1. 1です 2011/05/05(木) 23:43:04.50 ID:9FdiBuEy0
  
                



私は、誰と恋をする?



2. 1です 2011/05/05(木) 23:44:21.28 ID:9FdiBuEy0
――こんにちは
このSSは、平沢唯を主人公とした百合恋愛シミュレーションSSです
皆さんの選択(安価)によってストーリーが分岐し、様々なエンディングを迎えます



●取扱説明書●

・ストーリーを進めると、様々な選択肢が出現します
  安価によって選択することで、平沢唯の行動が決まります

・高校三年生の4月から始まり、翌年の3月(卒業式)でエンディングです
  それまでのストーリーの進め方・ステータスによってエンディングはそれぞれ違ってきます
  カップル誕生、駆け落ち、ハーレム、修羅場、誰とも恋に落ちない、など様々な結末があります
  お好みのエンディングを迎えられるようにがんばってください

・ステータスは、ストーリーやイベントによって増減します
  どのようなステータスがあるのか、それによってどのような効果が出るのか、などの詳しい説明は
  追々SSの中でしていきますのでご了承ください

・一日の終わりに、「明日に備えて寝る」、「日記に書いてから寝る」の選択肢が出されます
  例えば、4月の時点で「明日に備えて寝る」を選択すると、起きても4月のままです
  「日記に書いてから寝る」を選択すると、5月に移ります
  うまく利用して、様々にストーリーを進めてください
  ただし、「明日に備えて寝る」を選択できるのは、ひと月につき最大3回までです

・対象は軽音部メンバー、平沢憂、真鍋和、鈴木純、山中さわ子
  立花姫子や若王子いちごなどのモブの子たちは保留です
  皆さんの反応によって決めたいと思います


3. 1です 2011/05/05(木) 23:45:29.29 ID:9FdiBuEy0
*安価について*

・選択肢つきレス投下後30分以内のレスで、多かった選択肢を採用します
  同数票の場合は先着順です
  同一IDは一票として扱います
  30分以内にレスがなかった場合、その直後の安価を採用します

  ……よくよく考えれば、これは安価といってよいのだろうか

  なお、この安価ルールは変更される可能性があります
  あまり人がいないようであれば、多数決をせずに、選択肢つきレス投下直後の安価を採用することになるかも


それでは、以上のことを踏まえて、シミュレーションをスタートいたします





4. 1です 2011/05/05(木) 23:50:48.27 ID:9FdiBuEy0
私は平沢唯。花の女子高生だよ!

明日から三年生!  最上級生です。ふんすっ!

いっそう気を引き締めてがんばらないとね。

まあ、そんなこと私が言えたことじゃないけど……

ま、何はともあれ、今日は気合を入れて早く寝ちゃお寝ちゃお―!

うふふ、明日が楽しみだなー。

おやすみー。うふふ……。


―――――――――――――

―――――――――

――――

――……


唯は、ゆっくりと目を覚ました。
体中にまとわりつく眠気を振り切るようにして、ベッドから起き上がる。
寝ぼけ眼で辺りを見渡し……一言。


唯「ふえっ!?」



*選択肢*

A:「ふ、普段より一時間も早く起きちゃった!」
      早起きは三文の得。とっとと学校に向かう。

B:「なーんだ。いつもどおりの時間だね」
      のんびりと階段を下り、食卓へ。憂の朝ごはん、今日はなにかなあ?

C:「う、ちょっと急がないとやばいかも!?」
      素早く制服に着替える。でも、朝ごはんはちゃんと食べてから行くもんね。

D:「ち、遅刻遅刻〜〜!!」
      初日なのに!!  ジャムつきのパンを加えてダッシュ!!  



16. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/05/06(金) 00:04:51.49 ID:kywUA0tvo
Dにしようかな
18. 1です 2011/05/06(金) 00:14:17.41 ID:qfuDv+dd0
→D:「ち、遅刻遅刻〜〜!!」
      初日なのに!!  ジャムつきのパンを加えてダッシュ!!    


唯「ま、間に合わない?  でも行かなくちゃ!!」


唯は、自身が出せる最高速度で学校までの道を走りに走った。
口にくわえたパンがぷらぷらと揺れている。
イチゴジャムの味を堪能する暇もなく、唯はんぐんぐとパンを吸い込むようにして口に入れ、胃に収めていく。

校門までやってきた。
チャイムは……まだ鳴っていない!  よっしゃ!

唯は、いったん立ち止まり、呼吸を整え、また足を動かす。
なんとしても間に合わなくては。

三年生なのだから。ふんすっ。


*選択肢*

A:どーん!!!
    え?  猛スピードで下駄箱に突っ込んだら、誰かとぶつかっちゃった!?

B:ぐいっ。
    腕を引っ張られた!  つんのめったけど何とか体制を整える。そこにいたのは……
  


19. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) 2011/05/06(金) 00:17:02.46 ID:5UI4IxRA0
"1です"ってのも味があっていいけどね
B
23. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 00:37:20.57 ID:qfuDv+dd0
→B:ぐいっ。
    腕を引っ張られた!  つんのめったけど何とか体制を整える。そこにいたのは……



律「相変わらず遅刻か〜、  唯?」

我らが軽音部部長、田井中律がいた。
唯の腕をつかみ、半ばあきれた表情をしている。

唯「えへへ……早めに寝たんだけどねえ」

律「ったく……今からこれじゃこの先どうなるんだよ?」

唯「…………」

律「ん?  何だ?」

唯「り、りっちゃんが部長っぽい……!」

律「私は常に部長だっ!!」

ぽかり。軽く小突かれる。
唯はぶつぶつと文句を言いながらも笑いながら頭をさする。
それを見て、律も自然と笑顔になった。
が、すぐにそれが険しい表情に変わる。

律「ってことは、唯……」

唯「ん?」

律「お前、今日の朝練、さぼったな?」

唯「あ……あうあう」

律「おーい……さすがのりっちゃんもそれはなあ」

24. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 00:46:43.37 ID:qfuDv+dd0
唯「ん?  でも、あれ?」

律「何だよ?」

唯「りっちゃんもこの時間にここにいるってことは……りっちゃんも、朝練さぼったんじゃ?」

律「うっ!!  ば、ばれたか」

唯「ずるいよー、りっちゃん」

律「いや、だって、澪が先に行くから……」

唯「いいわけだー!」

律「いいわけもできないやつにいわれたかねえ!!  お前はどうせ単に寝坊しただけだろ!?」


むう、と唯は何かを言い返すべく、頭をフル回転させる。


*選択肢*
A:「そのとおりであります、りっちゃん隊員!  寝坊致しました!」
      いつものノリで敬礼!  りっちゃんならのってくれるはず。

B:「違うもん!  遅くまでギー太と練習していたんだもん!」
      本当は早く寝たんだけどね。ちょっぴり罪悪感。

C:「ごめんなさい……えっと、次からは気をつけるから」
      うう、私って本当にだめだなあ。ちゃんと謝る。

D:「りっちゃんとデートしたいなあって考えていたら、いつの間にか朝になっちゃって」
      りっちゃんと一緒なら、楽しそうだよね。とりあえず朝練の話は置いておく。


  
25. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/06(金) 00:49:28.11 ID:VXcqToJ9o

31. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 01:21:37.33 ID:qfuDv+dd0
→C:「ごめんなさい……えっと、次からは気をつけるから」
      うう、私って本当にだめだなあ。ちゃんと謝る。


唯は、なんだか自分が情けなくなって、思わず俯いた。
目元が、少し熱くなる。


律「んな……ゆ、ゆい!?」


律は、いつもとは違う唯の様子に面食らっていた。
軽い気持ちで言っただけなのに……。
唯の心を、深く傷つけてしまったのだろうか。


唯「うぅ……」

律「ど、どうしたんだよ、唯?  な、泣いてんのか?  ちょ、おいってば」


慌てて唯に近づき、背中を撫でて、なだめてやる。
すると、唯はゆっくりと俯いていた顔を上げた。


律「(うっ……ゆ、唯)」


唯の目が、潤んでいた。
唇を震わせながら、桜色の頬をして律を見つめる。


律「(う……唯の泣き顔ってあんまり見ないから、これは……)」


よく分からないけれども、普段見ない友人の表情になんとなくどぎまぎしてしまう。


律「(ちょっと、可愛い……?)」
32. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 01:32:31.50 ID:qfuDv+dd0
唯「うっ、ひぐ、うっ」

律「あっ、あーあ、ごめん、私も言い過ぎた、ごめん、悪かったから」

唯「ほんと……?  怒ってない?」

律「ああ。ていうか、私も遅刻したんだから、怒る権利なんて初めからないしな」

唯「……そういえば、そうだよね」


泣いたカラスが今笑った。
唯は、指で涙をぬぐい、嘘のようにあっけらかんと律に笑いかける。


唯「そうだよね!  りっちゃんもさぼったんだし!  りっちゃんも悪いよ!」

律「……な、なにをー!!」


しんみりとした空気が、一気ににぎやかになる。
唯とのいつものかけあいにほっとしながらも、律は、先ほどの泣き顔が頭から離れなかった。


律「(学園祭のとき以来かな、唯が泣いたのを見たの)」

律「(……そうだよな、唯っていっつもへらへらしているけど、何か心の中で思い悩んでいたり、傷つきやすいところがあるのかも)」

律「(ちょっと珍しいもの見たな……それも、私だけの前で)」

律「(……へへ)」



律の【気になる】ステータスが  0/3 →  1/3  にアップしました。


----【気になる】ステータスについて------

・対象の相手には、【唯が気になる】ステータスと【唯が好き】ステータスがあります。
・唯とのイベントによって、増減します。
・【気になる】ステータスが満タン(つまり3/3)になると、【好き】ステータスが一つアップします。
    そして、【気になる】ステータスは再度 0/3 からスタートします。
・【好き】ステータスの最大目盛りは5です。
・初期設定は、どの対象キャラも【気になる】:0/3、【好き】:0/5  です。
・他にも様々なステータスがありますが、この【気になる】と【好き】ステータスをいかに伸ばすかが今後の鍵となるでしょう。

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33. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 01:46:52.11 ID:qfuDv+dd0
律「よし、そろそろ教室に向かわないとな」

唯「あっ!  そうだね!  でも、私自分のクラスが分からないよ!」

律「安心しろ!  唯も私も澪もムギも和も同じクラスだったから!」

唯「ほんと?  うわあ嬉しい!!」

律「しかも担任はさわちゃん!」

唯「やっほー!!」

律「そうと決まれば……唯!  いっくぞー!」

唯「あっ、待ってよりっちゃーん!!」


唯と律は、連れだって教室へと向かった。
まださわ子は来ていないようだ。
見たことがある人もいれば、知らない人もいる。
がやがやという音を聞きながら、唯は一歩を踏みしめた。


*選択肢*

A:このままりっちゃんとお話していようかな。
    律の席に向かう。

B:朝練のこと、あやまらなくちゃ。
    おっ、ちょうど澪ちゃんとムギちゃんが二人でいる!
    澪の席へ。

C:早めに自分の席を確認しておこう。
    唯の席へ。

D:はっ!  2年生は元気かな!?
    急にあの三人に会いたくなった!  踵を返し、階段へ。



40. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) 2011/05/06(金) 03:03:42.10 ID:2NYQo+v+0
Bで  

これは支援
43. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 09:43:07.84 ID:UxALpyY70
→B:朝練のこと、あやまらなくちゃ。
    おっ、ちょうど澪ちゃんとムギちゃんが二人でいる!
    澪の席へ。


唯は、おそるおそる二人の元へ近づいた。
二人は、何やら楽しそうに話しあっている。
寂しがり屋の澪も、皆と同じクラスで安心しているのか、リラックスした表情だ。
唯はほっと安堵の息をつき、二人に話しかけようとした――。

すると、こちらの視線に気づいたらしい澪が振り向き、みるみるうちに顔に怒りが浮かんだ。


澪「唯!  ……遅い!  何してたんだ!」

紬「唯ちゃん、おはよう」


般若のような顔をしている澪とは対照的に、ムギはいつもとかわらず朗らかだった。
とはいえ、二人に迷惑をかけてしまったのだから、謝らねばなるまい。


唯「ごっ、ごめんなさーい!!」

澪「何をしてたんだよ……私とムギと梓と三人でずっと練習しながら待っていたのに」

紬「心配したわ、唯ちゃん」

唯「ご、ごめんね」

澪「まったく、どうせ寝坊だろ?」

紬「春眠暁を覚えずっていうものね」

澪「ムギっ!!」

唯「うう……すみません!」
44. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 09:51:06.95 ID:UxALpyY70
澪「唯、お前はいっつもそうじゃないか……今日から高校三年生なんだから、少しはしっかりしなくちゃだめだぞ」

紬「来年は、受験もあるものね」

澪「そうだ、大切な日にちゃんと起きられなかったらどうする!?」

唯「ご、ごめんなさいぃ……」

澪「もう、本当に反省しているのか?」


*選択肢*

A:「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい〜!!!」
      澪ちゃんとムギちゃんに涙ながらに抱きつく。  本当にごめんね!

B:「うう、はい、反省しました」
      そこまでいわなくたって……でも、私が悪いんだもんね。以後気をつけます。

C:「そういえば、りっちゃんもさぼっていたよ!」
      ごめんよりっちゃん!  私の盾になって!

D:「謝ってるよお、悪いって思ってるんだからもういいじゃん」
      お説教が長いよ、ぷんぷん。まさかの逆ギレ。      





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最終更新:2011年06月21日 04:00