数ヶ月後


梓「はい、今月のお給料です」

唯「ありがと~」

梓「……あの」

唯「んー?」

梓「そろそろ、たまったんじゃないですか?」

唯「うん! もうむらむらしてたまんないよ! ベッドいく!?!?」

梓「そ、そっちじゃなくて!」

唯「えっ」

梓「飛行機代……です」

唯「あ」

梓「……それに日本での生活もあるでしょ?」

唯「う、うん……けど」

唯「せっかく軌道に乗ってきたし……あずにゃんもいるし……」

梓「……ここに居てくれるんですか?」

唯「だめかな?」

梓「それは嬉しいですけど……ちゃんと家族にも話をしないと……電話なんかじゃなくって直接」

唯「そ、そうだよね……」

梓「だから一度戻ったほうがいいです」

唯「わかった……あずにゃんがそういうなら」

梓「その間は一人で頑張ります。大丈夫ですよ。もうばっちりですので」

唯「うん。じゃあちょっと里帰りするね」

梓「はい。あ、お土産とかあったほうがいいですよね」

唯「適当に空港で買って帰るよ……ということで!」

梓「?」

唯「にゃ~ん♪」ギュウ

梓「にゃっ!?」

唯「ベッドイーン♪ 本日二度目のにゃんにゃんターイム♪」

梓「ま、またするんですかぁーーーっ!?!?」


裏路地


唯「……おーいきたよー」

唯「おちんちんかえしにきたよー」

「おやおや、もうお戻りですか」

唯「うん! 一旦国にもどることにしたの」

「楽しめましたか?」

唯「楽しいね! 最高の国だよ」

「それはよかったです」

唯「えへへ。あ、お金だね」

唯「140アズニャンドルだったかな」ゴソゴソ

「では、合計8960アズニャンドルいただきます」

唯「えっ……?」

「レンタルは、一日140アズニャンドルです」

唯「う、嘘だよね……えっ? えっ???」

「払えないんですか?」

唯「……足りない……です」

「それは困ったですー」

唯「ちょっとまってよいくらなんでも……60万円くらいするんだよ!?」

「困ったですー、試用期間に応じたお金がないと、取り外す専用の機械がうごかないデス」

唯「うぐ……」

「当面は……ふっふっふ」

「げへへデス」 「お、またこりゃべっぴんさんです」 「おやおやあの時の外人さんです」

ゾロゾロ

唯「な、何何!? いっぱい来た……」

「身ぐるみ、剥いでしまえです!!」

唯「や、やだぁ……っ!!」

「にゃふふ」サワサワ  「こりゃあ服と荷物売り飛ばしてもまだ全然足りなさそうデス」

唯「さ、さわんないでよぉ!!」

「心配しなくてイイデス」 「外人さん用の娼館ならあっという間に稼げますよ、ふふ」  

唯「や、やだ……助けて……助けてよ」

「お前さんはべっぴんさんだからたくさん指名が入るです」

「うひょーいい乳してるです。娼館通いの金持ちデブにゃんたちの相手させるのはもったいないくらいです」

「良かったですねー。お前の大好きなおちんちんで毎日いじめてもらえるです」

「おいその前にちょっとここで味見するですにゃふふふふ」

唯「ひっ……」

唯「ま、まってください! じゃあまだ帰国しません!!」

唯「もっとお金ためてから」

「どんどんどんどん高くなるですよー?」

「ちなみに100日目からは倍額です!」

唯「うっ……うっ」

「さぁ行きますよ。これが悪い渡航者の成れの果てです」

「泣くなです。きもちいことしてお金が稼げるんだからいいもんです」

「とりあえずは服を脱ぐです。お前はもう娼館の商売道具です」


『まちなさい!!』


唯「え……」

「なんです」 「何ものです」

???「……その人を離しなさい」

唯「あっ!」

「お前には関係ないです」 「さっさと立ち去るです」

???「関係あるよ。うちの可愛い妹がお世話になったからね。それと私も」

「なにぃ!?」

唯「あずにゃん……教授……?」

梓「ひさしぶりですね。お元気でしたか?」

梓「はい、お金。これがあればいいんでしょ?」ポン

「おお!?」 「生金です!」 「ひーふーみー……たぶん足りてるです!」

唯「え、えっと……あの」

梓「いいから。とりあえず戻りましょ?」

唯「は、はい……」

梓「ふー、ひさしぶりの本国でまさかこんな場面に出会うとは」


……


梓「お姉ちゃん!?」

姉梓「おっきくなったねー」ギュウ

梓「わぁ、どうして!」

唯「……」

梓「あれ、唯……里帰りするって……」

姉梓「危なかったんだよ。売り飛ばされるところだったんだから」

梓「えっ?」

唯「め、面目ない……教授には感謝してもしきれない……です」

梓「お姉ちゃん知り合いなの?」

姉梓「私の教え子なんだよ」

梓「へえ、それで唯はあずにゃん語がしゃべれるんだ」

唯「あの……ふたりは姉妹なの?」

梓「はい。だから私少し日本に縁があるって」

唯「あはは……あー、ははは……」

梓「なんですかその乾いた笑い。それより、良かったですね♪」ギュ

唯「う、うん……」

姉梓「じー……」

唯「んぐ……うぐぐ」

姉梓「……ふーん、へぇー」

唯「……あわわわ」

梓「唯?」

姉梓「いや、私は手紙で少しはしってたんだけどね? ここにいるってこと」

唯「あはは……」

梓「?」

姉梓「ヒラサワサン、姉妹丼、フタマタ、ダイスキ」

唯「や、やめてよぉ」

梓「なに? 日本語?」

姉梓「なんでもないよ。私は大人だから」

唯「そ、そう、だね! うんうん!」アセアセ

梓「それで、どうして戻ってきたの?」

唯「えっとだから」

梓「唯じゃなくてお姉ちゃん」

姉梓「あーそれはね。いよいよ講義うける人がいなくなったからちょっと大学には居づらくて」

梓「え……」

唯「あー……うー……」

姉梓「じー」

唯「みないでぇええ」

姉梓「ま、いいけどね。この店も繁盛してるみたいだし。このまままたこっちで暮らそうかな」

梓「え、ほんと!?」

姉梓「もう出稼ぎしなくても十分……でしょ? 唯?」

唯「……は、はい……たぶんですけど」

姉梓「ならそれでよし! とりあえずは、さっきのお金でこの子への貸しはチャラってことで!」

唯「う、うん……そんな、元から貸したつもりなんてなかったし……ありがとうございます……」

姉梓「よーしじゃあ三人でこれからは頑張ろー!」

梓「うん!」

唯「は、はい」





唯「うぐ……さすがに三人一緒のベッドは狭すぎ……」

姉梓「もっと詰めてくださいー」

梓「唯もっとそっちいってくださいー」

唯「うひいいっあずにゃんに挟まれて……私、どうしたらいいのかっ」

梓「そういえば唯はもうおちんちんとっちゃったからできないんですか?」

唯「えっ」

姉梓「ふーん、ほぉー」

唯「ちょ、あずにゃん! なんでそういうこというの」

梓「?」

姉梓「あーあー、私唯とご無沙汰なんですけどー」

唯「うっ……あねにゃんまで……」

梓「お姉ちゃんも一緒にしよ?」

唯「なんなのこの姉妹!?」

姉梓「大丈夫ですよ。この国、一婦多妻制ですから……にゃふふ」

唯「うわわわわ」

梓「えっ、お、お姉ちゃん唯と結婚するの?」

姉梓「かもしれないね。って話」

梓「わ、私もするもん! ですよね!? 私のこと愛してるって言ってくれましたよね!?」

唯「う、うん……もちろん……愛してるよ」

姉梓「私は?」

唯「……お、恩人です」

姉梓「ま、いまはそれで勘弁してあげます」

唯「うえーん」

姉梓「さて、唯もおちんちんがなくなったことだし」

唯「ソウダネ」

梓「?」

姉梓「梓ちょっとおいで。プレゼント」チョイチョイ

梓「なに? わぁ! いいの!?」

唯「な、何なになに!?!?」

姉梓「……むふふ、せーの! じゃーん!」ギンギン!

梓「あう……恥ずかしいです」ビンビン!

唯「   」

姉梓「これやってみたかったんだぁ」

梓「私も! なんかずっと楽しそうだなぁって思ってた! 唯、いいですよね!?」

唯「は、は……」

姉梓「ほら唯。あ~ん♪」 

梓「いっぱい注いでやるです!」

唯「にゃあああああああああああああ!!」

姉梓「夜の名物、あずにゃんサンドイッチなんていかがでしょう」

梓「わぁ! これがおちんちんの感覚!? きもちいいったのしいい」

唯「ああっ、やっ、ちょっ……まっ、まっへ、もうっ私っっ」

姉梓「梓ー前かわってよー」

梓「まって。もうすぐ出るから」

唯「まって! ゴムっ! ゴムしてないからっ!!!」

梓「ゴム?」

唯「えっと、おちんちんにつけるゴム!!」

梓「そんなのいままで唯はしてました?」

唯「ご、ごめんなしゃあああああい」

梓「あはっ、唯可愛いです。こんな顔もするんですね」

唯「ひぐ……こんなことなら……」

姉梓「あずにゃん語選択しなければよかった?」

唯「そ、それは……ううん。すごく良かった! でもぉ……っ」

唯「イっちゃううのおおおおおお!!!!」

梓「唯! だしますよっ! いっぱい味わってぇええ!!」

梓「にゃあああっ!!!」

ビュクルビュクビュク

唯「んああああっ!!!」

姉梓「私もっ!! おしりでだしますっ!!」

姉梓「ふにゃあああっ!!!!」

ビュービュービュルビュル

唯「ひゃああああっあああん!! でてるぅう!!!!!」

唯「にゃあああああああっ!!!!」

唯「あずにゃん最高ぅぅうううううう!!!!」

梓「唯!! これからもいっぱいいっぱい愛してあげますからね!! 大好きっ!!」チュ

唯「おねがいしましゅううううっ!!!」ビクビク



……


ところかわって日本


律「おーこれが話題のライスタイヤキ? うまそー」

澪「ついに日本上陸だってさ! 早速買ってみよう」

紬「これ、アズニャンランドの国王様御用達のタイヤキ屋が発明したそうよ」

澪「へーすごいんだな」

律「……でさぁ……このタイヤキ屋の写真だけど……あはは」

澪「なんともいい笑顔だな……っておいこれ!!」

紬「……あらあら」


  開発者の平沢唯さん(現19歳:既婚)はなんと日本人! 

  平沢氏『タイヤキの本場からおいしいタイヤキをお届けしますにゃん♪ たっぷり召し上がれ♪』


律「……なんだこりゃ」

澪「なにやってんだか」



おわり



最終更新:2011年05月27日 22:37