おんがくしつ!
唯「(やっぱり音楽室からだ!)」
唯「(しつれいしまーす・・・)」ガラッ
紬「~♪」
唯「(うわぁ・・・綺麗な子)」
唯「(眉毛がちょっと太いけど)」
唯「(それとあの子の隣にいるモンスターはなんてモンスターだろ?)」
紬のモンスター>>59
※1テクノドラゴン
唯「(さわちゃん先生のまぐまはーとだっけ?あのモンスターに似てるけど・・・)」
唯「(とってもメカメカしい!)」
紬「・・・?どなた?」
唯「あっ、ご、ごめんなさい!邪魔しちゃって!」アタフタ
紬「いえ大丈夫ですよ。そろそろお終いしようと思っていたところでしたので。ねっ、サイトー?」
テクノドラゴン「ぎゃおす」
唯「サイトーって名前のモンスターなの?」
紬「ええ。素敵な名前でしょう?」
唯「う、うん」
唯「(ちょっと変わった子なのかな・・・?)」
紬「あら!あなたも1年生なのね。私もなの~」
唯「あっ、そーなんだ!」
紬「まだちょっと学校に馴染めなくて・・・こうやって休み時間の度に音楽室にピアノを弾きに来てるんだけど・・・」
紬「・・・もし良かったらまた聴きに来てくれませんか?」
唯「えっ、いいの?」
紬「平沢さんさえ良ければだけど・・・」
唯「うん!聴きにくる聴きにくる!今度はかべちゃんも連れて聴きにくるよ!」
紬「ほ、ホントに・・・?えっと・・・それってつまり・・・」
唯「私達今日からお友達だね!」
紬「!!」キューン
テクノドラゴン「ぎゃおす」キューン
唯「ほえ?」
紬「私、ブリーダー友達を作るのが昔の夢だったの~///」
唯「あっ、そーなんだ!」
紬「えっと・・・平沢さん?」
唯「あっ、唯で良いよムギちゃん!」
紬「・・・唯ちゃん///」キューン
唯「なぁにムギちゃん?」
紬「えっと・・・唯ちゃんのモンスターはどんな子なの?さっきかべちゃんって言ってたけどモンスターのお名前?」
唯「うん!かべちゃんだよ!でもそれはニックネームで確か本当の名前は・・・」
唯「・・・・・・」
唯「・・・黒板」
紬「黒板!?」
紬「あっ、もしかしてモノリスのことかしら?」
唯「そうそう!それそれ!ムギちゃん頭良いね!」
紬「うふふ。確かにモノリスって見た目は黒板そのものよね」
唯「でしょー?なのに黒板って言ったら傷つくの!」
紬「私のサイトーも機械って言ったら傷つくのよ」
テクノドラゴン「ぎゃおす」ガーン
紬「ねっ?」
唯「黒板にもメカメカにも心があるんだね!」
キンコーンカンコーン
紬「あら?もうすぐお昼休み終わっちゃうわね・・・」
唯「ああっ!!!」
紬「ど、どうしたの!?」
唯「私、お昼食べてないや・・・」グー・・・
紬「あらあら・・・」
唯「ううっ・・・」ショボーン
紬「・・・あの、これもし良かったら食べる?」
唯「えっ?・・・おぉっ!?でっかいお肉!いいの!?」
紬「ええ・・・唯ちゃんさえ良ければ・・・」
唯「良いに決まってるよぉ~!いただきまー・・・う~ん!!おいひぃ~!!!」
紬「(モンスター用のニクもどきだけど・・・美味しいのね・・・)」
唯「ぷはー!生き返った!ムギちゃんお肉ごちそうさま!」
紬「い、いえいえ」
唯「さてと教室に戻らなきゃ・・・それじゃあムギちゃんまたね!」
紬「あっ、うん!またね!」
紬「・・・・・・」
紬「唯ちゃんかぁ・・・」
紬「えへへ・・・///」
テクノドラゴン「ぎゃおす」キューン
きょうしつ!
唯「かべちゃん、ただいまー!」
モノリス「!!」
和「唯、遅かったじゃない。先にご飯食べちゃったわよ?」
唯「あっ、ごめんね~ちょっと色々あって・・・」
和「ふーん、まぁ良いけど・・・でもモノリスにちゃんとご飯あげないとダメじゃない」
唯「えっ?かべちゃんご飯食べれるの?」
モノリス「!!」ガーン
和「そりゃモンスターなんだから食べるわよ・・・」
和「(このコンビこれからどうなるのかしらね・・・)」
とりあえず1部完
第2部
ほうかごのきょうしつ!
和「それじゃあ唯、行こうか?」
唯「へっ?どこに?」
和「・・・体育館裏の試合場。休み時間に練習試合しようって言ったじゃない」
唯「あーそっか!忘れた!」エヘヘ
和「もぅ・・・モノリスは凄いやる気満々みたいよ」
モノリス「!!!」フンス
唯「おぉ・・・」
唯「・・・・・・」
唯「・・・かべちゃん、どうやって戦うの?」
モノリス「!!!」ガーン
唯「手も足も無いのに・・・」
モノリス「!!!」ワラワラ
唯「うわっ!かべちゃんの体から無数のわらわらが!?」
和「あら、唯のモノリスは既にわらわらを覚えているのね」
和「わらわらはガッツダウン技でガッツ回復の遅い相手に真価を発揮するわ」
和「これがモノリスの手足みたいなものかしらね」
唯「へぇー!すごーい!」
モノリス「!!!」フンス
唯「でもちょっと気持ち悪いね!」
モノリス「!!!」ガーン
しあいじょう!
和「ここが試合場よ」
唯「うわぁ・・・おっきいねぇ・・・」
和「ここらへんじゃ最大級の試合場らしいわよ。あら・・・?すでに先客がいるみたいね?ちゃんと予約確認したはずなんだけど・・・」
律「いけぇーリキイシ!!キックだ!!」
ゴーレム「ソォイ」ゴーッ・・・
澪「ひっ!」
ジャンヌ「ふん!そんなのろまな攻撃当たらないな!」ヒョイ
澪「ほっ・・・」
律「くぅぅー!」
ジャンヌ「私もキックよ!受けてみなさい!」シュッ
ゴーレム「・・・?」ペチッ
律「あはは!!それキックなの?ペチッっていったよペチッて!」
ジャンヌ「むぅぅー!」
和「なんか残念な試合ね・・・」
律「ていうか、さっきから避けてばっかじゃん!この腰抜けー!」
ジャンヌ「なっ・・・!あ、当たると死んじゃうんだから仕方ないだろ!?」
律「ジャンヌとかいう立派な名前だけどやっぱり可愛い女の子なんですにゃー」ニマニマ
ジャンヌ「き、貴様~!!貴様こそそのゴーレムは力特化で命中がからっきしじゃないか!この脳筋娘!」
律「な、なにをー!」ムキー
ジャンヌ「な、なによー!」ムキー
澪「あわわ・・・」
唯「・・・・・・」ポカーン
和「ブリーダーと相手ブリーダーのモンスターが口喧嘩・・・初めて見たわ・・・」
和「ていうか、あのジャンヌ、貴女のモンスターでしょ?止めなくて良いの?」
澪「えっ!?あ、あの・・・」
唯「平沢唯です!同じく1年生です!」
和「それで秋山さん、貴女のジャンヌだけど止めなくて良いの?」
澪「あっ、あの子は・・・多分私の言うことを聞かないから・・・」シュン
和「(まだ再生したばかりなのかな・・・)」
和「(確かにジャンヌはデュラハンの血筋だから最初は気難しいわね)」
唯「ねーねー!ジャンヌちゃーん!!」
ジャンヌ「・・・?なんだ貴様は?」
澪&和「初対面で人のモンスターを「ちゃん」付け!?」
唯「そっちのおでこちゃんもー!」
律「で、でこ!?」
唯「秋山さん困ってるよー!ケンカはやめてー!」
澪「平沢さん・・・」
ジャンヌ「ふん。腰抜けには関係ない」
律「そうだー!ていうか君にも関係ないだろー!」
唯「むっ・・・」
澪「ひ、平沢さん・・・べ、別に私なら大丈夫だから・・・」
唯「・・・・・・」プルプル
和「あれは何言ってもダメね・・・ほっときま・・・唯?」
唯「あなたたちにれんしゅーじあいを申し込みますっ!」フンス
和&澪「・・・・・・・」
和&澪「ええっ!?」
ジャンヌ「練習試合だと?」
律「それを今、私達がしてるってーのになにを・・・」
ジャンヌ&律「(・・・でもこのまま戦っても試合が終わる気しないんだよね・・・)」
ジャンヌ「い、良いだろう」
律「う、受けて立つぜ!」
唯「やったー!」
和「ちょ、唯!いきなり試合を申し込むなんてどういうつもり!?」
唯「わからず屋にはおしおきしないとだよ!きっと憂もそうするよ!」
澪「ひ、平沢さん・・・私のことならホントに・・・」
唯「よし!やるぞー!!かべちゃんいくよ!」
モノリス「!!!」フンス
澪「無視!?」ガァン
和「こうなったら止まらないわね・・・パルモン準備は良い?」
パルスコーン「は、はいっ!」
和「よし。じゃあ・・・ダッグバトルよ!」
唯&モノリス 和&パルスコーンVS律&ゴーレム 澪&ジャンヌ
和「この子一人じゃフェアじゃないから勝手に参加させてもらうわ。構わないかしら?」
ジャンヌ「ふん。何人でも同じことだ」
律「二人ともなぎ倒してやるぜ!」
澪「あわわ・・・」
唯「かべちゃん!」
モノリス「!!」
唯「玉砕でひゃういごー!」
モノリス「おk」
和「(練習試合とはいえ唯はバトルは初めてだからね・・・)」
和「一気にカタをつけるわよパルモン」
パルスコーン「はいっ!」
梓「(あっ、ファーム高校の人たち練習試合するのかな・・・?)」
梓「せっかくだから見て行こうか?」
梓のモンスター>>139
※ワーム
ワーム「シャシャシャシャ」ワシャワシャ
梓「あぁ・・・私のワムりん可愛いなぁ・・・」
梓「つぶらな瞳にこの脚・・・///」
梓「はっ!またいつものくせでワムりんに見とれちゃった・・・」
梓「し、試合を見なきゃ」
ワーム「シャシャシャシャ」ワシャワシャ
ジャンヌ「さて・・・」
モノリス「!!」フンス
ジャンヌ「(あれは堅そうでイヤだなぁ・・・)」
ジャンヌ「(あっちは・・・)」
パルスコーン「やるぞー」シュッシュ
ジャンヌ「(!あっちの青いウサギは攻撃が通りそう!)」
ジャンヌ「先手必勝!くらいなさい!キック!!」シュッ
澪「あっ、ちょ、ちょっと・・・ちから技は・・・」
和「パルモン!」
パルスコーン「はい!」ヒョイ
ジャンヌ「なっ・・・!?」
和「フットワークならうちのパルモンも大したもんよ・・・パルモン、ワンツー!」
パルスコーン「シュッ!」パンパンッ!
ジャンヌ「く・・・はっ・・・!?」バタッ
和「力もそれなりにあるわよ。回避特化にはちょっとハードパンチだったかしら?」
澪「じゃ、じゃんぬー!!」
和「大丈夫よ。怪我しないように1番弱い技を打っておいたから」
澪「あぅ・・・あぅ・・・」グスッ
パルスコーン「・・・・・・・」
パルスコーン「ねぇねぇ」
ジャンヌ「くっ・・・なんだ・・私の弱さをバカにする気か・・・」
パルスコーン「強い弱いよりもさ、もう少しご主人様の言うこと聞いてあげたら?」
ジャンヌ「なっ・・・だ、だれがこんな腰抜けの・・・」
澪「じゃんぬー!!よかったよぉー!!!」グスグス
パルスコーン「こんなにも心配してもらってるんだからさ」
ジャンヌ「・・・・・・・」
ジャンヌ「・・・まぁ、試合中に逃げ出すような真似さえしなければ少しぐらいは・・・」
パルスコーン「うん。そうしてあげて」
ジャンヌ「・・・ふん」
律「(うおっ・・・あの青いウサギつえー・・・)」
律「(リキイシの攻撃とかきっと当たんないだろーなー・・・)」
モノリス「!!!」フンス
律「(ならせめて!攻撃の当たりそうなこの黒板だけでも倒して良いとこ見せなきゃ!)」
律「リキイシ!パンチだ!!」
ゴーレム「ソォイ!」ゴォッ!
唯「かべちゃん!」
モノリス「!!!」
唯「がんばって!」
モノリス「!?」
モノリス「ごふっ!!」デシュクシ
律「よっしゃー!直撃だぁ!」
唯「ああっ!かべちゃーん!」
和「(モノリスは丈夫さこそ高いけど回避は壊滅的に低い・・・)」
和「(一撃必殺のゴーレムとは相性が悪いかもしれないわね・・・)」
モノリス「・・・ごふっ」フラフラ
律「よし!リキイシとどめだ!キック!」
ゴーレム「ソォイ!」ゴォッ!
和「(ダメだわ・・・やられる・・・!)」
唯「かべちゃーん!!!!!」
最終更新:2011年06月07日 02:48