#Aの可能性
純「もしも梓のツインテールがびよーんって自由自在に伸びたらどうなるんだろう」
純『梓、消しゴム落ちたから拾って』
梓『しょうがないなぁ』ビヨーン
純『さんきゅー』
憂『梓ちゃん、高枝バサミ壊れちゃったから代わりに木を切って』
梓『しょうがないなぁ』スパスパ
ザアアア
純『わっ!? 急に雨が降ってきた!!』
梓『しょうがないなぁ』ビュババババ
純『すごい! 梓の髪が高速に回転して水をはじいてる!!』
唯『うわーん、助けてぇー!!』
憂『大変! お姉ちゃんがビルの火災に巻き込まれてる!!』
唯『火がもうそこまで来てるよー! 助けてー!!』
純『あんな高い所にいたら救助できないよ!』
梓『しょうがないなぁ』シュルシュル
唯『あずにゃん!』
梓『私の髪につかまって下さい、唯先輩』
純『すごい! 梓の髪が唯先輩を助けた!』
唯『あーん! あずにゃんありがとー!!』ギュッ
憂『すごいよ梓ちゃん!』
純『ブラボー梓!!』
梓『えっへん』
純「――なぁんちゃって。そんなのあるわけないか」
憂「梓ちゃん、消しゴム落ちたから拾ってほしいな」
梓「いいよ」ビヨーン
憧れのB
今日はなんとあの澪先輩と一緒に練習をすることになりました。
純「よ、よろしくお願いします澪先輩」
澪「こちらこそ、よろしくな」
純(うぅ…澪先輩と一緒に練習だなんて頭がフットーしそうだよおっっ)
澪(そういえば後輩を指導するのって初めてかも……なんか緊張してきちゃった…)
澪(いけない…こういう時こそちゃんとした先輩の姿を見せないと!)
澪「そこはリズムを少し抑えたほうがいいかな」
純「は、はい!」
純(うわーミスったー! 澪先輩の前でミスっちゃったぁー!!)
澪(あれ? よく考えてみたらさっきのリズムでよかったかも…)
澪(いやしかし、今さら引き返せないし……でも間違ったことは教えられないし…)
澪(うわぁーどうしよー!!)
純「み、澪先輩大丈夫ですか?」
澪「あ…うん、ごめん。大丈夫」
澪(こんな時はどうすれば……はっ、そうだ!)
澪「純ちゃん、お茶にしよう!」
純「お茶!?」
澪「あぁ、お茶だ。お茶を飲めばなんとかなる!」
純「は、はい! 澪先輩となら喜んで!!」
純(なんでお茶?)
梓「もう、澪先輩ったら完全に軽音部に染まってますね。ちょっとがっかりです」モグモグ
律「なに食べてんだよ」
梓「ムギ先輩からもらった王室チョコレートです」モグモグ
おわり
#Cの思い出
憂「え? 中学の頃ですか?」
紬「えぇ、二人はどんなお友達だったの?」
純「どんなって言われても…別に普通でしたよ。ね?」
憂「うん」
純「他にも友達がいて、普通に遊んだりして…」
憂「ふふ、そういえば純ちゃんって高校に入学してから大人っぽくなったよね」
純「えぇ? そんなことないよー。憂の方が成長したんじゃない?(主に胸が)」
憂「えー、そうかなぁ?」
純「そうだって。梓も羨ましがってたよ」
憂「えへへ…なんか照れちゃう」
紬「うふふ」
純「あれ? そういえば紬先輩はどうしてこんなこと私たちに聞くんですか?」
-‐…‐-
,. ´ ` 、
/ ` \
/ / l ヽ ヽ
/ /' | ’
. ′ ′, ri | ! ',
| | | /ハ ヽ. |! | i
| | |. l {<彡ヽ ト、. !ミ、 | }
. | | 从xぅォ \{ ヽ} ヽ ハ!
} ! 八 〃んハ ィ笊ミ }. //
八 :| .:ヽ{ 弋;:ソ ら::;ソ从/イ/
/ .: :| ,. '冫)、::.::.:. , `¨ {: : ′
. / イ . : : Y / / ,ノ, 、 .::.:. ハ ,′「趣味です」
/〃} . : : : :{ '' ′レ ′ ` ´ ノ: ;:l
. / .x -─‐≦t 〈': 、 . :<」:: { |
〃 /:::::‐-ミ::::::: ヽ ∨ ` チ }:::: 、:|:: ト..、
{{ {:::::::::::::::::ヽ::::rx} } /⌒ 、|::::::::}|.: |:::::: }
. lしヘ::::::::::::::::::::::::|:::::`::=-..ミ、.八 ヽ:::::八 |:::'::::|
ル }、:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::: 〉|! ) )::\:ト |/ :: |
/ | │:ヽ::::::::::::::::j:::::::::0:::::::::/} !彡:::::: /:; |:::::: ′
! l::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::/::}ハ:::::::/:: | |:::::::{、
おわり
#お嬢様のD
_
´ ` ヽ
ヾ ;,
ハ ハ , ,:
. /彡 、 ..|ミ、 i
/ vへ | ヽィ ノ
' == ミ i ノ 私、新作サロペットを着て来日外タレとデュエットするのが夢だったの~
ヽ:::::: :::::: { j
" ワ ノ \
" ー― ":: ミ ハ
、 i rへ 「⌒Y / 丿
ハ j i j 〉¨¨´i /
|/ /¨¨' i l |"
_
´ ` ヽ
ヾ ;,
ハ ハ , ,:
. /彡 、 ..|ミ、 i
/ vへ | ヽィ ノ
' == ミ i ノ 私、話題のドーナツを一口ずつ食べてコンプリートするのが夢だったの~
ヽ:::::: :::::: { j
" ワ ノ \
" ー― ":: ミ ハ
、 i rへ 「⌒Y / 丿
ハ j i j 〉¨¨´i /
|/ /¨¨' i l |"
_
´ ` ヽ
ヾ ;,
ハ ハ , ,:
. /彡 、 ..|ミ、 i
/ vへ | ヽィ ノ
' == ミ i ノ 夢を見るのは乙女の大事な仕事でしょ?
ヽ:::::: :::::: { j
" ワ ノ \
" ー― ":: ミ ハ
、 i rへ 「⌒Y / 丿
ハ j i j 〉¨¨´i /
|/ /¨¨' i l |"
_
´ ` ヽ
ヾ ;,
ハ ハ , ,:
. /彡 、 ..|ミ、 i
/ vへ | ヽィ ノ
' == ミ i ノ 止まらないのは情熱的な牡羊座のせいだわ~
ヽ:::::: :::::: { j
" ワ ノ \
" ー― ":: ミ ハ
、 i rへ 「⌒Y / 丿
ハ j i j 〉¨¨´i /
|/ /¨¨' i l |"
_
´ ` ヽ
ヾ ;,
ハ ハ , ,:
. /彡 、 ..|ミ、 i
/ vへ | ヽィ ノ
' == ミ i ノ 以上、純ちゃんのキャラソン宣伝でした。
ヽ:::::: :::::: { j
" ワ ノ \
" ー― ":: ミ ハ
、 i rへ 「⌒Y / 丿
ハ j i j 〉¨¨´i /
|/ /¨¨' i l |"
#お嬢様のD
おわり
#恒例のE
純「そういえばうちの学校って文化祭はあるけどさ」
梓「うん」
純「体育祭はないの?」
律「そこに気づくとは、さすが佐々木さんだ」
梓「あっ、律先輩。私服はパンツルック派の律先輩こんにちは」
律「ところで体育祭の件だけど…」
純「おかしいですよね、普通の学校なら毎年の恒例行事なのに! 何でなんですか律先輩」
律「佐々木さんはそんなに体育祭をやりたいのか?」
純「鈴木です。〝木〟しかあってませんよ」
律「私も体育祭やりたーい!!」
梓「私はやりたくないです」
律「ノリが悪いぞ中野ー!!」
純「ところでなんでうちの学校は……」
律「マラソンなんてクソ食らえ!! マラソンやるなら体育祭やれー!!」
梓「それは同感です」
純「あの、だからなんでうちの学校は体育祭をやらないんですか」
律「それは知りません」
純「あ、そうですか」
おわり
#Fの侵食
純「な、何このポスター!?」
後輩b「澪先輩のファンクラブ入会特典として等身大ポスターをもらってきました」
後輩a「なので部室に張っておきました」
純「最高! って、そうじゃないでしょ……流石にこれはまずいって」
先輩C「何だこのポスターは!? はがせ!! ジャズ研の風紀が乱れる!!」
先輩A「それくらいいいじゃないのミオ」
先輩C「ミ、ミオ? 何だその語尾…」
先輩B「お前も澪ちゃんファンクラブに入るミオ」
純「セ、センパイたちがファンクラブに洗脳されてるミオ!?」
先輩C「お前も洗脳されてるぞ!?」
先輩A「さぁ、入るミオ」
先輩B「お前もこっちにくるミオ」
先輩C「や、やめろ…私はそんな趣味は……いやぁぁあああああ!!」
:
:
:
先輩C「という夢を見たのでジャズ研ではあのファンクラブに入ることを禁止する」
後輩b「そんなー!!」
純「ファンクラブぐらい入らせてあげればいいじゃないですか」
先輩C「ダメだ! どうしても入りたいなら私のファンクラブでも作ってそこに入れ!!」
純「無理です」
おわり
#Gで遊ぼう
純「部長ってゲームするんですか?」
先輩B「するよ~、DS大好き」
先輩C「私もWiiを買った」
純「センパイもゲームやるんですか? なんか以外…」
先輩C「妹が欲しいって言うから…ほら、今日はそのwiiを持ってきたぞ」ゴトッ
先輩B「……」
純「……なんですかそれ」
先輩C「なにって、wiiだろ?」
先輩B「それはwiiじゃなくてエキサイトピンポン」
先輩C「wiiじゃないのか!?」
先輩B「あはは~馬鹿だね~、間違えてエキサイトピンポンなんて買ってるよ~」
純「あはは……(エキサイトピンポンってなに……)」
先輩C「いいや、これはwiiだ! 私がwiiって言えばwiiなんだ!!」
先輩B「そんな無茶苦茶な……」
先輩C「いいからWiiで遊ぶぞ、Wiiで」
数十分後
純(なにこれ楽しい…)
先輩B(意外と面白い…)
先輩C(さすがWii…)
先輩B(だからエキサイトピンポンだって)
先輩C(いや、もうWiiでいいだろうこれ)
純(そうですね、Wiiでいいですよもう)
先輩B(そっかじゃあこれWiiでいいや)
おわり
#HERO
律「澪、部室にタイガーマスクのマスクがあったんだけど着けてみない?」
澪「なんでそんなものが部室に……」
律「いーじゃんいーじゃん、着けてみなよん!」ガバッ
澪「うわっ!?」
律「おー、似合う似合う」
タイガーマスク(澪)「何するんだよ律~……あれ?」
律「どったの?」
タイガーマスク「これ……外れないんだけど……」
紬「実はそのマスクは呪われていて、何か良い行いをしないと外せないの!」
タイガーマスク「えぇっ!? なんだその設定!! 」
律「澪も災難だなー」
タイガーマスク「お前のせいだろ!!」
律「ごめんしゃい」
紬「とにかく善行をしましょう澪ちゃん」
タイガーマスク「そ、そうだな…仕方ないか。といっても何を」
律「銀行強盗や立て篭もり犯を捕まえるってのは?」
タイガーマスク「そんなことできるわけないだろ!!」
律「心配するな澪! 今のお前は虎……虎なんだ!!」
タイガーマスク「と、トラ…?」
律「そうだ、タイガーマスクになった今のを前なら何だってできるさ。だってタイガーマスクはヒーローなんだからな!!」
タイガーマスク「タイガーマスクは……ヒーロー…」
・・・・・
唯「困ったなぁ……」
タイガーマスク「お困りのようだな!!」
唯「えっ」
タイガーマスク「困っていることがあれば私が解決してあげよう! さぁ、何を困ってるんだい! さぁ!!」
唯「澪…ちゃん?」
タイガーマスク「澪ちゃんじゃない、タイガーマスクだ!」
唯「でも……」
タイガーマスク「タイガーマスク!!」
唯「た、タイガーマスク…?」
タイガーマスク「そうだ、私はタイガーマスクだ!」
律(澪のやつ、すっかりタイガーマスクになりきってるな)
紬(タイガーマスクの魂が憑依したのかしら)
タイガーマスク「それで、どうして困ってるんだい?」
唯「かばんの上に毛虫が乗ってるの。追い払ってタイガーマスク」
タイガーマスク「それはムリ」
律(中身はやっぱり澪だったか)
#HERO
おわり
#Iのため
先輩B「情けは人のためならずって諺あるじゃん?」
先輩B「あれって人に情けをかけることはその人のためにならないって意味じゃないって知ってた?」
純「へー、本当はどういう意味なんですか」
先輩B「そうだねぇ~、例えば……」
先輩A「あっ、お財布忘れちゃった……」
先輩B「なら私がお金を貸してあげよう」
先輩A「ありがとう、これでパンが買えるわ」
先輩C「はぁ…お腹すいた」
先輩A「じゃあこのパン半分食べる?」
先輩C「助かった。これで元気が出たぞ、少し身体を動かすか!」
先輩C「というわけだ純、一緒に町内を一周するぞ」
純「何でですか!?」
先輩C「お前は最近たるんでる、だから鍛える必要があるんだ!」
純「そんな~!!」
・・・・・
先輩C「ランニングをしてたらキーホルダーを拾った。これお前が失くしたとか言ってたやつじゃないか?」
先輩B「見つけてくれたの? さんきゅ~! これずっと探してたんだよね~」
純「ぜぇー…ぜぇー……」
先輩B「つまり情けは人のためならずって諺の意味は、人への親切はいつか自分のためになるってこと」
純「私が走る意味あったんですか……」
#Iのため おわり
#Jの世界
紬「琴吹グループで次元転送装置を作ったの。ちょっと試験運転を手伝ってくれないかしら」
菫「かしこまりました、紬お嬢様」
紬「ではスイッチを…ぽちっとな」
ギュィィイイイイインッ!!
菫「きゃあああああああ!!」
シュンッ――――
菫「…――う、う~ん」
菫「ここは……あれ? 桜ヶ丘高校?」
菫(なんでこんな所に……)
純「大丈夫?」
菫「え!? あ、はい!!」
菫(あれ…この人……)
純「よかった、廊下で倒れてたからビックリしちゃったよ」
同級生「純、早くしないとジャズ研の練習始まっちゃうよー!」
菫(ジャズ……けん?)
純「今行くって。じゃあね」
菫(おかしい…軽音部じゃなくてジャズ研って……)
菫「はっ、そっか! ここは別次元の世界……だから先輩は軽音部じゃなくてジャズ研に入っているんだ」
菫「やりましたよ紬お嬢様! 実験は大成功です!!」
菫「……」
菫(でもどうやったら元の世界に戻れるんだろう)
#Jの世界
おわり
最終更新:2011年07月12日 01:15