『ギョオオオオー!!』
唯「飛び掛ってきたー!?」
紬「きゃああ!」
律「……死んだ」
梓「飛び掛り引っかき攻撃は攻撃力高いですからね」
梓「ちなみに今のはリッカーといいます。目が見えないので音を立てなければ襲ってきません」
紬「そうだったの!?」
梓「触れるぐらい近づくとさすがにばれてしまいますが」
律「ハンドガンだとあいつはきついよな。ショットガンがあれば楽だけどさ」
梓「ちなみにリッカーは右利き。ハンターは左利きなんですよ」
律「へぇ」
梓「すり抜ける際は利き手とは逆側を走りぬけるといいです」
梓「1とリメイク1はホラーしてるんですけどね。今のはただのアクションゲームです」
律「走りうちできればいいのに、いまだに止まらないと撃てないしなぁ」
梓「それはよく言われてますね。ただアクションゲームとしては面白いですよ」
律「たしかになー。5は協力プレイが熱いぜ」
梓「ネットを繋がなくても、画面分割で協力プレイができるのもいいですね」
律「ああ、あれは盛り上がるぜ!」
唯「ムギちゃんムギちゃん。話が全然分からないんだよ」
紬「私もさっぱり」
唯「ホラーゲームって深いんだね……」
紬「私もっとホラーゲームのことが知りたくなったわ!」
梓「次で最後ですね」
律「アラン・ウェイクだな。これ気になってたんだよ」
梓「主人公は作家でスランプのために湖と森林の囲まれた田舎町を訪れます」
梓「事件と怪異に巻き込まれながら何者かに誘拐された妻を救出するのが大まかなストーリーですね」
唯「最愛の人を救い出す!主人公かっこいーねー」
紬「素敵な旦那さんだわー♪」
梓「このゲームのコンセプトは光と闇になっています。敵も闇に支配された者たちなんですよ」
律「闇に支配されたって、どういうわけだよ?」
梓「ぐふふ、やれば分かるです」
唯「レッツプレイプレイ!」
唯「むむ?奥さんが湖で溺れちゃったから、助けに行ったら……」
紬「主人公が壊れた車の中で目覚めたわ。奥さんはどこに行っちゃったの?」
律「どういうことだ?」
梓「まぁまぁ。話を進めましょう」
唯「そうだね!」ピコピコ
紬「夜だから真っ暗ねー。懐中電灯の灯りだけが頼りだわ」
梓「その通りですね」
律「懐中電灯が物語りにかかわってくるのか?」
梓「ぐふふ。あとのお楽しみです」
梓「奥さんの安否を確認するためにさきほどの湖まで戻りましょうか」
唯「イエッサー!」
紬「この暗い山道を通るの?何か出てきそうで怖いわ」
律「木の陰からぐわーっとな」
唯「や、やめてよりっちゃーん!」
律「あはは」
唯「あれ?人がでてきたよー?」
紬「でも様子が変ね」
律「鎌持ってるじゃん!こいつら敵だろ!」
梓「その通りです」
唯「よーし!私のマグナムが火をふくぜー!」バンバン
紬「全然きいてないわ!」
律「無敵か!?」
梓「彼らは闇のシールドをまとっているのですよ」
紬「そういえばモヤモヤと黒いもので体が包まれているわ」
唯「どーすればいいの!?」
律「そうか!懐中電灯だ!」
梓「ビンゴです。懐中電灯を当て続ければ闇のシールドが剥がせます」
『ぐあっ!』
唯「はがれたー!」
律「これで攻撃がきくんじゃないか?」
唯「どっせー!」バンバン
『ぎゃああ!!』
紬「やっつけたわー♪」
唯「ふふ!ざっとこんなもんだよー」
梓「懐中電灯や発炎筒などの強い光を発するものが武器になるんですよ」
紬「なるほどー」
唯「あ!あそこに街灯があるよ」
梓「街灯の下は安全ポイントです。影に支配された者たちも中には入れません」
唯「ふぃー休憩休憩ー」
律「おい、街灯が……」
紬「き、消えちゃったわ!」
唯「ひぇー!影のお化けがきちゃうよ!」
梓「もうきてます」
唯「わわ!」
紬「落ち着いて懐中電灯を当てるのよ!」
唯「この!このー!」
律「よし、闇のシールドがはがれたぞ」
唯「こいつをくらいな!」バンバン
『ぎゃああ!』
唯「はぁ……はぁ……焦ったよ」
紬「急に消えちゃうんですものね。びっくりしたわ」
『ここまでのアランウェイク……』
唯「むぉ?」
紬「急にナレーションが入ったわ」
律「アメリカのドラマみたいだな」
梓「はいです。ドラマのような演出が入るのもこのゲームの特徴です」
唯「さっきテレビつけたら変な番組が見れたり、ラジオが聞けたりしたね」
紬「内容もしっかりしてて面白かったわ」
律「テレビでやってたのはナイトスプリングスだっけ?あのB級ホラーな感じがよかったな」
梓「私もナイトスプリングスは大好きです。ついつい見ちゃいます」
律「NHKであんな感じのアメリカのドラマやってたよな。名前忘れちまったけどさ」
梓「ありましたね。懐かしいです」
唯「あ!もうそろそろお夕飯の時間だよー」
紬「あらあら、もうそんな時間なのね」
律「案外面白かったな」
梓「楽しんでいただけたようでなによりです」
唯「うー、もっとやりかったな」
紬「また今度やりましょうね♪」
梓「はいです!一流のホラゲリストへの道はまだまだ遠いですよ」
唯「サーイエッサー!」
律「んじゃま、帰るか。そういや澪何処行ったんだ?」
梓「キッチンあたりで震えてるんじゃねーですか?」
律「仕方ないな……」
紬「どうしたの、唯ちゃん?」
唯「ねぇ、あずにゃん。このゲームはやらないの?」
梓「え?」
唯「これまだやってないよー」
梓「おかしいですね、ゲームは5本しか持ってきてないんですけど」
律「またまた。怖がらせようとしたってそうはいかないぜー」
梓「……」
律「じょ、冗談だよな?」
紬「やってみる?」
梓「ちょっと貸すです!」
律「梓が持ってきたゲームなんだろ?なぁ?」
梓「……四十八(仮)……聞いたこともないです」
梓「……」ゴソゴソ
律「お、おい。帰るんじゃないのかよ」
梓「私がやったことがないホラゲがあるなんてホラゲリストのプライドに関わるです!」
律「いーのかよ、唯?」
唯「ちょっとだけならいいよー。私もなんだか気になるし!」
紬「私もちょっとだけなら」
律「はぁ……仕方ないな……」
梓「セットOKです。スイッチを入れますよ」パチン
唯「ドギマギ」
紬「わくわく」
『……………………』
律「なんもうつらねーじゃん。バグか?」
梓「……くく」
律「?」
唯「あ、あはは……」
紬「うふふ!」
律「何がおかしいんだよ。何もうつってないだろ?」
梓「あはははははは!!」
唯「ひひひひひ!!」
律「なんで笑ってんだよ!」
紬「ふふふふ!」
律「お、おまえらには何が見えんだよおおおお!!」
………
……
…
澪「そ、そろそろ帰ろうよ。もうご飯の時間じゃないか」
澪「あれ?みんな何処行ったんだ?」
憂「ただいまー。今日ね、お姉ちゃんの好きなカニクリームコロッケが安かったんだよー」
澪「憂ちゃん。みんな何処に行ったか知らないか?」
憂「私は買い物に行ってたので。みなさん一緒だったんじゃないんですか?」
澪「わ、私はトイレに行ってたんだ。戻ってきたらいなくなってた」
憂「何処かに出かけたんでしょうか」
澪「分からない……」
憂「とにかく探しましょう」
澪「そうだね」
探し人
平成2×年の8月以降、行方が分からなくなりました
もし見かけた方がいましたらご一報下さるよう、よろしくお願いします
連絡先 ×××-×××-××××
おしまい
某スレと一緒なのはオマージュなんです。本当です
最終更新:2011年06月20日 22:35