高校!

純「へ?梓が風邪?」

さわ子「そう。今朝連絡があってね」

憂「梓ちゃん、大丈夫かな・・・」

純「・・・昨日珍しくがんばったからその反動?」

憂「そ、そんなんじゃないよっ」アセアセ

さわ子「そんなにひどくないみたいだから大丈夫でしょう」

憂「そうですよね。紬先輩もいますし」

純「看病してくれる人がいるなんて、羨ましい・・・」

憂「学校終わったらお見舞いに行こうよ」

純「うーん・・・」

純「私はパス。始めて行くんだし、梓が元気な時に行きたいかな」

純「それに私達が行っても迷惑だよ。ムギ先輩も梓のことで頭がいっぱいだろうし」

憂「そっか・・・」

純「だからメール入れよう!早く元気になれよーって」

憂「うん!」


大学!

唯「あずにゃんが風邪!?」

紬「うん・・・」

律「熱はどれくらいあった?」

紬「今朝はそんなに高くなかったけど・・・」

澪「そうか・・・、心配だな」

紬「・・・うん」

唯「風邪かぁ・・・、辛いよねぇ」

律「だなぁ」

紬「なにかあったら連絡って言ってあるけど、・・・心配で」

紬「それに看病ってどうやればいいのかな?」

唯「んー、おでこのタオル変えたり」

律「お粥作ってあげたり?」

澪「・・・」

澪「寝てると汗かくからな。タオルで拭いてあげるといいぞ」

紬「そうなんだ。帰ったらやってみるね」

唯「早く元気になるといいね・・・」

律「午後一のコマ空いてるし、一度戻ってみたら?」

紬「うん。そのつもり」


お昼!

紬「ごめんね。ちょっと行ってくる」

律「おう」

唯「私達もお見舞いに行く?」

澪「ここは2人にさせておこう。唯はまた風邪もらってきそうだし」

唯「・・・ですよねぇ」

律「励ましのメール入れておくか」

紬「えっと、冷えピタとゼリー買ったし。これで大丈夫かな?」

紬「ただいまぁ」カチャ

紬「そーっと」

梓「・・・ムギちゃん?」ボーッ

紬「ごめんね。起しちゃった?」

梓「いえ・・・」

紬「・・・熱、まだ下がってないみたいね」ピトッ

梓「ケホッ、みたいです・・・」

紬「お腹空いてない?なにか作ろうか?」

梓「あまり空いてないです・・・」

紬「じゃあ、ゼリー。なにか食べてお薬飲まないと」

梓「どうもです・・・」

紬「食べててね。タオル変えてくるから」

梓「・・・」モソモソ

梓「(ムギちゃん・・・。まだ大学の途中なのに・・・)」

梓「(早く治さないと・・・)」

紬「そうだ、汗かいて気持ち悪くない?身体拭いてあげるね」

梓「あー。確かにベタベタします・・・」

紬「ちょっと待ってて。準備してくるから」

紬「こんなものかな?」ギュッ

紬「じゃあパジャマ脱ごうねー」ヌギヌギ

梓「自分で、できますよ・・・」

紬「いいからいいからぁ」

梓「」///

紬「熱かったら言ってね」フキフキ

梓「あっ・・・。気持ちいい、です・・・」ボーッ

紬「よかった。次腕ね」

梓「はい・・・」

紬「(あずにゃんの肌、火照っててなんかエッチ・・・)」

梓「・・・ムギちゃん?」

紬「へっ?・・・あっ、ごめんね。次足ねっ」アセアセ

梓「はい・・・」

紬「(こんな大変な時に、私のバカ)」

・・・

紬「替えの服。着せてあげるからね」

梓「ありがとうございます・・・」

紬「(・・・ふぅ。看病って結構疲れるのね)」

梓「」ウトウト

紬「眠い?たくさん寝て、早く元気になってね」

梓「すみません・・・、なんか全部やってもらって・・・」

紬「そんなの気にしないの。はい、冷えピタ」ピトッ

梓「ひゃっ」

紬「お腹空いたら冷蔵庫にゼリーあるからね」

梓「はい・・・」

紬「授業終わったらすぐに帰ってくるからね」

梓「うん・・・」

紬「・・・じゃあね」

梓「いってらしゃい・・・」


再び大学!

律「そっか、ちゃんと寝てたか」

紬「うん。お薬も飲んだし、よくなってるといいんだけど・・・」

唯「大丈夫だよ。すぐによくなるよ」

澪「そうだな。あと、ムギもうつらないように気を付けろよ」

紬「・・・うん」シュン

律「そうだなー。2人してダウンじゃ大変だな・・・」

唯「その時は私が看病に行くからね!」

律「お前はまたもらってきそうだから却下」

唯「えぇー・・・」

澪「看病はともかく、一緒に寝るのは避けた方がいいな」

紬「そんなっ!」ガタン

律「ムギ、とりあえず落ち着きなさい」

紬「・・・うん」

澪「気持ちはわかるけど、本当に2人で風邪引いたら困るだろ?」

紬「・・・そうね」

唯「でもあずにゃんが寝付くまでそばにいてあげてね」

紬「そうする・・・」

律「・・・」

律「よし!梓の風邪が治ったらみんなで遊びに行こうぜ!」

紬「!」

律「だからムギも風邪ひくなよ!」

紬「・・・うん!」

唯「みんなでおでかけかぁ。どこがいいかなー」

澪「そこは梓に決めてもらわなきゃな」

紬「ありがとう。りっちゃん」

律「はて、なんのことだか」

紬「ふふっ」

澪「そういえばもうすぐGWだもんな」

律「そうだぜー。そんな時期に風邪ひいてちゃ損だもん」

唯「そっかー。もう5月になるんだねぇ」

紬「うん。またお泊りとかしたいね」

律「だから、早く帰って看病してやれよ」

紬「うん!」

唯「りっちゃんかっくいー」

律「はっはっはっ。もっと褒めよー」

・・・

唯「んあーっ、やっと終わったー」ノビーッ

紬「じゃあごめんね。先に帰るから・・・」

律「おう。梓に早く治せって言っておいてくれ」

澪「お大事にな」

紬「うん!」

唯「またねー」

タッタッタッ

紬「待っててね、あずにゃん!」

ガチャ

紬「はぁはぁ・・・、ただいまぁ」コソッ

梓「」スゥスゥ

紬「よかった。ちゃんと寝てた」ホッ

紬「熱は、まだちょっとあるかぁ・・・」

紬「明日もお休みかな・・・」

紬「いっぱい寝て早く治してね」ナデナデ

紬「もう少ししたらお粥作らなきゃ」

紬「じゃあ、、またあとでね」

紬「そうだ、スーパー行かなきゃいけないんだった」

紬「しっかり寝てたし・・・。ちょっと行ってきます」

・・・

紬「今朝はたまご粥だったし、夜は梅にしようかな」

紬「あずにゃん梅好きだし」

紬「あとは飲み物とゼリー・・・」キョロキョロ

紬「これで大丈夫かな?早く帰らなきゃ」

タッタッタッ

紬「またただいまぁ」コソッ

梓「あっ、ムギちゃん・・・」

紬「もう立っても平気なの?」

梓「はい、だいぶ楽になりました。ムギちゃんのおかげです・・・」

紬「ならよかった。でも何してたの?」

梓「ちょっとおトイレに行ってました。これからベットに戻るところです・・・」

紬「そう。お腹すいたでしょ、すぐに作ってあげるからね」

梓「ありがとうございます。・・・あっ」フラッ

紬「!」

紬「危ない!」ガシッ

梓「あっ、すみません・・・」

紬「・・・ふぅ、間に合ってよかった。このまま運んじゃうわね」ヒョイ

梓「わっ」

紬「ふふっ、お姫様だっこー」

梓「恥ずかしいですよ・・・」カアァ

紬「顔真っ赤でかわいい」

梓「か、風邪のせいです!」

紬「そうしておくわね」

紬「よいしょ」ストッ

梓「・・・どうもです」

紬「もうちょっとだけ起きててね。梅粥作るから」

梓「またお粥・・・」

紬「治るまでの辛抱よ。治ったらどこかおいしいお店に行こっか」

梓「・・・ムギちゃんの料理の方がいいです」

紬「・・・ふふっ、ありがと」ナデナデ

梓「ん・・・」

紬「じゃあちょっとだけ待っててね」パタン

・・・

紬「はい、あーん」スッ

梓「んっ」パクッ

紬「熱くない?」

梓「大丈夫です。おいしいですよ」

紬「いっぱい食べてね」

梓「もう一人で食べれますよ。ムギちゃんも自分のご飯食べてきたらどうですか?」

紬「でも・・・」

梓「今朝よりはよくなってるんですから。ねっ」

紬「・・・うん」

紬「すぐに食べて戻るからね!」

梓「ゆっくりよく噛んで食べてください」

梓「・・・ふぅ、明日は学校行けるかな?」モグモグ

梓「腕が重い・・・」

梓「やっぱり食べさせてもらった方がよかったかな・・・」

梓「でもムギちゃんも休憩しないと倒れちゃうよ・・・」

梓「ずっと私に付きっきりだったし」

梓「早く治さなきゃ」モグモグ

紬「お待たせ!」パタン

梓「・・・早いですよ」


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最終更新:2011年07月24日 00:55