――朝5時

澪「…」オハヨ

唯「Zzz…」

澪「ユーイ アサダヨ」ゆさゆさ

唯「んん……」

唯「おはよー」

澪「シー」

梓--憂「Zzz…」

唯「ゴメンゴメン」

唯「アレ?」

憂--唯 <イツノマニ

澪「ユ…ユーイガ ワタシイガイト テヲ」

澪「ヤダヨユーイ…ドコニモイカナイデ…」

唯「ダイジョブダイジョブ ミオチャンカラ ハナレナイヨ!」

澪「…ホント?」

唯「モチ!」

澪「ヨカッタ」

澪「デモネ ユーイ、ウイタチ マダナカナオリ シテナイ…」

唯「ソレナラ ヘーキ! モウナカナオリ シテルヨ」

澪「ホッ」

澪「ジャアネェ ユーイ」

唯「ナニ? ナンデモ キイテアゲル!」

澪「ウイタチニ オセワニナッタデショ? ダカラ ナニカ オレイシタイ」

唯「 イイネ!」

唯「デモ ナニスルノ?」

澪「ウントネ…」

澪「ドウシヨ……」

唯「アッ! ジャアネェ――」


――朝6時

憂「ん…」

憂「ふゎぁ」

梓--憂

憂「…えへへぇ」

憂「唯ちゃんたちもまだ寝て」

憂- ぽつーん

憂「いない!?」

   ドタドタ

梓- 三三三三憂 <ゆいちゃーん みおちゃーん

梓「んん…ういーうるさい…」

憂「大変たいへん! 唯ちゃんたちが家にいないの!」

梓「そんなことで…」

梓「ってエエ!?」ガバッ!

憂「きのうのケンカで私たちのこと嫌になっちゃったのかな?! あずさちゃんどうしよー!」

梓「とにかく探そう! 家にいないなら外!」

憂「うっうん!」


――アパート前の公園

憂「あ、いた!」

梓「ベンチに並んですわってる!」

憂「なにしてるんだろ…?」


唯「あぁ かーみさま おねーがい ふたりーだーけーの♪」ゆ~らゆ~ら

澪「どりぃーむたいむ くだーさい♪」ゆ~らゆ~ら


憂「! ・・・」

梓「あの娘たち、川で見つけた時も歌ってた」

憂「……そうなんだ」

梓「聞いたことない歌だね……あの娘たちが作ったのかな」

憂「……」


唯「ふとした しぐさに きょうもはーと ずきずき♪」ゆ~らゆ~ら

澪「さりげなえがおを ふかよみしすぎて おーばーひぃと♪」ゆ~らゆ~ら


憂「…・・・」

梓「……」

梓(片恋の歌か。…片想いの相手に告白する勇気がでない、けれどいつかは想いを伝えたい)

梓(伝えられるといいね、歌の中の女の子……私たちみたいに)

梓「…」


梓『わたしが憂を幸せにするから! ううんしたいの!』

憂『あ…あずさちゃん・・・』

梓『憂の中をわたしで満たしてあげる! だからもうそんな顔しないでよぉおお!!』ガバッ!

憂『きゃっ!?///』ぺたんっ

梓『うい! うい!』ギューッ

憂『わかったから胸に顔うめないでぇ!///』


梓(いやー勢いあまって押し倒しちゃったんだけどねww きもちよかったなー憂っぱいww あっ今より小ぶりだから小憂っぱいwww)

梓「げへへwへへへ
  wwへへへへh」憂「めっ」スパコーン! 梓「あいたっ!?」

憂「変態」

梓「心を読まれてる!?」

憂「わかるよ梓ちゃんのやらしい妄想ぐらい///」

梓「いらない力だ」


唯「もすーこし ゆうき ふるーてー しぜーんにはーなせばー♪」ゆ~~ら

澪「なにーかが かーわるのーかな♪」ゆ~~ら


憂梓「……」

梓(にしても背中が痒くなる歌詞だなあ)カリカリ


唯「だけど それがいちばんむずかしいのよ♪」ゆ~ら


梓「ブフォオ!?」

憂「えっなにあずさちゃん?!」


唯「あぁ もういいや♪」ゆ~ら

唯澪「ねちゃおねちゃおねちゃおーっ!」ソォ ネチャオー!


梓「プハハハハww寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃおwww」

憂「こらっ! 人の歌笑わない!」

梓「だってこんな歌聞いたことないもんww独白になってるじゃんwwwヒーwwヒーwww」

憂 スパーン!

梓 おでこダメー!


唯澪「もしすんなり はなせれば そのあーーとは♪」ゆ~らゆ~ら

唯澪「どうにーかーなーるよね♪」ゆ~らゆ~ら

唯澪 ゆらゆらゆらゆらゆらゆら♪

唯澪「ふわふわたーいむ♪」  ゆらゆらゆ~ら♪

唯澪「ふわふわたーいむ!♪」 ゆらゆらゆ~ら♪

唯澪「ふわふわたーいむ!!」 ゆらゆらゆ~ら!

唯澪             ゆらっゆらっゆ~ら♪

唯「ふぃー」
澪「ゆーい♪」頬すりすり

梓憂 パチパチパチパチ!

唯澪「!?」ビクンッ!

憂「二人ともお疲れさま!」

梓「すごく上手だったよ」

唯澪 パァア!

唯「ほめられたー!」

澪「えへへ///」

憂「ちなみに梓ちゃんはバカにしt」梓「口チャック!」サッ


梓―=憂 < ふもふもももんん


唯「みおちゃんじょうずだって」

澪 ホワーーン


梓「あっあのさ二人ともちょっと聞いてくれる?」

唯「いいよー」

澪「?」

梓「あのね、もしよかったらだけど」

梓「私たちとあの家で暮らさない?」

唯澪「!」

梓「ムリにとは言わないから、考えてもらっていい?」

澪「ゆ…ゆーい…」

唯「いいよー!」

梓「返事はやっ!?」

憂「そんなすぐに決めちゃっていいの?」

唯「うん! だってふたりとも とーっても やさしいもん!」

梓「ゆい・・・」ジーン

唯「ごはんくれるし! あそんでくれるし! せんじょうさせてくれるし!」

梓「わたしの感動返して!」

唯「それに みおちゃんが ういたちのこと こわがらなくなったし!」

梓憂「!」

澪「ぇ…ゆーい?」

梓「そういえばさっきから話してても怯えないね」

澪「?」

憂「んー」

憂「澪ちゃん」

澪「はい…?」

憂「ほっぺたツンツンしちゃうぞー♪」ア

澪「ゆ…ゆーい…」

唯 にこにこ

澪 ガーン

憂「えいっ」つん

澪「ひゃっ」

澪「…あれ?」

梓「ほんとだ、ビクッてしなくなった」

憂「ほれほれー」つんつん

澪「んん…」ぷいっ

梓「じゃ私も反対から」つん

澪「あずさまで…」ぷいっ

憂 つん

澪 ぷい

梓 つん

澪 ぷい…

憂 つん♪

澪「ゆーいーあずさたちがいじめるー!」ダキッ

唯「みおちゃんをいじめるなあずにゃん!」

梓「何度目よこのやり取り!? それに憂だって共犯でしょう!」

澪「ゆーいーあずさ『だけ』がいじめるー」ぎゅうっ

梓「言いなおすなぁああああああ!!!」

憂「ぜぇっぜぇっ梓ちゃんもう7時! 鞄取ってきたからもう行って!!」つ 鞄

梓「わたしの扱いひどくない!? あと朝ごはんどうするの!」つ 鞄

憂「これでガマンして!」つ タイ焼き

梓「むりムリムリ餓え死にしちゃう!」

唯「ならあずにゃん これうけとって! わたしとみおちゃんから ぷれぜんと!」

コイキング「 」

梓「生じゃ食べれないよ!!」

澪「あさ わたしがつったのに……」

梓「夜たべようね!!」

憂「ほらあずにゃんもう行って!」

梓「だから憂までそれで呼ぶな!」

唯「あずにゃーん!」

憂「あずにゃーんw」

梓「もういいよー! みんなのバカーーー!!!」トテトテトテ

唯憂「いってらっしゃーいwwww」

澪「くすっ」

憂「じゃ朝ごはんにしよっか二人とも」

唯澪「はーい」

コイキング「  」


梓「――はっはっ」トットッ

梓「はっはっはっ」トットッ

梓「はっ・・・」トッ

梓「ふぅ」

梓「……」

梓 見上げ

梓「………」

梓「憂、よろこんでくれた」

梓「……」

梓「…」


 雨あがりの淡く澄みわたった朝空のもとで

 愛らしいぬいぐるみのような二人を迎えて

 劇を見てるみたいな楽しい日常になるかな?


梓「家がさわがしくなりそ、とくに唯が」

梓「フフッ帰るのが楽しみ♪」

梓 < ぐぅ~~~~~う

梓「あっ朝ごはんまだだっけ。しかたないタイ焼きだけでも」

梓「ってしまった! あの時文句言っててもらいそこねたー!!」


END




おまけ

憂「~♪」

タイ焼き「――」

唯「ういー それなぁに?」

憂「これ?」つ タイ焼き

憂「タイ焼きっていう食べ物だよ。甘くておいしいの」

憂「そーだなー、梓ちゃん持ってくの忘れちゃったし二人にあげるよ」パカッ

あたまタイ焼き「 」
びタイ焼き「 」

澪 あたま?

唯 あたま

澪唯 はむはむっ

唯「あまーい!」

澪「おいしい」

憂「でしょー? 梓ちゃんの大好物なの」

 「だから梓ちゃんが食べたくなったらすぐ渡せるようにね、いつも胸ポケットにしまってるんだよ♪」

唯澪 はむはむはむはむ

憂「フフっ」

憂「さーて朝ごはん朝ごはん! 唯ちゃんたちの遊び相手に買い物に大学レポート、いそがしいそがし♪」


再 END



最終更新:2011年06月01日 20:58