梓「はい・・・・・グシュ・・・『唯梓』は誰より仲良しだと思われたい・・・ううん、『唯梓』が一番仲良しだ!って・・・」

梓「・・・・・仲良しだって・・・・・・私自身が、グシュグスッ・・・・そう思ってるんです・・・・・」グスグス

唯「あずにゃん、私」

梓「グシュだけど・・・グスッ、エック・・・・・・唯先輩は・・・ヒッ・・・・・そうじゃなかったんですね・・・ヒック・・・・・ヒィン・・・・・・」ポロポロポロ・・・

唯「あずにゃん聞いて?そんなことないよ!」

梓「エック・・・・・グスッ、もう自分ひとりで浮かれてたのがバカみたいで・・・・・・」

唯「あずにゃん!違う!違うよ!?」

梓「・・・グシュ・・・私、恥ずかしくって・・・ヒック・・・・・ヒィン・・・・・悔しくって・・・・・・・・・」ボロボロボロボロ・・・・・

唯「そんなことない!あずにゃん!私は誰よりあずにゃんが大事!」

梓「・・・でも・・・・唯先輩・・・・・」グスグス

唯「部室に戻ろう?みんなあずにゃん待ってるよ」

梓「・・・・・・」

唯「もどろ?ね?あずにゃん」

梓「・・・・・・私もう、投票の続き聞きたくないです・・・」

唯「大丈夫だよあずにゃん!私、あずにゃんに続き聞いてほしいんだぁ!」

梓「グシュ・・・・・・わかりました・・・」カチャ

唯「・・・・・・」

梓「・・・・・・唯先輩?」グスッ

唯「・・・・・・あずにゃん、足届かない・・・」エヘヘ

梓「・・・クスッ、もう唯先輩は。そんなとこよじ登るからですよ!左足をここで右足はここです!」

唯「グエッ、足引っ張ったら壁がお腹に食い込んじゃうよ~」

梓「もう!知りません!」ニコ


ぶしつ!

ガチャ!

律「お、帰ってきた」

紬「お帰りなさい梓ちゃん」

澪「なかなか帰ってこないから心配してたんだ。もう大丈夫なのか?」

梓「すいません、遅くなりました。もう平気です」ガタッ

紬「はい梓ちゃん、紅茶入れ直したからね♪」コト

梓「ありがとうございます、ムギ先輩」

澪ヒソヒソ「梓、平気か?嫌なら無理しなくても・・・」ヒソヒソ

梓ヒソヒソ「・・・・・・平気です」ヒソヒソ

澪(うぅ・・・私が耐えられない・・・・・・律ぅ・・・・・・)

唯「それじゃどんどん続きいこうよ!!」

澪(くっ、こいつは・・・梓の気も知らずに・・・・・・)

律「そーだそーだ!次次ー!!」

澪(お前もだ!私の気を知れ!!)

さわ子「じゃあ3枚目、いくわよー」

がさがさ

紬「次は誰と誰かしら~楽しみ~!」

澪(今度こそ『律澪』!頼む頼む!!)

梓(・・・・・・・・・)

さわ子「・・・・・・・・・じゃん!『唯梓』!」

梓「えっ・・・・・・」

澪(くっ)

律「またかよー」

紬「また『唯梓』だなんて!2人ともすごいね!!」

梓「・・・・・・ありがとうございます・・・・・・えへ」

さわ子(あら?これ・・・)チラッ

律「どしたの?さわちゃん」

唯「・・・えへへ、多分これ私が書いたやつだよ!」

梓「え・・・・・・でも唯先輩」

さわ子「もう唯ちゃん、自分でばらしちゃだめよー」ピラッ

梓「ほんとだ・・・」

律「なんだ唯、あんなこと聞いたから、和か憂ちゃん書いたのかと思ったぞー」

唯「うん!みんな仲良しだよ!でもね・・・私はあずにゃんが一番仲良しだと思ってるよ!」

梓「・・・・唯先輩」

律「なーんか途中から愛の告白になってないかー?」

紬「素敵!素敵よ!唯ちゃん梓ちゃん!!」キラキラ

さわ子「ヒューヒュー!熱い熱い!!」

律「さわちゃん、それなんか古い・・・」

さわ子「えっ!?・・・なによ!古くて悪かったわねー!」

澪(また私たちじゃなかったけど・・・・・・)チラッ

梓(・・・・・・えへへ)ニコニコ

澪(・・・・・・ま、いっか)

澪ヒソヒソ「よかったな、梓」ヒソヒソ

梓ヒソヒソ「・・・はい!」ヒソヒソ

さわ子「さ、それじゃ次いくわよー」


さわ子「ちょっと遅くなっちゃったし、最後2枚まとめていくわね」

がさがさ

唯「本当、きれいな夕焼けだー」

梓「すいません、私のせいで・・・・・・」

紬「気にしないで梓ちゃん」

澪(後は、私と律が書いた『律澪』だろうけど、『唯梓』と2票ずつで引き分けか・・・)

澪(きっちり勝ちたかったけど・・・梓の嬉しそうな顔見てると・・・ふふふっ)

がさがさ

さわ子「まずは・・・・・・・・・じゃん!『律澪』!」

澪(よしっ)

さわ子「それと・・・・・・・・・じゃん!お、またまた『唯梓』!」

澪「」ガビーン!!


律「お、やったな澪ー、私たちだぞ!」

澪「り!・・・りつぅぅうぅぅうぅぅ!!?!?」ガタン!

律「うお!?なんだよいきなり?」

澪「なんだじゃないだろ!!なんだこれ!?」

律「いやいや、こっちがなんだそれ!?だわ」

澪「えーーーーーーー!!?ちょ!律お前!!なんて書いたんだ!!?」

律「それ言っちゃ箱に入れた意味がないだろーが・・・・・澪こそなんて書いたんだよー?」

澪「くっ・・・・言えるわけないだろ!!」ダンッ!!

律「意味わからんわ!」

澪「えーーーー!なんだこれ!?えっ?なに!?これ?わかんない!!あれ!?」

唯「やったね!あずにゃん!!一番だよ!!」ギュー!!

梓「はい!」

澪「・・・・?・・・・・・!!・・・・・!・・・?・・・!?」コンラン!

紬「すごいね!二人とも!『唯梓』3票だって!!」

唯「あれだよ!ハットリくん!?」

律「それをいうならハットトリックだろ!」

さわ子「それじゃもう『唯梓』についてはさんざん話したし、『律澪』についてなにかある?」

唯「うん!りっちゃんと澪ちゃんもとっても仲良しだよね!」

紬「そうよね~!幼なじみ、うらやましい~」

梓「あ・・・でも私さっき澪先輩に言われましたけど、澪先輩こそ律先輩に怒ってばっかりな気がするような・・・」

律「そのとおり!よくぞ気づいた梓ー!」

澪「そ!そんなことないだろ!」

律「ほらな」

澪「」


さわ子「梓ちゃんは唯ちゃんに怒っても結局許したり、抱きつかれてデレたりするけど・・・」

梓「デレたりしてないですー!」

さわ子「澪ちゃんはりっちゃんに対して怒りっぱっていうか・・・」

律「せんせー!秋山さんってー、すぐ私のこと殴るんでーす!!」

澪「それは律が殴られるようなことするから・・・」

律「しとらんわい!」

澪「してるだろ!!」

紬「殴っても嫌われないって確信できるほど、りっちゃんを信じてるのね~」

唯「ほほぅ?」

紬「前に私、りっちゃんに叩いてもらえた時、すこし痛かったけどとっても嬉しかったのよ」ニコニコ

紬「『あぁ、私もりっちゃんに好かれてるんだ!信用されてるんだ!』って!」

梓「あぁ、あの後うまく叩けたんでしたっけ」

唯「りっちゃんとムギちゃん、おでこにおそろのバンソーコーしてたよね!」

律「ムギがさー、恥ずかしいこと言うもんだからつい、な。軽くツッコミ入れたんだよ」

律「ツッコミでもなきゃ、澪みたいに殴ったりしないって。実際、澪を殴ったことないぞー」

唯ボソッ「・・・私は1年の初詣のとき、りっちゃんのマジゲンコくらったことあるけどね・・・・・・」ボソッ

梓「そうなんですか!?」

律「・・・・・・・・・」ピューピュピュー

唯「あーん、ムギちゃん!りっちゃんが口笛でごまかしたぁ!」

紬「うふふ♪」

さわ子「さ!これで終わり終わり!あなたたち、暗くなる前に帰るのよ」

律唯紬梓「はーい」
澪「・・・・・・」


結果
唯梓→3票
唯和→1票
律澪→1票


そして



かえりみち!

唯「じゃあねー!りっちゃん澪ちゃん!」

梓「おつかれさまです」

律「おー、気をつけてなー」

紬「りっちゃんたちもね、また明日~♪」

唯紬梓テクテク

紬「暗くなっちゃったね~」

梓「すいません、私のせいで・・・」シュン・・・

唯「いいんだよ、あずにゃ~ん」

紬「とっても面白かったね~。またやりた~い♪」

唯「・・・・・そういえばムギちゃん、自分の名前書かなかったんだよね?」オソルオソル

紬「え?・・・んん~」

唯「ひょっとして・・・・『唯梓』のあと1票ってムギちゃん?」

紬「・・・・・・うふふ♪」

梓「そうなんですか!?」

紬「せいか~い♪」

唯「てっきりムギちゃんは『律紬』って書くものだと思ってたんだけど」

梓「私もです。よかったんですか?ムギ先輩」

紬「私も初めは『律紬』って書こうと思ったんだけどね」

唯「だったらどうして?」

紬「実際ペン持つと、誰か一人を選べなくって・・・だってみんな仲良しだもの♪」

梓「なんだか胸が痛いです・・・・・・」ウゥッ・・・

唯「奇遇だねあずにゃん・・・私もだよ・・・・・・」ウゥッ・・・

紬「迷ってたところに梓ちゃんがあんなこと言って、唯ちゃんがしょんぼりしてたから~」

紬「よし!『唯梓』!ってね♪えい!って書いちゃった!!うふふ」

唯「私、そんなにしょんぼりしてた!?あずにゃんも気づいてた?」アワワ

梓「ごまかすのに精一杯で気づきませんでした・・・・・」カァァ・・・

紬「私が書いたあと、今度は唯ちゃんがあんなこと聞くから、梓ちゃんもパニック寸前だったのよ~」

唯「えー、気づかなかったよー」

梓「お恥ずかしい・・・・・・」

紬「気を回してみたけど、唯ちゃんも『唯梓』って書いててホッとしたわ~♪」ニコニコ

唯「ううん!気を使ってくれて、ムギちゃんありがと~!」

梓「ありがとうございますムギ先輩!」

紬「どういたしまして~♪」

梓「あれ?ってことは『唯和』は律先輩ですか?」

唯「なんでりっちゃんも『律澪』って書かなかったんだろうね?」

紬「ふふ・・・りっちゃん、ああ見えて照れ屋さんだからね」

梓「でも最初の流れなら『律唯』も『律紬』もあったし、唯先輩を書くなら『唯憂』もあったのに・・・」

唯「なんで『唯和』なんだろう?」

紬「・・・・・・うふふ♪」

唯「お?さてはムギちゃん気づいてますな?」

梓「教えてくださいよムギ先輩!」

紬「・・・・・・うふふ・・・それはね・・・・・・」



――――


澪トボトボ律テクテク

澪「・・・・・・」

律「・・・・・・なー、澪ー?」

澪「うるさい」

律「まだ何も言ってねーだろー」ハァ・・・

澪「・・・・・・ごめん、なに?」

律「いいかげんさー、機嫌治せってー」

澪「・・・・・・別に怒ってないし・・・」

律「うそつけ」

澪「・・・・・・」

律「さっきの投票で私がなんて書いたか気になってるんだろ?」

澪「・・・・・・なんて書いたんだ?」

律「『唯和』」

澪「・・・あぁ・・・そっちが律のだったか・・・」

律「澪はなんて書いたか・・・・・まぁ聞かなくてもわかるけどな。へへへ」

澪「・・・・・・確かに私は・・・『律澪』って書いたけど・・・・・・もういいよ・・・・・・」

律「なにがもういいんだよー?」

澪「・・・・・・律は私たちより、唯と和のほうが仲いいと思ってるんだろ・・・・・・」

律「べっつにー?そんなこと思ってないけど?」

澪「・・・・・・え?」

律「・・・・・・私たちより仲いい奴らなんていないだろ?」

澪「・・・・・・律・・・」

律「ん?あれー?いるのかー?」

澪「いない!」

律「だよなー」ニッ

澪「うん!うん!!・・・・・・けど、だったらなんで『律澪』って書かなかったんだよ!?」

澪「私だけ恥ずかしいじゃないか」

澪「だからって!」

律「澪がものすごい勢いで書くんだもん。恥ずかしくって私まで書けるわけないだろー!」

澪「・・・思い出しただけで恥ずかしい・・・」カァァ・・・

律「あの時ムギがこっちみてニヤニヤしやがってさー、あー!思い出したら顔から火が出るわ!」カァァ///


《澪、場景想像中》

澪カキカキカキカキ
紬『意中の人がいたのね~』ニヤニヤニヤニヤ
律(////)


澪「///あああぁっぁあぁあぁあぁあ!!!///」

律「やめろ!私まで余計に恥ずかしくなる!!」///

澪「・・・ふふ、律顔真っ赤」

律「うるへー!お前が言うな!」


澪「・・・でもなんで、『唯和』なんだ?『律紬』や『唯梓』もあったのに・・・」

律「そもそも自分は恥ずかしくって書けなかったしー、『唯梓』は悔しいしー」

澪「悔しいってなんで?」

律「さわちゃん言ってたろ?鉄板だって」

澪「・・・あ・・・」

律「唯と梓、私たちと唯と和、代理戦争だ!」

律「自分を書くのが恥ずかしかったから、私たちの関係を唯と和に託したんだ」

澪「・・・律ぅ・・・」

律「《幼なじみ》が《先輩後輩》に負けらんねぇっつーの!!」

律「ま、負けちゃったけどな、タハハ」

澪「・・・・・り、りぃつぅぅぅぅ!!」ギュゥゥゥ!!

律「おい離れろってー!歩きにくいだろー!!」




とりあえず終わりです。
支援保守してくれた人たちありがとうございます!



最終更新:2011年06月17日 22:29