梓「いきなりなにいってんの」

純「ていうかエッチしてんの」

憂「てへへ」

純「うわぁ」

梓「人のことガチだガチだって言っておいて……」

純「まぁ、それ言われるのはしょうがないでしょ」

梓「そりゃそうなんだけどさ」

純「で、なに? 唯先輩エッチ下手なの?」

梓「無視かよ」

憂「下手なんじゃないよ」

憂「ただ、いかにも童貞くさいんだ」

梓「よくわかんないんだけど、具体的にどういうことなの?」

純「うん、童貞くさいって言われてもピンとこない」

憂「うーん、なんていうかね」

憂「まずこう、体のどこでも舐める感じね」

純「うん、うん……?」

梓「なにそれ」

憂「だからね、お姉ちゃんに押し倒されてベッドに入るじゃん」

憂「で、キス……あ、キスもあれなんだよ、すごい必死なの」

純「し、舌とか使うの?」

憂「うん、ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ音させて、鼻息も荒くて」

憂「でそうやってキスすると、まずお姉ちゃんは耳を舐めにかかるの」

梓「耳……か」

純「いや、まあいいんじゃない?」

憂「うん、百歩譲って耳舐めは許すよ」

憂「耳の中に舌突っ込んでぐぽぐぽって鳴らすのはやめてほしいけどさ」

梓「うわ何それゾクゾクする」

憂「やってあげようか?」

梓「女の子なら誰でもいいって訳じゃないもん」

憂「まあ私もやりたくないけど」

憂「でね」

純「梓……元気出して」

梓「ぐすっ……」

憂「……でね、続けていい?」

梓「うん、いいよ……」

憂「両耳を舐められた後、お姉ちゃんは私の手をとるの」

憂「それで今度は、指しゃぶり」

純「え、それダメなの?」

憂「指の間の水かきまで丁寧に、だよ?」

梓「私は別に嫌じゃないと思うけど……」

純「むしろ丁寧にやってくれるならって感じはする」

憂「はぁ……実際に毎晩やられたらわかるよ」

純「あ、今ちょっとイラッとしました」

憂「でも純ちゃんだって、足の指も同じようにされたらどう思う?」

純「どうって……私は、好きな人だったら別に……」

憂「純粋なんだね……純ちゃんだけに」

梓「まぁ純も童貞だから」

純「……なんなのこの仕打ち。さっき慰めてあげたのに」

梓「泣くな、純」

憂「そうだよ、お姉ちゃんの話きいて勉強しよ?」

純「……っくう」

梓「それで憂、唯先輩は……」

憂「ん。足舐めるってところまで言ったよね」

純「うん……」

憂「それから胸とかおへそとかもすごい……10分くらいしゃぶられるんだけど」

憂「そこは丁寧だってことで許そうかな」

梓「さっきからすごい上目線だよね」

憂「だって先にエッチしたいって言ったのお姉ちゃんだし」

純「……そういうもんなの?」

梓「いや、憂はちょっと、あれかなぁ……」

憂「えっ」

梓「そのうち唯先輩に捨てられるかもね」

憂「……いや、そんなこと有り得ないよ。お姉ちゃんはあれだけ私に夢中なんだもん」

梓「まぁ、わかんないけどさ」

純「梓、あんたまさか……」

梓「ち、違うってば! 確かに思わせぶりに言ったけど!」

憂「うん、お姉ちゃんも梓ちゃんとはしないと思う」

純「えっ、何で言いきれるの?」

憂「お姉ちゃんって、大きいおっぱい大好きだから」

純「あ、それはなんか童貞っぽい」

憂「ん。まぁとにかく、話を戻すね」

梓「ほっ……」

憂「おっぱい吸われたりおへそほじられたり10分くらいしてると、」

憂「私もけっこう盛り上がってきて、お姉ちゃんもそれは分かるみたいで」

純「うんうん」

憂「そうなってきたら、お姉ちゃんは私のアソコ……あ、おまんこを舐めようとするんだ」

純「きた、クンニ!」

憂「……」

純「……ごほん」

憂「さて……」

憂「そこまではいいんだ。ちょっと激しいけど、気持ちいいし」

梓「いいなぁ、私されたことない」

憂「でも指の方がいいよ」

梓「……ほら、精神的なアレ」

純「そうそう、男だって気持ちよくもないのにパイズリさせるじゃん」

梓「それは知らないけど、理屈は分かるかな」

梓「ほんとの気持ちよさより、見た目がそういうのを増長させるってやつ」

憂「私はそういうの、もうわかんないや」

純「んー、でも」

憂「?」

純「たとえば憂だって、梓にされるより唯先輩にされるほうが良いんじゃない?」

憂「……」

純「憂?」

梓「今のは……純のくせに生意気だったね」

純「ちょっ、何!?」

憂「うん、まぁ……そういうのは忘れちゃだめだね」

純「っていうか忘れかけてたのかよ」

梓「さすがにそれは憂……」

憂「いやいや、そんなことはないよ。ないけど……」

憂「お姉ちゃんなら誰でもいいぐらいにはなってたかも」

純「ちょっと意味分かんない……」

憂「純ちゃんにも大事な人ができたら分かるよ」

純「そうやってまたいちいちバカにする……」

憂「でも、けど、それはそれとしてさ」

憂「お姉ちゃんのエッチの仕方はほんとに直してほしい……」

梓「まだそれ話すんだ」

憂「だって! ここからが大事なんだよ!」

純「わかったから、話してみんしゃい」

憂「ん、あのね。お姉ちゃん、最初はふつうに舐めてるんだけど」

憂「途中からだんだん、舌が後ろの方に……」

梓「え、お尻?」

憂「……うん」

憂「それも、指とか耳とかと変わらないくらいに激しく」

梓「……それはちょっとキツい」

憂「しかもね」

憂「私が『そんなところ汚いよ』って言っても」

憂「『憂のなら汚くないよ』ってドヤ顔でもっと……」

梓「そこでわざわざ『汚いよぉ』って言ってあげる憂も憂だけどね」

純「でもさぁ……」

憂「なあに?」

純「唯先輩だって、憂の事が好きでそういうことするんでしょ?」

純「だったら私は嬉しいと思うけどなぁ」

憂「フッ……」

純「む、なーにさー」

憂「……青いよ、純ちゃん」

純「むぐー」

梓「なんなら純、お尻を舐められる苦を味わってみる?」

純「え、それは……違うでしょ」

憂「好きな子じゃないといやなんだよねー?」

純「なんかバカにしてる……」

純「でも、そういうことだよ。それに……」

梓「それに?」

純「憂だってそれが嫌なんだったら唯先輩に文句言えばいいのに、言わないじゃん」

純「ほんとは好きなんでしょ? ……アナル責め」

憂「ひっ!」

憂「わ、私は……」

梓「まー、そうだよね」

憂「え、えっ、梓ちゃん?」

梓「いきなり愚痴ばかり言ってさ、なのに唯先輩にはデレデレで」

梓「だったら自分で唯先輩にエッチを教え込めばいいのに」

憂「っ!!」

憂「そ、そんなの無理っ!」

純「んー? なんでよ」

憂「だ、だって、わたし……」

憂「お、お姉ちゃんとしかエッチしたことないんだもん!」

梓「まあそりゃそうだろうけど」

憂「何で!?」

純「だって憂、こんだけ自慢したがりなんだから」

純「誰かとエッチしたら絶対すぐ私たちに自慢するだろうし」

梓「でも私たちそんな話聞いてないもんね?」

憂「っ……」

憂「……そうだよ。どうせ私、童貞くさいエッチしかできないよ。悪い!?」

純「誰もそんなこと言ってないじゃん!」

梓「……」

純「いい、憂?」

憂「純ちゃん……」

純「別に、お互いに初めてみたいだっていいじゃん」

純「どんなエッチをしてたって、それは憂と唯先輩だけのエッチなんだから」

純「誰にもバカにできないし、バカにさせちゃいけないんだよ」

憂「私たちだけの……」

梓「そうだよ、憂」

憂「梓ちゃん……」

梓「憂は恥ずかしがることなんてないよ。むしろ羨ましい」

梓「大好きな人と、そんなに愛し合ってエッチできてるんだから」

憂「あ……あずさちゃんっ!」

梓「わっ、急に抱きつかないでよ……」

憂「ごめんねあずさちゃん……」

梓「……いいよ。いい子いい子」

純「……」

純「あっ。梓にいいトコ取りされた……」


 圧倒的おしまい



最終更新:2011年06月21日 21:59