1.田井中律  5.中野梓

2.秋山澪    6.鈴木純

3.琴吹紬    7.真鍋和

4.平沢憂    8.山中さわ子

※8


律「さわちゃんが犯人?」

紬「教員で鍵も自由に持ち出せるし、警察にもお友達がいる…」

憂「たしかに一番可能性が高いです」

さわ子「私がなんだって?」

唯「さ、さわちゃん!?」

律「おどかすなよー!」

さわ子「なによ、ちゃんとノックしたじゃない」

紬「さわ子先生に質問があるんですけど…」

さわ子「なにかしら?」

紬「生徒会長さんが誘拐された日った放課後、なにしてましたか?」

さわ子「…っ!?」

澪「ど、どうしたんですか?」

さわ子「……」

律「なんで答えてくれないんだよ、さわちゃん…」

憂「まさか…」

さわ子「ええ…そうよ…」

澪「そ、そんな!」

紬「……」

さわ子「行ってたわよ!友人の結婚式に!」

唯「……え?」

さわ子「そりゃ長年来の友達だし?嬉しいけど…ショックよね…」

澪「……あの」

さわ子「なによ!?」

澪「ひぃ!ごめんなさいー!」

律「えっと、つまりその日は学校にいなかったってこと?」

さわ子「そうだけど、それがどうかしたの?」

唯「(さわちゃんじゃなかった…?)」

さわ子「あら!クッキーがあるじゃない。私もいただこうかしら」

紬「は、はい。今紅茶を淹れますね」

さわ子「ありがとー」

さわ子「言い忘れてたけど、部活動は禁止なんだからもうちょっとしたら帰るのよ?」

>真相は分からないまま部室を後にした…


──数ヵ月後

唯「……ほんとに引っ越しちゃうの?」

澪「…ごめん」

律「どうにもなんないのかよ」

澪「わ、私だってほんとは嫌だ。でも霧は晴れないし、この町は物騒だってお父さんとお母さんが」

>霧が出てからというもの犯罪発生率、交通事故発生率が異常に高くなっていった
 これも霧の影響なのだろうか…

紬「…この町は終わりなのかもしれない」

紬「私もね、海外に引っ越すことが決まったの」

唯「ムギちゃんも?」

律「二人とも本気かよ?あれから殺人事件は起こってないけど、犯人は捕まってないし…」

律「梓だって…見つかってないんだぞ?」

>梓はあの日部室の前で会って以来、行方が分からなくなっている…

律「…唯んとこも引っ越しの話出てるのか?」

唯「……っ」

律「あー!もーいーよ。何処へでも行っちまえ。…私は一人になっても探すぞ」

唯「りっちゃん……」

>仲間との絆はたしかなものだったはずだ
  どうしてこんなことになってしまったのだろう…

>町の霧はいまだに晴れない……













おしまい



9
最終更新:2011年06月27日 00:56