パニッシャー「ひゃはは!!!泣かせるねぇ!!!」

パニッシャー「でも、逃げらんねぇぜ!!くらいな!!回転アタック!!!」ヒュンッ・・・!

ジャンヌ「・・・・・・」ヒョイ

パニッシャー「なっ!?こ、この間合いで!?」

ジャンヌ「ヒールレイド!!」シュッ・・・

パニッシャー「ぐげぇっ・・・!?」バキッ!!!・・・バタッ・・・

ジャンヌ「貴様は所詮Aランク級だ。私の相手ではない」

澪「・・・・・・」

澪「(かっこいい~・・・///)」ポワワーン

澪「・・・!?じ、ジャンヌ・・・!次の攻撃が・・・!?」

ジャンヌ「わかっているさ!!」

フェニックス「きゃおー!!!!!」ゴォォォォォォッ!!

ジャンヌ「(本命が貴様だってことはな!!)」

フェニックス「きゃおー!!!!!」ゴォォォォォォォ!!!

澪「ほ、炎の塊・・・巨大な火炎砲!?」

ジャンヌ「(・・・いや、あれは炎ハリケーン!力が強すぎで塊にしか見えないのか・・・)」

ジャンヌ「(だが・・・!)」

ジャンヌ「ぐぅっ・・・!!!」ボォッ・・・!!

澪「(ちょ、直撃!?)」

澪「じゃ、ジャンヌー!!!」ポロポロ

フェニックス「きゃおー!!!!!」ニヤリ

ジャンヌ「くっ・・・うぅぅ・・・!」フラフラ

ジャンヌ「・・・・・・」ハァハァ

ジャンヌ「・・・おい、フェニックス・・・」

フェニックス「!!きゃおっ・・・!!!」

ジャンヌ「なんだ今の攻撃は?エアコンのヒーターよりも温い風だな」

澪「ジャ、ジャンヌ!!!」パァァッ・・・!

フェニックス「!!!」

フェニックス「きゃおー!!!!!!」グォォォォォォォォ・・・!!!

ジャンヌ「(ファイヤーリバー!!超必殺を使ってきた・・・!!!)」

ジャンヌ「(あんな炎・・・くらったら今度こそ焼き殺されるかもしらないな・・・)」

ジャンヌ「(しかし私の回避をなめるな!この技さえ避ければ貴様のガッツは・・・)」

ジャンヌ「・・・!!」

澪「・・・えっ?」

ジャンヌ「(しまった・・・!!このままだと澪が・・・!!!)」

フェニックス「きゃおー!!!!!」ニヤリ

ジャンヌ「(ま、間にあってくれ・・・!)」ヒュッ・・・

ゴォォォォォッ!!!

澪「あ・・・あ・・・」ガクガク

澪「(あぁ・・・わ、私ここで死ぬんだ・・・)」

澪「(で、でも・・・じゃ、ジャンヌ・・・が生きててくれればそれでも・・・)」

ジャンヌ『腰抜けが』

ジャンヌ『頼んだぞ・・・私のマスター』

ジャンヌ『ずっと一緒にいてやる』

澪「・・・っ!!!」

澪「死にたく・・・ない・・・」

澪「まだ死にたくないよ・・・!!!」プルプル

ジャンヌ「死なせるものか!!!」ヒュン・・・ギュッ・・・!

澪「じゃ・・・じゃんぬ・・・」

澪「じゃんぬぅ・・・」ポロポロ

ジャンヌ「澪・・・お前は私が守る・・・!!」

ゴォォォォォォッ!!!

ジャンヌ「(避けられそうにもない・・・か)」

ジャンヌ「(さて・・・どうする?)」

ジャンヌ「(澪の為に犠牲に!!)」

ジャンヌ「・・・・・・」

ジャンヌ「(そういうのはもうヤメだ)」

ジャンヌ「(澪が泣いてしまうからな)」

ジャンヌ「(二人とも無事に生き残るには・・・)」

ジャンヌ「(生き残るには・・・!!!)」

ゴォォォォォォッ!!!

澪「あ・・・あつ、い・・・!」

ジャンヌ「くっ・・・!!」

ジャンヌ「(どうか・・・この力よ・・・目覚めてくれ!!!)」

ゴォォォォォォォッ!!!

フェニックス「きゃおー!!!!!」ニヤリ

フェニックス「(結局二人ともファイアーリバーの餌食か・・・)」

フェニックス「(くくく・・・まさか本来激ワルであるはずのジャンヌが身を呈して主人を守ろうとするとは・・・)」

フェニックス「(悪は悪のままでいればいいものを・・・人間ごときに情が移ったか?)」

フェニックス「(どちらにしても俺には関係ない・・・さて、食事の時間とするか・・・)」

フェニックス「・・・!?」

ジャンヌ「どうしたフェニックス?餌の焼き加減を間違えたか?」

澪「ジャンヌ・・・」ギュッ・・・

フェニックス「きゃ、きゃおっ・・・!?」

フェニックス「(な、何故二人とも無傷なんだ・・・!?)」

ジャンヌ「ふん・・・なんで無傷なんだ!?って顔だな・・・」

フェニックス「!?」

ジャンヌ「二人とも無傷なんかじゃなかったさ・・・途中まではな」

フェニックス「きゃお!?」

フェニックス「(途中まで・・・一体何を言ってるんだコイツは・・・!?)」

フェニックス「(!?・・・ま、まさか・・・奴は・・・!?)」

ジャンヌ「そうだフェニックス。私にあの技の力が目覚めたんだ」

ジャンヌ「・・・リフレッシュがな」

ジャンヌ「炎の威力が弱まるその時まで待ち・・・発動、そして二人とも回復した」

ジャンヌ「正直、澪はかばっていたからともかく・・・私はいつ死ぬかヒヤヒヤしたがな・・・」

澪「も、もうっ!私だって熱かったんだぞ!!死ぬかと思ったんだぞ!!」

ジャンヌ「ふふ・・・すまない」

フェニックス「(リ、リフレッシュだとー!?)」

フェニックス「(リフレッシュはダメージを回復させる癒しの技・・・)」

フェニックス「(その特性からヨイモンのピクシー種しか覚えられない超必殺技・・・!)」

フェニックス「(なんで激ワルのジャンヌが・・・!!)」

澪「お、おい!フェニックス!!」

澪「じゃ、ジャンヌはとってもイイ子なんだぞ!!バカにするな!!!」

フェニックス「きゃお!?」

ジャンヌ「え・・・い、いきなりどうした・・・?」

澪「唯のモノリスの真似してみた」

ジャンヌ「・・・へ?」

フェニックス「(モンスターの心を読むなぁー!!!!!)」

ジャンヌ「ん~?」

ジャンヌ「まぁ、よくわからんが・・・」

ジャンヌ「おしゃべりしてる間にガッツが回復した・・・今度はこっちの番!」

フェニックス「きゃお!?」

フェニックス「(くっ・・・こんなヨイモンにこの俺が・・・負ける・・・!?)」

フェニックス「(あっちゃならねぇーだろ!!!そんなことは!!!!!)」

フェニックス「きゃおー!!!!!」ゴォォォォォォォッ!!!

澪「ひっ・・・!」

ジャンヌ「澪・・・下がってろ」

澪「じゃ、ジャンヌ・・・」

ジャンヌ「お前は私が守るから」ニコッ

澪「・・・!!」

澪「う、うんっ!!」パァァッ!!!

ジャンヌ「さぁ、いくぞ!フェニックス!!!」ヒュッ・・・

フェニックス「(灰にしてやる!!!!!)」

フェニックス「きゃおー!!!!!」ゴォォォォォォォ!!!

澪「ま、また巨大な炎の塊・・・!!」

ジャンヌ「ふん・・・なめられたものだな・・・」

ジャンヌ「私は回避特化だ!!一度受けた技は当たらん!!!」ヒュンヒュン・・・!!

フェニックス「ぎゃお!?」

ジャンヌ「・・・さぁ、私の間合いに入ったぞ。覚悟は良いな」

フェニックス「(ば、バカな・・・!)」

ジャンヌ「ヒールレイドッ!!!」シュッ・・・!

フェニックス「((バカなー!!!!)」

フェニックス「がっ!?・・・ぎゃ・・・おっ・・・」バキッ!!!・・・ドスン

ジャンヌ「ふん・・・Sクラスでも力耐性無い貴様なんか私の敵では無い・・・」

澪「や、やったー!!」

ジャンヌ「澪・・・」

澪「じゃ、ジャンヌ・・・」

澪「(たくさん迷惑かけちゃった・・・)」

澪「(私はいつもこうだな・・・)」グスッ

澪「ジャンヌ・・・ごめん・・・ね・・・!」ポロポロ

ジャンヌ「・・・!!」

ジャンヌ「(澪・・・)」

ジャンヌ「澪、すまなかった。怖かっただろう」

澪「ごめんっ・・・えっ?」

ジャンヌ「私があの時にすぐに澪をおいかけていれば・・・こんなことには・・・」

ジャンヌ「本当に・・・ごめん」

澪「(じゃ、ジャンヌ・・・)」

澪「(め、迷惑かけたのは私なのに・・・!)」

澪「・・・!!」ギュッ!

ジャンヌ「うわっ!?な、なんだ・・・いきなり・・・」

澪「・・・・・・」ポロポロ

ジャンヌ「・・・澪」

ジャンヌ「(それほどまでに責任を感じているのか・・・)」

ジャンヌ「・・・・・・」

ジャンヌ「じゃあ・・・お互いに悪かったってことにしておくか」

澪「ぐすっ・・・・・・えっ?」

ジャンヌ「あおいこだ。だから罰を決めよう」

澪「えっ?えっ?」

ジャンヌ「澪は落ち着くまで私を抱き締めること。私は澪が泣きやむまで頭を撫でる」

ジャンヌ「それでいいな?」

澪「じゃ・・・ジャンヌ・・・」

澪「う、うんっ!!!」ギュッ

ジャンヌ「(結局泣きやんでからも一晩中抱きしめられたのは言うまでもない・・・)」


ノラモン退治編終了です!



がっこう!
しあいじょう!

唯「じゃあ澪ちゃん達も無事に対抗戦に参加することにしたんだね!」

澪「ああ。もう怖いものなんて無いからな!」

紬「しかし素敵ね~///ジャンヌちゃんがノラモンからマスターの澪ちゃんを救っただなんて・・・ロマンチックだわー///」

和「パニッシャーとフェニックスの両方を相手にして勝ったんでしょ?本当に凄いわ」

ジャンヌ「まぁ、私の力なら当然のことだな」

律「本当は逃げ出したんじゃねぇの?」

ジャンヌ「ヒールレイドッ!!」シュッ・・・!

律「なんの!!真剣白刃取り!!」パシッ!!

ジャンヌ「くっ・・・やるな!」

唯「りっちゃんすごーい!!」

和「もはや凄いってレベルじゃないわよ!?」

澪「ジャンヌはどんな相手にだって負けはしない・・・そうだろジャンヌ!」

ジャンヌ「・・・!」

ジャンヌ「ああ。もちろんだ。破壊神など私の敵じゃない!!」

律「おおっ!マグマハートにビビってた頃の二人とは違うな!!」

澪&ジャンヌ「こわいこわいこわいこわい」

律「まだトラウマなのかよ!?」

和「ちゃんと試合したことも無いのに・・・って、あら?こっちに誰か来るわね?予約してるのは私たちだけのはずだけど・・・」

純「ねぇ・・・やっぱ予約もしてないのに試合場に行くのはダメだと思うんだけど・・・」

梓「憧れの先輩とモンスターが予約してるの!どうしても見に行きたい!!」

和「あら?あの子は・・・」

純「・・・えっ?」

唯「ほよ?あの子は確かイモムシ使いの・・・」

梓「・・・あっ!」パァァッ!

~~~~~~~~~~~~~

純「ま、まさかファーム高校の方だったとは・・・///」アセアセ

和「うふふ。私もびっくりしちゃった」

律「なんだありゃ?和にベタ惚れだな」

紬「素敵だわ~///」

梓「先輩!お久しぶりです!!」

唯「うん!久しぶり!!うちの高校に入ってきてくれたんだ!嬉しいよ!」ギュッ!

梓「にゃっ!?せ、先輩・・・///」ドキドキ

澪「あっちもあっちでラブラブだな・・・」

紬「素敵だわ~///」

梓「あの先輩・・・モノリスは・・・?」

モノリス「おk」

梓「きゃー///相変わらず素敵///」

紬「素敵だわ~///」

律&澪「ええっ・・・」

~~~~~~~~~~~~~~

純「えっ!?それじゃあ先輩達5人が今度の対抗戦の代表に!?」

律「まーな!!」

梓「す、凄いです・・・この高校ってそれほどまでにレベルが高いんだ・・・」

唯「良かったら二人とも応援に来てね!」

梓「は、はいっ!もちろんです!」

純「わ、私も必ず・・・!」

梓&純「(そんな凄い人とニューイヤーズ杯で戦ったんだ・・・)」

梓&純「(これは忘れない思い出だね・・・)」

ワーム「シャシャシャ!!」

エンドブリンガー「・・・・・・」

澪「きゃっ!?い、いもむし・・・!」ブルブル

律「おおっ!かっけーヘンガーだな!」

紬「素敵だわ~///」

和「・・・いつまで余韻に浸ってるのよ」

~~~~~~~~~~~~~~

純「えっ!?平沢先輩って憂のお姉さんなんですか!?」

唯「ん?そうだよ~」

純「へぇ~姉妹揃って凄いなぁ・・・」

唯「憂はなんでも出来るからね!」フンス

純「あ、あのぉ・・・」

唯「ん?どしたの?」

純「憂ってどうして西にあるファーム学園に入学しちゃったんですか?」

純「ファーム高校の方でもブリーダーの勉強は出来るのに・・・」

唯「あ~・・・それかぁ・・・」

唯「実は私も理由は知らないんだよね~」

純「えっ?」

純「(も、もしかして聞いちゃまずいことだったのかな?)」アセアセ

唯「でも憂が自分で決めたことだから何か考えがあってのことだと思うよ!」

唯「憂は間違ったことしないから!」

純「そ・・・そうですか」

純「(良かった・・・地雷じゃ無かったみたい・・・)」

純「(でもホントにどうして西の高校に行ったんだろう・・・)」

和「(憂か・・・)」

和「(あの子が中学生になってから関わる機会が少なくなってたけど・・・)」

和「(元気してるのかしら?)」


ファーム学園 学生寮

憂「(対抗戦・・・無事にお姉ちゃんと戦えるようになったみたい)」

憂「(お姉ちゃん・・・)」

憂「(お姉ちゃんを倒して私は・・・)」

デンネン「(高校生になってもまだ色々と思いつめとるみたいやな)」

デンネン「(中学生で名人になったんはええけど)」

デンネン「(結局名人にこだわっていた理由は今もわからんな・・・)」

デンネン「(今度の対抗戦・・・)」

デンネン「(唯姉さんと戦ったらその答えはわかるやろか?)」


そして時は二大大陸対抗戦の日を迎えた


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最終更新:2011年06月07日 04:15