「はっは~ん!さては私に黙っていたことをバレされて恥ずかしくなったんだな~」

梓「ちょっ…!!///」

梓(もう…開き直るしか…ない…)

梓「…そ…そうだよ…///」

純「はは…やっぱり…」

梓「私はこの子のことが好きなんだよ!!///」

純「………」

純「へ…?」

梓「だ…だから!私は!この子のことが!好きなんだよ!!///」

純「」

梓「き…聞いているの?私はき…キスを…!///」

憂「ちょっとちょっと、梓ちゃんストップ!!ストップ!!///」

梓「………///」


憂「いきなり、梓ちゃん何を言っているの!!」

梓「そもそも君が…君が…純に私のことを相談したって言ったんじゃ…///」

憂「純ちゃんには梓ちゃんのお父さんのことしか言ってないよ!!///」


梓「………」



純「…はっ…な…なに…どういうこと…?」

憂「純ちゃん、全然気にすることないよ!うん!梓ちゃんは気が動転しちゃっていたんだよ!///」

梓「そ…そそそう!さっきのは忘れt…///」

純「二人は…どういう関係なの…?」

憂「………」

梓「………」

純「い…一線を越え…うわああああああああああああああああああ!!!!」ダダダッ

梓「あっ!純っ!じゅんっー!」

梓「行ってしまった……はっ…!」ビクッ

憂「………」

憂「梓ちゃん…」

梓「!?」ビクッ

憂「………」

梓「ご…ごめん…なさぃ…」


※>>561



最終更新:2011年05月14日 23:12