澪&ジャンヌ「こわいこわいこわいこわい」ガクガク

律「えっ?授業で習わなかったっけ?」

紬「むしろ入学試験問題に出たけど・・・」

唯「・・・・・・」

唯「・・・えへ」

律「お前、なんでこの高校受けたんだ!?」

紬「むしろそれで受かってることの方が驚きよ!凄いわ唯ちゃん!」

唯「私、凄いって和ちゃん!」

和「いや多分、褒めてない・・・」

紬「//////」キラキラ

和「た、多分ね・・・」

唯「そっかー・・・」ショボン

パルスコーン「やっぱり君のご主人様ってちょっと変わってる気がするんだ」

モノリス「可愛いからおk」

和「私達にはまだまだ先の話だけど一応説明するわね」

和「四大大会っていうのはSランク公式戦で優勝したモンスターのみ出場できる最高クラスの大会よ」

和「名前の通り4つの大会があって、それら全てで優勝すると名人の称号をもらえるわ」

唯「さわちゃん先生になれるわけだね!」

和「まぁでも、高校在学中には難しいかもね。高校を卒業して1人前のブ

リーダーになった人でも名人になれる人はほんの一握りだもの」

律「でもさ、難しいってだけで不可能じゃないんだろ?」

和「まぁ期間だけで見ればね・・・」

律「だったら私は名人を目指す!」

唯「おおっ!?」

和「いや簡単に言うけどね・・・高校生の限られた育成の中じゃ相当ハードよ?」

律「壁は大きい方が乗り越えたくなるもんだぜ!なぁ、リキイシ!」

ゴーレム「リキイシノホウガ、オオキイ」

律「さすがリキイシ!たのもしい奴だ!」ウリウリ

紬「りっちゃん素敵・・・///」

和「(口だけは名人クラスね・・・)」

紬「じゃあ私もサイトーと一緒に名人を目指してみようかしら~」

律「おっ!いいねムギ!一緒に美少女高校生名人になって有名になろうぜ!」

紬「私、ブリーダー仲間と一緒に名人になるのが夢だったの~」

和「簡単に言っちゃうわね・・・」

唯「・・・・・・・」

唯「私も高校生で名人になりたい!」

和「えっ!?ちょ、唯ったら・・・」

唯「私とりっちゃんにムギちゃん!」

唯「それと和ちゃんと澪ちゃんも!」

和&澪「えっ?」

唯「みんなで名人になろー!!」

律「おぉ!いいじゃんそれ!!」

紬「素敵だわ~///」

和「ちょ・・・」

澪「ええっ!?」

和「いやいや流石に全員名人っていうのは・・・」

律「でもさ、みんなで名人になって高校卒業出来たらなんか凄くね!?」

紬「伝説になれるわね!」

唯「れじぇんどだー!!」

和「・・・・・・」ポカーン

和「(ホントみんな能天気なんだから・・・)」

和「(でも、もしここいる全員が名人になれたとしたらそれはどれだけ素敵なことなんだろう・・・)」

和「仕方ないわね・・・私もその伝説の一人になれるように頑張るわよ」

唯「やったー!」

律「そうこなくちゃ!澪もこの伝説に参加するよな!」

澪「えっ・・・」

澪「(そんな・・・名人なんて・・・だって上のランクに行けば行くほど強くて怖いモンスターが・・・)」ブルブル

ジャンヌ「・・・・・・」

澪「(や、やっぱり名人なんて・・・!)」

澪「わ、私は・・・」

ジャンヌ「私たちも当然名人を目指す」

澪「うん、名人を目指・・・って、えっ?」

唯「おお!ジャンヌちゃん、かっくいー!」

ジャンヌ「「ちゃん」付けをするな!・・・それで構わないな澪?」

澪「い、いや・・・私は・・・その・・・」

ジャンヌ「澪もこう言ってるからな。貴様たちの伝説に乗っかる気はさらさら無いが澪が高校を卒業するまでには四大大会を制覇してやる」

澪「えっ!?えぇー!?」

律「とかなんとか言ってホントは仲間はずれがイヤだったんじゃないのか~?」ニマニマ

ジャンヌ「くっ・・・本当に貴様は・・・!放課後まで我慢出来ん!ここでケリを着けてやる!」

律「上等だ!リキイシ、先制キックだ!」

和「こら!試合場以外でのバトルは校則違反よ!」

澪「あの・・・そのぉ・・・」

澪「(ど、どうしよう~・・・)」ウルウル


あきやまけ!

澪「あ、あの~・・・」ビクビク

ジャンヌ「・・・なんだ」ギロッ

澪「ひっ!」ビクッ

ジャンヌ「はぁ・・・腰抜けめ・・・」

澪「ご、ごめん・・・」ウルウル

ジャンヌ「・・・・・・」フゥ・・・

ジャンヌ「・・・それで何の用だ?」

澪「あ、あのね。今日の昼休みのことなんだけど・・・」

ジャンヌ「・・・四大大会のことか?」

澪「う、うん・・・」

ジャンヌ「私は本気だ。そのためにはマスターである澪にはもっとしっかりしてもらいところなんだがな」

澪「な、なんで四大大会を制覇したいって思うの!?バトルして痛い思いをしてまでのことなの!?」

ジャンヌ「・・・・・・」

ジャンヌ「考え方は人それぞれだろう」

ジャンヌ「私はただ強くありたい。誰よりも」

ジャンヌ「その為には戦わなきゃいけない」

ジャンヌ「フフ・・・デュラハンの血筋ってところだな・・・」

澪「う、うぅ・・・」

澪「でも!強いモンスターと戦って怪我でもしたら大変だよ!死んじゃうかもしれないんだよ!?」

澪「わ、私はそんなのイヤだ・・・ジャンヌがいなくなるなんて・・・」グスッ

ジャンヌ「澪・・・」

ジャンヌ「・・・案ずるな。私は死なない」

澪「で、でも・・・」

ジャンヌ「それに大会じゃブリーダーの判断でギブアップさせることも出来るんだ。私が本当に死にそうな時はギブアップさせればいいだけのこと」

澪「うぅ・・・」

ジャンヌ「(ギブアップする間もなくに不意の一撃で死ぬこともあるけどな・・・)」

ジャンヌ「・・・少なくとも高校卒業までは傍にいてやる。約束する。だから何も心配せずに堂々と私のマスターでいろ」

澪「じゃ、じゃんぬ・・・///」キューン

ジャンヌ「!?お、おい!キューンってなんだキューンって!」

澪「ジャンヌー!!!」ガバッ

ジャンヌ「ぐはっ!?お、おい!離れろ!」

澪「わ、私・・・頑張るから!頑張るからねっ!」

ジャンヌ「・・・・・・」

ジャンヌ「あぁ・・・頼んだぞ私のマスター・・・」


おひるやすみ!

紬「私とサイトーも今度の公式戦、やっぱりDランクに出場しようかなって思うの!」

澪「えっ!?ムギもEランクを飛ばすのか!?」

紬「高校生の間に名人を目指すんですもの。ここで立ち止まっていられないわ!」

律「いいね!ムギ!さすが伝説の一人になる予定のお嬢様だぜ!」

澪「(じ、じゃあ私もジャンヌはDランクに出場させるべきなのか・・・?)」アセアセ

和「まだ初めての公式戦だからそんなに焦ることはないとは思うんだけどね」

澪「そ、そうだよな!」パアッ

唯「でも和ちゃんもDランクだよね!」

和「まぁ私は力試しも兼ねて・・・あれ?そういえば唯はどっちに出場するの?」

唯「へっ?」

和「今週までに報告しなきゃいけないんだから、さすがにもう決めてあるでしょ?」

唯「え、えーと・・・」

和「・・・・・・」

唯「もー!かべちゃん!ちゃんと決めておいてって言ったでしょ!」

モノリス「!!!」ガーン

和「モノリスに責任をなすりつけるのはやめなさい!まったくもう・・・」

律「大物だなぁ・・・」

ジャンヌ「ただのバカな気もするけどな・・・」

紬「素敵・・・///」

澪「(ゆ、唯はEランクだよね?)」

唯「うーん・・・」

唯「(澪ちゃん以外はみんなDランクに出場するって言ってるよね・・・)」

唯「(もしもみんながDランクを突破して次の大会も突破したら・・・)」

唯「・・・・・・」

唯「澪ちゃん!私たちもDランクに出よう!」

澪「うん!やっぱり最初はEラ・・・ええっ!?」

ジャンヌ「・・・・・・」

澪「いや、わ、私とジャンヌは・・・」

ジャンヌ「Dランクに出場するべきだな」

澪「うん・・・そう・・・って、ち、違うよ!」

ジャンヌ「ここにいる全員が高校在学中に名人を目指すわけだ」

ジャンヌ「だったらスタートは全員同じの方が良いに決まっているな」

唯「うん!ジャンヌちゃんは頭良いね~」ギュム

ジャンヌ「こ、こら!抱きつくな!」

澪「で、でもぉ・・・」

律「でも全員同時に名人になれたら凄いよな!」

紬「それこそまさに伝説ね!」

和「(全員毎回違う会場戦うことが条件だけど・・・まぁ言わないでおこう)」

唯「澪ちゃん!みんなで一緒に名人になろう!みんななら絶対に出来るよ!」

澪「うっ、うぅ・・・」

ジャンヌ「・・・澪」

澪「じゃ、じゃんぬー・・・やっぱりDランクは・・・」ウルウル

ジャンヌ「言っただろう?私は死なないし傍にいる」

澪「あぅ・・・」

ジャンヌ「本当に危険な時はギブアップさせてくれればいい」

ジャンヌ「私はその命令を守る。だからお前も私を信じてほしい」

澪「ジャンヌ・・・///」

澪「わ、わかった・・・信じる・・・」グスッ

ジャンヌ「うむ」

律「なんかお前丸くなってね?」

唯「ジャンヌちゃん男前ー!」

紬「素敵だわ~///」

ジャンヌ「ちゃ、茶化すんじゃない!」

和「(本来激ワルのはずのジャンヌがこんなこと言うなんて・・・)」

和「(澪のブリーダーとしての素質が開花してきた・・・)」


たいかいとうじつ!
Dランク会場1

唯「ほえ~でっかいねぇ、かべちゃん!」

モノリス「!!」

唯「って思ったけど学校の試合場の方が大きいね」

モノリス「!!!」

唯「(みんなとは違う会場だし今日は和ちゃんもいなくて不安だけど・・・がんばるよ!)」

唯「かべちゃん!」

モノリス「!!」

唯「玉砕でひゃういごー!」

モノリス「おk」


実況「ただいまより会場1のDランク公式戦を開催します!」

客「ォォォォォォォォ!」

唯「おぉー!」パチパチ

モノリス「!!!」

実況「今回の大会は参加人数過多の為に会場を分けて公式戦を行います!」

実況「ブリーダー高校から参加の方はお友達と一緒に優勝を目指す!って方も多いかもしれませんね!」

唯「その一人でーす!」

実況「それでは第一試合を始めます!パルマー選手VS・・・」

唯「私たちは・・・えっ!?次の試合じゃん!かべちゃん控え室に行こう!」

モノリス「おk」

実況「おぉっと・・・どうやらパルマー選手ケガをした模様です・・・」

唯「ありゃー・・・あの子、もう大会棄権になっちゃうのかな?かわいそう・・・」

モノリス「!!」

唯「かべちゃん」

モノリス「!!!」

唯「怪我しなくても玉砕で・・・」

モノリス「ひゃういごー」

唯「よし!行こう!」

実況「ただいまより第二試合を行います!」

唯&モノリスVSカペラ

唯「おぉ・・・なんかグニャグニャしたモンスターだなぁ・・・」

客「あの子、初参加だろ?」

客「かわいそうに・・・初戦が優勝候補のカペラなんてな・・・」

ブリーダー「カペラ」

カペラ「・・・・・・」

ブリーダー「ここは女子高生なんかにはまだ早いってことを教えてやりな!」

カペラ「・・・b」グッ

モノリス「なんかもう勝った気でいるみたいだけど」

カペラ「・・・?」

モノリス「うちのご主人甘く見るなよ。あの子は大物だ。そして俺もな」

カペラ「・・・・・・」ギロッ

実況「それでは開始してください!」

ブリーダー「カペラ!突き刺し!」

カペラ「・・・!」バシュ

唯「かべちゃん耐えて!」

モノリス「!!!」ガンッ

ブリーダー&カペラ「!?」

唯「おぉ!さすがかべちゃん!傷一つついてないね!」

モノリス「(ちょっとだけ痛い)」

ブリーダー「(カペラの突き刺しが通らないとは・・・それなりには鍛えてあるってことか・・・)」

唯「よし!かべちゃん!たおれこみだぁー!」

モノリス「!!!」ドシン

カペラ「ふぎゅ」ペチッ

唯「いいぞー!!かべちゃん!」

実況「かべちゃん選手、相手の攻撃もなんのその!果敢に攻めております!」

客「ぉぉぉぉぉぉぉ!」

ブリーダー「(どうやら甘くみていたようだ・・・)」

ブリーダー「カペラ!Gの用意だ!」

カペラ「・・・!」


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最終更新:2011年06月07日 03:00