『発音!』

唯「違うよぉ! そこはもっとベロを歯の内側につけるような感じで歌うんだよぉ!」

唯「ハイ! もう一回いってみよう!」

梓「えっと、ふわふわたぁーいーむー! ふわふわたぁーいーむー!」

唯「うーん、やっぱりちょっと違うなぁ……」

唯「発音ってどうやったら伝えられるのかなぁ……難しいよぉ」

紬「スポーツみたいに、実際に手取り足取り教えられればいいのにね」

唯「そ、それだよぉ!」

唯「発音は言葉で言ってもわかんないよね!」

唯「歯取り舌取り教えるのが一番だよね! よぉし!」

梓「えっ、ちょっ、唯せんぱっ、あっ、んっ」

唯「はぁ、んんっ、こうやって、んぅっ、発音、するんだよぉ、んっ、あっ」

梓「ん、ぷはっ、はいっ、あぁんっ、んはぁっ、わかりまし、たぁっ、んあっ」

ちゅぱっれろっぴちゃっちゅるっぴちゃ……

紬「ふふっ、平和ね~」




唯「ふぅ! 大体100個くらいかな!」

梓「ひーふーみー……うん、そうですね」

唯「ああー、疲れたよぉ~」

紬「唯ちゃん、おつかれさま♪」

梓「普段の練習より頑張ってましたねー」

唯「何かごほうび欲しいよぉー!」

梓「もー、しょうがないですねー」

紬「……」ニヤリ

梓「どうです? 私の肩叩き上手いでしょ?」トントン

唯「うふふ、くすぐったいよぉ!」モミモミ

唯梓「アハハウフフ!」

紬「……」

紬「あ、あれ??」





『間接キス』

唯「あ~、喉渇いたよぉ」

梓「もう!さっきみたいに一気に飲んじゃうからですよ!」

唯「だってぇ、すごい喉渇いてたから……」しゅん

梓「まったく!」


梓「な、なんですかっ!?」びくっ

唯「………あずにゃんのペットボトル、まだ半分残ってるね?」

梓「……」

唯「一口ちょう―――」

梓「駄目です!」きっぱり

唯「えぇえ~!いいじゃ~ん!」

梓「駄目です!どうせ一口じゃ終わらないでしょ!?」

唯「お願いぃ、ほんと一口だけぇ、ねぇあずにゃあん」ゆさゆさ

梓「……駄目です」

唯「あずにゃーん!ねぇ、あずにゃーん!」ゆさゆさ

梓「……」ぷちっ

梓「駄目ったら、駄目ですー!!」がー

梓「ふんっ!」きゅぽっ

唯「あっ」

梓「んぐっ、んぐっ、んぐっ!ふー!んぐっ、んぐっ、んぐっ!」ごくごくごくごく

唯「あっ、ああぁ」

梓「ぷはぁっ!ふいー……残念でしたね唯先輩、全部飲んじゃいました!」ふきふき

唯「あ、あ、ああぁ」がくっ

梓「ふんだ!」

唯「………」しょぼーん

梓(………やり過ぎっちゃったかな)あせっ

唯「…………ょ」ぼそ

梓「え?」

唯「まだ残ってるよ!!!」がばっ

梓「えっ?なにを、ってちょっ、ゆいせん、んっ」

唯「まだ、んっ、ちゅ、ちゅ、あずにゃ、ん、口の、中に、ちゅる!」

梓「んっ、あっ、だ、だめっ、ちゅ、あん、せんぱぁい」


紬「………飲み物渡さなくて良かった」ポタポタ




最終更新:2011年07月17日 21:06