その頃唯律は

唯「ヨガファイヤー、ヨガファイヤー、ヨガフレイム!」

律「おのれ、小癪な」

律「波動拳、波動拳、神龍拳!!」

唯「うあー、負けた・・」

律「ふっふっふ思い知ったか」

唯「りっちゃん強すぎるよ」

律「今度違うのやろーぜ」

唯「じゃ、モンハンやろ」

律「良いぜ、私のやり込みデータを見せてやる」

律「イビルジョー2匹クエやろーぜ」

唯「良いよ」

律「大剣で行くか」

唯「溜め短縮5攻撃9のお守りだと?」

律「半日火山に籠もって掘り当てた」

唯「私もそれ欲しいんだけど出ないんだよ」

律「テーブル合わせたり色々大変なんだよ」

唯「そうなんだ」

律「振り向き溜め3ぶちかまし!!」

唯「大迷惑切りフンス!」

律「大迷惑切り止めろよ・・・」

唯「ごめーん」

律「よっしゃー恐暴竜の宝玉ゲットだぜ!」

唯「私も出たよ!」

憂「お姉ちゃん達、ご飯できたよ」

律「盛り上がってきた所で。ご飯食べたら続きやろーぜ」

唯「うん」

唯「美味しそう!」

律「美味そうじゃないか」

澪「中々の出来だろ?」

唯「食べよ」

「いただきます」

律「澪が作ったにしては美味いじゃないか」

澪「私が作ったにしてはって何だ」

律「さすが憂ちゃんドーピング」

憂「澪さん料理結構上手いですよ」

律「私のハンバーグにはまだ勝てんけどな」

唯「どっちも美味しいよ」

「ごちそうさま」

唯「もう遅いから二人とも泊まっていきなよ」

律「私は最初からそのつもりだ」

澪「厚かましい」

憂「澪さんも泊まっていって下さい」

澪「うん、じゃあお言葉に甘えて」

憂「お風呂沸きましたよ。お客さん達からどうぞ」

律「おう、サンキュー。でも4人別で入ったら結構な時間になるな」

唯「一人30分だとして140分だよ!」

澪「120分だ」

唯「2人ずつ入る?家のお風呂入れるよ」

唯(私が憂と入って、りっちゃんと澪ちゃんが一緒で良いよね)

澪(唯は憂ちゃんと入るだろうから私は律と入るか)

憂「じゃあ、私がお姉ちゃんと・・・」

憂(いやっ、駄目。距離を置かないと)

憂「澪さん、一緒に入りません?」

澪「へ?///」

唯律「えええええっ?!」


お風呂場

律「まさか、唯と一緒に入る事になるとはな///」

脱ぎ脱ぎ

唯「私もビックリだよ」

脱ぎ脱ぎ

律「まあ、合宿とかで一緒に入ったしな」

唯「そうだね」

律「それにしても唯・・・」

唯「何?」

律「ずいぶんと胸が大きくなってるじゃないか?」

唯「そう?」

律「くー、昔は私とほとんど変わらなかったのに」

唯「えへへ」

律「けしからん、実にけしからん!!」

律「こうしてくれる!」

ふにふにふに

唯「いやーん」

澪「・・・あのさ、何で唯じゃなくて私となの?」

憂「何ででしょーね」

憂はそう言い、クスリと笑って見せる。

澪「何ででしょーって・・・」

律「お風呂空いたぞー」

唯「もう、りっちゃんのH///」

澪(何があったんだ?)

憂「じゃあ、澪さん入りましょ」

澪「う、うん」

憂「澪さんスタイル良いですね」

脱ぎ脱ぎ

澪「あんまり見ないで、恥ずかしい///」

脱ぎ脱ぎ

憂「うふふ、それだけスタイル良ければ見られても大丈夫ですよ」

そう言い、髪をほどく憂。

ファサッ

澪「うわ、髪下ろすと本当に唯そっくりだな」

憂「あんまり、見つめないで下さい恥ずかしい///」

澪「ご、ごめん///」


お風呂場

憂「傷、染みません?」

澪「ん、カットバン貼ってもらったから大丈夫」

憂「髪、洗わせてもらって良いですか?」

澪「え?良いけど」

シャカシャカ

澪(変な気分///)

憂「髪綺麗ですね」

憂「ありがと///」


風呂上がり

律「睡眠爆破!」

唯「さすがりっちゃん」

澪「またモンハンか」

律「私達、布団入りながらモンハンやってるから」

唯「憂の部屋に澪ちゃん泊めて上げて」

澪「へ?」

憂「うん」


憂の部屋

澪「お見舞いに来た時以来だな、憂ちゃんの部屋」

憂「あの時はありがとうございました」

澪「亀のぬいぐるみも懐かしい」

憂「バッティングセンターでホームラン打って獲ったんですよ」

澪「へー、凄いな」

憂「じゃあ、電気消しますね」

パチッ

澪「・・・あの」

憂「何です?」

澪「・・・豆球付けてもらって良い?」

憂「ごめんなさい。豆球付かないんです」

澪「え?そう、なんだ・・・」

憂「暗いの怖いですか?」

澪「う、そうじゃないけど・・・」

澪「慣れてないから落ち着かないって言うか」

憂「じゃあ一緒に寝ましょうか?」

澪「ええ?!」

憂「良いじゃないですか女同士なんだし」

澪の布団に潜り込む憂。

憂「たまにお姉ちゃんとも一緒に寝たりしてるんで」

澪「そうなんだ、本当に仲の良い姉妹だな」

憂「でも、もうすぐそれも出来なくなるんですよね・・・」

澪「寮に入っちゃうもんな」

憂「・・・・・」

憂「・・・うっ・・ひく・・ぐす」

澪「憂ちゃん?」

突然泣き出した憂に動揺を隠せない澪。

憂「離れたくない・・・お姉ちゃんとずっと一緒にいたい」

憂「一緒にいたいのに・・離れたくないよ」

澪はすっと人差し指で憂の涙を拭き取った。

澪「憂ちゃんが悲しむ顔、見てらんないよ」

澪は自分の胸に憂の顔を抱き寄せる。

憂「澪さん」

憂は泣きじゃくりながら、たどたどしい言葉づかいで続ける。

憂「だから、今の内からなるべく距離を置こうと思って」

震える声で胸の内を明かした憂。

その声から、震える肩から、澪の中でじわじわと熱いものが広がりこみ上がっていく。

その瞬間、澪の胸の鼓動が一気に加速してゆき、切なく締め付けられる。体が熱い。

自分の腕のなかでまだ少し震えている、温かく柔らかい憂の身体。

そんな彼女の体温で温められているかのような錯覚が、余計に彼女への愛おしさを助長する。

この昂ぶる感情を抑える術はない。愛おしくてたまらない。ずっと抱きしめていたい。

私・・この娘のことが好きなんだ。

澪「憂ちゃん・・顔上げて」

憂「・・ぐすっ・・はい?」

うつむく憂の涙を優しく拭い、頬をそっと持ち上げる。

そして~



翌朝

律「ふぁー、何か良い匂いがする」

唯「お、既に朝食が出来てるじゃありませんか!」

憂「おはよう」

澪「遅いぞ二人とも」

律「日曜の朝から二人揃って朝食作りとは、お前ら新婚か!」

憂「ええっ、そんな///」

律(何この憂ちゃんの反応)

律「ふぃー喰った喰った。澪もずいぶん上手くなったじゃないか」

唯「ホント美味しいね」

澪「教えてくれる人が上手いからな」

憂「そんな事無いですよ///」

律(だから何この憂ちゃんの反応)

律「長居しても悪いし、そろそろ帰るか」

澪「・・そうだな」

律「じゃあな、色々ご馳走様」

澪「憂ちゃん、ありがとうな」

憂「どういたしまして」

憂は澪にそっと耳打ちする。

憂「澪さん、また一緒に料理しましょうね。今度は二人きりで」

澪は黙ってコクンと頷く。

昨日だけで澪さんの色んな事が分かった。

澪さんは、恐がりな事。

澪さんに抱きしめられると、とても暖かい事。

澪さんの唇はとても柔らかい事。

澪さんは、寝る時にノーブラな事。

もっと澪さんの事が知りたい。


唯は律にそっと耳打ちする。

唯「またゲームしょうね。今度は二人きりで」

りっちゃんは、とてもゲームが上手い事。

りっちゃんは、貧乳を気にしてる事。

りっちゃんは、寝る時にノーパンな事。

もっとりっちゃんの事が知りたい。


お終い



最終更新:2011年05月26日 00:16