唯「まず妹を用意します」

唯「うーいー」パンパン

憂「はーい…んと、なぁに?お姉ちゃん」

唯「次にベッドに寝かせます…ほら、憂、横になって!」ポンポン

憂「…?う、うん…」ポフッ

唯「ぎゅーってします!」ギュッ

憂「ひゃわっ!お、お姉ちゃん!?」ドキッ

唯「これで安眠できるね!」テッテレー

憂(わ、私はドキドキして眠れないよぉ…///)ドキドキ

唯「一回三千円!」

憂「えっ」

律「買った!」

憂「えっ…えっ…?」オロオロ

澪「お、おい律…そんなのダメだって…お金で憂ちゃんをどうこうしようってのは…」

憂(澪さん…)ホッ

律「そんなこと言って澪だって抱き憂ちゃんしたいだろー?」

澪「えっ…それは…その…」チラッ

憂「!」ビクッ

紬「はいはーい、私も憂ちゃんぎゅーってしたい!」パァッ

憂「えっ」

澪「む、ムギ!だからそういうのは…」

梓「あ、私も予約するです」シレッ

憂「えっ」

律「ほらほら、あとは澪だけだぞー?まぁいいけど…あたし達だけで楽しむから」

澪「~~~っ!あっ…あの…実は…私も…」

憂「えっ…澪さん…」

唯「まいどっ!」

唯「はいはーい、順番だよっ!」

律「よしっ!まずあたしからだな!」

唯「で、ムギちゃん、あずにゃん、澪ちゃんの順ね!」

紬「はーい」ビシッ

梓「りょーかいです」

澪(私が最後か…うぅ…早く申し出れば良かった…)

梓「…」

梓「澪先輩先にどうぞ、先輩優先です」ニコッ

澪「えっ…い、いいのか!?」

梓「はいっ」

澪「そうか…うん…そうか…うんうん…」ニマニマ

律(澪のやつ、嬉しそうだな)

憂(よ、良くないよっ!)アセッ

唯「じゃあ順番決まったね!」

憂(こんなのおかしいよ…)

憂「お姉ちゃん…私…」

唯「そして最後は私だよ」ボソッ

憂「えっ」

唯「憂が頑張ってきたら、いっぱいぎゅーってしてあげるの」ボソボソ

憂「っ!」ウズ…


唯「だから頑張ってね、憂!」

憂「!」

憂(が、頑張らなきゃっ!)フンス



―――田井中家―――ピンポーン

憂「おじゃましまーす…」

ガチャ

律「憂ちゃん、待ってたよ!ほら、寄って寄って!」

憂「あ、はい…失礼します」

律「~♪」

憂「あの、よろしくお願いします!」

律「へ?」

憂「今日一日お世話になるので…あの、ケーキ焼いてきたのでどうぞ…お口に合うか分かりませんけど…」スッ

律(出来た妹!)

律「ん、あとで食べようなっ!」ニカッ

憂「は、はい!」

律「まぁそんなことより…あたしの部屋こっちだから早く早く!」

憂「あっ、はい」トテトテ

ガチャッ

律「ま、さっそく…どーぞ、ベッドの上に寝てください」

憂「えっ」

律「ん?お構い無くどーぞどーぞ」

憂「あ、あの…いきなり…ですか?」

律「…はぁ…あのさ、憂ちゃん…こっちはお金払ってるんだ…な?」

憂「うぅ…」

律「ほら、リラックスして…横になるだけだから…」

憂「あぅ…わかり…ました…」ポフッ

律(かわえぇ…)

律「ふーっ…じゃ、いくよ?憂ちゃん…」ギシッ

憂「…っ!」ビクッ

ガチャッ

律「!?」

聡「ねーちゃん、前貸したマンガ返…」

憂「…」

律「…」キッ

聡「…」

パタン

律「ちっ…はぁ…わるい、憂ちゃん…ちょっと気が散ったから後でな」

憂「は、はい…」

憂「…」ホッ


―――――――――

律「ごちそーさま!」

憂「お粗末様でした」カチャ

律「いやー、憂ちゃんやっぱ料理うめーな!」ニカッ

憂「い、いえ…そんなこと…」

聡「ホント、美味しかったです!姉のよりずっと!」

律「おいコラ」

律「いやまぁ、なんか悪いね…ご飯まで作ってもらってさ」

憂「大丈夫ですよ、慣れてますし」ニコッ

律「よし、憂ちゃん特製のケーキでも食うか!」

憂「あ、私切り分けますね」

律「…」ズイッ

憂「っ!?」ビクッ

律「お風呂入ったらあたしの部屋で待っててくれ…後で行くから」ボソッ

憂「っ!…は…はい…///」


―――――――――

憂「うぅ…緊張してきた…」ドキドキ

憂(ううん、これが…はじめてのお仕事だから頑張らなきゃ…!)

ガチャッ

律「ハロー」

憂「!」

律「んー、サッパリした!湯加減どうだった?」

憂「えと…丁度よかったです…」

律「そっかそっか、そら良かった」ニコニコ

憂「あ…」ドキッ

律「ん?」

憂「いえ…律さんが前髪下ろしてるの…珍しいな、と…」

律「あー…やっぱヘン?」

憂「そんなことないです!その…カッコいいです!」

律「へ?」

憂「あっ…いえ…ごめんなさい…///」カァッ

律「そっか…カッコいい…か…」ポリポリ

憂「…」

律「……」

憂「………」

律「…………」

憂「あぅ…」

律「はは、寝よっか」

憂「は…はい」コクン

律「じゃあ仕切り直しな…憂ちゃん、横になってくれ…」

憂「…はい」スッ

律「ふぅ…じゃ、失礼して…」ギュッ

憂「んっ…」ドキッ

律「あー…憂ちゃんあったけー…」ギューッ

憂「~~~っ///」

憂(律さんの顔っ…近っ…)ドキドキ

律「体…すっげぇ柔らかいし…」

憂「律…さ…」ドキドキ

律「なんか良い匂いする…」クンクン

憂「~~~っ!!」

憂「あ、あの…」

律「んー?」ギュッ

憂「あまり…変なこと…言わないで…ください…その…恥ずかしい…です…から…///」カァッ

律「だってホントのことじゃん…あー…やば…ほっぺ、すげぇスベスベする…」スリスリ

憂「ひぁっ…りつっ…さっ…」ピクン

律「いいわぁ…こりゃ…三千円じゃ安いわ…」ギューッ

憂「~~~っ!!」

律「…気持ちいいな…」ギュッ

憂「あぅ…うぅ…」ドキドキ

律「…」

憂「…」ドキドキ

律「…」

憂「…律…さん…?」

律「ん…」スゥ

憂(眠ってる…!)

律「…」スゥ

憂「…」ドキドキ

憂(うぅ…眠れないよぉ…)


―――――――――

憂「…ん…ふぁ…」

憂(私…いつの間にか眠ってたんだ…)パチ

憂「っ!!!」ガバッ

憂(りりり律さんの顔がっ!)ドクンドクン

憂(うぅ…寝起きにこれは…びっくり…しちゃうよぉ…)ドキドキ

憂(…律さん…やっぱりカッコいいなぁ…)ポーッ

律「んっ…ふぁ~…」ゴシゴシ

憂「!」

律「んぁ…あー…おはよ」

憂「お、おはようございます!」アタフタ

律「…なんかした?」

憂「いえ、なんでも!」

律「?」

律「ん~っ!」セノビッ

律「しっかし良く寝たなぁ…あたしの予定では早く起きて憂ちゃんの寝顔眺めてようかと思ったんだけどさ~」

憂「えっ…」

律「恐るべし安眠憂ちゃん…」

憂「…」

律「えいっ」ギュッ

憂「ひゃっ!?り、律さん!?」

律「へへっ、二度寝~」ギューッ

憂「だ、ダメですよぅ…///」カァッ


――――――――

2  ※ムギ編(未完)
最終更新:2011年06月11日 20:50