- 77. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 13:40:48.19 ID:UxALpyY70
- →C:「あずにゃん探しに来たんだー、ごめんね」
ちょっと純ちゃんには悪いけどあずにゃんを呼んでもらおう。
純「……あ、そ、そうなんですか……ですよね、うん……よし、呼んできます」
唯「わ、悪いねえ……ちょっとあずにゃんに用があって」
純「気にしないでください。じゃ、すぐに行ってきます! あーずーさーっ!」
唯「あはは。元気だな〜」
梓「何、純? そんな大きい声で呼ばなくても……」
純「えーっと」
梓「?」
純「仲良しの唯先輩が呼んでるぞー! 梓と帰りたいみたい!」
梓「(朝のことかな?)まったく唯先輩は……っていうか、仲良しってなに!?」
純「あはは。事実じゃん! んじゃ今日は二人で帰りなよ!」
梓「わ、分かってるよ! 唯先輩! 行きますよ!」
梓が鞄を手に、唯の元まで走り寄ってきた。
唯は嬉しそうに抱きつこうとするが、ひらりとかわされる。
- 78. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 13:47:03.03 ID:UxALpyY70
- 唯「あ、あずにゃんのいけずー!」
梓「……その前に、私に言うべきことがあるんじゃありませんか?」
唯「え? えーっと……」
梓「……朝練」
唯「あ、ああーっ!! そうだった! ごめんあずにゃん!」
梓「ふん。知りません唯先輩なんて」
唯「ごめーんってば〜、待ってよぉ〜」
つんけんしながら早歩きで下駄箱に向かう梓を、慌てて追いかけていく唯。
その光景を見ながら、純は無意識にため息をついた。
純「(あれ? 何で今、ため息なんか……)」
純「(それにしても、唯先輩、やっぱり梓に会いに来たんだなあ)」
純「(分かってはいたけど……でも、私にも結構かまってくれたりするから、もしかしてって思って)」
純「(やっぱ、軽音部の結束の中には入れないなあ)」
純「(唯先輩、私といて楽しくなかったのかな? ……あーあ)」
純の【楽しい】ステータスが 2/5 → 1/5 にダウンしてしまいました。
- 79. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 14:07:35.26 ID:UxALpyY70
-
二人きりの帰り道。
学校を飛び出してから、梓は一度も唯の方を見ない。
唯は、何とか梓に追いつきながら、必死で謝罪の言葉を続けていた。
唯「はあっ、はっ、あ、あずにゃーん…ごめんってばあ……」
梓「ゆ、る、し、ま、せ、ん!」
唯「頼むから、こっちに顔を向けるくらいしてよお」
自分でもわかるほどに、情けない声が出てきた。
梓も少しは譲歩したのか、ちらりと後ろの唯に視線を向ける。
梓「……なんですか? 言うことがあるなら、言ってください」
視線は向けられたものの……梓の顔はいまだ厳しいままだった。
唯「(どうしよう……?)」
*選択肢*
A:「ごべんねえ、あずにゃーん!!!」
精一杯の謝罪の言葉をもって、秘儀・泣き落とし! 許してあずにゃん!
B:「ごめんね、軽音部の新入生勧誘のことも考えなきゃいけないのに……私って、だめだめな先輩だね……」
本当にごめんねあずにゃん。謝りつつ、新入生勧誘についてあずにゃんの意見を聞いてみる。
C:「たいやき一つおごるから……それで許して下さい!」
こうなったらたいやきさんに頼るしかないよ! 二人で屋台へ。
D:「……言うべきことなんて、ないよ……ごめんね、今日は一人で帰るね」
こんなにあずにゃんに拒絶されるなんて……。日を改めてまた謝るしかないね……。
- 80. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/06(金) 14:12:26.62 ID:ZngvV3CSO
- B一択
- 84. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 14:56:13.28 ID:UxALpyY70
- →B:「ごめんね、軽音部の新入生勧誘のことも考えなきゃいけないのに……私って、だめだめな先輩だね……」
本当にごめんねあずにゃん。謝りつつ、新入生勧誘についてあずにゃんの意見を聞いてみる。
梓「えっ? あっ……」
唯「ごめんね、ちゃんと軽音部に力入れなくちゃいけないのに」
唯のしおらしい態度に、梓は戸惑った。
同時に、目下の懸案事項にも思い当った。
梓「……いいですよ、許してあげます。新入生勧誘のためにも、力を合わせないといけませんし……」
そこまで言うと、急に梓は口をつぐんだ。
不思議に思った唯が、梓の顔を覗き込む。
唯「……どうしたの」
梓「……いえ、何も……」
唯「……新入生勧誘のこと? それで、何か悩んでいることでもあるの?」
梓「!!」
梓は、唯の鋭さに舌を巻いた。
まったく、この先輩は、変なときに人の気持ちを見抜くから困る。
梓「……唯先輩」
唯「うん?」
梓「あの、これ嫌だったら聞き流してくれてもいいですから」
唯「……うん、分かった。でも、あずにゃんの悩みならいくらでも受け止めるから、安心して話して?」
梓「……はい、ありがとうございます」
- 85. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 15:09:50.86 ID:UxALpyY70
- 梓は一つ深呼吸をし、それから話し出した。
唯も、神妙そうな顔つきでじっと聞いている。
梓「……先輩たちが、来年の軽音部のために、私のために、新入生を獲得しようと頑張ってくれているのは知っています」
唯「うん。……あずにゃんを、一人にしたくないからね」
梓「その気持ちはすっごく嬉しいです。それは、本当の気持ちです。私も、次期部長として、しっかりと軽音部を存続させていかなくてはいけない。それも、分かってるんです」
唯「うん」
梓「でも……でも、どこかで、このままでいい、この五人で、このままやっていきたいっていう気持ちがあるんです」
唯「……あずにゃん」
梓「……分かっていますよ、わがままだってことくらい。それに、五人でやるっていったって、後一年もすれば先輩たちは卒業して、私は一人になりますし。でも……」
梓が、真剣な目で、唯を見つめる。
梓「でも、私は、あの五人で、放課後ティータイムのメンバーで過ごす時間が、何より嬉しくて、楽しいんです!」
唯「……」
梓「だから、だから……それがなくなるかもしれないのが……こわいんです」
唯「……あずにゃん」
梓「すみませんでした、唯先輩。こんなことを言っても困らせるだけですよね……」
唯「いい子、いい子」
唯は、ゆっくりと梓の頭を撫でてあげた。
梓は、驚いたような顔で唯を見上げる。
- 86. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 15:33:08.17 ID:UxALpyY70
-
梓「わっ、わっ……きゅ、急に何ですか?」
唯「あずにゃんはいい子だねえ。でも、ちょっと忘れてるよー?」
梓「えっ……」
唯「あずにゃんだけが、五人でいる時間が楽しいって感じてるわけないでしょう?」
梓「え、えと」
唯「私も同じ。放課後ティータイムのメンバーといる時間が何よりの宝物だよ」
梓「唯先輩……」
唯「そんなに難しく考えることないんだよ、あずにゃん。新入生が入ってくれば、また違った楽しい時間が生まれるかもしれないし、軽音部の中の空気も、良くも悪くも変わるかもしれない」
梓「……」
唯「でもね、私達五人が過ごしてきた時間は消えることはないし、例え私達が卒業したとしても、あずにゃんは一人じゃない。永遠に、放課後ティータイムのメンバーだよ。五人、一緒なんだよ」
梓「せ、せんぱい……」
唯「だからね、そんなこと不安に思わなくてもいいのっ! 五人皆、心の中では、『軽音部』じゃなくて『軽音部で過ごした時間』を何より大切に思ってるんだから」
梓「……はい」
唯「新入生勧誘も大事だけどね。そんなに存続に縛られる必要もないと思うよ……って、卒業する私が言っても、説得力無いね」
梓「……本当ですね。一人残される後輩に対して、ひどい言い方ですよ。他の先輩たちにいいつけちゃいますよ?」
唯「えーっ! そんなぁ! お、お願いだからこのことはあずにゃんの胸の中にだけ……」
梓「ふふ、はい。先輩も、内緒にしておいてくださいよ?」
唯「えへへ、はーい!」
それから、二人は、軽い足取りでそれぞれの家へと向かった。
梓の気持ちは、嘘のように軽くなっていた。
梓「(唯先輩に元気づけられちゃった……)」
梓「(普段ふわふわしているのに、こういうときには……なんか、頼りになるんだよね)」
梓「(不思議な人だなあ、唯先輩)」
梓「(ちゃんと、このことは二人の秘密にしておこう。……ふふふっ)」
梓の【尊敬】ステータスが 2/5 → 3/5 にアップしました!
梓の【気になる】ステータスが 0/3 → 1/3 にアップしました!
- 87. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 16:02:45.90 ID:UxALpyY70
-
唯「う〜い〜っ、ただいま〜っ」
憂「! おねえちゃんっ、おかえりー!」
唯「ふう。今日は疲れたよー」
憂「? でも、今日部活とかなかったでしょ?」
唯「ううん。最上級生の一日は忙しくてたまらないよ……」
憂「うふふ。そっかあ」
唯「へへへっ、そうなんだよぉ」
憂「お姉ちゃん、着替えてきたら? 夕食までまだ少し時間あるから」
唯「そうするー。今日はどうしよっかなぁ」
*定期選択肢*
A:勉強する
B:運動する
C:ギターの練習
D:ショッピングしつつ、おしゃれの研究
E:家事スキルを磨く
F:ご飯を食べて、今日一日はおしまい!
---------定期選択肢について-----------
・これは、唯が帰宅時に毎回現れる選択肢です。
・Fを選ぶと、「明日に備えて寝る」、「日記に書いてから寝る」の選択肢に移ります。
・A〜Eの選択肢のうち、一日に一つだけ実行できます。
・実行することで、唯のステータスを伸ばせるイベントが発生します。
--------------------------------------
- 88. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 16:04:10.66 ID:UxALpyY70
- -------唯のステータス----------------
・唯には、全部で5つのステータスが存在します。(今後、増えることもあるかもしれません)
【勉強】:唯の頭の良さの度合。「勉強する」のコマンドを選び、イベントを経ることで、アップします。
【運動】:唯の運動神経の良さの度合。「運動する」のコマンドを選べば、アップのためのイベントが発生。
【ギター】:唯のギタースキルの度合。「ギターの練習」のコマンドにより、アップの可能性が。
部活の練習でもアップは図れます。
【おしゃれ】:唯のおしゃれ度。「おしゃれの研究」コマンドで、アップするかも。
【家事】:唯の家事スキルの度合。「家事スキルを磨く」コマンドで、イベントが発生し、伸ばせるかもしれません。
・これらのステータスは、ストーリー展開の上でも重要になってきます。
・例えば、【勉強】のステータスが高ければ、テストで低い点を取ることはないですし、人から尊敬されるかもしれません。
また、勉強ができる人とのコミュニケーションも円滑になるかもしれません。
・これらのステータスの最大目盛りは5です。
・初期設定では、どれも 0/5 となっています。
・せっかく伸ばしても、それからしばらく(二ヶ月間)手をつけていないと、ステータスは自然に一つずつ下がっていきますので、注意してください。
なので、伸ばしたいステータスがある場合、こまめにコマンドを実行することが大事ですね。
・うまく伸ばして、お好みの展開となるようがんばってください
・なお、これらのステータスを5まで極めると、そのステータスごとに、とてもいいことがあります。
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- 89. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 16:08:59.77 ID:UxALpyY70
- -------「寝る」について-----------
・疲れを取るために、寝ることも肝心です。
・A〜Eのコマンドを実行すれば、ステータスは伸ばせますが、同時に疲れもたまります。
・たいていは一晩寝ることでリフレッシュされますが、あまりに疲れている場合は、すべて回復されず、翌日まで持ち越します。
・そうなると、翌日寝坊する可能性が高くなります。
・これらの点にも注意して、定期選択肢を選んでみてください。
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- 90. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/06(金) 16:12:51.22 ID:cL8l1TOIo
- C
- 94. 1です ◆duJq3nZ.QQ 2011/05/06(金) 16:41:35.69 ID:UxALpyY70
- →C:ギターの練習
唯「よし! ギターの練習をしようっと!!」
愛しのギー太を手に、ふんすと張り切る唯。
唯「やっぱり、ギターはもっともっとうまくならなきゃね!」
唯「……どうやって練習しようかな?」
*定期選択肢*
A:「自力で頑張ろう! 皆をあっといわせちゃうぞ!」
テープを聞きながら、一生懸命独学で練習。
B:「うーん、ここはギタリストの先輩、あずにゃんと練習する?」
あずにゃんに電話! もしもし?
C:「後輩に頼るのも……そうだ! 困ったときの澪ちゃん!」
澪ちゃんに電話するよ! もしもし?
D:「憂〜、ここちょっと弾いてみて〜?」
憂にちょこっとだけ教えてもらおう。
E:「さわちゃんに特訓してもらおう! ふんすっ!」
さわちゃんに電話をしてみる。
- 98. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/05/06(金) 16:56:47.76 ID:0z4XqiRBo
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最終更新:2011年06月21日 04:27