かえりみち!

唯「それで澪ちゃんとジャンヌちゃん、お話ってなぁに?」

澪「あぁ・・・少し言いにくいんだが・・・」

ジャンヌ「単刀直入に言う」

澪「こ、こらジャンヌ・・・だから話には順序ってものが・・・」

ジャンヌ「今回の四大大会には出場しない」

ジャンヌ「私達も・・・貴様達もだ」

唯「・・・・・・」

唯「ええっ!?どーして!?」

唯「・・・ほえー?」

澪「ほ、ほら!いきなりこんなこと言われたから唯が混乱しちゃってるじゃないか!」

ジャンヌ「今から説明してやればいい」

ジャンヌ「こいつのことだ。あっさり納得するだろう」

澪「・・・・・・」

ジャンヌ「・・・ん?どうした澪?」

澪「ジャンヌって本当は乙女なのに時々男勝りな口調で凛々しくてかっこいいよね・・・」

ジャンヌ「と、時々じゃない!こっちが主だ!」

澪「ジャンヌは素敵で可愛いなぁ・・・///」ムギュ

ジャンヌ「こ、こらっ・・・!」アタフタ

澪「ふふふ///」ムギュー

ジャンヌ「(ひ、平沢唯に毒されたか・・・?)」

ジャンヌ「は、話を戻すぞ!しっかり聞いてろ平沢唯!」

唯「はえっ!?は、はいっ!了解でありますっ!ジャンヌちゃん隊員!」

ピシッ!

ジャンヌ「よし!では話を始めるぞ!」

澪「(ジャンヌも唯のノリに毒されてるなぁ・・・)」

ジャンヌ「来週にはグレイテスト4がある。しかし問題はそこではない」

ジャンヌ「グレイテスト4の次にある大きな大会・・・何かわかるか平沢唯」

唯「え、えーっとぉ・・・」

モノリス「3月のSランク公式戦」

ジャンヌ「その通りだ!」

唯「あっ、そっかぁ!かべちゃん頭いい~!!」

モノリス「おk」

澪「・・・・・・」ポカーン

澪「(あ、あのモノリス、実はかしこさも凄く高いのか・・・)」

ジャンヌ「今からする話ではその公式戦が重要だ」

唯「また優勝すれば良いんだね!」

ジャンヌ「いや、私達と貴様達は別に出場しなくてもいい」

唯「ほえっ!?」

モノリス「・・・・・・」

モノリス「なるほどな」

ジャンヌ「ほう。貴様は物分かりが良いな・・・」

澪「ほ、本当に今ので理解したのか!?」

モノリス「おk」

澪「・・・・・・・」ポカーン

澪「(実は唯の指示じゃなくてモノリスが自主的にトレーニングしてたりして・・・)」

ジャンヌ「大事なのは私達じゃない」

ジャンヌ「真鍋和田井中律琴吹紬・・・この3人だ」

ジャンヌ「いいか。四大大会と言うのはSランク公式戦優勝経験のあるモンスターなら誰でも出場出来る」

ジャンヌ「そして四大大会は毎年、2月、5月、8月、11月にある」

ジャンヌ「さすがの貴様もこれでわかるだろう?」

唯「・・・・・・」ポカーン

ジャンヌ「・・・・・・」

ジャンヌ「ちゃんとかしこさを鍛えなきゃダメだろう!」

モノリス「めんぼくない」

澪「ジャンヌ、逆逆・・・」

唯「ほへー・・・?」

澪「た、多分ね・・・」

ジャンヌ「だから、私達が今回のグレイテスト4を出場しないで他の3人が

次のSランク公式で優勝すればまたみんな同じラインに立てるだろ!?」

唯「・・・!!」

ジャンヌ「そして5月からまた全員で四大大会を制覇していけばいい話だ!」

唯「・・・同じ会場になっちゃったら?」

ジャンヌ「そんなの知らん!しかし同じ会場にならない可能性は0じゃないだろう!」

唯「う、うん・・・」

ジャンヌ「全く・・・ここまで言わないとわかないとはな・・・」

ジャンヌ「・・・田井中律や貴様が一番望んでいたんじゃないのか?全員同時に名人なって伝説になるって」

唯「じゃ、じゃんぬちゃん・・・!!」

ジャンヌ「どうせ奴らのことだ。次の公式戦は優勝する」

ジャンヌ「私達も5月に向けてトレーニングを重ねるべきだ。そうだろう?・・・平沢唯?」

唯「か」

ジャンヌ「か?」

唯&澪「かっこいい~///」ガバッ

ジャンヌ「うわっ!?こ、こらっ!?っていうか澪まで!?」

唯「かっこいいなぁ~///かっこかわいいなぁ~///」ムギュッ

ジャンヌ「は、離せっ・・・!ほら澪も・・・!」

澪「も、もう少しだけ・・・///」

ジャンヌ「ううっ・・・」

ジャンヌ「(ま、全く人間って奴はなんでどいつもこいつも・・・!)」」

ジャンヌ「・・・・・・」

ジャンヌ「(ふふ・・・私がみんなで・・・か)」

ジャンヌ「(本当・・・この1年ですっかり毒されてしまったようだな・・・)」

ジャンヌ「(まぁ、悪い気はしないけどね・・・)」

モノリス「素直じゃないな」

ジャンヌ「人の心を読むな!?」


つぎのひ!
がっこう!
おひるやすみ!

唯「・・・ってことです!」

和&律&紬「・・・・・・」

律「えっ、これジャンヌが考えたの?」

ジャンヌ「ま、まぁな・・・わ、私はかしこさが高いからな!」

モノリス「力の方が強いけどな」

ジャンヌ「お前は昨日からなんなんだ!?」

和「でも、なるほど・・・言われてみればその通りよね。なんでこんな簡単なこと気づかなかったんだろ」

紬「凄いわ!ジャンヌちゃん!」

澪「ま、まぁな!」フンス

律「何故お前が威張る」

律「しかし、そうかぁ・・・ジャンヌがねぇ~・・・」ニマニマ

ジャンヌ「な、何を笑っている!?」

律「・・・寂しかったんだろ~?」ニマニマ

ジャンヌ「なっ!?そ、そんな馬鹿なことがあるわけ・・・」

律「ジャンヌは~乙女だから~みんなと一緒がいいの~><」

澪「あっ、ちょっと似てる・・・///」

ジャンヌ「・・・!!!」ピキッ!!

ジャンヌ「ライトニング!!!」ピカー

律「なんの!!こっちもライトニング!!!」ペカー

唯「おおっ!?りっちゃんも技を出せるの!?」

和「おでこが光っただけよ・・・って校舎内でケンカするのはやめなさいっていつも言ってるでしょ!!」

唯「(私と澪ちゃんは今回の四大大会には出場しませんでした!)」

唯「(今回にもジャンヌちゃんに助けられちゃった!)」

唯「(ありがとう!ジャンヌちゃん!)」


はじめての四大大会?編終了です!



しゅうりょうしき!

さわ子「今週末に公式戦に出る人は結果を学校か先生の携帯にまで連絡してね」

さわ子「それじゃあ一年間お疲れ様でした!また4月に会いましょうね!」

唯「おわったー!」

和「唯が期末で赤点4つって聞いた時はどうなるかと思ったけど・・・ホントに無事に2年生なれるみたいで良かったわ・・・」

唯「いや~さわちゃん先生には感謝だねぇ~」

和「実践の試験はSランクだったからね・・・さわ子先生がなんとか掛け合ってくれてホントに良かったわね」

和「でも2年生からはこうはいかないかもしれないわよ?もう少し普段から勉強しなさい」

唯「かべちゃん!猛勉強!」

かべちゃん「おk」

さわ子「・・・いっそモノリスが試験受けた方が良さそうな気もしてくるわ・・・頭痛い・・・」

パルスコーン「ご、ご主人様!しっかり!」

唯「ほえ?」


ほうかご!
かえりみち!

律「いや~今回のSランク公式戦は全員違う会場で良かったな!」

紬「うふふ。そうね~」

和「さわ子先生も出場しないみたいだし・・・それに」

ジャンヌ「まぁ、私と澪が出場したらまた優勝してしまうからな」

ジャンヌ「同じ会場になってしまったら申し訳ないだろう」

律「唯が出場しないのは助かるな~」

ジャンヌ「無視するなー!!!」

澪「まぁまぁ・・・」

律「リキイシも退院して元気になったし・・・」

ゴーレム「リキイシ、フルパワー!」

律「ちゃっちゃと優勝して唯と澪に追いつこうぜ!」

和「そうね」

紬「ええ!もちろん!」

唯「みんな!がんばってね!」


たいかいとうじつ!
Sランク会場1

律「おおっ!?二人とも応援に来てくれたのか!!」

澪「う、うん・・・まぁ人のバトルを見るのも勉強になるかなって・・・」

唯「澪ちゃんが「律の応援にいこう!」って朝から携帯にいっぱい電話してきたから・・・ふあぁーあ・・・眠い・・・」グー・・・

澪「こ、こら唯!そ、そんなこと・・・」

ジャンヌ「・・・してたな」

澪「ジャ、ジャンヌまで!あのな律・・・」

律「・・・ほほう」ニヤリ

澪「うっ・・・」

律「そっかそっか!かわいいなぁ///澪はかわいいなぁ///」

澪「ううっ・・・///」

ジャンヌ「・・・・・・」

モノリス「嫉妬か」

ジャンヌ「蹴るぞ、この黒板」

律「(さて・・・と・・・!)」

オルドーフ「おおっ?」

律「(いてくれて嬉しいぜ・・・黒豆腐・・・!)」

オルドーフ「(ぐふふ・・・あの時のハゲ娘か・・・)」

ゴーレム「リキイシ、アイツ、タオス!!」メラメラ

律「ああっ!リベンジマッチだ!ぶっ潰すぞ!」メラメラ

オルドーフ「(ぐふふ・・・結局ピンピンしてやがる・・・)」

オルドーフ「(そしてあの自信に満ちた顔・・・)」

オルドーフ「(こりゃこの前みたいにはいかないかな・・・ぐふふ)」

澪「ジャンヌ、あれ、こわい」ギュッ

ジャンヌ「・・・!!」

ジャンヌ「しょ、しょうがないな澪は・・・」

モノリス「良かったな」

ジャンヌ「ヒールレイド!!!」

モノリス「ごはぁ!!」バキッ!!

唯「か、かべちゃーん!?だ、大丈夫!?」

モノリス「おk」

律「さてと今日は最初の試合であの黒豆腐とのバトルだ・・・」

律「さぁ行くぜ!リキイシ!」

ゴーレム「ゴォッ!!」

律「それじゃあ行ってくるから応援よろしくな!」

唯「もぉジャンヌちゃん!いきなりなにするのー!?

ジャンヌ「だってこの黒板が・・・」

澪「こわいこわい」

律「・・・・・・」

律「いこっか、リキイシ・・・」

ゴーレム「ご、ごぉっ・・・」

律「(あの三人仲良いなぁ・・・)」

モノリス「嫉妬か」

律「うわぁ!?いきなりなんだよ!?」


律&ゴーレムVSオルドーフ

律「よぉ。3ヶ月ぶりだな。・・・また戦えて嬉しいぜ!!」メラメラ

ゴーレム「ゴォッ!!」メラメラ

オルドーフ「ぐふふ・・・あれだけの力の差を見せつけられて戦う気力を無くすどころか気力UPか・・・」

オルドーフ「ぐふっ・・・すぐにその気を無くさせてやるよ・・・!」ギンッ

唯「ほえー!あの黒いお豆腐強そうだねー!」

澪「こわいこわい」ギュッ

ジャンヌ「(ジョーカーの血筋か・・・タナトスを彷彿させるイヤなオーラだ・・・)」

ジャンヌ「(あんな奴に負けるじゃないんぞ・・・田井中律!)」

実況「それでは試合を開始してください!」

オルドーフ「ぐふっ・・・おいハゲ娘」

律「だからハゲって言うんじゃねぇよ!この豆腐!!」

オルドーフ「気合十分なとこ悪いが・・・」

オルドーフ「この試合、お前は何も出来ずに終わるぜ?」

律「あ?なんだって?」

オルドーフ「ぐふふ・・・」

律「はっ・・・!笑えない冗談だぜ!この前までのリキイシと思うなよ?」

オルドーフ「思っちゃいないさ・・・」

オルドーフ「でも変わらん部分だってあるだろう・・・?くらいなっ!ようかい液!!」ペッ!!

リキイシ「ぐっ・・・!」ジュワッ!!

律「なっ!?」

律「(かしこさ技!?アイツはかしこさは高くないはずなのに・・・)」

唯「うわっ!きたない!つば吐いてきたよ!?」

ジャンヌ「なるほど・・・ゴーレムには効果的だな」

唯「?」

ゴーレム「・・・ふんっ!!」

律「(案の定かしこさの低いリキイシでもダメージはそれほど通って無い・・・)」

律「(遊んでやがんのか?・・・舐めやがって!)」

律「リキイシ!こっちは全力だ!超必殺!!大ロケットパンチ!!!」

律「(ゴーレムの技の中でも命中精度も威力も高い技だ!!くらいやがれ!!」

ゴーレム「・・・・・・」

律「あ、あれ?どしたリキイシ?」

ゴーレム「・・・・・・」フルフル

律「えっ・・・ま、まさか・・・」

律「(この展開、どっかで・・・)」

オルドーフ「ぐふふ・・・ガッツが足りてないようだなぁ」

律「なにー!?」ガーン

オルドーフ「さてと・・・もう一発くらいな!!」ペッ!!

ゴーレム「ぐぅぅ・・・!!」ジュワー!

律「あぁ!リキシイ!!」

律「(マジかよ・・・あの攻撃は・・・)」

ジャンヌ「ガッツダウン効果の高い超必殺技だ」

唯「ガッツダウン・・・」

唯「!!」


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最終更新:2011年06月07日 04:03